古典文法講座
<歴史的仮名遣いの法則>①auはouとなる。
②euはiyouとなる。
③iuはyuuとなる。
④語頭以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」となる。
⑤「くゎ・ぐゎ」は「か・が」となる。
⑥「ぢ・づ」は「じ・ず」となる
⑦「む」は「ん」と読むときがある。
<五十音図はア・ヤ・ワ行が大切>
ア段 イ段 ウ段 エ段 オ段
ア行 あ い う え お
ヤ行 や い ゆ え よ
ワ行 わ ゐ う ゑ を
<品詞分類>
①助詞・助動詞はできるだけ暗記する。
②前の方から意味を考えながら切れそうなところで接続を考える。
③活用しているものは基本形に直して考える。
<動詞の活用のシステム>
☆活用の種類☆
◎覚えるものは覚える◎
①上一段活用は次の十数語のみ。
い ゐ
干る・射る・着る・似る ・見る・居る 《関連語》
鋳る 煮る 率る 鼻ひる・沃る・
顧みる・後ろ見る・試みる・
ひ い き に み ゐる 用ゐる・率ゐる
②下一段活用は「蹴る」のみ。
③カ行変格活用は「来」のみ。(こ・き・く・くる・くれ・こ)。複合動詞あり。
④サ変は「す」「おはす」。(せ・し・す・する・すれ・せよ)。複合動詞あり。
⑤ナ変は「死ぬ」「往(去)ぬ」の二語のみ。
⑥ラ変は「あり」「をり」「はべり」「いますがり」の四語のみ。
⑦ア行動詞は「得」「心得」の二語のみ。
⑧ヤ行上二段活用は「老ゆ」「悔ゆ」「報ゆ」の三語のみ。
⑨ワ行下二段活用は「植う」「飢う」「据う」の三語のみ。
⑩「得」・「寝」・「経」には語幹と語尾の区別がない。
⑪上二段(i・i・u・uru・ure・iyo)
下二段(e・e・u・uru・ure・eyo)
◎決まり手◎
「ず」をつけて活用させて、活用語尾が
①ア段→四段活用
②イ段→上二段活用
③エ段→下二段活用
◎「行」の判断は活用している仮名の「行」を調べる◎
例 走りて
↓
ら・り・る・る・れ・れ→ ラ行四段活用
語幹と語尾の区別のない語はその語の行
例 見て
↓
み・み・みる・みる・みれ・みよ→ マ行上一段活用
<形容詞・形容動詞の活用のシステム>
【形容詞の活用】
☆活用の種類☆~下に「なる」を付けて
①ク活用…青くなる。
②シク活用…うつくしくなる。
☆活用形☆
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
く く し き けれ ○
ク活用…
から かり ○ かる ○ かれ
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
しく しく し しき しけれ ○
シク活用…
しから しかり ○ しかる ○ しかれ
※未然形の「~く」は仮定条件の時のみに用いられる。したがって、その他の「~く」は連用形。
※カリ活用とは…
①「く」に「あり」がついて活用したので、ラ変型である。
②下に助動詞が来るのが原則である。
【形容動詞の活用】
☆活用の種類☆
①ナリ活用②タリ活用~語尾で決まる。
☆活用形☆
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
なり
ナリ活用…なら なり なる なれ (なれ)
に
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
たり
タリ活用…たら たり たる たれ (たれ)
と
※連用形部分は…
形容詞のカリ活用と同じく「なり・たり」の方は下に助動詞が来るのが原則。
【形容詞・形容動詞の語幹用法】…公式として暗記してしまうことが大切。
①名詞+(を)+形容詞の語幹+み→~が~ので
②あな(あら)+形容詞・形容動詞の語幹→ああ~だなあ
③形容詞・形容動詞の語幹+の→連体修飾格
<助動詞の暗記事項>
[接続]
①未然形につく → (る・らる・す・さす・しむ・む・ず・むず・じ・まし・まほし)
②連用形につく → (き・けり・つ・ぬ・たり《完了》・けむ・たし)
