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[学习网站] [千与千寻]的日文剧本(1)

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发表于 2006-10-10 00:03:48 | 显示全部楼层 |阅读模式
父 千尋。千尋、もうすぐだよ。 ; S1 v. y+ K; K9 I/ m: Z
母 やっぱり田舎ねー。買い物は隣町に行くしかなさそうね。 6 g' w8 {* u6 ^1 b: k* t
父 住んで都にするしかないさ。
7 q* R5 z, t* B9 m6 v% a- Eほら、あれが小学校だよ。千尋、新しい学校だよ。
# K" o' E/ n9 f; I母 結構きれいな学校じゃない。
+ `$ P2 n( ?- u* {  
" i' W% [' R; w4 S% R' wしぶしぶ起きあがってあかんべをする千尋。 ) ?* r+ B+ B1 w3 }8 D
  
, O/ n3 ?- G0 Z: C/ C( I5 B6 p9 r: A千尋 前の方がいいもん。
* M+ T( g: X4 i…あっ、あああ!おかあさん、お花しおれてっちゃった!
( j3 t( `5 M9 O! {* S+ G! j8 T& J母 あなた、ずーっと握りしめてるんだもの。おうちについたら水切りすれば大丈夫よ。 : b' m9 ]# Z: H: t
千尋 初めてもらった花束が、お別れの花束なんて悲しい…
# I3 j0 i1 h0 \母 あら。この前のお誕生日にバラの花をもらったじゃない? $ T5 @, w% X  E% C$ c5 H0 P0 R
千尋 一本ね、一本じゃ花束って言えないわ。
* ^7 H4 E+ |. h* }母 カードが落ちたわ。
. P; p; O1 T& w# Q$ r' {1 V! h窓開けるわよ。もうしゃんとしてちょうだい!今日は忙しいんだから。
4 i4 y' n3 b5 q8 E( r& [   4 p5 D2 p+ U8 Y/ S" m/ T2 @) q( s
タイトル
+ r) g9 Z9 o# |$ m5 a' Z* p  
% t) f2 q' u) K& n' s  k父 あれ?道を間違えたかな?おかしいな… / i2 n. z, K# o! d
母 あそこじゃない?ほら。
1 ^" h$ _  X0 e/ U父 ん?
3 u5 m& f, Y# j9 F) I; }5 _) s9 T0 g! W母 あの隅の青い家でしょ?
. D; P. \8 w" E% Z. P父 あれだ。一本下の道を来ちゃったんだな。…このまま行っていけるのかな。
1 Q* \' H2 X6 r1 L7 @3 r7 i3 I母 やめてよ、そうやっていつも迷っちゃうんだから。
: Q( S8 r# I6 P% @) {7 ]1 W父 ちょっとだけ、ねっ。
' {! F) N8 G1 ~+ }; r! W0 X: t千尋 あのうちみたいの何?
& L1 w3 W  y% j8 q5 J母 石のほこら。神様のおうちよ
+ j! o8 I$ x5 y   ' \+ S; |; g/ x1 p+ T
父 おとうさん、大丈夫?
3 T% T% w( v) A# f* V" g6 K父 まかせとけ、この車は四駆だぞ!
: n  W: @  D( [% z; A- O/ O千尋 うぁっ―
2 H% V5 o9 X! [2 F+ M2 \/ N. T母 千尋、座ってなさい。 2 ~& I9 v) i1 ?3 u* T
   % w; e" `7 l0 [; \3 ?3 J; k- g. i
千尋 あっ、うわっ…わっ、わっ!
# H/ F1 S; ?8 Q( g# d3 X/ o3 `ぅああああああっ! 2 P9 r' q+ q% |1 `
母 あなた、いいかげんにして! * c- J% {# O, b0 i6 f
父 行き止まりだ! . d: C% V, L2 a; ~' e
  
