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[学习网站] [千与千寻]的日文剧本(1)

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发表于 2006-10-10 00:03:48 | 显示全部楼层 |阅读模式
父 千尋。千尋、もうすぐだよ。 7 M, b, F! W7 c0 ^2 R% a
母 やっぱり田舎ねー。買い物は隣町に行くしかなさそうね。
+ F) K' _+ t" F8 i父 住んで都にするしかないさ。
6 ^1 {' V- S8 K' Z: a" ?& _ほら、あれが小学校だよ。千尋、新しい学校だよ。
7 @% A/ }& o6 `+ H$ d/ M8 p2 t母 結構きれいな学校じゃない。 1 a2 a3 n3 {9 z. H4 i
  
. X# `: }' `* a6 G% Y: \- R% o* Mしぶしぶ起きあがってあかんべをする千尋。 0 p' s" Q6 E, \, U6 D/ m
   " v% ~" W" o6 D) N" {% n; l& K
千尋 前の方がいいもん。 6 c( [. K+ ?: P0 }" v0 V
…あっ、あああ!おかあさん、お花しおれてっちゃった! / p  D7 z9 L5 H2 C( B
母 あなた、ずーっと握りしめてるんだもの。おうちについたら水切りすれば大丈夫よ。
5 w/ J! P* ^2 ~  F8 F千尋 初めてもらった花束が、お別れの花束なんて悲しい… , a) E" a: G8 r
母 あら。この前のお誕生日にバラの花をもらったじゃない? ; D! d1 S) x! X+ U+ H% g0 J
千尋 一本ね、一本じゃ花束って言えないわ。
* w1 u9 o5 |2 |+ g. Q' a母 カードが落ちたわ。
3 V  k) t. ^$ ^! H窓開けるわよ。もうしゃんとしてちょうだい!今日は忙しいんだから。
; z5 ?9 n& H4 B" }: [+ A+ h   ' N6 W0 U8 b' ^: D. S
タイトル " h7 L# E( G% p( H2 U
   6 X3 G: ?) r# X( P& c0 F
父 あれ?道を間違えたかな?おかしいな… $ S7 k. z% g; R* C* _
母 あそこじゃない?ほら。
$ M/ V4 U, {2 E# f0 L2 N; U5 R父 ん?
  q6 |! v0 q& G; q2 x母 あの隅の青い家でしょ? . G- X0 J0 R7 |# N. K
父 あれだ。一本下の道を来ちゃったんだな。…このまま行っていけるのかな。 ' x* c/ S$ N2 g4 e0 I
母 やめてよ、そうやっていつも迷っちゃうんだから。 5 K, z" o/ e5 g; s
父 ちょっとだけ、ねっ。
- A+ s& b8 W2 z9 C: s* v( I千尋 あのうちみたいの何? , M. u9 @% f) I, B4 b6 y
母 石のほこら。神様のおうちよ ) ]: F. Q# k4 s+ C1 K
   3 a7 Y7 M" H9 Q- c
父 おとうさん、大丈夫?
( U4 V) G' h* O! Y9 _父 まかせとけ、この車は四駆だぞ! # T; G5 n" {+ h: j5 U: z1 s$ {3 g
千尋 うぁっ― " G2 J, h" i2 F6 u: O7 C0 [
母 千尋、座ってなさい。
: R3 [  A- g. G7 O! X- j' I   # V; I7 h7 V' d+ J5 B9 a/ H9 i
千尋 あっ、うわっ…わっ、わっ! - ]7 V  D9 C, t8 X% S, h+ a" G
