【いし~いた】
・意志薄弱(いしはくじゃく) 意志の力が弱く、我慢強さに欠ける人。また、他からの煽(おだ)てに乗り易く、自分独自の決断を下せない人。例:「意志薄弱なので煙草がやめられない」。類:●優柔不断。反:●意志強固。
・石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる) 堅固な石橋を叩いて、堅固さを確かめてから渡る。用心の上にも用心するたとえ。
・石部金吉(いしべきんきち) 石と金という二つの堅いものを並べた擬人名。道徳的に堅固で、金銭や女色に心を迷わされない人。また、生真面目過ぎて、融通の利かない人。
・石部金吉金兜(いしべきんきちかなかぶと) 石部金吉に金(かね)の兜を被せたような人のことで、極端な堅物(かたぶつ)のこと。
・いじましい 1.けちくさい。せせこましい。意地汚い。 2.じれったい。歯痒い。
・医者智者福者(いしゃちしゃふくしゃ) 1.友達として有益な人。2.この世で尊重すべき人。
・医者の玄関構え(いしゃのげんかんがまえ) 医者は玄関を立派に構え、履き物を並べて、いかにも繁昌しているように見せるというところから、外観ばかりを飾り立てること。
・医者の只今(いしゃのただいま) 医者は往診の時、すぐ行くと言っても、なかなか来ないところから、あてにならないことのたとえ。類:●蕎麦屋の出前。
・医者の不養生(いしゃのふようどう) ひとには養生をすすめる医者も、自分は案外いい加減なことをしていること。また、理屈のよくわかっている立場の人が、自分では実行をしないことのたとえ。儒者の不身持。坊主の不信心。
・意趣返し(いしゅがえし) 恨みを返すこと。類:●意趣晴らし。●仕返し。
・意匠を凝らす(いしょうをこらす) 絵画、詩文、デザインなどで面白い工夫や考案を巡らす。類:●考案を巡らす。
・衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)[=栄辱(えいじょく)] 生活に事欠かなくなって初めて、人は礼儀に心を向ける余裕ができるものだということ。
・いじらしい 自分より若い者や能力が劣っている者などに対して抱く感情で、心や様子、行動などが痛々しく同情される様子であるということ。健気(けなげ)で、労(いたわ)しい。
・意地を張る 自分の考えを飽くまでも押し通そうとする。類:●強情を張る。
・以心伝心(いしんでんしん) 1.仏教用語。言語では言い表わせない悟りや真理を、心から心へと伝えること。主として禅家で用いる。2. 無言のうちに心が互いに通じ合うこと。類:●言わず語らず。
・異心を挟む(いしんをはさむ・さしはさむ) 裏切りの気持ちが生じる。謀反(むほん)を企(たくら)む。類:●二心(ふたごころ)を抱く。
・射竦める(いすくめる) 1.矢を盛んに射て敵を恐れ縮み上がらせる。 2.じっと見据えて、威圧的な態度で恐れさせる。
・安んぞ知らん(いずくんぞしらん) どうしてその事を知っているだろうか、いや知らない筈だということ。また、転じて、ところが、何ということだろう。
・居住まいを正す(いずまいをただす)[=直す] きちんとした姿勢に座り直す。類:●威儀を正す。
・泉の下 冥土(めいど)。黄泉の国。
・出雲の神(いずものかみ) 1.出雲大社の祭神。大国主命(おおくにぬしのみこと)。2.男女間の縁結びの神。3.転じて、仲人(なこうど)。
・出ずる息の入るを待つべからず(いずるいきのいるをまつべからず) 一呼吸する極めて短い時間の間にも、人の命はどうなるか分からないものだということ。人生の儚さを喩えて言う。
・出ずる日蕾む花(いずるひつぼむはな) 朝日は益々高く上ろうとし、蕾(つぼ)む花はこれから花開こうとするという意味から、前途が明るく、勢いが益々盛んになるものの喩え。
・何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた) 「あやめ」も「かきつばた」も同科の花で区別しにくいところから、どれも優れていて選択に迷うこと。類:●何れ菖蒲。
・居座り強盗(いすわりごうとう) 物売りなどに見せ掛けて家に入り、座り込んで金品を強迫する強盗。
・伊勢の浜荻浪花の蘆(いせのはまおぎなにわのあし) 同じ物でも場所によってその呼び名が変わるという事の喩え。
・伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は新城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしんしろでもつ)[=城で持つ] 伊勢は津の港があるためにたくさんの参拝客が来、津の港は伊勢への参拝客の利用で賑わっている。尾張の名古屋は新しい城ができたために栄えるだろうということ。
