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看看我翻译的介川龙之介的小说《罗生门》,请指教。

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发表于 2007-7-25 16:16:40 | 显示全部楼层 |阅读模式
罗生门
         这是发生在一天傍晚的事情。一位家奴在罗生门下躲雨。
        高大的门下,除了这个男人之外,再没有其他人了。只是在朱漆斑驳的大圆柱子上,蹲着只蟋蟀。这罗生门正对着朱雀大道,应该还有三三两两头戴着女笠和乌毡帽的行人来避雨才对呀。可是,只有这个男人一个人在这儿。
        何故会成这幅景象呢?这两三年来,京都连续遭遇了地震,台风,火灾,饥荒。所以这京城已经不是一般的荒凉了。按照当时的记载,佛像和供具都被打碎了,涂着朱漆,镶着金箔的木头都被堆在路边,当柴火卖。京城里已经这样子了,象修罗生门这种事,当然不会有人来搭理。于是,狐狸呀,盗贼呀,倒是趁着这种荒凉纷纷跑来筑窝栖身。到最后,甚至都变成了一种习惯------就是把那些无主死尸都扔到这门里来了。所以,每当夕阳沉下去的时候,这地方就显得阴森恐怖,谁也不敢踏进半步。
    倒是不知从哪里飞来了许多乌鸦,白天,这些乌鸦就在屋檐周围盘旋着,飞来飞去聒噪。每当晚霞映红了天空,那些飞来飞去的乌鸦,看上去就像撒在天空中的黑芝麻似的。当然啦,这些乌鸦是来啄食着门里的死人肉的。不过,今天可能是天色太晚的缘故吧,竟然连一只都没有看见。只是,到处都是倒塌的石块,石缝里生出的长草,长满了台阶。上面可以看见乌鸦的点点白粪。家奴爬上了七级石阶的最高一级坐了下来,身上是件洗褪了色的宝蓝袄子,脸上有个很大的脓包,他呆呆地摸着他的脓包,似乎在等着雨什么时候停。
    笔者刚才写道:“这个家将正在等着雨停”。可是,即便雨真停了,他其实也不知道该怎么办。照平常是应该回到主人家里去的。可是,四五天前,他才刚被主人从家里赶了出来。正如前面所说的,当时的京城也是人烟稀少,一片衰败的景象。 如今,这个家奴被使唤他多年的主人赶了出来,也只是这萧条的小小余波而已。 所以,与其说“这家奴是在等雨停”
不如说“这被雨淋湿的家奴,无处可去”更为贴切。而且,这样的天气也影响了这位平安朝家奴没落的心情。雨,从申时开始下,到现在却没有一点要停下来的意思。家奴一边漫无边际的想着明天该怎么过-----也就是面对这种无可奈何的事,好歹也要想想法子,一边茫然地听着落在朱雀大路上的雨声。
    雨,笼罩着罗生门,哗哗的雨声由远及近。暮色渐渐降临,天空也显得更加低沉。抬头望望,门楼顶上,斜飞出去的屋檐上,正顶着一朵沉重的暗云。
要解决毫无办法的事情,就只有不择手段。要是心慈手软,就只能在这墙脚下,路两边活活饿死,然后就像一条狗一样,被抛尸罗生门。如果不择手段的话----家奴在路上徘徊了多次,还是跑到这种地方来了。但是“如果”终究还是“如果”。家奴已经决定了用不择手段的方式,但是又加上了“如果”。所以,对于后来不得已走上了当强盗的路,都没有勇气肯定了。