③終止形につく → (らし・めり・なり《伝聞推定》・まじ・らむ・べし)
*ただし、ラ変型の活用語には連体形につく
④連体形につく → (なり《断定》・ごとし)
*体言や助詞にもつく
*断定「たり」は体言のみにつく
⑤サ変の未然形・四段の已然形につく → (り)
[活用の種類]
①「○・○・む・む・め・○」(四段型)で活用する → (む・らむ・けむ)
②「e・e・u・uru・ure・eyo」(下二段型)活用 → (る・らる・す・さす・しむ・つ)
③「○・○・むず・むずる・むずれ・○」(サ変型)で活用する → (むず)
④「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」(ナ変型)で活用する → (ぬ)
⑤「ら・り・り・る・れ・れ」(ラ変型)で活用する → (なり《推定》・めり・けり・たり《完了》・り)…「り」で終わるもの。
⑥形容詞型で活用する → (べし・まじ・ごとし・まほし・たし)…「し」で終わるもの。
⑦形容動詞型で活用する → (なり《断定》・たり《断定》)
⑧不変型 → (じ・らし)
⑨特殊型 → (き・ず・まし)
*特殊型の活用表を書け→「き」せ・○・き・し・しか・○
「ず」 ず・ず ・ず・ぬ ・ね ・○
ざら・ざり・○・ざる・ざれ・ざれ
「まし」ましか・○・まし・まし・ましか・○
(ませ)
[意味]
①過去 → (き)
②過去・詠嘆→(けり)
③完了・強意→(つ・ぬ)
④完了・存続(たり・り)
⑤自発・可能・受身・尊敬 → (る・らる)
⑥使役・尊敬 → (す・さす・しむ)
⑦打消 → (ず)
⑧断定 → (なり・たり)
⑨願望 → (まほし・たし)
⑩比況 → (ごとし)
*推量系
過去推量 (けむ) 伝聞・推定 (なり)
現在推量 (らむ) 婉曲・推量 (めり)
推定(らし)
\ /
推量 (む)=(むず) ←→ (じ) 打消推量
意志 打消意志
仮定・婉曲
適当(勧誘)
《可能》
↓
推量 (べし) ←→ (まじ) 打消推量
意志 打消意志
可能 不可能
当然(義務) 打消当然
命令 禁止
適当(勧誘) 不適当
↓
反実仮想 ( まし )
特別公開<助動詞の意味用法のポイント>
a、「き」と「けり」
「き」…過去(~た・~そうだ)
「けり」…(1)過去(~た<そうだ>)
(2)詠嘆(~たのだなあ・~だよ)
☆ポイント☆
①原則として、「き」は直接経験した過去に、「けり」は聞き伝えで知った過去に用いるという差がある。
②「けり」が「詠嘆」の意味になるのは次の三つの条件のうちいずれかに該当するときである。
(1)目前事実について用いられている。
(2)自分の意見について用いられている。
(3)和歌に用いられている。
b、「つ」と「ぬ」
(1)完了(~た)
(2)強意(きっと~・~しまう)
☆ポイント☆
①「つ」と「ぬ」の差は気にしなくてよい。
②訳をして動作が完了していない場合、「強意」になる。
多くの場合、下に推量系の助動詞(む・べし・ましなど)が来る。
③「浮きぬ、沈みぬ」などのような「並列」の用法もあるが、あまり問われない。
c、「たり」と「り」
(1)完了(~た)
(2)存続(~ている)
☆ポイント☆
①「たり」と「り」は接続が違うだけである。
②「~ている」と訳さないと文意が通じない場合、「存続」になる。
d、「る」と「らる」
(1)自発(自然と~される・思わず~しまう・~せずにはいられない)
(2)可能(~できる)
(3)受身(~される)
(4)尊敬(~なさる)
☆ポイント☆
①「尊敬」は一番最後に考えること。(1)~(3)のどれでもなかったら「尊敬」である。
②上に「心情語・無意識の動作」が来ると「自発」であることが多い。
③平安時代は、「可能」であるためには下に「打消表現」が必要である。
④「受身」は文脈で「~から~されている」のを確認して決める。
⑤無生物が主語のときは受身表現はとらないのが原則である。
⑥下に尊敬表現が来る「れ・られ」は「尊敬」にはならない。<れ・られの制限>
e、「す」と「さす」と「しむ」
(1)使役(させる)
(2)尊敬(なさる)
