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  ビジネスマナーの基礎知識 
■                           <第115号> 
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           ■ 職場での男女の接し方 ■ 
 
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みなさん、こんにちは。 
 
職場での男女の接し方と言えばセクハラなども問題ですが、 
そういったことも含めて、仕事の場では男女同等であるべきですよね。 
今回は、職場恋愛の話ではなく、仕事の上での異性の社員との接し方や 
そのポイントについて取りあげます。 
 
----- 回答と解説 ------------------------------------------------------ 
 
1999年4月に、改正男女雇用機会均等法が施行され、 
雇用にあたっての、差別的取り扱いの禁止が定められました。 
同時にセクハラなどに対しても、企業に配慮義務が課されました。 
これにより事業主は雇用管理上、セクハラが起こらないように 
配慮しなければなりません。 
 
上記のようなこともあり、仕事の上でも、男女は平等であるべきですよね。 
自分では、同性にも異性にも同じように接しているつもりでも、 
セクハラだと誤解を招いたり、逆に差別していると受け止められたり、 
何かと難しいものです。 
 
まず、女性は「女性だから…」という理由で甘えるのはよくありません。 
例えば、仕事が中途半端なのに、「帰りが遅くなるから」と 
男性社員に残業を任せ、自分は先に帰る…などということはやめましょう。 
男女平等の「権利」を主張して「義務」を果たさないのは問題外です。 
権利を主張するのであれば、自分の義務をしっかり果たしましょう。 
 
逆に男性は、セクハラと受け取られる危険があるからと言って、 
女性を「女性だから」という理由で甘やかすのはよくありません。 
「女の子だから帰っていいよ」などという甘やかしは、男性社員に対する 
逆差別でもあります。 
また「○○は女の子の仕事だから」「これは女の子にやってもらって」などと、 
女性を雑用係のように扱うのも問題です。 
適材適所ということもありますが、基本的には、男女で仕事が違うという意識は 
この際、捨ててしまいましょう。 
 
ただし、男女差別と女性へのいたわりや優しさは別の話です。 
個人差はありますが、体力に男女差があるのは否めません。 
女子社員が重い荷物を撙螭扦い毪韦蛞姢堡郡趣摔稀⒛行预 
「持ちましょうか」「お手伝いしましょうか」などと声をかけるのは、 
差別ではなく、優しさや気遣いの範囲です。 
逆に、女性は、男性に甘えるのが当然だという考え方は捨てましょう。 
力仕事を頼まれたときも「女性にはこんなこと無理です」などという言い訳は、 
成立しません。 
台車を使うとか、何度かに分けて撙证胜伞⒎椒à悉い椁扦猡ⅳ毪悉氦扦埂 
自分の責任は自分で果たすということを念頭に置いて、仕事に取り組みましょう。 
もちろん、男性社員に協力を頼むのも問題ありませんが、 
その際も任せきりにせず、あくまで手伝ってもらうという意識でお願いしましょう。 
 
また、社内での異性同士の会話には十分注意を払いましょう。 
普通の会話をしているつもりでも、周りに誤解され、 
妙な噂を立てられることもあります。 
根も葉もない話の場合ももちろんありますが、誤解されるような発言を、 
自らしていることもあるかもしれません。 
妙な誤解で足元をすくわれることのないよう、周囲の人の目を意識しながら、 
余計なことを言わず、毅然とした態度や発言で仕事に取り組むようにしましょう。 
 
 
--- 次回のテーマ ------------------------------------------------------- 
 
次回のテーマは「休暇をとる時のルール」についてです。 
 
有給休暇や、慶弔休暇、また体調不良などによる、急な欠勤など、 
休暇についてのルールを次回は取り上げます。 |   
 
 
 
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