『手に残る感触』
東京の大学に進学して
そのまま東京の会社に就職した私は、
数年ぶりに実家に帰省しました。
残り少ない休日を、
高校の友達と遊んだりしてぶらぶらしていました。
車で帰省したのは初めてだったので、
実家の近所を車で走り回っていました。
そして、あの日 友達を送っての帰り道
ふとしたことから、知らない山道に入り込んでいました。
東京と比べると田舎のことですから、
あたりにあかりは全くない。
時刻は夜中の2時をとうに過ぎているから対向車も走ってこない。
そして、民家を見かけなくなってから10分くらいしてから、
それを感じました。
カーステから流れる音楽に混ざって
『がさがさ』
音が聞こえてくる。
はじめはノイズが入っているんだと思っていました。
別に気にもとめずにそのまま車を走らせていると、
どうやら、後部座席のほうから音がしていることに気づいた。
何も積んではいないし、おかしいなと思いはしたんです。
それでも、やっぱり
『がさがさ』
音はやまない。
ちょうど、トンネルに入った直後に
一段と音が大きくなったので、
運転しながら片手を後ろに伸ばしてみました。\
その時の感触は今でもこの手にはっきりと残っています。
髪の毛...鼻...
人の頭でした。
私はそのままガードレールに激突したようです。
次に気がついたときには病院のベッドの上でした。
東京の大学に進学して
そのまま東京の会社に就職した私は、
数年ぶりに実家に帰省しました。
残り少ない休日を、
高校の友達と遊んだりしてぶらぶらしていました。
車で帰省したのは初めてだったので、
実家の近所を車で走り回っていました。
そして、あの日 友達を送っての帰り道
ふとしたことから、知らない山道に入り込んでいました。
東京と比べると田舎のことですから、
あたりにあかりは全くない。
時刻は夜中の2時をとうに過ぎているから対向車も走ってこない。
そして、民家を見かけなくなってから10分くらいしてから、
それを感じました。
カーステから流れる音楽に混ざって
『がさがさ』
音が聞こえてくる。
はじめはノイズが入っているんだと思っていました。
別に気にもとめずにそのまま車を走らせていると、
どうやら、後部座席のほうから音がしていることに気づいた。
何も積んではいないし、おかしいなと思いはしたんです。
それでも、やっぱり
『がさがさ』
音はやまない。
ちょうど、トンネルに入った直後に
一段と音が大きくなったので、
運転しながら片手を後ろに伸ばしてみました。\
その時の感触は今でもこの手にはっきりと残っています。
髪の毛...鼻...
人の頭でした。
私はそのままガードレールに激突したようです。
次に気がついたときには病院のベッドの上でした。
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