・伊勢へ七度熊野へ三度(いせへななたびくまのへさんど) 信心はいくら深くしてもし過ぎではない。また、信心を熱心にすることを指して言う。
・伊勢屋(いせや) 1.伊勢出身の商人が付けた自分の店の屋号。また、その商人。2.近世、伊勢出身の商人は極めて倹約家が多かったところから、けちな人間を指して言う。
・伊勢や日向の物語(いせやひゅうがのものがたり) 話が前後辻褄が合わないこと。また、物事の秩序、序列が良く分からないことを指しても言う。
・いそいそ 1.心が進み、勇んでいる様子。 2.嬉しさに心を弾ませて物を行なう様子。
・居候(いそうろう) 1.近世の公文書で、同居人であることを示す肩書。 2.他人の家に身を寄せ、養って貰っていること。また、その人。類:●食客。●冷や飯食い。例:「叔父の家に居候する」
・急がば回れ(いそがばまわれ) 危険な近道よりも、安全な本道をまわった方が結局早く目的地につく意。成果を急ぐなら、一見迂遠でも着実な方法をとった方がよい。
・磯へも沖へも着かず(いそへもおきへもつかず)[=にも寄らず浪にも着かず] どっちつかずである。中途半端である。
・痛い上の針(いたいうえのはり)[=針立(はりたて)] 痛い所に更に針を刺すという意味で、災難の上に災難が重なること。類:●泣き面(つら)に蜂。
・幼い気(いたいけ) 1.幼くて可愛らしい。幼児などが、弱々しくていじらしい。 2.素直で素朴な様子。3.小さくて愛すべき。 4.言動に思い遣りがあり、優しい様子。★(「痛き気」の変化で、心が痛むくらいかわいいの意)
・異体同心(いたいどうしん) 体は別々だけれど、心は一つであるということ。類:●一心同体。●身も心も一つ。
・痛いところ 弱点。欠点。例:「痛いところを衝(つ)かれる」
・痛い目に遭う(いたいめにあう)[=を見る] 酷(ひど)い目に遭う。
・衣帯を正しくす(いたいをただしくす) 身なりをきちんとして、威儀を正しくすること。
・居高振り(いたかぶり) 自分だけで好い気になっている様子。自惚(うぬぼ)れた態度。
・痛くない腹を探られる(いたくないはらをさぐられる) 悪いことも疾しいこともしていないのに他人から疑いを掛けられる。
・痛くも痒くもな(いたくもかゆくもない) なんの影響も受けず、まったく平気である。類:●痛痒(つうよう)を感じない。
・居丈高(いたけだか) 座ったまま、身をぐっと反らせる姿勢のことで、人を威圧するような態度、怒りを含んでいきり立つ様子を指して言う。類:●居(い)高ぶる。
・板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく) 舟の床板の下は、地獄のような深い海である。舟乗り稼業の危険なことを喩えた言葉。
・痛し痒し(いたしかゆし・かいし) 掻けば痛く掻かなければ痒いという意味から、二つのことが互いに差し障りがあって、一方のことをすると他方に支障が生じるという状態を指す。どちらとも決められない場合に使う。類:●河豚(ふぐ)は食いたし命は惜しし。
・悪戯になる(いたずらになる) 1.期待した結果にならないままに終わる。役に立たなくなる。無駄になる。2.死ぬ。また、生きていても仕方がないような状態になる。類:●台なしになる。●棒に振る。
・戴く物は夏もお小袖(いただくものはなつもおこそで) 貰える物なら、夏に不用な絹の綿入れでも喜んで貰うという意味で、欲の深いことを指して言う。
・居た堪れない(いたたまれない) 「居た堪らない」の変化。その場にこれ以上留まって居られない。これ以上我慢できない。
・鼬ごっこ(いたちごっこ) 両者が同じようなことをしあって埒(らち)が開かないこと。愚かしいこと繰り返しをすること。
・鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ) 鼬が追い詰められた時、悪臭を放つこと。転じて、せっぱ詰って最後に非常手段に訴えること。
・鼬の道切り(いたちのみちきり) 鼬が前を横切ると、交わりが絶えたり音信が絶えたりするといって忌む俗信。また、鼬は同じ道を2度通らないという俗信から、往来/交際の絶えること。「鼬の道」とも。
