千 この駅でいいんだよね。……行こう。
# T; k3 @% \% u( j
# B# R4 |3 Z; `0 h: Z k「疲れて坊ネズミを持ち上げられないハエドリ。坊ネズミが自分で歩き出す。」- z" c1 c, p3 t9 @/ S% Z
4 ^/ r6 ]( |! F( x. D
千 肩に乗っていいよ。
# ^$ x7 |( p* Y5 F) O* Q/ W4 m9 J$ V! {2 K# z1 n2 r- l
「坊ネズミは無視して歩き続ける。」( N) E+ ~. K% x& t* K
「一本足の電灯が跳んできて、家まで道案内をする。」
/ n' @5 d. V( ?9 Z' u/ b6 J
' q( [ L: A9 S6 q+ f: D. ^% o銭婆 おはいり。
! C7 p" k- i6 F' `千 失礼します。
* m, b$ s3 I) E8 h銭婆 入るならさっさとお入り。
- k! h3 D. b# z' V* |: O* Z千 おいで。
) Z' a/ {$ m; e0 X6 E: Y4 @6 _9 f6 \銭婆 みんなよく来たね。7 G9 P3 i/ n$ e5 [
千 あっ、あのっ……!
4 h6 N* b; ]5 e1 @2 I銭婆 まあお座り。今お茶を入れるからね。
( z4 _* h1 P* X8 ?: ]5 F1 [千 銭婆さん、これ、ハクが盗んだものです。お返しに来ました。+ e2 a* ?0 o7 k" q
銭婆 おまえ、これがなんだか知ってるかい?: Z! m% y) }0 l' K0 F/ P
千 いえ。でも、とっても大事なものだって。ハクの代わりに謝りに来ました。ごめんなさい!
( X( Y) S' z8 Y- x8 z/ v: |/ h. Q/ I銭婆 ……おまえ、これを持ってて何ともなかったかい?
4 A7 | E# N6 w5 g( G' G2 J3 T* t6 U千 えっ?
, u9 ]& S& r# X r1 R! f銭婆 あれ?守りの呪い(まじない)が消えてるね。0 h _& U1 R o' J+ c, t. @ g
千 ……すいません。あのハンコに付いてた変な虫、あたしが踏みつぶしちゃいました!! Q2 o" G" k/ b' x* o% W U5 _6 K
銭婆 踏みつぶしたぁ!?……あっはははははは。あんたその虫はね、妹が弟子を操るために竜の腹に忍び込ませた虫だよ。踏みつぶした……はっはははは……
; I0 X) ]7 G2 r5 ?, Dさぁお座り。おまえはカオナシだね。おまえもお座りな。
& d& W, d' o' T! o9 e5 S千 あっ、あの……この人たちを元に戻してあげてください。) U( ]6 ^! x& ~2 P/ t, T
銭婆 おや?あんたたち魔法はとっくに切れてるだろ。戻りたかったら戻りな。
! t6 g2 U. N6 v: \/ l/ D; o(ぷるぷる)
0 T6 l# w& A/ W: c: @: h
; g- ~! r5 M% K) d+ Z銭婆 あたしたち二人で一人前なのに気が合わなくてねぇ。ほら、あの人ハイカラじゃないじゃない?: k. @- r6 v! m# x& |
魔女の双子なんてやっかいの元ね。 Q- @$ T) w2 c( F) Q
おまえを助けてあげたいけど、あたしにはどうすることも出来ないよ。この世界の決まりだからね。1 J% K% X7 [ j7 h8 }& V
両親のことも、ボーイフレンドの竜のことも、自分でやるしかない。! N4 [* _ H9 K
千 でも、あの、ヒントかなにかもらえませんか?ハクと私、ずっとまえに会ったことがあるみたいなんです。
2 b* i5 C) t$ q' Y" j6 t0 f8 ^# s, q銭婆 じゃ話は早いよ。一度あったことは忘れないものさ……想い出せないだけで。
; F0 K/ X& C$ K* w& W$ V- r$ @7 aま、今夜は遅いからゆっくりしていきな。おまえたち手伝ってくれるかい?