ぅああああああっ!   x5 Z  b; x1 ~6 j  n5 F; o
母 あなた、いいかげんにして!
! [, s! h% z9 E: E9 u父 行き止まりだ!
) N* {- m8 G7 W  
6 ^; E; C3 \, W/ q  p母 なあに?この建物。
# G$ u7 G( W: L. j3 y父 門みたいだね。 & |: P3 k0 o8 l( ]5 F% {) [  _
母 あなた、もどりましょう、あなた。
2 z; H2 s9 @( |" `千尋?…もぅ。 # A1 W$ g2 B0 ^& I! s
父 何だ、モルタル製か。結構新しい建物だよ。
' w2 D; d2 m2 O, X" E+ j2 e9 E千尋 …風を吸込んでる…   B, n! ?/ M9 h' g( _! t! b
母 なぁに?
& V7 z# d9 P) P  F6 H# |) E7 n父 ちょっと行ってみない?むこうへ抜けられるんだ。 ! U4 B3 x5 p/ g1 d; U% g1 W
千尋 ここいやだ。戻ろうおとうさん! ; y' `# G( ]$ m8 y6 M& g0 p
父 なーんだ。恐がりだな千尋は。ねっ、ちょっとだけ。
9 h. t# U! W- k4 F( l9 L$ M+ C/ ~9 b& Z母 引越センターのトラックが来ちゃうわよ。 / l; k2 Y% v" F) [2 u* u
父 平気だよ、カギは渡してあるし、全部やってくれるんだろ? / o/ D7 w. O( @# A2 G& M7 b
母 そりゃそうだけど… # C' s8 Z4 n; d6 c
千尋 いやだ、わたし行かないよ! 5 b6 \7 S7 F9 q4 ~
戻ろうよ、おとうさん!
/ G' w! k4 p; r+ z% k3 ]) |父 おいで、平気だよ。 8 Z1 t  {* R$ h3 ~4 ^1 l
千尋 わたし行かない!
7 a% S4 `2 t8 J# Oうぅ…あぁっ! " Y/ s  {0 T. |. w
母 千尋は車の中で待ってなさい。 4 L% V$ Q8 S6 H& Z. e
千尋 ぅぅ…おかあさーん! : O5 ]& B8 k4 g* v1 y" l
まってぇーっ!
6 J& u0 z* V# d( \! |$ ?  u5 f, }父 足下気をつけな。
; s. Y* o- [( R( _$ u  K母 千尋、そんなにくっつかないで。歩きにくいわ。 * ~2 I+ A; C* ?5 ]. a. R
   6 f2 T* _1 j  w& y7 T
千尋 ここどこ? + H7 F( e3 d( L- F
母 あっ。ほら聞こえる。 0 c! C0 e) ^7 _: ]5 b  l9 k
千尋 …電車の音!
9 ~# I% H9 D7 x& n5 L, ~母 案外 駅が近いのかもしれないね。
0 I' Z. S7 v$ H; {& l父 いこう、すぐわかるさ。
" q. C3 n; j$ h   . g3 e8 z& Y8 ~0 o3 q4 R1 A
千尋 こんなとこに家がある…
: i5 G* K% K% |, L+ @父 やっぱり間違いないな。テーマパークの残骸だよ、これ。 . W- C" x6 G. v! V# k+ S: e
90年頃にあっちこっちでたくさん計画されてさ。バブルがはじけてみんな潰れちゃったんだ。これもその一つだよ、きっと。
6 F9 P( }% R1 ^0 U8 S5 `千尋 えぇーっ、まだいくの!?おとうさん、もう帰ろうよぅ!
/ T) x5 T, Q- \( V+ ]ねぇーーーっ!
6 l# o# Z/ u. G  
' H  t) L7 D6 ]' R/ }; b9 @千尋 おかあさん、あの建物うなってるよ。
7 r3 @( j; J1 G! e- ^母 風鳴りでしょ。気持ちいいとこねー、車の中のサンドイッチ持ってくれば良かった。