・韋駄天走り(いだてんばしり) 韋駄天のように非常に速く走ること。仏教用語。南方の増長天に属する八将軍の一人。四天王の八将軍を合わせた32将軍全体の長。元バラモン教の神で、シバ神またはアグニ神の子という。仏教に取り入れられ、僧あるいは寺院の守護神となった。形像は、身に甲冑(かっちゅう)を着け、合掌した両腕に宝剣を持つ。釈迦が涅槃(ねはん)の後、捷疾鬼(しょうしつき)が仏舎利から歯を盗み去ったとき、この神が追いかけて取り戻したという俗説がある。非常な速さで駆け、魔鬼を排除するとされるところから、足の速いことや人をもいう。
・板に付く(いたにつく) 1.役者が経験を積んで、芸が舞台にしっくりと調和する。2.一般にその仕事に物慣れている様子を言う。また、服装・態度などがその職業によく似合う様子などにもいう。類:●それらしくなる。例:「板に付いた司会ぶり」「和服姿が板に付いている」
・板の間稼ぎ(いたのまかせぎ) 風呂屋の脱衣場で、他人の衣服や金品を盗み取ること。また、その盗人。類:●板場かせぎ。●板場を踏む。
・板ばさみ 対立する、あるいは、両立しない二つの選択肢の間に挟まって自分の態度を決め兼ね、迷い悩むこと。例:「恋と出世の板挾み」
・痛み入る(いたみいる) 1.相手からの親切や好意を、自分にはもったいないこととして心に深くすまないと思う。 ★現代では、挨拶に用いることが多い。類:●恐縮する。●恐れ入る。 2.意表を突かれて、やられたと感じる。また、相手の厚かましい態度に呆れる。類:●恐れ入る。
・痛み分け(いたみわけ) 相撲で取り組み中、一方が負傷したために引き分けになること。喧嘩や他の勝負事で決着が付かないようなときに用いることもある。
・至らない 1.~するには及ばない。~するほどではない。例:「小火程度で大事には至らなかった」 2.思慮が不十分で、物事に気が付かない。未熟で欠点が多い。類:●修行が足りない。
・至り賢し(いたりかしこし) 考え深く、才知が優れていること。
・至り深し 1.思慮深く手抜かりがないこと。 2.学問などに深く通じている。また風景などに奥深さが感じられて、趣が深い。
・至る所 1.行く先々、どこも。2.何処(どこ)も彼処(かしこ)も。例:「町中至る所に吸殻が落ちている」
・至れり尽くせり(いたれりつくせり) 何もかも非常に良く行き届いている。類:●痒いところに手が届く。
・意志薄弱(いしはくじゃく) 意志の力が弱く、我慢強さに欠ける人。また、他からの煽(おだ)てに乗り易く、自分独自の決断を下せない人。例:「意志薄弱なので煙草がやめられない」。類:●優柔不断。反:●意志強固。
・石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる) 堅固な石橋を叩いて、堅固さを確かめてから渡る。用心の上にも用心するたとえ。
・石部金吉(いしべきんきち) 石と金という二つの堅いものを並べた擬人名。道徳的に堅固で、金銭や女色に心を迷わされない人。また、生真面目過ぎて、融通の利かない人。
・石部金吉金兜(いしべきんきちかなかぶと) 石部金吉に金(かね)の兜を被せたような人のことで、極端な堅物(かたぶつ)のこと。
・いじましい 1.けちくさい。せせこましい。意地汚い。 2.じれったい。歯痒い。
・医者智者福者(いしゃちしゃふくしゃ) 1.友達として有益な人。2.この世で尊重すべき人。
・医者の玄関構え(いしゃのげんかんがまえ) 医者は玄関を立派に構え、履き物を並べて、いかにも繁昌しているように見せるというところから、外観ばかりを飾り立てること。
・医者の只今(いしゃのただいま) 医者は往診の時、すぐ行くと言っても、なかなか来ないところから、あてにならないことのたとえ。類:●蕎麦屋の出前。
・医者の不養生(いしゃのふようどう) ひとには養生をすすめる医者も、自分は案外いい加減なことをしていること。また、理屈のよくわかっている立場の人が、自分では実行をしないことのたとえ。儒者の不身持。坊主の不信心。
・意趣返し(いしゅがえし) 恨みを返すこと。類:●意趣晴らし。●仕返し。
・意匠を凝らす(いしょうをこらす) 絵画、詩文、デザインなどで面白い工夫や考案を巡らす。類:●考案を巡らす。
・衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)[=栄辱(えいじょく)] 生活に事欠かなくなって初めて、人は礼儀に心を向ける余裕ができるものだということ。
・いじらしい 自分より若い者や能力が劣っている者などに対して抱く感情で、心や様子、行動などが痛々しく同情される様子であるということ。健気(けなげ)で、労(いたわ)しい。