- O* c4 `- a" Q* t母 なあに?この建物。
( N2 {$ i8 D1 K- C父 門みたいだね。 3 R6 \* c2 J0 K) N. s% u
母 あなた、もどりましょう、あなた。
* J+ N2 z- i  N千尋?…もぅ。
: T" C- _/ _+ [: v, j父 何だ、モルタル製か。結構新しい建物だよ。
5 c) J6 u8 g' j5 N! `千尋 …風を吸込んでる… . J) Q! G8 A2 O$ e1 p+ c7 q
母 なぁに?
' g* T$ n$ r6 \; x. _父 ちょっと行ってみない?むこうへ抜けられるんだ。
3 l; {2 h% X: [4 y! b" Z9 H" a1 I千尋 ここいやだ。戻ろうおとうさん!
7 I. }6 L& L9 q1 X) v- u% h父 なーんだ。恐がりだな千尋は。ねっ、ちょっとだけ。
0 l! p! u7 D  [3 F# s1 ]母 引越センターのトラックが来ちゃうわよ。   X$ _+ P. e7 \* H& g! A
父 平気だよ、カギは渡してあるし、全部やってくれるんだろ?
0 K. G# V3 n! l. z" t5 J3 i. Z& |母 そりゃそうだけど…
8 {3 G! X5 ~  w. r1 F2 U& n, f2 _) I千尋 いやだ、わたし行かないよ! ! A9 q0 u  L5 u- \, E$ u
戻ろうよ、おとうさん! ( G0 q- U8 Y" Q) _- n( ]) |
父 おいで、平気だよ。 $ W+ u+ d, \. O2 H1 `
千尋 わたし行かない!
/ m% k3 n+ w3 _" s( H2 s/ Qうぅ…あぁっ! ( @& B6 N# ]* N, q! y( k. a
母 千尋は車の中で待ってなさい。
( d% n7 M6 r5 n9 c2 H3 N千尋 ぅぅ…おかあさーん!
- ]1 O1 n2 a4 `* H1 G4 `! pまってぇーっ!
4 f6 y6 W0 e/ _' `1 m% u父 足下気をつけな。 . r/ h8 O9 W4 z; i
母 千尋、そんなにくっつかないで。歩きにくいわ。
$ }7 I" e& E' m$ x   & u( _( S7 Z  U" I0 L
千尋 ここどこ? ! s& L. ?/ t2 A8 m9 h% z3 f2 [3 F2 ]
母 あっ。ほら聞こえる。 5 q0 w4 n5 }3 h% ]+ V
千尋 …電車の音!
: V  O' u6 d4 n9 o9 P; Y6 D0 E. p+ j4 V母 案外 駅が近いのかもしれないね。
) v0 u, J* |- ]% R! A" I7 m父 いこう、すぐわかるさ。
5 b7 A8 y( X" u8 |8 B  
) L# u# z, f: \+ I' }千尋 こんなとこに家がある…
5 [( k8 P7 A$ u! L) Y& x" n父 やっぱり間違いないな。テーマパークの残骸だよ、これ。 * |/ H( W0 B' C: h8 O9 Y1 a
90年頃にあっちこっちでたくさん計画されてさ。バブルがはじけてみんな潰れちゃったんだ。これもその一つだよ、きっと。 . M- U6 u  `8 Y" A, ]6 e1 j  D
千尋 えぇーっ、まだいくの!?おとうさん、もう帰ろうよぅ!
6 i% [0 X4 v. b- a. iねぇーーーっ!
& m6 T4 k4 E3 J   - b! I  _0 `: U% L, _
千尋 おかあさん、あの建物うなってるよ。 $ `! _) t7 D* Y+ [& K( y
母 風鳴りでしょ。気持ちいいとこねー、車の中のサンドイッチ持ってくれば良かった。
' G  q4 f) P/ M0 f3 e% k父 川を作ろうとしたんだねー。 - F1 U0 d' q: _! Y2 l
ん?なんか匂わない?
( b8 S$ y6 _3 v" _) J母 え? - [6 X; ^0 E7 p* Z
父 ほら、うまそうな匂いがする。 0 z0 j* k$ p! K- A* Y
母 あら、ほんとね。 7 H* l7 c( S7 ?: l
父 案外まだやってるのかもしれないよ、ここ。
8 r0 a" y" X8 C4 ?* {# r4 v( u母 千尋、はやくしなさい。 ) ^+ y5 v# h8 a* k2 q$ j
千尋 まーってー! + ]- k/ q7 c" L# ]0 s
  
