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楼主: 呼唤十字星

《南十字星》原文及汉语翻译

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 楼主| 发表于 2012-1-14 10:42:08 | 显示全部楼层
「奈々子さん!」
ルミ子は、夢で見てるんじゃないか、と頬っぺたをつねった。痛かった!
「―良かった!無事だったのね!」
「何とかね」
と、奈々子言った。「この人、リヒャルト。私のこと、助けてくれたの。けがしてるけどね」
「ありがとう…。もうだめかと思った!」
「遠くで見ててね。何だかルミ子さんみたいだと…。一体どうしたの?」
どっちも、話すことは山ほどある。しかし、今は、思い出話にふけっているときじゃなかった。
「ペーターの奴よ!あのインチキ野郎!」
「え?ペーター?」
奈々子は、ルミ子の話を聞いて、唖然とした。
ペーターが敵の一味?-何てことだろ!
私にキスまでしておいて!図々しい!
少々見当違いの怒りに、顔を真赤にしていたが…。
「私の方もびっくりよ」
と、奈々子は言った。「あの車のトランクに忍び込んで来たの」
「誰の車?」
「それがね…」
と、奈々子は言いかけて、「しっ!車が出る」
男が二人、車に乗り込むと、走り出し、森の中の道を抜けて行く。
「-どこへ行くのかしら?」
と、ルミ子が言った。
「見当つくわ」
「え?」
「きっと、美貴さんを迎えに行くのよ」
と、奈々子は言った。
「じゃあ…私が人質になったから?」
「たぶん。-でも、真相はどうなのか、見当もつかないわ。リヒャルト」
「ヤア」
「あんたが頼り」
と、奈々子は言って、リヒャルトの頬にキスした。「ともかく、様子をみましょう」
「姉さんが連れて来られたら…」
「たぶん、何もかも分るわ。-三枝さんのことを、美貴さんは知っていたのか、どうか」
「三枝さんのこと…?」
「あの車に乗っていたのは、三枝さんだったのよ」
ルミ子は唖然とした。
「じゃ…生きてたの?」
「生きてたどころか。-あの連中のボスって感じね」
「ひどい!」
「平気で人も殺す奴よ。私たちは運が良かったけど」
と、奈々子は言った。「-三枝さん、ペーター、みんな敵か。こっちはけがしたリヒャルトと、機関銃が一つ。いい?ルミ子さんは逃げるのよ、何があっても」
「奈々子さんは?」
「私はね、まあ―死んでも、別に困る人はいないし…」
「そんなのだめよ!」
「放っておけない!あんなに冷酷に人を殺すなんて!」
奈々子は怒っていた。本気で怒っていた。
夜の寒さも、気にならないくらい、体の内に怒りが燃えていたのである。

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“奈奈子姐!”
留美子觉得不是在做梦吧,掐了自己脸一下。果然很疼!
“——太好了。你没事啊。”
“算是吧。”
奈奈子说。“这个人叫リヒャルト。帮助我的人。但他受了伤。”
“谢谢。我以为要交代这了呢。”
“我在远处看就觉得像留美子你。到底怎么回事?”
从哪说起的话都是一箩筐。但是,现在不是沉迷在回忆故事里的时候。
“皮特那家伙!那个骗子!”
“啊?皮特?”
奈奈子听完留美子的话后无语了。
皮特和那些人是一伙的?——怎么会这样!
明明和我亲吻了的!羞死了!
由于一步看错的羞怒,奈奈子脸变得血红。。。
“我也吓了一跳。”
奈奈子说。“悄悄潜入在那辆卡车来到这的。”
“谁的车?”
“那是。。。”
奈奈子没说完,“嘘!车出来了。”
俩个男人登上车,一直朝林中小路开走了。
“——这是要去哪?”
留美子问。
“我大概知道。”
“哪?”
“肯定是去接美贵的。”
奈奈子说。
“那,我成人质了?”
“大概是的。——但是,具体真相怎么样,还不能确定。リヒャルト。”
“呀。”
“靠你了。”
奈奈子说着,在他的脸颊上亲了一口。“暂且,我们去看看究竟吧。”
“姐姐被带过来的话。。。”
“大概,一切会真相大白的。——美贵要是知道三枝先生的事会怎么样呢?”
“三枝先生的事?”
“那辆车上坐的人,就是三枝!”
留美子无语。
“那,,,他还活着?”
“何止是活着。——我觉得还是那帮人的头呢。”
“过分!”
“他是杀人不眨眼的人,还好我们运气好。”
奈奈子说。“——三枝,皮特都是我们的敌人啊。我们这边只有一个受伤的リヒャルト,一挺机关枪。对吗?如果有什么事,留美子赶紧逃。”
“那,奈奈子姐呢?”
“我啊,我死就死,反正也没人担心我。”
“那可不行。”
“决不能放任他不管!竟然那么冷酷的杀人!”
奈奈子愤怒了!真的愤怒了!
虽然是在寒冷的夜里,但他体内的怒火在燃烧着!
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 楼主| 发表于 2012-1-15 10:07:40 | 显示全部楼层
34.炎
「もう十二時すぎだわ」
と、奈々子は言った。
「何も起らないわね」
木立ちの間から、奈々子とルミ子は、この「秘密の滑走路」の様子を、ずっとうかがっていた。
自家用のジェット機は、ずっと滑走路の端に停ったままだし、格納庫からも誰も出て来なかった。
「どうやら、ルミ子さんが逃げたことも、まだ分ってないようね」
と、奈々子は言った。
「あのペーターの奴!何とか仕返ししてやりたいわ」
と、ルミ子はまだ怒っている。
「気持は分るけど、今は命を大切にしなきゃ。あなたはちゃんと逃げるのよ、何があっても」
あまり他人に意見でき立場じゃないとは承知の上で、奈々子はそう言った…。
「でも、美貴姉さんがここへやって来たら、どうなるのかしら?」
「さあ…。見たいような、見たくないような、ね」
と、奈々子は正直に言う。「-冷えるわね、夜中は」
「ね、車の音―」
と、ルミ子が言った。
「本当だ」
木立ちの間を、ヘッドライトが動いて来る。こっちへ近付いて来るのだ。車は一台だった。
「もしかしたら、あれが…」
「そうかもしれない。-リヒャルト、用意はいい?」
と、奈々子はすぐ後ろにいるリヒャルトへ声をかけたが…。「-リヒャルト?」
返事がないので、振り向くと、リヒャルトは木の幹にもたれて、じっと目を閉じている。
「眠っちゃだめじゃない!肝心の時に。リヒャルト!」
奈々子は、リヒャルトの肩を揺さぶった。すると―リヒャルトの大きな体は、ゆっくりと地面に倒れ、動かなくなったのである。
「リヒャルト…。まさか―」

