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■《天声(てんせい)人語(じんご)》1 c5 |3 H3 i+ m h+ m+ f
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40年(ねん)前(まえ)のきょう暗殺(あんさつ)されたはずのケネディ元(もと)米(こめ)大統領(だいとうりょう)はまだ生(い)きている。英雄(えいゆう)神話(しんわ)につきものの「うわさ」が彼(かれ)についても流(なが)れる。一説(いっせつ)では、テキサス州(しゅう)の老人(ろうじん)施設(しせつ)で暮(く)らしているらしい。彼(かれ)にインタビューをすると、こんな具合(ぐあい)だろうか。 : z1 t$ _9 Z1 v b
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) r8 P* w" q& r3 K$ f まずイラク戦争(せんそう)について。「わが国(くに)の軍事(ぐんじ)力(りょく)は、決(けっ)して最初(さいしょ)に手(て)を出(だ)すためには使(つか)われないだろう。これは、弱(よわ)さの告白(こくはく)ではなく、力(ちから)の表明(ひょうめい)であり、われわれの国家(こっか)的(てき)伝統(でんとう)である」。先制(せんせい)攻撃(こうげき)や予防(よぼう)的(てき)攻撃(こうげき)はしないという伝統(でんとう)を破(やぶ)った、と落胆(らくたん)しているかのようだ。 0 ?+ `7 q. i& G
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難航(なんこう)する占領(せんりょう)統治(とうち)については「われわれは、すべての国(くに)が同(おな)じような制度(せいど)を採用(さいよう)することを期待(きたい)することはできない。画一(かくいつ)性(せい)は自由(じゆう)の獄吏(ごくり)である」。自由(じゆう)や民主(みんしゅ)主義(しゅぎ)を重(おも)んじるが、他国(たこく)に押(お)しつけることはできない、と。「多様(たよう)性(せい)」は米国(べいこく)の世界(せかい)秩序(ちつじょ)観(かん)の神髄(しんずい)であるとも語(かた)った。 ) M5 l/ m$ m% R# Z. r) Q0 S0 |
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あまりに楽観(らっかん)的(てき)ではないかとの問(と)いには、力(ちから)には力(ちから)で対抗(たいこう)する用意(ようい)は常(つね)にあると強調(きょうちょう)しつつ「人類(じんるい)は戦争(せんそう)に終止符(しゅうしふ)を打(う)たなければならない。そうでなければ戦争(せんそう)が人類(じんるい)に終止符(しゅうしふ)を打(う)つことになろう」 9 [. ]$ e5 N8 n9 A3 O8 L
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彼(かれ)の言葉(ことば)は『ケネディ語録(ごろく)』(しなの出版(しゅっぱん))から引用(いんよう)した。キューバ危機(きき)など東西(とうざい)冷戦(れいせん)の頂点(ちょうてん)をくぐり抜(ぬ)けていく時代(じだい)である。対(たい)テロ戦争(せんそう)がいわれる現代(げんだい)とは背景(はいけい)が違(ちが)う。危機(きき)を克服(こくふく)したケネディの言葉(ことば)には美(うつく)しすぎる面(めん)があるにせよ、底(そこ)に流(なが)れる世界(せかい)観(かん)は顧(かえり)みる価値(かち)があるだろう。 : O! N) }5 B( A% ~: y* T
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彼(かれ)は「軍隊(ぐんたい)の力(ちから)でなく構想(こうそう)の力(ちから)で」とも語(かた)った。いま直面(ちょくめん)する危機(きき)に必要(ひつよう)とされるのも、まさに「構想(こうそう)の力(ちから)」ではないか。
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