4 v  d$ K. P' ^# `, n; k4 u- ^7 P父 川を作ろうとしたんだねー。
( d0 H& e; g: l& J6 d! w+ |9 Wん?なんか匂わない?
5 M. M5 _/ o/ Y- Y1 u母 え? ! L; R& P; k! [1 w* P
父 ほら、うまそうな匂いがする。
7 ]% J. _! K& X母 あら、ほんとね。
6 D* F! s' h! J7 J! A7 f  ^6 X' i父 案外まだやってるのかもしれないよ、ここ。
' Y2 g4 W( l# c& c% o7 q母 千尋、はやくしなさい。   f/ Z$ G  n$ N
千尋 まーってー!
( d; P. n$ w% ]( ?. G2 u- G  
& g) k# h+ P4 O  j( b/ S父 ふん、ふん…こっちだ。 4 f5 ~/ s5 A- U
母 あきれた。これ全部 食べ物屋よ。 " d  ^7 p8 U, }) l2 G
千尋 誰もいないねー。
* K% S" U7 D" ~' M" h0 f0 S% o  q: F父 ん?あそこだ!
* \4 C" s8 B8 k9 c) Gおーい、おーい。 ' F6 ]' g. M% `+ m5 J
はぁー。うん、わぁ。 9 P  k" L: M+ k0 C9 P1 ]! P
こっちこっち。
+ i7 f* N1 n& \* C, g! Z母 わぁー、すごいわねー。
" {: P2 l" q: ?4 u: \8 A父 すみませーん、どなたかいませんかー? 9 z9 p& z$ E0 z
母 千尋もおいで、おいしそうよ。 : T6 @; s- j  {/ ~; k, ~* O* N! v
父 すいませーん! 9 }. Y# _5 i6 ~4 b" C/ s
母 いいわよ、そのうち来たらお金払えばいいんだから。
0 L( N9 x! n6 ]# ^* L- _父 そうだな。そっちにいいやつが…
0 Z8 X3 N+ h( I) ]- t; i; T母 これなんていう鳥かしら。…おいしい!千尋、すっごくおいしいよ!
$ M5 g$ |! c0 u5 c1 j. X3 s, m千尋 いらない!ねぇ帰ろ、お店の人に怒られるよ。 0 J; C# D4 o3 a% j
父 大丈夫、お父さんがついてるんだから。カードも財布も持ってるし。
2 s1 a8 G# o" c) z- P母 千尋も食べな。骨まで柔らかいよ。 ; x6 |, L7 L( Q. _- Q5 M
父 辛子。
* c7 Z7 Q' B- B& ~2 ~* l. [" \3 R: i母 ありがと。 9 L; `( ^5 e1 U& |5 Y
千尋 おかぁさん、おとぅさん! 8 p. j3 V: @, e/ ~& u/ D3 }
   * V  H- u& a" Q7 V/ w/ f0 D; e9 {
諦めて歩き出す千尋。油屋の建物を見つける。 ! x" g6 T. u3 t; L( F! x: u) o
   * L8 d' @5 U" e2 S! a9 O
千尋 へんなの。
- x. m* ]  H0 e/ i   ) S, C% T* H. j$ |3 w" F% i9 l
千尋 電車だ!…? ! D9 R* H6 Y. }- {. p
ハク様 …!
( d$ k2 l1 F/ Q/ s& Y# N/ ?% wここへ来てははいけない!すぐ戻れ! $ g+ R0 R6 B3 n# q
千尋 えっ? 2 u2 Z8 m0 ~' R/ x! I7 v/ j% }
ハク様 じきに夜になる!その前に早く戻れ! : P+ ~. m  D6 C9 x6 R
…もう明かりが入った、急いで!私が時間を稼ぐ、川の向こうへ走れ! # |/ |* G! D8 t
  