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34.火炎。
“已经过12点了。”
奈奈子说。
“什么也没发生啊.”
在树木的缝隙间,奈奈子和留美子一直在打探着这个秘密跑道的情况。
私家喷气机一直在跑道边停着,格纳库里也没谁出来。
“他们好像还不知道留美子你跑了出来。”
奈奈子说。
“皮特那个家伙!我一定要报仇!”
留美子还在生气。
“我理解你的心情,但是现在保命是最重要的。如果一有事,你赶快逃。”
奈奈子知道现在不是征求他人意见的时候,如是说。
“但是,美贵姐要是来这里了怎么办?”
“谁知道呢,想见还不想见,唉."
奈奈子老实说到。“——晚上天变冷了。”
“喂,汽车的声音。”
“真的诶。”
树木之中,有车前灯扫了过来。朝这边靠近了。只有一辆车。
“也许那是。。。”
“也许是。——リヒャルト,准备好了吗?”
奈奈子朝身后的リヒャルト喊,但是,,,“——リヒャルト?”
没有回答,奈奈子回头看去,リヒャルト靠在树干上,静静的闭着眼。
“这么重要的时候别睡觉啊!リヒャルト!”
奈奈子晃着リヒャルト的肩。接着,リヒャルト庞大的身体,换换的倒在地面上,一动不动。
“リヒャルト。。。。 难道——”
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 楼主| 发表于 2012-1-16 17:20:05 | 显示全部楼层
奈々子は、あわてて、リヒャルトの胸に耳を押し当てた。ルミ子も目をみはって、
「どうしたの?」
「もう心臓が―停ってる」
何てことだろ!そんなにひどい出血だったのか。
それなのに、私を助けるために、こんな無茶をして…。奈々子は、こみ上げて来る涙を、ギュッと歯をかみしめてこらえた。
「死んじゃったの?」
と、ルミ子が訊く。
「そう。…可哀そうに!」
奈々子は、リヒャルトの額に、そっとキスしてやった。「あんたのこと、忘れないわよ」
奈々子は、リヒャルトがしっかり抱いていた機関銃を、もぎ取るようにして、手にすると、立ち上った。
その間に、車は滑走路の近くへと走って行って、停った。格納庫の中から、男たちが出て来る。
「奈々子さん―」
「ルミ子さん。あなたはともかくここを離れて。朝になれば、きっと森からも出られるわ」
「どうするの、奈々子さん?」
「殴り込んでやる!」
「だめよ!殺されちゃう!」
と、ルミ子は仰天した。
「いいの。ともかく、真実を知らなきゃ、死んでも死に切れない。」
「奈々子さん―」
「大丈夫。好きで死にゃしないわよ」
奈々子は、ルミ子の肩を軽く叩いて、「じゃ、生きてたら、またあのホテルで会いましょうね」
と言うと、頭を低くし、機関銃をかかえて、闇の中へと駆け出して行った。

奈々子は、ルミ子たちが隠れたのと同じ、積み上げた箱の陰に駆け込むようにして、身を隠した。-プロ戦士ってわけでもないのに、見付からずにここまで来たのは、幸運と言うべきだったろう。
一つには、男たちが、やって来た車の方に気を取られていたせいでもある。
格納庫から出て来た男たちの先頭に立ってやって来るのは、やはり見間違いではない、三枝成正だった。その少し後ろに、どこかで見たことのある日本人がいる。