! a# L3 l. Q1 {: V8 n父 ふん、ふん…こっちだ。 3 |7 }, I9 b& _' ?1 d
母 あきれた。これ全部 食べ物屋よ。 * T; L' j+ I& a: \
千尋 誰もいないねー。
# ^" v8 @$ o2 i父 ん?あそこだ! & e- t1 C; N* [5 L0 W
おーい、おーい。
6 c# [& |4 X% ]5 yはぁー。うん、わぁ。
. |0 Y1 ]; C7 t6 Z' i) Tこっちこっち。
& v+ z/ J! z: @" M$ |7 i  h* o* n( o母 わぁー、すごいわねー。 ( [* v, M# e  g; |
父 すみませーん、どなたかいませんかー?
4 J6 X7 q$ M7 N/ |- c母 千尋もおいで、おいしそうよ。 ( u, k% N" s: F# A7 ^
父 すいませーん! , z$ K8 y- v- h- r
母 いいわよ、そのうち来たらお金払えばいいんだから。
5 ?4 E. `/ E2 t, f6 x( O* F父 そうだな。そっちにいいやつが…
; l7 ^# l8 y. I4 _  [) K母 これなんていう鳥かしら。…おいしい!千尋、すっごくおいしいよ! 7 J& b+ G& Z# }
千尋 いらない!ねぇ帰ろ、お店の人に怒られるよ。
% h8 G4 _3 X5 x父 大丈夫、お父さんがついてるんだから。カードも財布も持ってるし。
% q" x; C  _3 f% S) L; c# c% ?母 千尋も食べな。骨まで柔らかいよ。 4 I; B; ^7 d! I" Z
父 辛子。 0 W9 ]1 P6 h- H" l2 `" ^8 C
母 ありがと。 1 |7 t$ m; U( S0 F& O
千尋 おかぁさん、おとぅさん! 6 V6 @: R. g2 v2 l- p4 C1 m7 ~, ?
   & p3 w. i& W0 N' J3 F# j
諦めて歩き出す千尋。油屋の建物を見つける。
8 J" D& X6 H+ @5 }   2 b! s! M) \* F/ @# _. b; H
千尋 へんなの。 4 i) B% D. a9 n$ o
  
" u0 @; r6 x. z9 }' i0 z+ Q; R5 \千尋 電車だ!…? 7 @4 Z0 V$ \5 r$ f
ハク様 …! $ H8 u' J- G7 z  a4 @/ ?, _
ここへ来てははいけない!すぐ戻れ! * \' {4 o& n: L8 u4 X
千尋 えっ? 4 X) h2 z( |  v3 m' e* l
ハク様 じきに夜になる!その前に早く戻れ!
+ A) t$ S" N% y8 e9 V…もう明かりが入った、急いで!私が時間を稼ぐ、川の向こうへ走れ!   K% G6 r* P1 ^! U: @
   1 s6 _+ b1 _( {. E2 K. \& @
千尋 なによあいつ…
+ {- s, V  W" P: Z+ [& R  
9 n0 C$ ]  d; s, z) Z明かりが入ると同時に、たくさんの影が動き出す。
3 c3 _- ?, Y- L$ Q6 U   + A; W. N( x- I) @( n
千尋 ……!おとうさーん! 8 E3 }7 E+ t; b3 Z: r3 z) L* b) J
おとうさん帰ろ、帰ろう、おとうさーん! : g& A$ h; e2 z  R8 ~
座っていた豚が振り向く。
0 ?( ?" U1 v, X- j. B千尋 ひぃぃ…っ 8 c* \6 b: o7 P9 j/ S; Y6 i
豚がたたかれて倒れる。
! x8 a1 `$ b% b$ p# X. J* _豚 ブギィィィ!
4 E* u( |4 \7 F- O6 M7 k' n; F千尋 ぅわぁあーっ!
9 y% q! c" `1 {% F* o% D5 Hおとおさーん、おかあさーん!
# N  M( e. c( R; j+ jおかあさーん、ひっ!
6 v6 c/ w( R, i# ^* R) \ぎゃああーーっ! 2 ~% M7 u1 m4 L; P5 D: k
  
