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| 動詞は、動き・動作を表す動作動詞と、状態を表す状態動詞とに分けられます。さらに、動作動詞に他動詞と自動詞の区別を考えることができます。他動詞と自動詞は、以下のような意味的・構文的な対応関係にあります。 3 t, c$ I9 r! |4 ]- M3 x1 R9 x$ h9 F6 y9 E# y
 Aガ Bヲ〈他動詞〉  花子が落ち葉を集める。
 1 `: W; J% V. G5 s) i$ d     Bガ〈自動詞〉  落ち葉が集まる。
 + M9 `; A7 i# Y5 k/ ~4 N' j) }  V  S! d$ B0 w
 また、他動詞と自動詞には、共通の語根から派生したと考えられる形態的な対応が見られます。
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 + j) N& |6 s) C; z. y  集-める/集-まる,壊-す/壊-れる,煮-る/煮-える など* q9 q* L% g$ m% h- d( h9 R7 |
 
 ' x8 e; i, @" x8 u; T7 ^ しかし、動作動詞すべてにおいて、このように整然とした対応関係が見られるわけではなく、「ひらく」のように自他同形の動詞(「太郎が蓋をひらく」「蓋がひらく」)、「越す/越える」のように共通した語根をもつ二つの語が同じように用いられる動詞(「列車が国境を越す」「列車が国境を越える」)などが見られます。  h$ F# N. `2 h5 L7 V6 X  w  S
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 また、すべての動作動詞が自他の対応をもつわけではなく、自動詞をもたない動詞も少なからず見られます。! h8 I# [4 N/ A8 q7 Z1 _* E. v5 ~
 
 1 d% D, O! q3 j7 [: E5 d9 `  次郎が机を叩く。
 % m0 k5 Q" W! U5 c: l: l  花子が荷物をもつ。
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 : n- S  c$ t, q& W; Z. H# }( s このように、対応する自動詞をもたない動詞には、行為の対象の状態変化に無関心であるという、共通した特徴が観察されます。
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