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吉野家、牛肉禁輸続けば牛丼中止も
アメリカでBSEに感染した牛が見つかった問題で、深刻な影響が出て来ました。牛丼チェーン最大手の吉野家はアメリカからの輸入が再開されなければ、2004年2月中旬から牛丼の販売を中止すると発表しました。
「今回の事態は想定した中でワースト中のワースト(=最悪)のケースでした」(吉野家ディー・アンド・シーの 安部 修仁 社長)
吉野家の安部社長はアメリカからの牛肉の輸入が再開されない場合、2004年2月中旬から牛丼の販売を中止すると発表しました。オーストラリア産の牛肉では値段が上がるうえ、同じ味が出ないとしています。
さらに1カ月半分しかない在庫の減少を抑えるため、元日から「特盛」の販売を中止するほか、1月12日から「カレー丼」の販売を始め、「焼き鳥丼」といった新メニューも順次、販売する計画です。
「牛丼がなくなったら来ないです、たぶん」
「吉野家ファンだったのでがっかりしました」
「たまに食べたくなるし、ないとさびしいです」(利用客)
アメリカから輸入した格安の牛肉で激安戦争を繰り広げて来た牛丼チェーンが今、思わぬ試練を迎えています
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