0 C4 p$ J: h8 t: H. R千尋 ひゃっ!…水だ!
% R* R1 K: U& p0 h6 @うそ…夢だ、夢だ!さめろさめろ、さめろ!
0 S5 t- N: I+ D0 Dさめてぇ…っ…
/ \' [4 }6 e/ ]9 ?5 @これはゆめだ、ゆめだ。みんな消えろ、消えろ。きえろ。
' g) l  u4 e$ ]3 ?1 D6 E  ^あっ…ぁあっ、透けてる!ぁ…夢だ、絶対夢だ!
* a4 s$ N2 X8 `0 M. L% i2 j5 q  
% j4 Y1 i& b% D& b船が接岸し、春日さまが出てくる。
' |5 f) R2 C7 C   ' o$ {* C9 {! d9 N
千尋 ひっ…ひっ、ぎゃあああーーっ! 2 L$ _/ N, k" q; A/ Y/ B. P
  
9 h" w# u' a$ z# h4 m千尋を捜すハク。暗闇にいる千尋を見つけて肩を抱く。 . D0 p% U5 M9 K) Y0 e. s' p
  
  k6 j- B6 d3 R" P# R9 ]9 x  Z9 W千尋 っっっ! . ~: x& ^) k1 M/ M  r8 a$ U5 n0 j
ハク様 怖がるな。私はそなたの味方だ。
, Q; O" p8 M$ R; \* }; o千尋 いやっ、やっ!やっっ! " ]( ]. z: x4 u) D/ N
ハク様 口を開けて、これを早く。この世界のものを食べないとそなたは消えてしまう。
: w% g/ L( L6 |+ T  m) U  e: I千尋 いやっ!…っ!?
% R3 i# v+ u" y7 h+ S4 [ハク様 大丈夫、食べても豚にはならない。噛んで飲みなさい。
4 z; w' M* a  ]4 G& C; M千尋 …ん…んぅ…んー…っ
4 z4 g7 u  \) ^+ b- _ハク様 もう大丈夫。触ってごらん。
; T7 I' y: P5 k' d千尋 さわれる… 8 g8 k( j# i9 U" \+ j
ハク様 ね?さ、おいで。
  z9 u4 Q) M, U9 P0 }9 t/ n千尋 おとうさんとおかあさんは?どこ?豚なんかになってないよね!?
5 d0 E6 y/ e  S1 s# P% q* w  @ハク様 今は無理だけど必ず会えるよ。…! 2 N" Q, K$ }; m' g! S
静かに!
- m. e+ y3 h- g) ^! K   : s9 Q. o3 [& H/ U
ハクが千尋を壁に押しつけると、上空を湯バードが飛んでいく。
" s3 y! z7 x, }; U: g& `- X% Q7 ~  
" X, ]* Q3 Z7 i( s" fハク様 そなたを捜しているのだ。時間がない、走ろう!
4 n9 R$ ]: M1 \5 v千尋 ぁっ…立てない、どうしよう!力が入んない…
) A: V' c/ T4 C  {4 X& Gハク様 落ち着いて、深く息を吸ってごらん…そなたの内なる風と水の名において…解き放て…
" t+ o5 u3 o! |, ]2 S6 Z8 F5 _$ @立って!
+ M$ R0 }7 j8 N. l$ T4 ~  }: Z千尋 あっ、うわっ!
% ?3 c; x: s0 k   & Z9 Q- e0 Q# Z' L' ]3 F
走り出す二人。 6 m  ?# O1 j# R- e4 r+ V* [
  
4 ^/ T/ p/ n2 m6 u5 Cハク様 …橋を渡る間、息をしてはいけないよ。
1 N7 y+ M) x+ H2 g$ ^* g0 Pちょっとでも吸ったり吐いたりすると、術が解けて店の者に気づかれてしまう。 2 z2 L. m7 |7 ~+ ^' a
千尋 こわい… ' N* m- k2 @! j& u. D% p
ハク様 心を鎮めて。 4 U. {  W; l% f
   8 c$ Y6 l: n: q. @: Q
従業員 いらっしゃいませ、お早いお着きで。いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。
- E) S! |5 }8 tハク様 所用からの戻りだ。
% x, I3 x% @7 m/ j  n従業員 へい、お戻りくださいませ。 & m; H7 e2 N, U0 n5 p) J, h
ハク様 深く吸って…止めて。 ! K; J2 J1 j2 x
   % J; v; u! c. S3 d2 O$ M
カオナシが千尋を見送る。 8 U/ L0 l0 |' R( _  i6 z
  