6 ^* Y+ R) f/ Y' U- b3 P! }/ M1 f
& `1 S# X4 r9 I8 q3 i銭婆 ほれ、がんばって。そうそう、うまいじゃないか。ほんとに助かるよ。魔法で作ったんじゃ何にもならないからねぇ。
$ C6 c0 h3 j( y5 N/ a) Z) r% Cそこをくぐらせて……そう、二回続けるんだ。
1 f4 N- X0 z! M4 G5 y6 R6 ?& _千 おばあちゃん、やっぱり帰る。……だって……こうしてる間にも、ハクが死んじゃうかもしれない。お父さんやお母さんが食べられちゃうかもしれない……。4 D" B- D0 |; E3 A% z: i0 x* c
銭婆 まぁ、もうちょっとお待ち。……さぁ、できたよ。髪留めにお使い。& Y2 T" w; l" B1 X) d; T3 S( x
千 わぁ……きれい。8 I' @7 h3 i5 ~4 ~- r
銭婆 お守り。みんなで紡いだ糸を編み込んであるからね。
: b$ l& ~ q: ~千 ありがとう。
7 s' d2 R5 m* p# r$ }; y
, r) ~) ^/ f0 Q銭婆 いい時に来たね。お客さんだよ、出ておくれ。' z& s2 C1 H4 R2 K% V
千 はい。
0 G" }2 N1 G/ ]2 S# B+ P& L- C
9 d9 e( [- `* n) ]千 ああっ……!ハク!
6 C& \) j( d/ z3 o5 m( Iハク、会いたかった……ケガは?もう大丈夫なの?よかったぁ……3 ?9 |$ G3 N1 `
銭婆 ふふふ、グッドタイミングね。
0 I& Y1 J$ `1 z" D4 y3 f千 おばあちゃん、ハク生きてた!
$ S" y% {$ }0 k9 p& X銭婆 白竜、あなたのしたことはもう咎めません。そのかわり、その子をしっかり守るんだよ。
w6 N7 W9 T; k% Iさぁ坊やたち、お帰りの時間だよ。また遊びにおいで。
' I( M1 B0 ]/ U( c+ o5 W坊ネズミ ちゅう。
4 Z8 d: K3 q( \5 \1 D銭婆 おまえはここにいな。あたしの手助けをしておくれ。2 j3 x- n7 |+ z `7 i/ Y
カオナシ あ、あ……- t8 v! X" `* x+ V" a# w% \# ^1 I4 |
千 おばあちゃん!……ありがとう、私行くね。
7 z' Q8 b2 D) t {) _. o銭婆 だいじょうぶ。あんたならやり遂げるよ。7 }: Z M. s/ L8 C5 O( O: V: u
千 私の本当の名前は、千尋っていうんです。
, F8 G2 W/ N1 r% \銭婆 ちひろ。いい名だね。自分の名前を大事にね。0 [, i7 i! L' o- V4 c& z
千 はい!7 a! l- U: h4 z! ^# e( t
銭婆 さ、お行き。
7 w2 h* ]3 B( p+ Y" O3 k- z! W千 うん!
( ]. c8 {/ x: q) t0 S' [1 z0 a6 wおばあちゃん、ありがとう!さよなら!