・意地を張る 自分の考えを飽くまでも押し通そうとする。類:●強情を張る。
・以心伝心(いしんでんしん) 1.仏教用語。言語では言い表わせない悟りや真理を、心から心へと伝えること。主として禅家で用いる。2. 無言のうちに心が互いに通じ合うこと。類:●言わず語らず。
・異心を挟む(いしんをはさむ・さしはさむ) 裏切りの気持ちが生じる。謀反(むほん)を企(たくら)む。類:●二心(ふたごころ)を抱く。
・射竦める(いすくめる) 1.矢を盛んに射て敵を恐れ縮み上がらせる。 2.じっと見据えて、威圧的な態度で恐れさせる。
・安んぞ知らん(いずくんぞしらん) どうしてその事を知っているだろうか、いや知らない筈だということ。また、転じて、ところが、何ということだろう。
・居住まいを正す(いずまいをただす)[=直す] きちんとした姿勢に座り直す。類:●威儀を正す。
・泉の下 冥土(めいど)。黄泉の国。
・出雲の神(いずものかみ) 1.出雲大社の祭神。大国主命(おおくにぬしのみこと)。2.男女間の縁結びの神。3.転じて、仲人(なこうど)。
・出ずる息の入るを待つべからず(いずるいきのいるをまつべからず) 一呼吸する極めて短い時間の間にも、人の命はどうなるか分からないものだということ。人生の儚さを喩えて言う。
・出ずる日蕾む花(いずるひつぼむはな) 朝日は益々高く上ろうとし、蕾(つぼ)む花はこれから花開こうとするという意味から、前途が明るく、勢いが益々盛んになるものの喩え。
・何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた) 「あやめ」も「かきつばた」も同科の花で区別しにくいところから、どれも優れていて選択に迷うこと。類:●何れ菖蒲。
・居座り強盗(いすわりごうとう) 物売りなどに見せ掛けて家に入り、座り込んで金品を強迫する強盗。
・伊勢の浜荻浪花の蘆(いせのはまおぎなにわのあし) 同じ物でも場所によってその呼び名が変わるという事の喩え。
・伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は新城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしんしろでもつ)[=城で持つ] 伊勢は津の港があるためにたくさんの参拝客が来、津の港は伊勢への参拝客の利用で賑わっている。尾張の名古屋は新しい城ができたために栄えるだろうということ。
・伊勢へ七度熊野へ三度(いせへななたびくまのへさんど) 信心はいくら深くしてもし過ぎではない。また、信心を熱心にすることを指して言う。
・伊勢屋(いせや) 1.伊勢出身の商人が付けた自分の店の屋号。また、その商人。2.近世、伊勢出身の商人は極めて倹約家が多かったところから、けちな人間を指して言う。
・伊勢や日向の物語(いせやひゅうがのものがたり) 話が前後辻褄が合わないこと。また、物事の秩序、序列が良く分からないことを指しても言う。
・いそいそ 1.心が進み、勇んでいる様子。 2.嬉しさに心を弾ませて物を行なう様子。
・居候(いそうろう) 1.近世の公文書で、同居人であることを示す肩書。 2.他人の家に身を寄せ、養って貰っていること。また、その人。類:●食客。●冷や飯食い。例:「叔父の家に居候する」
・急がば回れ(いそがばまわれ) 危険な近道よりも、安全な本道をまわった方が結局早く目的地につく意。成果を急ぐなら、一見迂遠でも着実な方法をとった方がよい。
・磯へも沖へも着かず(いそへもおきへもつかず)[=にも寄らず浪にも着かず] どっちつかずである。中途半端である。
・痛い上の針(いたいうえのはり)[=針立(はりたて)] 痛い所に更に針を刺すという意味で、災難の上に災難が重なること。類:●泣き面(つら)に蜂。
・幼い気(いたいけ) 1.幼くて可愛らしい。幼児などが、弱々しくていじらしい。 2.素直で素朴な様子。3.小さくて愛すべき。 4.言動に思い遣りがあり、優しい様子。★(「痛き気」の変化で、心が痛むくらいかわいいの意)
・異体同心(いたいどうしん) 体は別々だけれど、心は一つであるということ。類:●一心同体。●身も心も一つ。
・痛いところ 弱点。欠点。例:「痛いところを衝(つ)かれる」
・痛い目に遭う(いたいめにあう)[=を見る] 酷(ひど)い目に遭う。
・衣帯を正しくす(いたいをただしくす) 身なりをきちんとして、威儀を正しくすること。
・居高振り(いたかぶり) 自分だけで好い気になっている様子。自惚(うぬぼ)れた態度。