$ |7 S! d" C1 c" Y3 e湯女 いらっしゃい、お待ちしてましたよ。 ' {. c% @, H8 w
ハク様 しっかり、もう少し。
7 \! _5 P0 z( f9 {青蛙 ハク様ぁー。何処へ行っておったー? , c9 p" t' s- F# w2 Z
千尋 …!ぶはぁっ
/ W' M. Z3 w% N  J# Z青蛙 ひっ、人か? " Y! r+ ]- h6 q' O! b# S
ハク様 …!走れ!
; l; g& ]- ~( N/ s5 A! R2 w青蛙 …ん?え、え?
" J. u% o7 @% U5 _3 w7 ?2 {  
: Y, E- N! s6 G2 g: \青蛙に術をかけて逃げるハク。
, P& e& T- S- ^6 Z8 V5 _  
0 Q* y$ ^$ ^0 p% ]- P従業員 ハク様、ハク様!ええい匂わぬか、人が入り込んだぞ!臭いぞ、臭いぞ!
. w. R1 }9 o4 g0 i1 {* p' X1 uハク様 勘づかれたな… ' P/ T4 y* i5 X0 t1 Z! T' G2 ?
千尋 ごめん、私 息しちゃった… ; z; r3 N9 Y' J; Z/ r0 ?9 B
ハク様 いや、千尋はよく頑張った。これからどうするか離すからよくお聞き。ここにいては必ず見つかる。 $ p* i) Y9 J; K+ {7 h2 Z
私が行って誤魔化すから、そのすきに千尋はここを抜け出して… - H- p& v4 Y/ s
千尋 いや!行かないで、ここにいて、お願い! ; ^- y, Y2 w' Y% T) t/ g: o. _6 x
ハク様 この世界で生き延びるためにはそうするしかないんだ。ご両親を助けるためにも。 " ], @" K8 j3 l& n# ?8 v: g
千尋 やっぱり豚になったの夢じゃないんだ… : O! F- D$ Z/ w8 y
ハク様 じっとして… 7 }0 S9 E: m  \2 N+ o9 @
騒ぎが収まったら、裏のくぐり戸から出られる。外の階段を一番下まで下りるんだ。そこにボイラー室の入口がある。火を焚くところだ。
, T$ s6 V  W) B% @( M2 ~6 M中に釜爺という人がいるから、釜爺に会うんだ。
1 Z2 `" h& z/ |/ ^5 B% }+ k  [; Y千尋 釜爺?
, i9 s& \( k1 t/ rハク様 その人にここで働きたいと頼むんだ。断られても、粘るんだよ。 : R  B5 D3 s& l! [7 B
ここでは仕事を持たない者は、湯婆婆に動物にされてしまう。 & O: R0 T2 c% f9 L3 v
千尋 湯婆婆…って? $ A9 G7 t) p7 d) M6 V# a$ E
ハク様 会えばすぐに分かる。ここを支配している魔女だ。嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。そうすれば、湯婆婆には手は出せない。
" D) y4 n: k9 P; B& g千尋 うん…
9 E; v) e1 \( A  
8 M3 n) y3 ~, f# k* q+ c従業員 ハク様ぁー、ハク様ー、どちらにおいでですかー?
) E) Z" ?! i, M8 i/ r+ F* n5 xハク様 いかなきゃ。忘れないで、私は千尋の味方だからね。 ( f0 s0 q9 A  E' O1 o- a
千尋 どうして私の名を知ってるの? # Y% j  |$ y( h* U/ N
ハク様 そなたの小さいときから知っている。私の名は――ハクだ。
$ f( X7 _& m' X   6 {; C3 f" z* e
ハク様 ハクはここにいるぞ。 3 ]) J4 O' \8 l6 b
従業員 ハク様、湯婆婆さまが… 8 X* d( S3 J. p. [# H8 P. ?( r
ハク様 分かっている。そのことで外へ出ていた。
: V( w5 I) l7 E) T9 V3 G   " i$ g' t8 ?9 g- P# I+ e
階段へ向う千尋。恐る恐る踏み出し、一段滑り落ちる。 + x0 ]4 _& V. b6 h8 e
  