- Q2 V' P0 v. Q9 l
& p8 ~8 S4 x/ u「竜に乗って飛び立つ千。」- n) ]3 j/ x% H1 a3 n4 X- }: A
「記憶がフラッシュバックする。水に流れていく靴。水に落ちるだれか……。」/ V6 N% U2 M7 W3 F+ t$ N
' }- |( l2 ^* J" L千 ……ハク、聞いて。お母さんから聞いたんで自分では覚えてなかったんだけど、私、小さいとき川に落ちたことがあるの。8 _/ c+ t& B+ a% A
その川はもうマンションになって、埋められちゃったんだって……。
7 _1 i( t- {* v! o5 D& S( d6 }でも、今思い出したの。その川の名は……その川はね、琥珀川。あなたの本当の名は、琥珀川……
) v& }) G1 T& J" }# z& ?6 ]- O$ _, Z- C& e: m7 C) g
「瞬間、白竜から輝く鱗が剥がれ落ち、ハクの姿になっていく。」$ w; U: e+ Y! h3 l
( w$ N L" Y: J8 R
千 ああっ!$ u% Q) s5 G* Q5 Q: ^2 Z
ハク様 千尋、ありがとう。私の本当の名は、ニギハヤミ コハクヌシだ。3 ~: V& \- `$ m% i- k. L, A! Z
千 ニギハヤミ……?% d, \: n( j" ^6 F3 f7 s
ハク様 ニギハヤミ、コハクヌシ。
0 x9 j# T0 {2 i6 }* x千 すごい名前。神様みたい。
4 t' _, R3 ~( O6 ]ハク様 私も思いだした。千尋が私の中に落ちたときのこと。靴を拾おうとしたんだね。, N# w2 L- j/ H" u7 ? v3 E
千 そう。琥珀が私を浅瀬に運んでくれたのね。嬉しい……
% f5 I) V# U6 o3 N" f/ v2 L1 `
7 N! M/ z' ^& W「朝。油屋の前で皆が待っている。」
+ x0 E E$ b" R, G
% r' p( n1 z) i$ Z. w# p9 Hリン 帰ってきたーー!!- x: ~6 C/ S3 t; k
みんな おおっ……; E6 ]/ y' J: v( w+ d
湯婆婆 坊は連れて戻ってきたんだろうね?……えっ?
2 v8 o1 R/ D _. y# k坊 ばぁば!, C, ^6 H! R4 O. d/ a4 F7 s# R }
湯婆婆 坊ーー!!8 l* s, V( b; n( |( ^
ケガはなかったかい!?ひどい目にあったねぇ!……坊!あなた一人で立てるようになったの?え?
* Y& y5 _% K9 K4 y& a X0 M, I9 rハク様 湯婆婆様、約束です!千尋と両親を人間の世界に戻してください!
# O3 e( R3 e# \2 \1 e湯婆婆 フン!そう簡単にはいかないよ、世の中には決まりというものがあるんだ!* w" b: Q* l, X9 N& B8 v
みんな ブー、ブー!* w8 |4 B8 H- H
湯婆婆 うるさいよっ!! x& f+ X# E2 s! y; S+ Z$ J% I- H* D
坊 ばぁばのケチ。もうやめなよ。
$ B8 W' f2 Z2 ]( }! q- C湯婆婆 へっ?
$ i0 ?6 {8 Z; L坊 とても面白かったよ、坊。9 V! l5 w& ^4 A, |/ h9 F1 A
湯婆婆 へぇっ?ででででもさぁ、これは決まりなんだよ?じゃないと呪いが解けないんだよ?
?8 z$ L9 B2 N/ `% q- t坊 千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね。/ r! i3 U) S3 _' d; S; B) m( z
湯婆婆 そ、そんな……0 N2 \: n% z- P, G& G
千 おばあちゃん!
: D z4 y2 i& @1 O! }9 M$ r. Y1 g湯婆婆 おばあちゃん?8 w- t' O+ b" y( _# ~
千 今、そっちへ行きます。5 [" p# Z% M5 W! [2 _: V3 J
4 o8 l& l6 x- t' i3 I8 X. V千 掟のことはハクから聞きました。
! ]- r' N0 ~+ |, D8 Y: ~, q湯婆婆 フン、いい覚悟だ。これはおまえの契約書だよ、こっちへおいで。……坊、すぐ終わるからねぇ。
9 I# N1 Y' @# C% ~7 m千 大丈夫よ。
1 k4 Q! m8 k9 d! _3 z8 h) _: @) M湯婆婆 この中からおまえのお父さんとお母さんを見つけな。& P2 B. y) k! C" V- ^
チャンスは一回だ。ピタリと当てられたらおまえたちゃ自由だよ。
5 P+ q( \) j5 z" L, q
: G3 v2 }% l8 z" m6 H6 ^* C/ @8 n千 ……?おばあちゃんだめ、ここにはお父さんもお母さんもいないもん。
& j. @4 @' q1 j湯婆婆 いない!?それがおまえの答えかい?