☆ポイント☆
①敬語を伴わないものは「使役」である。
②下に尊敬語が来た時は、「尊敬」が多く、「使役」になるのは「文脈に使役の根拠が明示されている」時のみで ある。
<使役の根拠>
一、使役の対象が明示されている時。
二、本人がしている可能性が全くない時。
三、最高敬語がふさわしくない時。
③軍記物語には、「受身」で解釈するべき用例がある。
f、断定と推定の「なり」
断定の「なり」…(1)断定(である)
(2)存在(にいる・にある)
推定の「なり」…(1)伝聞(~と聞いている・~そうだ・~らしい・噂によると~)
(2)推定(~の音・声が聞こえる・~ようだ・~らしい)
☆ポイント☆
①両者を判別するにはまず接続を確認する。
・終止形(ラ変型は連体形)につく→伝聞・推定。
・体言・連体形につく→断定。
・断定の「なり」は「と・て・ば」などの助詞や副詞にもつくことがある。
②接続で両者が判別出来ない場合は次のような方法がある。
・場面に音声が流れている場合→推定。
・断定せずに人の話や言い伝えで推定している場合→伝聞
・撥音便無表記の助動詞の下に来ている場合→伝聞・推定
③断定の「なり」は「場所と思われる名詞」の下に来る場合、「存在」となる。
g、「む(=ん)」
(1)仮定(~としたら)
婉曲(~ように)
(2)意志(~しよう)
(3)適当(~のがよい)・勧誘(~しないか)
(4)推量(~だろう)
☆ポイント☆
①「仮定婉曲」を最初に確認し、どれでもなかったら「推量」とする。
②下に「体言の省略された助詞・体言の省略された読点・体言」が来る場合「仮定・婉曲」となる。両者は要求され ないかぎり区別しなくてよい。
③「意志・適当・勧誘」は訳で決定する。
④「反語表現」を伴う「む」は「可能推量(できようか)」となることがある。
⑤「むず」は「む」を強めた意味だが、意味は狭い。ほとんど「推量」か「意志」。
h、「べし」
(1)適当(~のがよい)
(2)当然(当然~はずだ)・義務(~べきだ・~しなければならい)│
(3)命令(~せよ)
(4)意志(~しよう)
(5)可能(~できる)
(6)推量(~だろう・~にちがいない)
☆ポイント☆
①「む」と同様、「推量」は最後に考えること。
②「~べきだ」と訳せる場合は(1)(2)(3)のいずれかである。
③(1)(2)(3)の差は「強さ」の違いで、文脈で判断するしかない。
④「当然」と「義務」は、合わせて「当然」とすることが多い。従って、「べきだ」と訳せなくても、「はずだ」と訳せれば、 「当然」となる。
⑤「能力・許容」を表す文脈に用いられいる場合は「可能」である。
⑥「む」と「べし」は一つの意味に絞れない場合も多いので、問われていない時は悩むな。
⑦「じ」と「まじ」はそれぞれ、「む」と「べし」の打消である。
i、「らむ」と「けむ」
「らむ」…(1)現在推量(今頃~ているだろう)・現在の原因推量(~ているからだろう・
~ているのだろう)
(2)現在の婉曲(ているような)・現在の伝聞(~ているという)
「けむ」…(1)過去推量(~ただろう)・過去の原因推量(~たからだろう・~たのだろう)
(2)過去の婉曲(~たような)・過去の伝聞(~たという)
☆ポイント☆
①両者とも(1)(2)それぞれの内容の細かいところはあまり気にしなくて良い。
②両者とも(2)の場合は下に体言が来ることが多い。
③「らむ」は「目前にない現在の事実を推量する」のが基本である。これは読解に使える。
j、「らし」と「めり」
「らし」…推定(らしい)←根拠を持って推定する。
「めり」…(1)婉曲(ようだ)←客観的事実なのに断定を避けて表現する。
(2)推定(ようだ・のように見える)←眼前の事実をもとに主観で推定する。
☆ポイント☆
①両者とも速読の時は、「らし=らしい」「めり=ようだ」ぐらいの知識で充分である。
②「めり」の(1)(2)の区別が問われることは少ない。
③「らし=確信的な推定」「めり=視覚による推定」「なり=伝聞による推定」とまとめることができる。
k、「まし」