! ?( m7 `. ]7 q; i  r3 m千尋 ぃやっ! - I$ i' Q3 N" e
はっ、はぁっ… - i- i- ]/ C" ~6 R  S
   6 m8 w- I3 {: v( i' ?- u& y/ w( z, h
もう一段踏み出すと階段が壊れ、はずみで走り出す。
& T: Y. ]" O% G) S3 v$ o: L. @  
0 P$ v/ U1 R4 a9 M' I+ j千尋 わ…っいやああああーーーーっ!やあぁああああああー! ' ]6 \, Y. }) `( k' L
   / Y  L4 n; V/ \) |
なんとか下まで降り、そろそろとボイラー室へむかう。 6 B8 K0 w2 A5 L0 ]% E
ボイラー室で釜爺をみて後ずさりし、熱い釜に触ってしまう。 . X0 m3 Z" M. G3 P
  
* R1 b4 @  O$ Q7 G千尋 あつっ…! . s; G8 b, }) Y/ b7 M$ ?9 j
   % m% _% _4 o/ E2 D
カンカンカンカン(ハンマーの音) 9 C/ x$ T; @- n- k; l$ e" B
  
1 O3 w+ o; w0 l* ]; ^千尋 あの…。すみません。
; S' J$ a8 d: I6 m. vあ、あのー…あの、釜爺さんですか? / {. l: Q( C  C% {: c  |
釜爺 ん?…ん、んんーー?
8 D" y0 b2 @- p$ q' ]7 K6 H千尋 …あの、ハクという人に言われてきました。ここで働かせてください!
! Y( J9 F. b! Y0 ^  G+ B- e3 I   3 H- r& t: Z# N
リンリン(呼び鈴の音) ) `7 S( l  |, \8 g. Q+ G7 S
  
- V% v1 e- C1 j6 |1 B釜爺 ええい、こんなに一度に… ) b" T' t  h# ]8 V2 C
チビども、仕事だー! ! P0 i% J- I" e4 C( a
  
; T$ ?) v9 g" iカンカンカンカンカンカン
! q. z9 N+ r/ j3 h3 v  
/ `% r5 {1 E& u- V( k% r釜爺 わしゃあ、釜爺だ。風呂釜にこき使われとるじじいだ。 3 Q4 @( {8 X3 P. s: n* o( y
チビども、はやくせんか!
7 u; N7 S2 B$ d9 G' U千尋 あの、ここで働かせてください!
  V- p3 r  u. [- n# F' W0 F7 w釜爺 ええい、手は足りとる。そこら中ススだらけだからな。いくらでも代わりはおるわい。 " @+ P9 p; `/ T; k; y5 a
   + J2 t& ]4 }* L/ ^: t3 U: x
千尋 あっ、ごめんなさい。 2 G3 X: G: k$ O1 k7 z" A
あっ、ちょっと待って。
+ k: j- q6 Y, Q# W; F釜爺 じゃまじゃま!- W2 w" F% J# e: c9 h

2 z  |) q8 e! ~) m* a[ 本帖最后由 月影 于 2006-10-9 16:21 编辑 ]
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发表于 2006-10-12 00:01:54 | 显示全部楼层
好きだよ~~% W4 M$ g, N  }) {, S( F' v
ありがとう。
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发表于 2006-10-12 16:53:09 | 显示全部楼层
いい勉強になりました。どうもありがとう。
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发表于 2006-10-16 02:52:04 | 显示全部楼层
どもう   
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发表于 2006-10-18 21:07:44 | 显示全部楼层

边看边学

看了不至于什么都不懂了
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发表于 2006-10-18 22:23:59 | 显示全部楼层

新人,学一下1

新人,还没有装日文输入法,暂作支持!
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 楼主| 发表于 2006-10-19 04:51:12 | 显示全部楼层
呵呵,谢谢各位的支持.
3 y! l7 _# m1 H9 }# x* h本当にありがとうございます!!!
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发表于 2006-10-19 21:09:41 | 显示全部楼层
   还有没有?
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 楼主| 发表于 2006-10-23 00:47:15 | 显示全部楼层
还有的,你去找找吧
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发表于 2006-10-25 23:55:33 | 显示全部楼层
いいね、あなたには感謝しています。
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