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奈奈子一惊,连忙把耳朵贴到リヒャルト的胸口上。留美子也瞪眼注视,
“怎么样?”
“——心脏已经停止了。”
怎么会这样!出了这么多血啊。
即使这样,为了帮助我,还这么乱来。。。。奈奈子咬着牙,强忍涌上来的泪水。
“死了吗?”
留美子问。
“是啊。真可怜啊。”
奈奈子在リヒャルト的额头上亲吻了下。“我不会忘了你的。”
奈奈子拿下リヒャルト还紧紧抱着的机关枪,然后站了起来。
同时,汽车朝跑道附近开了过去,停下了。格纳库里,汉子们出来了。
“奈奈子姐——”
“留美子。你暂且离开这里。到了早上,肯定能从森林里出去的。”
“奈奈子姐,你怎么办?”
“削他个王八蛋的!”
“不行啊,你会被杀的!”
留美子大惊。
“没关系。总之,知道真相想死也死不了。”
“奈奈子姐!”
“没事,我还不想死呢。”
奈奈子轻轻的拍了下留美子的肩头,“那,如果我活着,就和你在旅馆里会合。”
说完,低下头,抱起机关枪,朝黑暗中奔去。

奈奈子和留美子他们隐蔽的情况一样,赶到堆积箱子的暗处藏身。——她并不是职业战士,之所以没被人发现,应该说是幸运吧。
还有一点就是汉子们的注意力都放在过来的汽车上的缘故。
格纳库中出来的汉子们的先头部分过来的,果然没有看错,正是三枝成正。稍微后面一点的,是在哪里看到过的那个日本人.
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 楼主| 发表于 2012-1-17 17:13:08 | 显示全部楼层
車のタイトに照らされた、その顔を見ていて、奈々子は、誰だったろう、と首をかしげた。
そしてその次に歩いて来るのは―ペーターだった!
ルミ子の話で、充分にショックを受けていたものの、やはり、奈々子は改めてショックを受けた。ペーターが…。
もちろん、どこの馬の骨かも分らない男だったが、奈々子は直感的にペーターを信じていたのだ。それなのに…。男なんて、信じられない!
つくづく、奈々子は世の無常を思ったのだった…。
車のドアが開いた。
降り立ったのは、美貴である。奈々子の目にも、美貴の横顔はやや青ざめて、ゾッとするほど美しく見えた。
三枝が、五、六メートルの所まで来て、足を止めると、ニヤリと笑って、
「やあ、来たね」
と、言った。
「あなた―」
美貴が言った。「生きてたのね」
だが、その言い方には、少しも嬉しそうな響きはなかった。むしろ、哀しげですらあったのだ。
奈々子は、これをどう考えていいのか、分らなかった。
「どうした?駆け寄って抱きついて来てくれないのかい?」
と、三枝が言って、両手を広げて見せた。
「そうしたいわ」
と、美貴が、ゆっくりと首を振って、「どんなに、そうしたいか、あなたには分らないでしょう」
「なぜ、そうしない?」
美貴は、黙っていた。-三枝が、ちょっと笑って、
「君も知ってたはずじゃないか。僕の本業を」
「ええ。だけど、あなたはあの女の人を殺したじゃないの!」
「若村麻衣子のことか?どうってことじゃないさ、あんな女の一人」
「あなたにとってはね」
と、美貴は肯いて、「あなたが、密輸業者同士の争いで、いくら人を殺そうと、私は目をつぶっていられるかもしれない。でも、あの人は、あなたの子供を宿すしてたのよ」
「野田の奴が、あいつを連れて追いかけて来るなんて、余計なことをしなけりゃ、殺さずにすんだんだ」