(1)反実仮想(~だったら~だったろう・~だったらよかったのに)
(2)ためらいを含む意志(~しようかしら)
(3)推量(~だろう)・意志(~しよう)
☆ポイント☆
①(1)の場合は「ましかば・ませば・せば・未然形+ば・その他の仮定条件」を伴う。あるいは仮定条件が省略されて いる場合は文脈でつかむ。
②(2)の場合は「疑問表現」を伴う。
③(3)は問われることは少ない。
l、その他
「ず」…打消(ない)
「ごとし」…(1)比況(まるで~のようだ)
(2)例示(たとえば~のようだ)
「まほし」…願望(~たい・~てほしい)
「たし」…願望(~たい・~てほしい)
<助詞はこれだけやれ!>
☆格助詞☆
(1)が・の
①「~が」と訳す→主格
②「~の」と訳す→連体修飾格
③※構文確認→同格
④「~のもの」と訳す→体言の代用・準体言
⑤「~のように」と訳す→比喩・連用修飾格※「の」のみ
※同格構文
「~の(が)~連体形+助詞・読点」の形で「~」が同じ名詞の説明をしていて、+の部分に共通する名詞を補うことができる場合。
(2)を・に
(3)より
①手段・方法(~で)
②即時(~するとすぐに)
③経過点(~を通って)
(4)にて・して・と等
☆接続助詞☆
(1)ば
(1)未然形につく→仮定条件(~ならば)
(2)已然形につく→①原因理由(~ので)
②偶然条件(~ところ)
③恒常条件(~すると必ず)
(2)を・に・が
(3)ながら…①~のままで②~全部
(4)ものから…~けれども ※近世には原因理由も
(5)つつ…反復・継続(~しては~)
(6)て・とも・ども・ものの・ものを等
☆副助詞☆
(1)だに…①類推(~でさえ)
②最小限(せめて~だけでも)←意志・願望・仮定表現を伴う場合。
(2)すら(そら)…類推
(3)さへ…添加(その上~までも)
(4)のみ・ばかり…のみ=①限定②強意 ばかり=①限定②程度
(5)し…強意
☆係助詞☆
<係り結びの法則>
文末の形(結び) 働き
↓ ↓
ぞ・なむ → 連体形 強意
や・か → 連体形 疑問または反語
こそ → 已然形 強意
※『係り結び』とは右の文末の形が法則通りの文末になっている場合(成立)のことを言う。
※「は・も」は係助詞だが、法則には入れない。
※次の場合は法則通りでないが、文法的に説明がつく。
①結びの単語がない。→「結びの省略」という。
②結びの単語はあるが、下に来る語の影響で法則通りの形になっていない。」
→「結びの流れ(消滅・消去)」という。
※係り結びの法則とは関係がなく文末が連体形になることがある。
①疑問語を伴う場合。
②文末を連体形にして余情を表わす場合。
③中世以降の、連体形が終止形の変わりに用いられようになったものの場合。
(③は平安時代の文法では破格となる)
※係助詞の特殊な用法
①「こそ~已然形、」は逆接で下に続くことが多い。
②「もぞ」や「もこそ」の形になると危惧の念を含むことが多い。
③「人名+こそ」の「こそ」は係助詞ではなく、呼びかけの接尾語である。
☆間投助詞☆
①や・を…詠嘆・整調
☆終助詞☆
(1)願望
◇未然形につく
なむ~てほしい
ばや~たい
◇連用形につく
てしがな~たい
にしがな
◇種々の語につく
もがな~があればなあ・であればなあ
(2)かし~念押しの終助詞
(3)かな~詠嘆の終助詞
(4)な・は・よ等
<敬語の解明法>
[一]敬語の種類
(1)尊敬語・・・給ふ(四段)・おはす等多数。
(2)謙譲語・・・給ふ(下二段)・奉る等多数。
(3)丁寧語・・・侍り・候ふの二語のみ。
☆単語を覚えるしかない。
※入試には特殊な用法が出るのだ。敬語でその特殊な用法があるのは次の三つ。
①給ふ~四段活用←尊敬語 下二段活用←謙譲語
②参る・奉る~「飲食物・着物・(仱晡 単語は200程度覚えましょう
あ
あきらむ あきらむ 明らかにする ことごとく【あきらめ】つくすべくもあらず。 玉勝間
あ あく 飽く 満ち足りる 【飽か】なくにまだきも月の隠るるか山の端逃げて入れずもあらなむ 伊勢物語
あ あさむ あさむ 驚きあきれる・あなどる(口がパカーンとびっくり!)
