http://jp.youtube.com/watch?v=i9KQ4_rlRwQ 视频
『月のしずく』は2003(H.14)年、映画「黄泉がえり」の主題歌で、柴咲コウさんが映画中の役名「RUI」の名で歌い、ヒットしました。
ご存知のように日本語の語彙が非常に多く、さらに「和語」「漢語」「外来語」と分かれています。堅苦しい漢語に対して、和語が人の気持ちを表すのに適します。この歌詞の言葉遣いから見てもよくわかります。確り味わってください。いい歌です。
言(こと)ノ葉は 月のしずくの恋文(しらべ)
哀しみは 泡沫(うたかた)の夢幻(むげん)
匂艶(にじいろ)は 愛をささやく吐息
戦(いくさ)災(わざわ)う声は 蝉時雨(せみしぐれ)の風
時間の果てで 冷めゆく愛の温度(ぬくもり)
過ぎし儚(はかな)き 想い出を照らしてゆく
「逢いたい…」の思う気持ちは
そっと、今 願いになる
哀しみを 月のしずくが
今日もまた濡らしてゆく
下弦の月が 浮かぶ
鏡のような水面(みなも)
世に咲き誇った 万葉の花は移りにけりな
哀しみで人の心を 染めゆく ah--
「恋しい…」と詠(よ)む言(こと)ノ葉は
そっと、今 天(あま)つ彼方
哀しみを 月のしずくが
今日もまた濡らしてゆく
「逢いたい…」と思う気持ちは
そっと、今 願いになる
哀しみを 月のしずくが
今日もまた濡らしてゆく
下弦の月が 謡(うた)う
永遠(えいえん)に続く愛を…
もし、温度(ぬくもり)―→おんど
水面(みなも)―→すいめん
天(あま)―→てん
と読んだら、味がなくなり、切ない気持ちにさせてくれなくなります。これは「和語の味」、その魅力です。
添付資料:
小説のあらすじ
『黄泉がえり』(よみがえり)は、梶尾真治の小説。 タイトルは、死んだ人が黄泉(よみ)から帰って来るという意味であり、「蘇り」という言葉の語源である。熊本市およびその周辺で突如発生した、死んだはずの人が蘇ってくるという超常現象をベースに、人々の絡み合いを描いている。
この作品は、熊本日日新聞土曜夕刊に、1999年4月10日から2000年4月1日までの約1年間連載されたものである。そのため作品中には熊本市内の実在の地名が数多く登場する。新聞連載時にはSF色を排除した構成になっているが、これは一般夕刊紙である事を意識したものと考えられている。 単行本(『黄泉がえり』 新潮社 2000年10月 ISBN 4-10-440201-X)として刊行される際に、“彼”に関する記述が加えられた。
同じ状況設定で別の視点による短編として『黄泉びと知らず』(『黄泉びと知らず』所収新潮社文庫 2003年7月 ISBN 4-10-149006-6。文庫用書き下ろし)がある。 また、台湾の出版社より『黄泉歸來』のタイトルで中国語訳が出版されている。