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被车灯一照,奈奈子看着那张脸,猜想着他是谁。
然后又一个过来的人是皮特。
尽管奈奈子从留美子的话里充分的受了这个打击,但果然奈奈子还是再次受了打击。皮特啊。
当然,虽然他是个来历不明的男人,但奈奈子直觉上相信皮特。但即使这样,男人也不能相信!
奈奈子深深的感受到这世上的事情变化无常。
车门开了。
下来的是美贵。奈奈子看去,美贵的侧脸有些苍白,看起来有些惊艳的美。
三枝来在5.6米处停下脚步,微微一笑,
“呀。来了啊。”说到。
“你——”
美贵说。“你还活着。”
但是,这口气没有一丝高兴的意思。更可以说是悲哀。
奈奈子无论怎么想都想不明白。
“怎么了?不奔过来拥抱我一下吗?”
三枝说这,张开两只胳膊。
“想。”
美贵缓缓摇了摇头。“无论怎么想,你也不知道吧。”
“那为什么不过来呢。”
美贵没有做声。——三枝笑了笑,
“你也应该知道的。我的职业。”
“恩,只是,你怎能杀了那个女人呢!”
“你说若村麻衣子?那种女人又有什么关系。”
“那是对你来说。”
美贵点头,“你和你们走私的那帮人争斗,杀人,我也想都可以不管。但是,那个人还怀着你的孩子啊。”
“野田那个家伙,带着那贱人追了过来,我有别的办法也不能杀她了事。”
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 楼主| 发表于 2012-1-18 10:17:11 | 显示全部楼层
「言いわけにならない。-あなたが姿を消して、私は、本当に心配だった。でも、若村麻衣子の死体が上った時、私はもっともっと―悲しかったわ。いっそ、河に上ったのが、あなたの死体だったら良かった、と…」
「とんだ女房だな」
と、三枝は苦笑して、「何もかも、すんだことじゃないか。さあ、この飛行機、地中海の隠れ家へ飛ぼう。二人のハネムーンのやり直しといこうじゃないか」
三枝が、美貴の方歩み寄る。すると、突然、美貴がバッグへ手を入れ、小さな拳銃を取り出したのだ。
バアン、と銃声がして、三枝は、左腕を押えて、よろけた。
「美貴…」
「死んで。本当に死んで。私も死ぬから!」
美貴の叫び声は悲痛だった。
奈々子は、美貴の背後に、銃を持った男が迫るのを見た。-放っちゃおけない!
「ワーッ!」
と大声を出して、奈々子は飛び出すと、機関銃の引き金を引いた。
ダダダ、と凄い勢いで銃声が飛びはねて、男たちがワーッと散って、伏せた。
「美貴さん!早く逃げるのよ!」
と、奈々子は叫んだ。
「奈々子さん!」
「早く車に乗って!逃げなきゃ―」
その時、銃声がして、奈々子は左腕に焼けつくような痛みを感じた。思わず、膝をつく。美貴が駆け寄って来た。
「早く逃げて!私のことはいいから!」
と、奈々子は言ったが…。
やはり、無茶だったような。二人は、すっかり取り囲まれていたのである。
「全く、呆れた奴だな」
と、奈々子の方へやって来たのは、三枝のすぐ後ろにいた日本人。
奈々子の腕を撃ったのは、この男である。-奈々子は、ハッとした。
「あんた…アンカレッジで話しかけて来た人ね!」
「おや、よく憶えてくれたね」
あの時は、老けた変装をしていたが、今見ると、せいぜい四十前後。しかし、声を聞いて、奈々子もピンと来たのである。
「あんたが、日本で・・・」
「そう。君のお店を美少女变身したり、ナイフでちょっとおどかしたりした。てっきり君が、そちらの奥さんにあれこれ入れ知恵してるのかと思っていたんでね」

