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发表于 2005-5-26 09:07:48
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強いGDPにも仱欷 (2005.05.18)
今年1-3月の実質GDP成長率が、大方の予想を上回る前期比1.3%、年率5.3%に達した。これで一旦は円買い、株高、債券安に動いたがこれも続かず、株式市場は結局大幅な下落となって地合の悪さをあらわにした。海外の投資家のうち、ヘッジ・ファンドなどが「GMショック」もあってか、リスク・テイクに慎重で、株への投資を抑制しているところへ、国内では信用の買い残が3兆円に膨らみ、これを整理する「売り」圧力が大きくなっているようだ。加えて、今回のGDP急成長を一時的で持続性の無いもの、との評価もみられる。
この内、GDPの市場評価はやや自虐的の感がある。OECDの景気先行指数がまた低下して輸出の先行きに影を投げかけているが、今回の高成長は輸出ではなく内需によるもの。それも公共投資が減少を続ける中で、個人消費、設備投資という民需がリードしている。
![](http://www.tbs.co.jp/newsi_sp/keizai/image/050518_1.jpg)
また、在庫による0.4%の成長押し上げも、「後ろ向きな積み上がり」との評価が多く、今期以降は逆にマイナス寄与、との危惧がもたれている。しかし、今回の在庫増をすべて後ろ向きと見る必要は無い。自動車など一部には積極的な在庫積み増しもみられる。仮に3月までに後ろ向きの在庫が大きく積み上がっているなら、4月以降の生産に下押し圧力がかかるはず。しかし、これまでの生産予測調査によれば、4-5月の生産は引き続き前期並みの増産計画が提示されている。これを確認するうえでは、今月末に出る4月の生産速報、並びに5,6月の生産計画があり、その結果で、ある程度在庫増の性格付けが可能になる。
消費、設備の増加も一時的と見る必要は無い。確かに1月の消費が大きくリバウンドしたのは、昨年末まで弱かった反発という面もあり、その後消費が落ちているのも確かだ。しかし、昨年後半から個人の所得環境は、常用労働者(それも正社員)の増加を主因に改善傾向にある。暮れにはボーナスも増え、この夏も増加見通しとなっている。こうした背景があるから、消費者態度も改善傾向にある。消費は次第に底上げされる形になってきたとみられる。
次に設備投資。輸出の先行き不安で機械受注が4-6月は減少計画となっているが、企業収益の拡大を背景に、企業のキュッシュ・フローが潤沢で、投資余力は大きい。特に非製造業が投資に積極化してきた。また、機械受注が伸び悩んでも、一方で建築着工床面積が増えているように、建設投資が高まりつつある。更に防犯強化の観点から、金融、通信分野でのセキュリティ対策投資が高まっている。設備投資の増加も一過性ではない。
1-3月の成長率が高かったため、05年度への「ゲタ」は1%になった。4-5月の生産計画や足もとの「街角景気」が上向きにあることなどからみて、4-6月以降の反落はあまり心配する必要がなさそう。今後前期比0.1%ペースで日銀見通し(中央値1.3%)が、0.2%ペースで政府見通し(1.6%)が達成できる。市場は悲観的でも、政府、日銀は見通し達成に自信をもったのではないか。19日からの日銀決定会合に大きな材料となった。 |
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