: i5 {. B5 Q- ~  B9 n/ ^& c; W千尋 なによあいつ… / v! E! U3 P; [6 w# a2 C& L/ r( s7 S
   , [$ O' M$ |& P( Z' N# k( P
明かりが入ると同時に、たくさんの影が動き出す。
, _4 g  s% G) y3 X  
$ {$ m! c3 \# z' R9 p7 Q千尋 ……!おとうさーん! : Z3 j$ G/ b$ w' x! y" `
おとうさん帰ろ、帰ろう、おとうさーん! 0 F% E$ F5 c& l6 ?4 {! B5 ^
座っていた豚が振り向く。 + x6 u0 }9 c7 N# V( O
千尋 ひぃぃ…っ , p1 D; _$ C8 n
豚がたたかれて倒れる。
. h4 l/ B# q# X  |豚 ブギィィィ! % U5 E- d0 X  q7 G
千尋 ぅわぁあーっ!
3 I0 L5 I+ O4 ?0 {$ c- [0 N) ~3 u# w7 pおとおさーん、おかあさーん!
3 G) z) @# P& x3 I  f; v3 F) m. Iおかあさーん、ひっ!
8 J' b3 `* S9 [# `ぎゃああーーっ!
( ]5 T' v3 H' K# E  
" X1 k" R6 W9 G千尋 ひゃっ!…水だ!
# L; b! ?4 {3 t' {1 @- E$ Uうそ…夢だ、夢だ!さめろさめろ、さめろ!
# |/ i% g/ M: t: s8 A7 \1 L: xさめてぇ…っ… 7 l+ o. ^1 n1 P" R
これはゆめだ、ゆめだ。みんな消えろ、消えろ。きえろ。 / A- z8 U& h! D
あっ…ぁあっ、透けてる!ぁ…夢だ、絶対夢だ!
8 Z; Z2 K6 I  E" h2 Z  
% b! e- Q% Z* d5 ]( H船が接岸し、春日さまが出てくる。
' B8 E3 v- T: ?& k1 z2 D) M, J   ( ]1 U! V4 x/ p* \; ?
千尋 ひっ…ひっ、ぎゃあああーーっ! 6 C7 v* W, y5 d: ~. O
   % M& E- r. U- m# A! I# y- W  b9 F
千尋を捜すハク。暗闇にいる千尋を見つけて肩を抱く。
) ]: i9 s3 v, U1 q* K+ W  
; F! q; N8 v+ Y( H0 U5 h千尋 っっっ! 9 V6 s7 C# |/ N% ]7 |' R6 F) |
ハク様 怖がるな。私はそなたの味方だ。 $ X5 r' r5 N0 {' _5 X
千尋 いやっ、やっ!やっっ! 2 Y* v5 ~2 J' T5 F# A" |
ハク様 口を開けて、これを早く。この世界のものを食べないとそなたは消えてしまう。
) _. x' w4 ^- I+ b- p千尋 いやっ!…っ!? 1 d9 t$ L6 w: R
ハク様 大丈夫、食べても豚にはならない。噛んで飲みなさい。 ' G( X$ s/ z2 F$ t0 `
千尋 …ん…んぅ…んー…っ 7 ~! e8 e: k  ^3 t) k* p- ~& Y
ハク様 もう大丈夫。触ってごらん。 # |; O- Y' a: P& C2 {
千尋 さわれる…
2 ^, e2 s8 g3 L" W3 d' ]ハク様 ね?さ、おいで。 ; K: M$ p8 A, A6 h4 x; |- r
千尋 おとうさんとおかあさんは?どこ?豚なんかになってないよね!? 6 g% n' R; Z( q" F
ハク様 今は無理だけど必ず会えるよ。…!
- {, c4 c5 x) u" b静かに! ! G3 P, w  K& T: M2 x9 v. s0 _
  
