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中国の笑話---ここに銀三百なし: P/ o+ k" I# }/ A
劉大は長年の質素生活で、やっと銀・三百両を蓄えました。彼は銀をどこに保管しようかと、頭を痛めました。身につけていたら、無くなるかもしれない。家に隠していても盗まれるかもしれない。あれこれ考え。ついに好い考えが浮びました。彼は闇夜に乗じて、家の裏の壁ぎわに穴を掘り、銀を埋めました。しかし、彼はまだ安心出来ません。ここに銀を埋めたことが他人に見つかるかも知れないと思い、『ここに銀三百両なし』と紙に書いて家の壁に貼り付けました。これで、やっと心が落ち着き、家に帰り、ぐっすり眠ることができました。ところが、隣の王二は劉大が銀を埋めた一挙一動を、こっそり見ていました。真夜中、劉大が寝込んでから、王二は、抜き足差し足で家の裏にやって来て、こっそり銀三百両を掘り出し盗んで行きました。家に戻って王二は白く光る銀を見て嬉しくてたまりません。撫でたり、擦ったり、こ踊りして喜んでいました。しかし、劉大に疑われたら、どうしようと心配し、あれやこれや考えた劉大はパッと好い考えが閃きました。やはり紙によく目立つ大きな字で『隣の王二。盗んだことはない』と書いて、それを家の裏の壁に貼り付けに行きました。それから安心しきって、家に帰りぐっすり寝ました。 |
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