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“那不是借口!——你消失了我真的很担心。但是看到若村麻衣子的浮尸时,我却更加的悲伤。我宁愿河上漂浮的是你的尸体,那样会好点。”
“你真让我意想不到。”
三枝苦笑的说。“无论如何,事情不都结束了嘛。我们乘这架飞机去在地中海隐蔽的家吧。两个人在重新度一次蜜月。”
三枝朝着美贵的方向走近了。然后突然,美贵手伸到包里,掏出一把微型手枪。
砰!的一声枪响,三枝捂着左胳膊,蹒跚了下。
“美贵。。。。”
“死吧。真的,去死吧。我也要去死。”
美贵的叫声悲痛欲绝。
奈奈子看见美贵的身后有个持枪男子迫近了。——不能防止不管啊!
“哇!”
奈奈子大喊一声,跳了出去,搬动了机关枪的扳机。
哒哒哒,尖锐的枪响过后,男子们都分散趴在了地上。
“美贵小姐!快逃!"
奈奈子叫道。
“奈奈子小姐。”
“快坐进车里去!不逃的话——”
这时,枪声响起,奈奈子左臂火烧一般的疼痛。不由得跪倒。美贵急忙跑了过来。
“快逃啊!我又没有事!”
奈奈子虽然这么说。
果然是胡来啊。俩个人完全被包围了。
“真是不开窍的家伙啊!”
说话的是往奈奈子方向过来的那个三枝正后方的日本人。
击伤奈奈子左臂的就是这个男人。——奈奈子吃了一惊。
“你是、、在安克拉治来搭话的那个人!”
“哦?你居然还记得我呢。”
那时,他虽然装老人又换的装束,但现在看来至多四十左右岁。但是,一听声音,奈奈子马上就明白了。
“你在日本。、。。”
“是啊。美少女变身了你所在的店,用刀胁迫你的都是我。无疑是你给这位夫人出了这种种办法吧。”
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 楼主| 发表于 2012-1-19 10:24:12 | 显示全部楼层
「見当違いよ」
「しかし、結局は君を消すことになったね」
と、男は笑った。「君の強運も、ここでおしまいだ」
奈々子も、覚悟を決める。これじゃ、とても助からない。
「あなた!」
と、美貴が叫んだ。「この人を助けてあげて!」
「いいんです」
と、奈々子は美貴に言った。「こんな連中に命請いするぐらいなら、死んだ方がまし」
「奈々子さん…。ごめんなさい」
と、美貴はうなだれた。
奈々子は、腕の傷も、それほど痛みを感じなかった。立ち上ると、三枝の方へ、
「殺すならどうぞ」
と、言った。「その代り、一つお願いがある」
「何だ?」
「そこの、ペーターに撃たせて」
「なるほど。-おい。望みをを聞いてやれ」
三枝が促すと、ペーターは、
「いいでしょう」
と、拳銃を取り出した。「一発で仕止めてあげる」
「よろしく」
奈々子は、のんびりと言った。
ペーターが、銃口を奈々子の胸に向けて―引金を引く。
銃声と共に倒れたのは、奈々子ではなかった。あの、奈々子を撃った男だったのだ。
「貴様!」
と、三枝が怒鳴った。
「三枝さん。もう諦めることだ。K札が駆けつけて来ますよ」
ペーターは、素速く、奈々子たちの方へやって来ると、「さあ、車に乗れ」
「ペーター!」
「僕は買収されたふりをして、探っていたんだ。さあ、早く車へ―」
と、ペーターが言いかけた時、いくつも銃声が起った。
振り向くと、あの森から、警官たちが飛び出して来る。-助かった!
奈々子は飛び上って喜んだ。
「逃げろ!」
三枝が叫んだ。そして三枝は、ジェット機の中へと駆け込んでいった。
「ルミ子君は―」
「私が助けたわ。森の中に入る」
「良かった!ああしないと、すぐ殺されてしまうところだったからね」
撃ち合いが続いて、奈々子たちはペーターと一緒に、車のかげに隠れていた。
「ジェット機が―」
と、美貴が言った。
ジェット機が、エンジンの音を鋭く響かせて、滑走路を走り始めていた。
「逃げられやしないよ」
と、ペーターが言った。
すると―突然、美貴が車の中へ飛び込んで、ドアを閉め、エンジンをかけたのである。
「おい、何をする!」
と、ペーターが怒鳴る。
「美貴さん!」
車は、猛然と走り出した。-何をするんだろう?
奈々子は、美貴の運転する車が、滑走路の端まで行って、クルッとUターンするのを見た。そして車は、滑走して来るジェット機に、真正面から向って行ったのである。
「危ない!」
と、奈々子は叫んだ。「美喜さん!」
もちろん、聞こえるわけはない。
ジェット機の飛び立つ余裕はなかった。
息をのんで見つめる前で、ジェット機と、美貴の運転する車が正面からぶつかった。
爆発音。-機首がはね上り、次の瞬間、黄色い炎が渦を巻いてふきあげた。
「美貴さん…」
と、奈々子は呟くように言った。
車とジェット機は、見分けがたいほど一体になって、燃えつづけていた。-三枝と美貴の、最後の抱擁であるかのように。

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“让你出错了吧。”
“但是,结局是你要消失了。”
男人笑了笑。“你的强运到这里就终止了。”
奈奈子也做好了觉悟。就这样无论如何也不接受治疗。
“你!”
美贵叫道。“请给这个人治疗。”
“不用。”
奈奈子和美贵说。“要和这帮人乞求饶命,我不如死了。”
“奈奈子。。对不起啊。”
美贵低下了头。
奈奈子觉得胳膊上的伤并不那么疼。站起身来,朝三枝说:“要杀要剐,请动手吧。但是,我有个请求。”
“什么?”
“让那个皮特来执行。”
“原来如此。——喂。听到请求了吧。”
三枝催促着,皮特说声“好吧。”掏出一把手枪,“一枪结束你。”
“多谢关照。”
奈奈子悠闲的答道。
皮特的枪口对准奈奈子的胸口——扣动了扳机。
随着枪响倒下去的不是奈奈子。而是那个击伤奈奈子的男人。
“你这混蛋!”
三枝怒吼着。
“三枝先生,你还是放弃吧。条子马上就来了。”
皮特敏捷的朝奈奈子他们的方向跑过来,“快,上车!”
“皮特!”
“我装作被收买,来卧底的。好了,快上车——”
皮特话未完,又是几声枪响。
回头望去,森林中尽是警官跳将出来。——得救了!
奈奈子高兴的跳了起来。
“快逃!”
三枝叫道。然后三枝朝喷气机中逃窜而去。
“留美子呢?”
“我已经救了她,在森林里呢。”
“太好了。我不那样做的话,她就马上被杀了。”
互射持续着,奈奈子他们和皮特一起隐藏在汽车的掩体下。
“喷气机——”
美贵说。
喷气机引擎的声音尖锐的响起,开始在跑道上滑行了。
“绝不能让他们逃了!”
皮特说。
突然,美贵朝车里跳去,关上了车门,发动了引擎。
“喂,你干什么!”
皮特吼道。
“美贵小姐!”
汽车猛然开了起来。——她要干什么?
奈奈子看见美贵驾驶的汽车行至跑道的边上,紧急的拐了个U字型弯。然后正面朝疾行过来的喷气机开去。
“危险!”
奈奈子喊到。“美贵小姐!”
当然,她不可能听到。
喷气机没有足够的起飞冲刺了。
众人惊讶的出不了声响的注视着前,喷气机与美贵驾驶的汽车正面相撞。
爆炸声。——飞机头部飞起,接着瞬间,黄色火焰的漩涡席卷开来。。。
“美贵小姐。。。”
奈奈子似嘟囔着的说。
汽车与喷气机已经分辨不开的成为一体,继续燃烧着。——三枝和美贵好似最后的一个拥抱。
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发表于 2012-1-19 12:11:30 | 显示全部楼层
お疲れ様でした!!!!
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 楼主| 发表于 2012-1-20 09:43:00 | 显示全部楼层
35.南十字星
「傷の具合は?」
と、ルミ子が訊く。
「大したことないわ」
奈々子は、ちょっと肩をすくめて見せた。
―ミュンヘンのホテルのロビー。
チェックアウトをすませて、奈々子とルミ子は、空港への車の迎えが来るのを、待っていた。
「森田さん、荷物を運んでよ」
と、ルミ子が言うと、
「分ってる」
と、森田は、二人の荷物をせっせと運び始めた。
「あの人も気の毒ね」
と、奈々子は言った。「首になんなきゃいいけど」
「でも…奈々子さん、ごめんなさいね」
「どうしてルミ子さんが謝るの」
「だって―父の頼んだことで、あんなひどい目にあって」
「私は、ちゃんと承知の上で引き受けたんだから。―でも、結局、何の役にも立たなかったわ」
と、奈々子は、首を振った。
「お姉さん・・・三枝さんの正体を、分ってたのね」
「たぶん、好きになってから、知ったんでしょうね。だから、今さら、諦められなかったのよ」
「それを、また野田さんがあの若村麻衣子って人を連れて、追いかけて行って・・・」
「野田さんは、別の恋人をを見せれば、美貴さんの気が変ると思ったのね。まさか、三枝さんが平気でその女の人を殺してしまうなんて思わなかった」
「本当のところは、真相を知った美喜さんがショックで、一人で帰国したんじゃないかしら。でも、まさか夫が女を殺したとも言えなくて、いなくなった、と説明して…」
「-そうだろうね」
と、声がした。