5 z; c- a& q) Y; l$ x  n, Dハクが千尋を壁に押しつけると、上空を湯バードが飛んでいく。
; _5 I" \4 i7 O: t   0 A  l! g7 u* z  O) |, T( C& h! Y
ハク様 そなたを捜しているのだ。時間がない、走ろう! . ^% X4 w! p' U+ T" @) ?& Z
千尋 ぁっ…立てない、どうしよう!力が入んない… ; U' @% Q- i! I2 ?
ハク様 落ち着いて、深く息を吸ってごらん…そなたの内なる風と水の名において…解き放て… 7 |  _2 Y& Z# \: B1 [
立って!
1 N$ E! D# W$ I' j- q千尋 あっ、うわっ! 1 t- v( r. c+ E: r6 G  i5 h4 g
   1 ]( N+ r! |' Y6 Q! K) f' J
走り出す二人。
, j( K6 @! S8 R. a0 i. h9 f  X3 j9 y     d# k* z7 }9 B' X
ハク様 …橋を渡る間、息をしてはいけないよ。 % ?1 c. i" U8 r1 n) x
ちょっとでも吸ったり吐いたりすると、術が解けて店の者に気づかれてしまう。 ( {0 e8 q) \( k; {% n6 `) M9 I- T
千尋 こわい… + C4 h' ~0 R+ }. |: k
ハク様 心を鎮めて。
1 ~1 x# e* e2 w) d   ' C/ J, X5 M0 b. z' N8 t2 V
従業員 いらっしゃいませ、お早いお着きで。いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。 3 V0 B/ r0 {  |* @9 H
ハク様 所用からの戻りだ。
+ T; X1 L6 C. z! J; z5 |) F3 {" h従業員 へい、お戻りくださいませ。
3 G6 l) v; \: Vハク様 深く吸って…止めて。
% k2 N6 V; P1 |5 Z3 v" F  
! S5 P( }% @7 z) ^カオナシが千尋を見送る。 " q3 M; h; A' L2 A. k, b! ^; H
   " g7 e( w' }1 t0 {, x
湯女 いらっしゃい、お待ちしてましたよ。 8 k: ^4 y9 B. |- r3 n5 X/ o: U4 N& U
ハク様 しっかり、もう少し。
2 f) E/ y* f; j5 S& a青蛙 ハク様ぁー。何処へ行っておったー? 7 O: e- C4 y  ~
千尋 …!ぶはぁっ 9 i& f/ W+ o1 p- B' }
青蛙 ひっ、人か? / |8 e0 D- J8 l5 a
ハク様 …!走れ! / v. I( B, ]! ?
青蛙 …ん?え、え?
% K, m! w+ N: C  
1 t0 I5 {2 Z+ L; D4 ~7 Y青蛙に術をかけて逃げるハク。 4 t2 b# h, X* T" @: n  g
   1 Y( h9 e5 S9 P+ u( t7 h' n
従業員 ハク様、ハク様!ええい匂わぬか、人が入り込んだぞ!臭いぞ、臭いぞ! * o3 n6 P. X% ~6 L
ハク様 勘づかれたな…
( [( l6 z( Y0 T9 Z9 N) T+ R2 ]千尋 ごめん、私 息しちゃった… % o' x8 m% b& v
ハク様 いや、千尋はよく頑張った。これからどうするか離すからよくお聞き。ここにいては必ず見つかる。
4 W6 ^. i6 I: S# l% I私が行って誤魔化すから、そのすきに千尋はここを抜け出して… 9 l2 o6 B3 s( S. q+ {
千尋 いや!行かないで、ここにいて、お願い! - \1 j$ s4 m# \5 ^) [
ハク様 この世界で生き延びるためにはそうするしかないんだ。ご両親を助けるためにも。
) y1 a- O' v3 h' Y千尋 やっぱり豚になったの夢じゃないんだ…
: e; b% z6 R! X% l" q7 m- }0 Qハク様 じっとして…
1 w4 A$ ?; O% p  J. k  ~騒ぎが収まったら、裏のくぐり戸から出られる。外の階段を一番下まで下りるんだ。そこにボイラー室の入口がある。火を焚くところだ。 ' I3 _/ y, v7 X8 \9 w
中に釜爺という人がいるから、釜爺に会うんだ。 2 a& P( |. h0 D+ M2 H1 O6 \. }
千尋 釜爺? 1 h* E$ B2 K. |4 R0 l, k9 \! x, R3 ]
ハク様 その人にここで働きたいと頼むんだ。断られても、粘るんだよ。
0 z: M. Q4 ~- z; e7 yここでは仕事を持たない者は、湯婆婆に動物にされてしまう。
* z* f0 G+ m. W% j, i8 D! E$ w1 b  v千尋 湯婆婆…って? . e  n! X) m0 d2 M
ハク様 会えばすぐに分かる。ここを支配している魔女だ。嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。そうすれば、湯婆婆には手は出せない。 / C- s; c8 Z' S* g
千尋 うん… 1 g7 Q) A" w7 y4 Z% V3 N
  