【あさみ】笑ひ、あざけるものどももあり。 更級日記
あ あそび 遊び 酒宴(一般には管絃の遊び) 入道殿の土御門殿にて御【遊び】あるに、 大鏡1
あ あだなり あだなり 無駄だ 【あだなる】契りをかこち、 徒然草
あ あだめく あだめく うわつく 【あだめき】たる所なくおはすれば、 源氏物語2
あ あはれ あはれ ああ 【あはれ】、たすけ奉らばやと思ひて、 平家物語
あ あはれなり あはれなり しみじみとうれしい・感慨深い(文脈で判断。ハートがキューン!と悲しい・うれしい・いとしい等いろいろ) 出だし立つる心ばへも【あはれなり】。 更級日記
あ あふ 敢(あ)ふ さしつかえない 小さきは【あへ】なむと、 大鏡2
あ あへず あへず 堪えられない・~できない 悲しみの心胸に満ちて、嘆きの涙せき【あへず】。 太平記
あ あまた あまた 数多く それに人々の【あまた】聞きしに、 今昔物語集
あ あやし 賎し 見苦しい・みすぼらしい 【あやしき】やうになりにけり。 大和物語
あ あやにくなり あやにくなり 苛酷だ きはめて【あやにくに】おはしませば、 大鏡2
あ あらぬ(連体詞) あらぬ(連体詞) 違う 去んぬる春も【あらぬ】首を懸けたりしかば、 太平記
あ あらまほし あらまほし 好ましい理想的 【あらまほしく】おはしけり。 大鏡1
あ ありがたし ありがたし 珍しい 遺跡へ送られける情けの程こそ【ありがたけれ】。 太平記
あ いかで いかで なんとかして 【いかで】、さるべき文ども、疾く読み果てて 源氏物語2
あ いかでか いかでか どのようにして 【いかでか】見けむ、このむすめを見てけり。 大和物語
あ いかに いかに なぜ 【いかに】、このほどは人にそむき臥し給ふのみにて、 折りたく柴の記
あ いかにも いかにも どのようにでも 年若き人は【いかにも】ありなむ。 折りたく柴の記
あ いくばく 幾ばく どれほど 【幾ばく】の風流ならめ。 去来抄
あ いたし 甚し 程度がはなはだしい。ひどい。すばらしい。 例の、夜【いたく】ふけぬれば 枕草子(293段)
あ いたし いたし はなはだしい わが妻は【いたく】恋ひらし飲む水に影さへ見えて世に忘れられず 三大和歌集
あ いとどし いとどし ますます 【いとどしう】心つきなく思ふことぞ 蜻蛉日記
あ いとほし いとほし 気の毒だ 舅、【いとほし】と思いて、 宇治拾遺物語
あ いふかたなし いふかたなし 言いようがない まづなみだはさきだちて【いふかたなき】に、 建礼門院右京大夫集
あ いふかひなし いふかひなし 言ってもしかたがない(話にならない) 【いふかひなく】ぞこぼれ破れたる。 土佐日記
あ いぶせし いぶせし 気が晴れない 【いぶせき】ままに、 源氏物語2
あ いみじ いみじ たいへん・素晴らしい。 「【いみじき】をりのことかな」 枕草子(293段)
あ いらふ いらふ 返事をする 三度まで呼べば、【いらへ】つ。 宇治拾遺物語
あ いろ 色 様子・風流・恋愛 我いまだ人に苦しげなる【色】見えしこともなかりしに、 折りたく柴の記
あ うけたまはる うけたまはる お聞きする(「聞く」の謙譲語) まさしく【うけたまはら】んと思ふと聞こえしかば、 無名抄
あ うし 憂し つらい 何とてかかる【憂き】目をばみるべき 平家物語
あ うずき 卯月 旧暦四月 【卯月】朔日、御山に詣拝す。 奥の細道
あ うたて うたて 不気味だ 【うたて】おぼさるれば、 源氏物語1