; S3 B; @/ f+ R$ @; g( i0 v) w千 ………うん!# R' ~% Y0 f! Y$ y6 I( Q! q2 _& n% a
& i& _/ n7 h/ S% g2 I; w
「ボン!と破れ消える契約書。」
5 I8 ?; z8 D H# h" D4 @% v+ P/ ?. `" g" {+ Z- P" O& w
湯婆婆 ヒッ!?9 a5 Q) q- g, {* f+ V
豚に化けた従業員たち おお当たりーー!1 |6 l& m9 j! k' k
みんな やったあ!よっしゃーーー!!!1 R/ f* P7 h; j+ \4 n( [6 b
千尋 みんなありがとう!!
+ e6 P7 C1 I/ Y8 Q1 @6 i湯婆婆 行きな!おまえの勝ちだ!早くいっちまいな!
/ s) _! |" l1 x千尋 お世話になりました!& G7 {; O# y' A' [' [% K
湯婆婆 フン!
& S% I# j! F+ f0 P D! O千尋 さよなら!ありがとう!9 l/ z S. q4 u
8 h. t( G6 c: T+ k% @ B# z M千尋 ハク!% r2 y3 O6 X8 D$ X: M: p' V9 g
ハク様 行こう! O: p) C* k5 H
千尋 お父さんとお母さんは!?
% u6 d, I, m7 X( v6 ^$ d& S' W& P. nハク様 先に行ってる!$ n8 U/ _; H( G+ I
2 j" t8 u, J5 L5 J- b6 x千尋 水がない……
6 B4 E3 p9 i5 iハク様 私はこの先には行けない。千尋は元来た道をたどればいいんだ。でも決して振り向いちゃいけないよ、トンネルを出るまではね。
8 u! P4 b- n. t7 x) u! _% G% [* H/ x: [$ `千尋 ハクは?ハクはどうするの?
2 W- A% v' ]7 L5 z% V2 p( Q0 _# e% v+ M- Pハク様 私は湯婆婆と話をつけて弟子をやめる。平気さ、ほんとの名を取り戻したから。9 l' w" ?7 V& [7 j* L3 m/ b
元の世界に私も戻るよ。
9 S L/ a6 `9 n6 G千尋 またどこかで会える?
6 I+ o0 I5 l6 f) \4 Q, I* Fハク様 うん、きっと。3 m' n! ~7 `7 m8 d0 L2 B) Z5 o! _
千尋 きっとよ。
7 l3 }6 A" `6 w; t# Q9 v- Kハク様 きっと。
) y$ N( K- C! _さぁ行きな。振り向かないで。4 f6 l! x1 |* r- ?$ P
# m) t5 ]+ o+ ?- _( y「結んだ手が名残惜しそうに離れる。」 c$ l3 U! _) U _5 z
! c: E' L/ @- ]5 |+ z- Y' ?
「門の入り口で、父と母が待っている。」
; j K' n2 V3 @
8 b* m' W) F: ]/ I q/ Z0 s& Y母 千尋ー。なにしてんの、はやく来なさい!
9 ~1 d9 _: R5 H( n- y# D& i千尋 ああっ……!" [4 r3 P( y7 _( O0 Q9 a% l) F
お母さん、お父さん!
; f3 u% h( \( x3 Y* X母 だめじゃない、急にいなくなっちゃ。5 l3 S2 }9 H: K" E; J0 |
父 行くよ。
& B; y& ^! o- K+ ^0 J7 W千尋 お母さん、何ともないの?
6 e6 O: C( K) X4 ~5 `0 Y2 ^" r母 ん?引越しのトラック、もう着いちゃってるわよ。
. C! S& P: o1 A& A1 J |5 M8 }5 q
「振り向こうとして、とどまる千尋。」0 \7 C; u' m& I
& {( f. e: e0 y! r! e# u! _
父 千尋ー。早くおいでー。
% Z$ Y+ V6 {* N足下気をつけな。$ C4 M* k/ T) @/ A8 ~/ k
母 千尋、そんなにくっつかないでよ。歩きにくいわ。
# _5 K- v5 ~# T V0 b8 A- j# B8 Y
+ f: l0 u- R- @: `# P8 ?" E L父 出口だよ。……あれ?( O; E" M" i- i
母 なぁに?