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35.字星
“伤情如何南十?”
留美子问到。
“没什么大不了的。”
奈奈子微微耸了耸肩。
——慕尼黑的旅馆里。
结账离开旅馆后,奈奈子和留美子等待着从飞机场来接站的汽车。
“森田先生,搬行李啊。”
留美子说,
“知道了.”
森田拼命的开始搬俩个人的行李。
“那个人真可怜唉、”
奈奈子说。“被炒了也好,但是,,,”
“但是,奈奈子姐,对不起。”
“为什么留美子小姐要道歉呢?”
“因为——父亲的托付实在是过分啊,让你遭遇了那么多的事情。”
“我也是在知道的前提下接受的。——但是,结果却没能帮上什么忙。”
奈奈子摇了摇头。
“我姐知道三枝先生的真实面目。”
“大概,因为喜欢而知道了吧。所以事到如今,不能放弃了。”
“还有野田先生带着若村麻衣子追来。。。”
“野田先生看到他有别的恋人,以为美贵会有思想变化。谁知道三枝先生竟轻易的就把那个女人杀了。”
“但是,为什么三枝先生会消失呢?”
“真实的情况是知道真相的美贵大受打击,一个人怎么回国。她不能说丈夫丈夫把那女人杀了,就说消失了。”
“——这样啊。”
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 楼主| 发表于 2012-1-26 11:21:38 | 显示全部楼层
「ペーター。あなた…」
「さっき、君のお父さんと会ったよ」
と、ペーターはルミ子に言った。「あんなことになって、残念だ」
「ええ」
ルミ子は、ちょっと目を伏せた。「野田さんは?」
「あと何日か、ここに残ることになるだろう。-君らにはひどい思いをさせてしまったね」
「あなたのせいじゃないわ」
と、奈々子は言った。「三枝さんは、こっちで何をしていたの?」
「知っている通りさ。密輸業のボスの一人だった。冷酷で、僕の仲間も、何人か消された」
「どうして、ずっとこっちに?」
「それは、君の言った通り、若村麻衣子と言う女を殺してしまい、新妻が帰国してしまって、帰るのが怖かったんだ、と思うね。帰国したとたん、逮捕されるかもしれないし」
「でも、美貴さんは黙ってたわ」
「三枝を愛していたんだろうな」
「そうね…」
と、奈々子は言った。
フランクフルトミュンヘンのドイツ博物館の二か所で、三枝は美貴と離れている。フランクフルトで、野田と会い、若村麻衣子が来ていることを聞いた。そしてミュンヘンのドイツ博物館で、三枝は若村麻衣子を、自分の部下に連れ去らせたのだ。
たぶん、美貴は夫が若村麻衣子と会っているところを見た。そして彼女が姿を消したのを知って、夫が殺したのだと察した。-美貴は一人で帰国し、怖くなったのだも、追いかけるように帰って来て、口をつぐんでいたのだ。
三枝が女を殺すなどと、野田は考えてもいなかったのだから。
―野田は、美貴にあの美術館へ引張っていかれて、そこでハネムーンの時、若村麻衣子を連れて行ったのが自分だった、と告白させられたのだった。
「しかし―あんな終わり方になるとはね」
と、ペーターが首を振った。
「車、来たみたい」
と、ルミ子が立上って、「先に行ってるわ。奈々子さん、お二人で話があるんでしょう?」
と、行ってしまう。
奈々子は、何となく照れて、
「話…ある?」
と、訊いた。
「君は?」
「私は―あなたを信じてたわ」
「あの時も?」
「ええ」
ペーターは、奈々子の方へ身を寄せてキスした。-今度は、少しキスらしいキスだった。
「あなたはただ―仕事で、付き合ってたんでしょ、私と」
「仕事もある。でも、君にひかれていたのは確かだ」
と、ペーターは言った。「しかし…僕の仕事は、これからだ。危険も多い」
「そうね…」
「いつか―君を迎えに、日本へ行きたい」
と、ペーターは言って、何個の髪を、なでた。
「〈南十字星〉にいるわ」
「南十字星?」
「喫茶店よ。今はつぶれちゃってるけど」
「そうか」
「いつか―本物の南十字星を見たいわ」
「見せてあげられるといいがね」
「いいのよ。無理しないで」
と言って、奈々子は立ち上った。「もう行かなきゃ」
「空港まで送れなくて、すまないね」
ペーターは表の車まで、送って来てくれた。
「じゃ、さよなら」
と、ペーターは言って、もう一度、奈々子にキスした…。
車が走り出すと、
「奈々子さん、あの人のこと、好きなんでしょ」
と、ルミ子が言った。
「今は、そんな気分じゃないの」
そうだ。―美貴は死んでしまった。
志村に頼まれたことを、結局、奈々子は果せなかったのである。
自分が、たとえペーターを愛していたとしても、今は、そんなことを考えている時じゃないのだ…。
「やっと帰れるな」
と、車の助手席で、森田が言った。
言い方が、あまりに切実、奈々子とルミ子は思わず笑ってしまったのだった…。