    家奴打了个喷嚏,吃劲的站了起来,京都的夜已经冷的需要烤火了。风和这夜肆无忌惮的在这门间柱中吹来穿去。蹲在朱漆圆柱上的蟋蟀也不知去哪儿了。家奴缩着脖子,宝蓝袄子里穿了件小黄汗衫,他耸起袄子的肩头,向门的周围四下张望。如果有那么个地方-----既不会被风吹雨淋,又不用担心被人看到,还可以安心地睡一晚。他想着,就只有在这儿过夜了。这时,他注意到上楼用的梯子,很宽,还涂上了朱漆。楼上就算有人,也都是死人。他留意着别让腰间的刀脱了鞘,穿着草鞋的脚踩上了梯子最下边一级。
    过了一会儿,罗生门的门楼里,宽宽的梯子上,有一个男人,猫着腰,摒住呼吸,窥视着楼上的事情。楼上的光,隐隐约约的照在男人的右脸上。短短的胡子中,一个化脓的痤疮。当初,家奴估计这楼上肯定是死人。可是,往上爬了没几极,居然看见了火光,,不知是谁点着的,而且,这火光似乎还在那儿跳跃呢。昏黄的灯光照着布满蜘蛛网的天井,灯影晃动。他很快便明白过来了,这种大雨夜,能在罗生门上点灯火的人,总归不是泛泛之辈。
    家奴像只壁虎似的,放轻脚步,好不容易才爬上了这陡峭的梯子顶上。尽量放平了身体,伸长脖子,小心翼翼的朝门里望过去。
    一看,果然如传闻所说,横七竖八躺着几具死尸。火光能照见的地方,比想象中还小,看不清究竟有几具尸体。模模糊糊中,能辨别的就是有的赤身裸体,也有的穿着衣服。当然,有男有女。真让人怀疑,这些人是不是曾经在这人世间走过一遭。简直就像是用泥巴捏出来的,张着大口,摊开双臂,乱七八糟的躺在地板上。朦胧的火光照着肩膀,胸脯。其他低凹的部位就显得更加阴暗了。哑巴似的沉寂。
    家奴实在是受不了这些尸体发出的恶臭,不由得掩住鼻子。但是,接下来发生的事情,让他都忘记了要捂住鼻子。那种强烈的感觉,几乎完全夺走了他的嗅觉。
这时,家奴注意到,死人堆里还蹲着个大活人。。穿着棕色的衣服,矮个子,很瘦,头发都白了,像个猴子。她的右手拿着一片点燃的松明。正在窥视一具死尸。死尸的头发很长,估摸是个女的。
    家奴带着六分恐惧私分好奇的心理,一时竟忘记了呼吸。借用一下旧记中作者的说法,那就是一种毛骨悚然的感觉。老太婆把松明插在地板上,然后两只手就在刚才那具尸体的头上,像母猴给小猴子捉虱子似的,一根根把头发拔下来。头发好像就顺手被拔下来了。
    看着头发一根根被拔了下来,家奴心中的恐惧也一点点地消失了。可是,心中对那个老太婆的憎恶却越来越强烈了。不对,用在这个老婆子身上,兴许有些语病。应该说是对所有的罪恶引起的反感,每一分钟都在变得强烈。此时,如果有谁还问,之前这个男人还在想着究竟是等着饿死,还是干脆去当强盗?多半这个家奴会选择饿死吧。男人心中的憎恶之心,就如同那插在楼板上的松明,冒着火。
    家奴当然不知道,老太婆为什么要拔下死人的头发。因此不能公正的判断这究竟是善良的举动,还是不齿的坏事。但是,对这个家奴而言,在这样的雨夜,在这个罗生门上,拔掉死人的头发,就凭这点,已经是不能容忍的罪恶。他也忘记了刚才还在思忖着去当强盗呢。
于是,家奴双脚发力,跃了上去,手握刀柄,大步奔到老太婆面前。老太婆自然大吃一惊,像支弹弓似的弹了起来。
     老太婆一阵慌乱,不知所措,正要逃跑,家奴拦住她的去路,口中喝斥到:
“你,要去哪儿?”
     尽管这样了,老婆子还是试图推开家奴。他不让,一把把她拉了回来。两个人一言不发,就在一堆死尸中,扭打成一团。
胜负早在一开始就注定了。家奴终于抓住了老婆子的胳膊,不由分说,把她按倒在地。那手腕瘦的像鸡爪子似的,只剩皮包骨了。
    “你在干什么?不老实说,就宰了你。”
家奴一把甩开老太婆,拔出了刀,白晃晃的钢青色,就摆在眼前。不过,老太婆仍旧一言不发。两只手直哆嗦,肩膀一耸一耸的,呼吸急促。睁大双眼,眼珠子都快瞪出来了。哑巴一样顽固的沉默着。看着眼前的这番光景,家奴意识到了:这个老太婆的生死还不是全掌控在自己手中。就是这种想法,让他这颗燃烧着怒火的心,不知不觉凉了下来。
    所以,家奴望着老太婆,说话的语气也稍微缓和了下来。说道:
“我又不是警察厅当差的,今儿不过从这儿路过。不会把你绑去见官的。你只要告诉我,这种时候,在这楼上,你究竟干什么来着,就绕了你。”
    听了这番话,老太婆的眼睛瞪得比刚才还大,像眼睑发红的食肉鸟一样,用锐利的眼光,直勾勾的盯着家奴的脸。嘴唇皱巴巴的,几乎和鼻子挤在一块了,咀嚼着什么东西似的抽动着,连细细的喉咙的喉结都一动一动的,发出乌鸦叫声一样的声音,喘着粗气,传到家奴的耳朵里。
    “拔这些头发,拔这些头发,还不是为了做假发用的?”
这个回答简直太平凡了,家奴觉得很失望。先前的憎恶和冷漠的侮辱一齐涌上了心头。老婆子也看出了他的心思,一支手还捏着一把刚刚拔下来的头发,像蛤蟆一样抽动着嘴巴。说着:“是的,拔死人的头发,不是什么好事。但是这些已经死了的人,也都是干这种事情的。就说刚才被我拔掉头发的女人吧,她以前就是把蛇切成四寸长的小段 ,晒干了冒充鱼干,卖到军营去了。要不是因为瘟疫死了,现在肯定还在卖呢。而且,据说她的鱼干味道特别好,兵营都买去做菜,缺少不得。我也不觉得她干的事有多坏,没有办法,不干就只有等着饿死。都这样了,如今也不会觉得我做的事有多坏,不干就只有等着饿死了。这也是没有办法的事,这点她也是知道的,应该也会宽恕我吧。”
    老太婆在那儿说着这些话。
    家奴把刀插回刀鞘,左手按住刀柄,冷冷的听着她的话。右手摸摸那个大红胞。但是,就在这番话之中,家奴心中升腾起一股勇气。这,就是刚在在门楼下,这个男人欠缺的勇气。而且,和刚才爬上楼要逮住老婆子的勇气截然相反。他不再为怕恶死而去当强盗而困惑了。此时,在这个男人心中,饿死这件事早被抛到九霄云外了。
   老太婆话音一落,他便用嘲讽的口吻说。
  “真的是这样吗?”
   接着便向前跨出一步,右手离开脓包,一把抓住老太婆的衣襟,恶狠狠的说:“那,我剥了你的衣服,你也别怨我。我要不这样做,也只有饿死的份了。”
   家奴飞快的剥掉她的衣服,把抱住他大腿的老婆子踢到了尸体上,仅用五步就跨到了楼梯口,夹着那件刚拨下来的棕色衣服,急匆匆下了楼梯,消失在夜色中了。
   过了一会,就像个死人一样倒下的老太婆,从一堆死骸中光着身子站了起来,嘴里哼哼的,借着燃着的火光,跌跌撞撞到了楼梯口,披散着短短的白发,向门下张望。外面是一片死气沉沉的黑夜。没人知道家奴去哪儿了。

