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第四課 一休さん6 e6 w; o7 m1 Z. P1 s3 ~& b
昔、あるお寺に、一休さんという小坊主がいました。一休さんはまだ子供でしたがどんな大人よりも賢いと言う評判でした。大人でも解決できない問題を、一休さんは簡単に解いてしまうほどでした。一休さんは「とんち」の天才だったのです。
0 [% Q X* T7 q: ^! x) V ある日のこと、一休さんは村の人から招待を受けました。その村の人は、一休さんにご馳走をしてあげようと思ったのではありません。そうではなくて、一休さんを何とかして困らせてやろうと思っていたのです。& B* I7 I0 t* r* ]1 U
その人の家の前には、大きな川が流れていて、家に行くのにはどうしてもはしを渡っていかなければいけません。しかし、その人は自分の家の前に札を立てて、「はしを渡ってはいけません。」と書いておきました。一休さんがそのはしを渡れないようにしたのです。
* o! y* ~, U) ]# X Y# c' e7 B ところが、しばらくすると、一休さんはちゃんとはしを渡って、その人の家にやって来たのです。その人は大変驚いて、一休さんにいいました。「一休さん、どうして、はしを渡ってきたのですか。「はしをわたってはいけません。と書いてあったでしょう。」と。すると、一休さんは笑いながら、「私は、「はし」は渡っていません。「真ん中」を通ってきたのですよ。」と答えたのです。これも一休さんの「とんち話」の一つです。 |
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