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“皮特。你.....”
“刚才,我和你父亲通话了。”皮特对留美子说,“发生了那样的事,很遗憾。”
“是啊。”
留美子慢慢垂下双眼。“野田先生呢?”
“大概还要留在这几天吧。——让你们发生了不快的事情。”
“这不是你的错。”
奈奈子说。“三枝先生在这边干什么来着?”
“据我所知,他是走私业的一个老大。为人冷酷,我的同伴也被他干掉几个。”
“那他为什么一直在这边活动?”
“这个如你所言,他杀了那个叫若村麻衣子的女人,新婚妻子回国了,他不敢回去。一旦回国,很可能就会被抓。”
“但是,美贵小姐保持沉默了啊。”
“她还在爱着三枝吧。”
“是啊。”
奈奈子说。
在法兰克福和慕尼黑的俩所德国博物馆,三枝和美贵分开了。在法兰克福,和野田见面,得知若村麻衣子来的事情。接着,在慕尼黑的德国博物馆,三枝让自己的手下把若村麻衣子掳走了。
大概,美贵看到了丈夫和若村麻衣子的见面。后来得知她消失了,就知道是丈夫杀了她。——美贵一个人回国了,害怕的野田也追着回来了,对这事保持沉默。
三枝杀了那女人的事,野田也没想到。
——野田把美贵引到那座美术馆,告诉了她在她蜜月的时候,带若村麻衣子来的是自己。
“但是,却以那样的方式做了结尾。”
皮特摇头。
“车来了。”
留美子站起身,“那我先走了。奈奈子姐,你们俩个人还有话要说吧。”
说完就走了。
奈奈子不知为什么感到有些难为情,
“还有话吗?”
问到。
“你呢?”
“我——我相信你。”
“那个时候?”
“嗯。”
皮特俯身吻了奈奈子。——这次,有些接吻的意思了。
“你只是借工作和我应酬。”
“有工作的关系。但,我的确是被你吸引了。”
皮特说。“但是,我的工作从此后,危险也很多。”
“是啊。”
“什么时候——我去接你,我想去日本。”
皮特边说边抚摸着奈奈子的头发。
“在《南十字星》里。”
“南十字星?”
“咖啡店。现在虽说已经倒塌了。”
“这样啊。”
“什么时候——我想见到真正的南十字星。”
“我会让你见到的好吧。”
“好啊。不要勉强啊。”
说着,奈奈子站起身,“我必须要走了。”
“不送你到机场了,没完没了了。”
皮特送到外面的汽车处。
“那,在见。”
“还会再见的。”
皮特说到。又一次,吻了奈奈子。
汽车开走了。
“奈奈子姐,你喜欢他吧。”
留美子说。
“现在不是时候。”
是啊。——美贵死了。
志村拜托的事情,结果奈奈子并没有完成。
自己即使爱上了皮特,现在也不是考虑这个的时候。
“终于能回去了。”
汽车的副驾驶上,森田说到。
说的十分迫切。奈奈子和留美子不禁笑了起来.....。