- Y3 x+ z9 a8 n従業員 ハク様ぁー、ハク様ー、どちらにおいでですかー? / f/ ?. O, q0 J+ U) a" _6 W
ハク様 いかなきゃ。忘れないで、私は千尋の味方だからね。 * }$ a% f( D* x6 ]
千尋 どうして私の名を知ってるの?
( G6 Y1 F$ D0 A1 [ハク様 そなたの小さいときから知っている。私の名は――ハクだ。 " `' ]5 H( t: |" m% ]0 P8 N3 Y9 @
   % B- n1 K7 ^+ w9 O! f
ハク様 ハクはここにいるぞ。   a5 a- H1 D  Z
従業員 ハク様、湯婆婆さまが… 4 }' T" {$ |/ }& ~
ハク様 分かっている。そのことで外へ出ていた。
" s+ z! M) p  d1 @- p  
% f- \  i5 I7 M$ B9 |) s階段へ向う千尋。恐る恐る踏み出し、一段滑り落ちる。 6 ~" x; l- y  X( J* d! O9 |$ h
  
0 r& P8 D: u  N+ i3 P$ Z/ `+ k千尋 ぃやっ!
  f* ^- {1 I5 @+ c' {0 R) kはっ、はぁっ… 9 \2 \; K/ y/ V( n: I
   + v/ C5 L" ]- |3 }0 j
もう一段踏み出すと階段が壊れ、はずみで走り出す。 . {0 R9 V# Q* u: L2 }* _
  
0 u7 N) S, W4 _5 z' w+ {  p: Y5 _9 C千尋 わ…っいやああああーーーーっ!やあぁああああああー!
2 l& e& U* v) [6 r6 U  
# t3 }$ P/ D- Tなんとか下まで降り、そろそろとボイラー室へむかう。 ' W0 z) Y9 X3 l7 _1 f" D. V
ボイラー室で釜爺をみて後ずさりし、熱い釜に触ってしまう。
) A' Z, i$ d# [5 C- x. j4 e   " ^- X. u/ X! S0 O$ t
千尋 あつっ…!
, y7 A7 t$ B1 L$ s) x3 @& I. G% J, o' V   - f7 m) ^" F) t, f& O3 k8 K5 V
カンカンカンカン(ハンマーの音)
$ N: e0 v) |4 ]   ) Q/ q( b! W7 `( ?) \% l
千尋 あの…。すみません。
! D1 o+ C) S& o0 P3 o: Q2 W& Kあ、あのー…あの、釜爺さんですか? . A- Q. [! T# ?$ ~, X
釜爺 ん?…ん、んんーー? ( P' T( Z, z/ `7 I7 |
千尋 …あの、ハクという人に言われてきました。ここで働かせてください!
% K) g* m& x- \) r# e* v  
1 [1 b" s2 q) q/ p1 O7 Q2 @1 j# cリンリン(呼び鈴の音)
+ M5 Z! `7 t' @  X9 b; l  
9 x+ {3 F- [  l* j/ @% e9 i釜爺 ええい、こんなに一度に… ; K- e$ x  h# p
チビども、仕事だー!
; h$ u5 R# S1 A; v% X   ) e3 b2 |/ u& |- W, O$ I5 h$ O) d
カンカンカンカンカンカン
- ?: }9 G' P* t$ C  
7 ?8 t$ W. g, f釜爺 わしゃあ、釜爺だ。風呂釜にこき使われとるじじいだ。
9 R2 }! @8 @0 C4 i7 E6 s# _* uチビども、はやくせんか!
! e$ N2 T- g+ `7 v# f8 D" ~6 C7 H千尋 あの、ここで働かせてください!
! V( u+ f! b7 a4 l. O' e釜爺 ええい、手は足りとる。そこら中ススだらけだからな。いくらでも代わりはおるわい。
2 V! W1 ?" e- w0 z  
6 ~/ ?7 f1 `" U& E千尋 あっ、ごめんなさい。 ; e4 {& f) e% Q; P( s* I  h
あっ、ちょっと待って。
1 M% C/ z5 c8 W9 g( I, w& @3 I釜爺 じゃまじゃま!
* v* ?$ H4 Y5 g, c0 s
0 J/ Q5 Z# E6 o+ P" p+ \[ 本帖最后由 月影 于 2006-10-9 16:21 编辑 ]
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发表于 2006-10-12 00:01:54 | 显示全部楼层
好きだよ~~
. Z0 b3 _1 U! {8 \0 n+ j( x* Sありがとう。
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发表于 2006-10-12 16:53:09 | 显示全部楼层
いい勉強になりました。どうもありがとう。
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发表于 2006-10-16 02:52:04 | 显示全部楼层
どもう   
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发表于 2006-10-18 21:07:44 | 显示全部楼层

边看边学

看了不至于什么都不懂了
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发表于 2006-10-18 22:23:59 | 显示全部楼层

新人,学一下1

新人,还没有装日文输入法,暂作支持!
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 楼主| 发表于 2006-10-19 04:51:12 | 显示全部楼层
呵呵,谢谢各位的支持.
: r8 x" n& q4 T5 I2 T$ O本当にありがとうございます!!!
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发表于 2006-10-19 21:09:41 | 显示全部楼层
   还有没有?
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 楼主| 发表于 2006-10-23 00:47:15 | 显示全部楼层
还有的,你去找找吧
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发表于 2006-10-25 23:55:33 | 显示全部楼层
いいね、あなたには感謝しています。
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