[ 本帖最后由 yanlingling84 于 2007-7-25 16:33 编辑 ]
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 楼主| 发表于 2007-7-25 16:35:13 | 显示全部楼层

羅生門の原文   上

ある日の暮方の事である。一人の下人(げにん)が、羅生門(らしょうもん)の下で雨やみを待っていた。
 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗(にぬり)の剥(は)げた、大きな円柱(まるばしら)に、蟋蟀(きりぎりす)が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路(すざくおおじ)にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠(いちめがさ)や揉烏帽子(もみえぼし)が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。
 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風(つじかぜ)とか火事とか饑饉とか云う災(わざわい)がつづいて起った。そこで洛中(らくちゅう)のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹(に)がついたり、金銀の箔(はく)がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪(たきぎ)の料(しろ)に売っていたと云う事である。洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸(こり)が棲(す)む。盗人(ぬすびと)が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。
 その代りまた鴉(からす)がどこからか、たくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾(しび)のまわりを啼きながら、飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それが胡麻(ごま)をまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、門の上にある死人の肉を、啄(ついば)みに来るのである。――もっとも今日は、刻限(こくげん)が遅いせいか、一羽も見えない。ただ、所々、崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、鴉の糞(ふん)が、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七段ある石段の一番上の段に、洗いざらした紺の遥àⅳ?─五辘蚓荬à啤⒂窑晤]に出来た、大きな面皰(にきび)を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのを眺めていた。
 作者はさっき、「下人が雨やみを待っていた」と書いた。しかし、下人は雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはない。ふだんなら、勿論、主人の家へ帰る可き筈である。所がその主人からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通りならず衰微(すいび)していた。今この下人が、永年、使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。だから「下人が雨やみを待っていた」と云うよりも「雨にふりこめられた下人が、行き所がなくて、途方にくれていた」と云う方が、適当である。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝の下人の Sentimentalisme に影響した。申(さる)の刻(こく)下(さが)りからふり出した雨は、いまだに上るけしきがない。そこで、下人は、何をおいても差当り明日(あす)の暮しをどうにかしようとして――云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えをたどりながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を、聞くともなく聞いていたのである。
 雨は、羅生門をつつんで、遠くから、ざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出した甍(いらか)の先に、重たくうす暗い雲を支えている。
 どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、築土(ついじ)の下か、道ばたの土の上で、饑死(うえじに)をするばかりである。そうして、この門の上へ持って来て、犬のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した揚句(あげく)に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。下人は、手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「盗人(ぬすびと)になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定するだけの、勇気が出ずにいたのである。
 下人は、大きな嚔(くさめ)をして、それから、大儀(たいぎ)そうに立上った。夕冷えのする京都は、もう火桶(ひおけ)が欲しいほどの寒さである。風は門の柱と柱との間を、夕闇と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗(にぬり)の柱にとまっていた蟋蟀(きりぎりす)も、もうどこかへ行ってしまった。
 下人は、頸(くび)をちぢめながら、山吹(やまぶき)の汗袗(かざみ)に重ねた、紺の遥àⅳ?─渭绀蚋撙?筏崎Tのまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったからである。すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の広い、これも丹を塗った梯子(はしご)が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた聖柄(ひじりづか)の太刀(たち)が鞘走(さやばし)らないように気をつけながら、藁草履(わらぞうり)をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
 それから、何分かの後である。羅生門の楼の上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人の男が、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子(ようす)を窺っていた。楼の上からさす火の光が、かすかに、その男の右の頬をぬらしている。短い鬚の中に、赤く膿(うみ)を持った面皰(にきび)のある頬である。下人は、始めから、この上にいる者は、死人ばかりだと高を括(くく)っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰か火をとぼして、しかもその火をそこここと動かしているらしい。これは、その濁った、黄いろい光が、隅々に蜘蛛(くも)の巣をかけた天井裏に、揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で、火をともしているからは、どうせただの者ではない。
 下人は、守宮(やもり)のように足音をぬすんで、やっと急な梯子を、一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、平(たいら)にしながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、楼の内を覗(のぞ)いて見た。
 見ると、楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸(しがい)が、無造作に棄ててあるが、火の光の及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に裸の死骸と、着物を着た死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏(こ)ねて造った人形のように、口を開(あ)いたり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした火の光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。
 下人(げにん)は、それらの死骸の腐爛(ふらん)した臭気に思わず、鼻を掩(おお)った。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまったからだ。
 下人の眼は、その時、はじめてその死骸の中に蹲(うずくま)っている人間を見た。檜皮色(ひわだいろ)の着物を着た、背の低い、痩(や)せた、白髪頭(しらがあたま)の、猿のような老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片(きぎれ)を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。
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 楼主| 发表于 2007-7-25 16:36:19 | 显示全部楼层