あ うたてし うたてし いやだ。 【うたて】、なにしにさ申しつらむ 枕草子(293段)
あ うつくし うつくし いとしく思う・かわいい 大納言のむすめいと【うつくしう】てもちたまふたりけるを 大和物語
あ うつくしむ うつくしむ かわいがる 夜昼、【うつくしみ】て、 源氏物語2
あ うつつ うつつ 現実 まして、夢【うつつ】ともいふかたなし。 建礼門院右京大夫集
あ うつろふ うつろふ 色あせる 【うつろひ】たる菊にさしたり。 蜻蛉日記
あ うとまし うとまし 嫌だと思う 【うとましく】心うし。 建礼門院右京大夫集
あ うるはし うるはし きちんとしている 【うるはしく】なりて、ゐなほりなどせられければ、 大鏡1
あ おく おく 除く これを【おき】てはあるべくもあらずと、 玉勝間
あ おしなべて おしなべて すべて 【おしなべて】峰も平らになりななむ山の端なくは月も入らじを 伊勢物語
あ おとど おとど 大臣 この【おとど】、子どもあまたおはせしに、 大鏡2
あ おとなし おとなし 思慮分別がある かく【おとなしき】心あらんとこそ思はざりしか 十訓抄
あ おどろく 驚く 目を覚ます。気付く。 上もうち【驚か】せ給ひて、 枕草子(293段)
あ おのづから おのづから 自然と・たまたま その時【おのづから】事の便りありて 方丈記
あ おのれ おのれ 私 【おのれ】古典をとくに、師の説とたがへること多く 玉勝間
あ おはします おはします いらっしゃる(「あり」の尊敬語) 昔、惟喬親王と申す親王【おはしまし】けり。 伊勢物語
あ おはす おはす いらっしゃる(「あり」の尊敬語) わが父母にてありし人々もかくぞ【おはし】ける。 折りたく柴の記
あ おふ おふ 生える ひさかたの月に【おひ】たる桂川底なる影も変はらざりけり 土佐日記
あ おぼし おぼし 思われる 例の家と【おぼしき】ところにものしたり。 蜻蛉日記
あ おぼしめす おぼしめす お思いになる(「思ふ」の尊敬語) 申し給ふと【おぼしめし】て、 古今著聞集
あ おぼす おぼす お思いになる(「思ふ」の尊敬語) (貞道は)『さやうにや【おぼす】らむ』と思ひ給へて、 今昔物語集
あ おぼゆ おぼゆ 思われる よろづのこと【おぼえ】ず、 大和物語
あ おもしろし おもしろし 風情がある その院の桜ことに【おもしろし】。 伊勢物語
か
かく かく このように 【かく】おとなしき心あらんとこそ思はざりしか 十訓抄
か かこつ かこつ 嘆く あやまちなりと【かこち】ければ、 宇治拾遺物語
か かしこし かしこし 程度がはなはだしい 【かしこく】おぼし嘆きつつ、やがて山崎にて出家せしめ給ひてけり。 大鏡2
か かしづく かしづく 大切に育てる 長者の家に【かしづく】女のありけるに、 宇治拾遺物語
か かたくななり かたくななり 情趣を解しない ことに【かたくななる】人ぞ 徒然草
か かたち かたち 顔かたち 汝、命と【かたち】といづれか惜しき 宇治拾遺物語
か かづく かづく かぶる かの失せたる御衣を【かづきて】 古今著聞集
か かなし 愛し 愛(いと)しい 【かなし】と思しつる事も失せぬ。 竹取物語
か かなふ かなふ (条件)がうまく合う 熟田津に船仱辘护啶仍麓皮谐堡狻兢胜摇郡探瘠箱瞍訾扦 敬語マスター 編 特殊な敬語表現
1 二方面への敬意
主体・客体ともに高位の場合、謙譲語と尊敬語をセットで使う。