3 h2 _$ x/ |% c3 `, K: I5 V父 すげー……あっ、中もほこりだらけだ。6 D% T1 t2 t) s' u# Q# z/ }
母 いたずら?
' l8 H0 ?# e" j父 かなあ?' C7 L& H; j* n
母 だからやだっていったのよー……, ?! S, e8 H f) W# I! F
4 Y+ A* f) }, H# H" O
母 オーライオーライ、平気よ。6 G* _) a0 d% z* K2 n
父 千尋、行くよー。" S5 G- G9 @& S- S7 {+ C' O
母 千尋!早くしなさい!
% @4 ~% ]4 K5 W" L
9 J) b3 \) X6 O- w9 r" }7 P「トンネルの向こうを見つめる目を、翻す千尋の髪にあのお守りが光っていた。」
1 D$ k0 Q. T0 V/ _
5 j" n: d6 d3 f. r4 L1 Kおわり# E+ ?5 i% @7 b, j# ^# t
# j% j( v! T+ c6 n7 a/ K% Q
『いつも何度でも』
( Z, h1 x, d8 [' f3 I5 n1 c& U3 T; o' W8 G; L* A: E0 c
呼んでいる 胸のどこか奥で6 p7 C L) i& [; p, \0 F! h% y
いつも心踊る 夢を見たい
F& t/ `; Y# V+ c* F* B5 C2 n1 K6 ~/ X
かなしみは数えきれないけれど$ h/ i8 g0 o& Y/ X) C/ w. S3 X
その向こうできっと あなたに会える% `( f/ \3 z0 U( T: V
) t' i6 T1 ~) c+ e繰り返すあやまちの そのたび ひとは
& ?. e+ I2 _; R( ^! S0 p9 Wただ青い空の 青さを知る# j) y% S5 @: }
果てしなく 道は続いて見えるけれど
) H- `- p( I3 X3 e2 {この両手は 光を抱ける
1 Y% ]) J3 n8 F! ?
4 P9 A9 t2 t2 i/ V Q% l$ j+ Bさよならのときの 静かな胸
$ ] P% U7 [; r' \' f+ ~2 m7 [- gゼロになるからだが 耳をすませる
1 | b3 S( L( V& Z% q7 U& z( F
% Q9 w' @1 S" h% R2 q' y' X生きている不思議 死んでいく不思議
7 Q: S0 O3 z4 z& f! P花も風も街も みんなおなじ
( K! ]) a' j' O5 _4 X
3 _ t+ M# M# K2 f% ?. j9 _ F呼んでいる 胸のどこか奥で) F) n3 `: c# J9 T
いつも何度でも 夢を描こう
) D1 L8 ?1 Z, i1 ^" Q5 [! H, U! Q
2 P) z7 p4 J4 W+ b( X4 bかなしみの数を 言い尽くすより
6 W% Q9 i$ w V) Y/ A同じくちびるで そっとうたおう
2 r" k& u* x+ Q, n4 p+ t _3 L
閉じていく思い出の そのなかにいつも
, [ [" I0 f4 b: I忘れたくない ささやきを聞く& @3 L0 a9 r0 U9 I
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
5 M5 g# `0 `5 E' x3 I. A新しい景色が 映される
: B# v+ A- N/ E
& Q8 ^, d4 b; _4 z9 v7 Iはじまりの朝の 静かな窓: N# Y" x8 [% {
ゼロになるからだ 充たされてゆけ4 ], f& Z1 h5 E$ M ]" p+ R8 J
) v" g6 e5 b' \海の彼方には もう探さない
# k; s. D+ O: v輝くものは いつもここに
) k7 ~" |; l/ J f) }6 K: g9 @わたしのなかに 見つけられたから |