羅生門の原文    下

下人は、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時(ざんじ)は呼吸(いき)をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「頭身(とうしん)の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間に挿して、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱(しらみ)をとるように、その長い髪の毛を一本ずつ抜きはじめた。髪は手に従って抜けるらしい。
 その髪の毛が、一本ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。そうして、それと同時に、この老婆に対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この老婆に対すると云っては、語弊(ごへい)があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人に、さっき門の下でこの男が考えていた、饑死(うえじに)をするか盗人(ぬすびと)になるかと云う問題を、改めて持出したら、恐らく下人は、何の未練もなく、饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、老婆の床に挿した松の木片(きぎれ)のように、勢いよく燃え上り出していたのである。
 下人には、勿論、何故老婆が死人の髪の毛を抜くかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、死人の髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。
 そこで、下人は、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄(ひじりづか)の太刀に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆が驚いたのは云うまでもない。
 老婆は、一目下人を見ると、まるで弩(いしゆみ)にでも弾(はじ)かれたように、飛び上った。
「おのれ、どこへ行く。」
 下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞(ふさ)いで、こう罵(ののし)った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押しもどす。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかし勝敗は、はじめからわかっている。下人はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへ(ね)じ倒した。丁度、鶏(にわとり)の脚のような、骨と皮ばかりの腕である。
「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」
 下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘(さや)を払って、白い鋼(はがね)の色をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球(めだま)が(まぶた)の外へ出そうになるほど、見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は始めて明白にこの老婆の生死が、全然、自分の意志に支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後(あと)に残ったのは、ただ、ある仕事をして、それが円満に成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、下人は、老婆を見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。
「己(おれ)は検非違使(けびいし)の庁の役人などではない。今し方この門の下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄(なわ)をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分この門の上で、何をして居たのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」
 すると、老婆は、見開いていた眼を、一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。(まぶた)の赤くなった、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのである。それから、皺で、ほとんど、鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏(のどぼとけ)の動いているのが見える。その時、その喉から、鴉(からす)の啼くような声が、喘(あえ)ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。
「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘(かずら)にしようと思うたのじゃ。」
 下人は、老婆の答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑(ぶべつ)と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色(けしき)が、先方へも通じたのであろう。老婆は、片手に、まだ死骸の頭から奪った長い抜け毛を持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。
「成程な、死人(しびと)の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、蛇を四寸(しすん)ばかりずつに切って干したのを、干魚(ほしうお)だと云うて、太刀帯(たてわき)の陣へ売りに往(い)んだわ。疫病(えやみ)にかかって死ななんだら、今でも売りに往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干魚は、味がよいと云うて、太刀帯どもが、欠かさず菜料(さいりよう)に買っていたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、饑死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」
 老婆は、大体こんな意味の事を云った。
 下人は、太刀を鞘(さや)におさめて、その太刀の柄(つか)を左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰(にきび)を気にしながら、聞いているのである。しかし、これを聞いている中に、下人の心には、ある勇気が生まれて来た。それは、さっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上って、この老婆を捕えた時の勇気とは、全然、反対な方向に動こうとする勇気である。下人は、饑死をするか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心もちから云えば、饑死などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。
「きっと、そうか。」
 老婆の話が完(おわ)ると、下人は嘲(あざけ)るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰(にきび)から離して、老婆の襟上(えりがみ)をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「では、己(おれ)が引剥(ひはぎ)をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、饑死をする体なのだ。」
 下人は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く死骸の上へ蹴倒した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色(ひわだいろ)の着物をわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。
 しばらく、死んだように倒れていた老婆が、死骸の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そうして、そこから、短い白髪(しらが)を倒(さかさま)にして、門の下を覗きこんだ。外には、ただ、 下人の行方(ゆくえ)は、誰も知らない。
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发表于 2007-7-31 11:17:02 | 显示全部楼层
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发表于 2007-7-31 12:39:26 | 显示全部楼层
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罗生门
                                    作者:芥川龙之介

黄昏时分,罗生门下,一个不知是谁家的下人在此躲雨。

   空荡荡的门洞里,就此一人。除此之外,便只有一匹蟋蟀,蹲伏在朱漆斑剥陆离的粗大的柱子上了。罗生门正当朱雀大道上,按理,该有几个戴斗笠或软帽的行人来此避雨。然而,现在却只他一个,再无旁人了。
       
   若问为甚,只因近二三年来,京都灾祸连连,地震、龙卷风、大火、饥懂等般,将此若大个京城闹得凋敝不堪。据旧时所记,当时竟有将佛像、佛事家什砸碎、将饰有朱漆以及金箔银箔的木头堆置路旁,当柴薪卖的事情。京里的境况既已如此,自无人顾及罗生门的修缮等事了。一任其废弃后,便有狐狸出没,盗贼蛰居。甚至日久成俗,只管将些无主的尸首拖了进来。故尔日交黄昏之际,便阴森可怖,再无人近前了。

人虽不来,却有许多的乌鸦,也不知来自何处,成群地飞来,聚集于此。白天,无数的乌鸦绕着高高的飞檐,啼叫盘旋。特别是在门楼上方,每到夕阳似火时分,那些乌鸦便像是洒在天空的芝麻一样,清晰可见。自不待言,那乌鸦是为啄食死人的肉而来的。不过,今日或许时辰已晚,竟一只也看不到。然而,在那即将坍塌,裂缝处已长出青草的石级上,乌鸦那发白的粪便随处可见。那下人身穿一领洗得褪了色的青衣,在共有七级的石阶的最上面一级,一屁股坐了下来,呆呆地看着雨点落下来。右脸上长出的那颗大粉刺又不时地惹得他心烦意乱。