謙譲語により客体への敬意を、尊敬語により主体への敬意を表す。
高位のAが高位Bを(に) ・・・謙譲語+尊敬語
(敬意)→客体B →主体A
*敬意の方向の考え方は基本通り。
2 特殊な敬語表現
① 最高敬語(二重敬語)
尊敬をふたつ重ねて用いることによって、同じ主体を二重に尊敬
する。「尊敬語+尊敬の助動詞」の形や、「尊敬語+めす」「尊敬語+ます」の形が多い。
(参考)尊敬の助動詞 る/らる/す/さす/しむ
② 絶対敬語
特定の人物にだけ用いる敬語。
奏す 天皇・上皇に申し上げる
啓す 中宮・皇太子に申し上げる
御幸・行幸 天皇・上皇のお出まし
行啓 中宮・皇太子のお出まし 謙譲語 候ふ 伺候(しこう)する・お仕えする
参る 参内する
聞ゆ …し申し上げる
参う上る 参上する
尊敬語 給ふ (「給(たま)」をとって平仮名1コ【は・ひ・ふ】=尊敬)
★ 「給へ」+「【ら・り・る・れ】完了(存続)『り』」
思ほす お思いになる
御覧ず 御覧になる
大殿护赀^ぐす お寝過ごしになる
思し疑ふ 気がかりにお思いになる
おはします いらっしゃる
尊敬の助動詞 す(せ給ふ) お~になる
使役の助動詞 す(せ) (人を使って)~させる。☆省けない。 很好的帖子。支持! つ・ぬ つ=動作的・意識的 ぬ=状態的・自然的
「つ」・・・単なる完了。動作的、意識的。会話文に多く用いられる。直接的表現。
「ぬ」・・・結果の存続。状態的、自然的。地の文に多く用いられる。傍観的表現。 --------------------------------------------------------------------------------
很好的帖子。支持! 陰暦12ヶ月の異名と二十四節気
春 1月 睦月 むつき 立春 2/4頃
雨水 2/18頃
2月 如月 きさらぎ 啓蟄(けいちつ) 3/6頃
春分 3/21頃
3月 弥生 やよい 清明 4/5頃
穀雨 4/21頃
夏 4月 卯月 うづき 立夏 5/6頃
小満 5/21頃
5月 皐月 さつき 芒種 6/5頃
夏至(げし) 6/21頃
6月 水無月 みなつき 小暑 7/7頃
大暑 7/24頃
秋 7月 文月 ふづき 立秋 8/8頃
処暑 8/23頃
8月 葉月 はづき 白露 9/7頃
秋分 9/23頃
9月 長月 ながつき 寒露 10/8頃
霜降 10/23頃
冬 10月 神無月 かんなづき 立冬 11/8頃
小雪 11/23頃
11月 霜月 しもつき 大雪 12/8頃
冬至(とうじ) 12/23頃
12月 師走 しわす 小寒 1/6頃
大寒 1/20頃 十二支(じゅうにし)
子 ね 北 午後11時から午前1時 九つ
丑 うし 北北東 艮 うしとら 北東 午前1時から午前3時 八つ
寅 とら 東北東 午前3時から午前5時七つ
卯 う 東 午前5時から午前7時 明け六つ
辰 たつ 東南東 巽 たつみ 南東 午前7時から午前9時 五つ
巳 み 南南東 午前9時から午前11時 四つ
午 うま 南 午前11時から午後1時 九つ
未 ひつじ 南南西 坤 ひつじさる 南西 午後1時から午後3時 八つ
申 さる 西南西 午後3時から午後5時七つ
酉 とり
西 午後5時から午後7時 暮れ六つ
戌 いぬ 西北西 乾 いぬい 北西 午後7時から午後9時 五つ
亥 ゐ 北北西 午後9時から午後11時 四つ
※南北を結ぶ線を「子午線」(しごせん)と言います。 有多少人对古文感兴趣呢??