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 楼主| 发表于 2012-1-28 15:42:41 | 显示全部楼层
エピローグ
「マスタ―、コーヒー三つ」
と、奈々子は言った。
「あいよ」
マスターは、相変わらずの、淡々とした調子である。
大分、新しい店にも慣れた。
立て直したのではなく、うまい具合に売りに出た店を買い取って、改装したのである。
もちろん、店名は〈南十字星〉。
広さも、前の店とあまり変わらない。
もう開業して二か月。あの波乱万丈の旅から、半年近くたつ。
ルミ子も時々、この店にやって来て、おしゃべりして行くのだ。野田への想いもすっかりふっ切れているらしい。
―あの出来事をきっかけに、ヨーロッパでも、大きな密輸組織が摘発されつつあるらしい。
きっとペーターも頑張っているんだろう。もちろん、日本から来た、少しおめでたい女のことなんか、もう忘れてしまったに違いない。
そう思うと、少し胸も痛むが…。でも、忘れられる日も来る。
「奈々ちゃん、大人っぽくなったね」
なんてマスターに言われて、奈々子、喜んだりしているのである。
「-新しい粉を出して」
「はい」
と、動きかけて、店の戸が開いた。「いらっしゃい―」
入って来たのは、ペーターだった。
「-やあ」
「どうも…」
奈々子は、ポカンッとして、立っていた。
「コーヒーを」
と、ペーターは言った。「それと、君をもらいたくて来た」
「私?」
「危ない仕事をやってるから、いつ殺されるかもしれない。それでもいいかい?」
奈々子は肯いて、
「一つ、条件があるの」
「何だい?」
「ハネムーンで、南十字星を見たい」
「お安いご用だ。本物のね」
「本物の…」
―奈々子は、頬を染めた。胸が一杯だ。
ペーターは、席について、
「じゃ、とりあえず、コーヒーを先にもらおうかな」
と言うと、微笑んで、ゆったりと寛いだ。
奈々子は、マスターに、
「コーヒー一つ」
と、言って、「それから、私、ここを辞めます」
「おめでとう」
マスターは、ちょっとウインクした。
―奈々子は、ペーターとのハネムーンで、無事に南十字星と対面できたか?
それはまた、別のお話になりそうである。

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结尾
“老板,咖啡三杯。”
奈奈子说。
“好的。”
老板依旧是那淡淡的口气。
很习惯这个新店面了。
这个店面不是重新盖的,而是买下一处状况不错的外兑的店面,改装而成的。
当然,店名还是《南十字星》。
面积也和原先没什么不同。
已经开业俩个月了。——那段惊心动魄的旅程结束后,近半年时间了。
留美子时不时的来这个店里聊天。好像完全把心思从野田那里摆脱出来了。
——以那件事为契机,欧洲的大的走私团伙也正在被揭发出来。
肯定是皮特的努力吧。当然,从日本来的有些憨直的女孩子的事,肯定也是忘了的。
一想到这,就有些心痛。但是,被遗忘的日子还是来了。
“小奈奈子,你成熟了嘛。”
被老板这么说,奈奈子还是挺高兴的。
“——拿新的粉。”
“好。”
奈奈子刚行动,店门就打开了。“欢迎光临——”
进来的人,是皮特。
“——呀。”
“请。。。”
奈奈子呆愣在原地。
 “要咖啡。”
皮特说。“还有,我是为你来的。”
“我?”
“因为做的是危险工作,所以不知什么时候就可能被杀了。这样也没关系吗?”
奈奈子点点头。
“还有一个条件。”
“什么?”
“蜜月的时候,我想去看南十字星。”
“这事容易,看真的.”
“真的。。。”
——奈奈子面额绯红。心里满满的。
皮特挨近座位,
“那么,先给我上杯咖啡把。”
说完,惬意的微笑着。
奈奈子对老板说:“咖啡一杯。还有,我辞职了。”
“恭喜你!”
老板稍微使了个眼色。
——奈奈子和皮特的蜜月能否顺利的看到南十字星?
这事还是再说吧。
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 楼主| 发表于 2012-1-28 15:47:00 | 显示全部楼层
终于更新完最后一话了,经历了正好半年的时间。感谢一路走来陪伴留言的朋友们。没有你们的支持我也很难撑着一直更新。由于我是自学日语,还有很多地方存在着不足,感谢大家的指点。以后我也会常来看看的,若有愿意交流的朋友请加我的QQ:12647820.感谢你们!
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发表于 2012-1-30 09:35:08 | 显示全部楼层
辛苦了哦。
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发表于 2012-1-30 13:03:49 | 显示全部楼层
能坚持到底就是最棒的!!!!
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 楼主| 发表于 2012-1-30 15:34:25 | 显示全部楼层
回复 cs8785 的帖子

很久没看见你回复了哦
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 楼主| 发表于 2012-1-30 15:34:43 | 显示全部楼层
回复 zhanghongmei 的帖子

谢谢,谢谢。
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