・痛くない腹を探られる(いたくないはらをさぐられる) 悪いことも疾しいこともしていないのに他人から疑いを掛けられる。
・痛くも痒くもな(いたくもかゆくもない) なんの影響も受けず、まったく平気である。類:●痛痒(つうよう)を感じない。
・居丈高(いたけだか) 座ったまま、身をぐっと反らせる姿勢のことで、人を威圧するような態度、怒りを含んでいきり立つ様子を指して言う。類:●居(い)高ぶる。
・板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく) 舟の床板の下は、地獄のような深い海である。舟乗り稼業の危険なことを喩えた言葉。
・痛し痒し(いたしかゆし・かいし) 掻けば痛く掻かなければ痒いという意味から、二つのことが互いに差し障りがあって、一方のことをすると他方に支障が生じるという状態を指す。どちらとも決められない場合に使う。類:●河豚(ふぐ)は食いたし命は惜しし。
・悪戯になる(いたずらになる) 1.期待した結果にならないままに終わる。役に立たなくなる。無駄になる。2.死ぬ。また、生きていても仕方がないような状態になる。類:●台なしになる。●棒に振る。
・戴く物は夏もお小袖(いただくものはなつもおこそで) 貰える物なら、夏に不用な絹の綿入れでも喜んで貰うという意味で、欲の深いことを指して言う。
・居た堪れない(いたたまれない) 「居た堪らない」の変化。その場にこれ以上留まって居られない。これ以上我慢できない。
・鼬ごっこ(いたちごっこ) 両者が同じようなことをしあって埒(らち)が開かないこと。愚かしいこと繰り返しをすること。
・鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ) 鼬が追い詰められた時、悪臭を放つこと。転じて、せっぱ詰って最後に非常手段に訴えること。
・鼬の道切り(いたちのみちきり) 鼬が前を横切ると、交わりが絶えたり音信が絶えたりするといって忌む俗信。また、鼬は同じ道を2度通らないという俗信から、往来/交際の絶えること。「鼬の道」とも。
・韋駄天走り(いだてんばしり) 韋駄天のように非常に速く走ること。仏教用語。南方の増長天に属する八将軍の一人。四天王の八将軍を合わせた32将軍全体の長。元バラモン教の神で、シバ神またはアグニ神の子という。仏教に取り入れられ、僧あるいは寺院の守護神となった。形像は、身に甲冑(かっちゅう)を着け、合掌した両腕に宝剣を持つ。釈迦が涅槃(ねはん)の後、捷疾鬼(しょうしつき)が仏舎利から歯を盗み去ったとき、この神が追いかけて取り戻したという俗説がある。非常な速さで駆け、魔鬼を排除するとされるところから、足の速いことや人をもいう。
・板に付く(いたにつく) 1.役者が経験を積んで、芸が舞台にしっくりと調和する。2.一般にその仕事に物慣れている様子を言う。また、服装・態度などがその職業によく似合う様子などにもいう。類:●それらしくなる。例:「板に付いた司会ぶり」「和服姿が板に付いている」
・板の間稼ぎ(いたのまかせぎ) 風呂屋の脱衣場で、他人の衣服や金品を盗み取ること。また、その盗人。類:●板場かせぎ。●板場を踏む。
・板ばさみ 対立する、あるいは、両立しない二つの選択肢の間に挟まって自分の態度を決め兼ね、迷い悩むこと。例:「恋と出世の板挾み」
・痛み入る(いたみいる) 1.相手からの親切や好意を、自分にはもったいないこととして心に深くすまないと思う。 ★現代では、挨拶に用いることが多い。類:●恐縮する。●恐れ入る。 2.意表を突かれて、やられたと感じる。また、相手の厚かましい態度に呆れる。類:●恐れ入る。
・痛み分け(いたみわけ) 相撲で取り組み中、一方が負傷したために引き分けになること。喧嘩や他の勝負事で決着が付かないようなときに用いることもある。
・至らない 1.~するには及ばない。~するほどではない。例:「小火程度で大事には至らなかった」 2.思慮が不十分で、物事に気が付かない。未熟で欠点が多い。類:●修行が足りない。
・至り賢し(いたりかしこし) 考え深く、才知が優れていること。
・至り深し 1.思慮深く手抜かりがないこと。 2.学問などに深く通じている。また風景などに奥深さが感じられて、趣が深い。
・至る所 1.行く先々、どこも。2.何処(どこ)も彼処(かしこ)も。例:「町中至る所に吸殻が落ちている」
・至れり尽くせり(いたれりつくせり) 何もかも非常に良く行き届いている。類:●痒いところに手が届く。
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