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日本語レッスン19 「やりもらい(1) もののやりもらい」

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发表于 2007-12-16 19:50:03 | 显示全部楼层 |阅读模式
作者:市川保子  
1 u& Z! E9 C- f日本語にはものや事柄の移動を表す動詞があります。「教える・習う」は教える人から習う人へ、「貸す・借りる」は貸す人から借り人へ、もの・ことが移動します。  
9 H: ]( k6 U+ b! M* v  B「あげる・もらう」、そして、「くれる」もあげる(くれる)人からもらう人にもの・ことが移ります。この「あげる・もらう・くれる」が関わる表現を「やりもらい」または「授受」表現と言います。  
7 N& b4 o: l1 T  f. S1 ^やりもらい表現に関しては、「もののやりもらい」と「動作のやりもらい」に分け、今回は「もののやりもらい」について見ていきます。  4 Y, e" _  ~& m
   ! C9 `6 d- v- z2 r) j6 ~
●「あげる」「もらう」「くれる」  2 N) z1 \! @' j+ T! A5 ]6 i( _4 ~
ホセさんとフェルナンドさんのやりもらいは通常次のように「あげる」「もらう」が用いられます。  9 W/ g5 z* a6 {2 M3 ~
 (1)ホセさんはフェルナンドさんにCDをあげる。  
& g' w9 q8 k0 m/ r! H& O" O (2)ホセさんはフェルナンドさんに(から)ケーキをもらう。  4 B  V9 U" M' [0 u$ z4 {
   
4 X$ G! @7 n; m* k( gもちろんホセさんの代わりに話し手(私)も使うことができます。  
% O5 m( z, _2 X0 o# W' ~" c (3)私はフェルナンドさんにCDをあげる。  
$ J- y- [* @7 Q3 L! J (4)私はフェルナンドさんに(から)ケーキをもらう。  $ m; e$ J' e# M) u8 M
   
+ }6 [( Q* [. g+ R1 d9 kしかし、フェルナンドさんの代わりに(フェルナンドさんの位置に)話し手(私)を置くことはできません。  
/ w+ \0 }+ x7 ~! H; [- D! | (5)?ホセさんは私にCDをあげる。  0 W2 S, ~! x* u  T' W' \  \( I- a0 w
 (6)?ホセさんは私に(から)ケーキをもらう。  
0 b. j& N: @6 R3 n$ F   / i6 P+ E: |3 X2 ^- s4 Y
(5)(6)は外国人学習者がよくおかす誤りです。  
& ]$ s  \' s2 P0 V' Eこの(5)の場合に、日本語では「あげる」の代わりに「くれる」が用いられます。  
8 h1 k; l; v% A- \+ t   
5 o8 q7 @% k! i* ]9 G) z, g (6)ホセさんは私にCDをくれる。  
: q4 V0 `2 d9 J+ s! B2 m6 k   
4 M7 H) z! _" _「くれる」は「あげる」「もらう」と異なり、使い方に制約があります。  
' {: k2 x& T& Z主語が話し手(私)以外の人であること、そして、受け取るのは、常に話し手(私)か話し手(私)のグループ(Ingroup)の者(ウチの関係の者、家族・会社のメンバーなど)になります。  5 n% {# T0 C( s1 r
   
0 s1 L- _+ u8 |* E1 @( g2 U (7)ホセさんは弟にCDをくれる。  
# s, M* C, v. g- L4 @   
& {, l' }9 n5 K# q$ P2 Y2 {7 e" P「くれる」の受取人が話し手(私)自身のときは、通常「私に」は省略されます。  # d+ h) Y- m. G& x) }
   
6 ~* l5 \8 R6 R (8)ホセさんはCDをくれる。  0 Q0 @  M. V4 l" m# \# F( ~
   
& Y( I7 r8 M! G/ S- y; {5 w ものの授受を表す文では、(9)~(12)のように、「~が/は~に~をあげる/もらう/くれる」という助詞が用いられます。主語・主題に関しては通常は「は」が用いられますが、(12)や(13)のように「くれる/くださる」では、誰が「私」にくれたかが重要になってくるため、主語選択を表す「が」が使われやすくなります。  
0 S6 R2 K* Y1 F: W, ?   / V  N: m+ ^6 @1 Y, z' t8 K
●「さしあげる」「いただく」「くださる」  
; h) f2 E- p. w- Xもの・ことを与える人と受け取る人の関係によって、「あげる」「もらう」「くれる」の代わりに、「やる/さしあげる」「いただく」「くださる」が用いられます。  ) k3 m) l6 ?6 u& ?! f
   
/ [$ m: F) a. Q4 k5 K; ^ (9)私は子供にチョコレートをやる。  : T4 X, f- D% V. O; Q
 (10)私は先生にCDをさしあげた。  / |& F/ c# R- f$ \+ e8 b# S- U
 (11)私は村田先生に(から)テープをいただく。  " T) f2 U9 H& d3 h. X5 q2 G" S
 (12)課長が(私に)入場券をくださった。  / }0 O0 V2 W4 H% V
   + q9 p0 s: E+ I* U+ Q8 e
「あげる/さしあげる」「もらう/いただく」「くれる/くださる」の使い分けは、敬語の使い方と同じで、地位・年齢的な上下、親しみの度合いにかかわる親疎関係、会話の行われる場などに影響を受けます。  / p& {! r% F) @" T4 S
地位・年齢が上の人に対して、また、知らない人に対しては「さしあげる」「いただく」「くださる」が用いられます。  
3 D: U9 C' Q" }「あげる」の使用範囲が広がって、自分の家族に対しても「子供にミルクをあげる」のような言い方をするようになっています。「やる」は「犬にえさをやる」程度のにしか用いられなくなっていますが、他の人に自分の家族について話すときは、「やる」を使ったほうが本来的な日本語と言えます。
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