中国古典から一言
尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず。
「尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず。」
(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
意味:
本に書かれている事を全て信じてしまうなら、その人にとって本など無い方が良い。
僕が中国古典に入門したのは中学の頃でした。三国志を読んで項羽と劉邦を読んで、項羽と劉邦に出てきた「六韜」という本が気になって調べているうちにいつの間にか興味は歴史ではなく文学にシフトしていたのです。(今でも歴史は好きですが。)
そしてその後「老荘哲学」にはまりそれ一辺倒だったのですが、あるとき「論語」もいい所があるなぁ、と思えるようになりました。その時、初めて世界は広いなと感じました。
本を読むのは良い事ですが、全て信じてしまうと世界は狭まってしまいます。いろんな意見の人がいるから世界は広いのですね。
ではっ
-孟子
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