笔者前面写到,“下人在此躲雨”。实在是雨止之后,他也没什么特别的差使可做。若在平时,他自然可以回到主人家里去。然而,四五日前他已被主人打发了出来。前面已经提到,当时的京都城已衰败不堪。眼下这个下人,被伺候了多年的主人打发出来,也只是此种衰败的些许余波而已。所以,与其说“下人在此躲雨”,还不如说是,“被雨所困的下人,正走投无路,困顿于此”更加妥当。而今天的天气,又极大地加深了那平安朝(注:平安朝,公元七九四年—一九二年。相当于中国的唐朝末年到南宋初年。)下人的感伤。雨,刚过申时便已下了起来,到目今时分也不见要停。因此,那下人只得一边漫无边际地思忖着明日那迫在眉睫毛的生计——即所谓明知无望,也止不住地非要去伤脑筋——,一边心不在焉地听着朱雀大路上那持续已久的雨点声。
  
     雨,将罗生门团团裹住,哗哗的雨声从四面八方聚合而来。暮色已将天空压得低低的,抬头望去,门楼顶上斜飞而出的檐头瓦已抵住了沉甸甸的乌云。

既要在无望中找出活路来,便无遐顾及手段了。若要顾及手段,便只有饿死在土墙下、街道旁,然后再像死狗一样,被人拖到这门楼上扔掉。如若不择手段呢?——那下人在同一条脑筋上兜了几圈,最后终于撞到了这里。可是到了“如若”这里,便再也想不下去了。那下人虽己认可了不择手段,而要实现这样的“如若”,接踵而至的自然是“只有去做盗贼”了,而对此他尚缺乏主动认同的勇气。

那下人打了一个大喷嚏,吃力站起身来,夜凉己重的京城已冷得要烤火盆了。风随同暮色肆无忌惮地在门柱间穿行而去。那只蹲伏在朱漆圆柱上的蟋蟀早已不知了去向。

下人缩着脖子,耸起青衣内衬着黄色汉衫的肩头,打量着门楼四周。他寻思着,若有一既无风雨之患,又能避人耳目之地,就先对付一夜再说。说来也巧,这时一架通向门楼的、宽宽的、也漆着朱漆的楼梯映入了他的眼里。楼上要说有人,也只有死人罢了。于是,那下人一面留心不让腰里那把木柄长刀从鞘中脱落,一面抬起穿着草鞋的脚,踏向楼梯最下面的一级。

 片刻之后,在通向罗生门门楼的宽宽的楼梯中段,便出现一条汉子,将身子缩地猫儿似地,屏息窥视着上面的动静。而楼上射来的火光,淡淡地照到了这汉子的右颊。短胡子中是一颗红肿化脓的粉刺。起先,这个下人以为上面尽是死人,根本没放在心上。不料,上得几级楼梯一看,便发现还有人点着火,而且这火光还在这里那里地游动着。昏暗发黄火光,在挂满了蜘蛛网的阁楼上晃荡,所以一看便知。他心中暗忖,在这样一个风雨之夜,竟敢在这罗生门上亮着火,定非等闲之辈。

那下人壁虎似地蹑手蹑脚,好不容易爬到了这陡直的楼梯的最上一级。他尽量匍匐下来,伸长脖子,战战兢兢地向楼内打量

果然,正如传闻所言,楼里胡乱地扔着几具死尸,就火光照到的地方看,地方比想象中的要小,也看不出到底有多少具尸体。昏暗朦胧中,只觉得里面有光屁股的,也有穿着衣服的。自然,男女都有。而且,这些尸体叫人全然不信他们是曾经活过的人,倒像是泥捏的假人,张着嘴,摊着胳臂,横七竖八地躺在楼板上。肩膀以及胸脯这些突出的部位,浴在朦胧的火光里,使得凹陷部位愈加地阴沉黑暗,无不似哑巴一般永久地沉默着。

  死尸腐烂的浓臭,使得那下人不由得赶紧捂住了鼻子。可是,接下来他的手竟忘了捂鼻子了。因为一个强烈的刺激,几乎完全使他丧失了嗅觉。

那下人的眼睛这时才刚刚看到,尸首堆里竟还蹲着一个人。是一个身穿棕黑色衣服、又矮又瘦、满头白发、猴子似的老婆子。这老婆子右手里攥着一块点燃了的松木片,正在端详一具尸体的脸。从那长头发看来,当是一具女尸。
 
那下人六分恐惧四分好奇,一时间竟忘了喘气。那种感觉,借用一句旧时所记的话说,就是“全身的毛发都炸开了”。这时,老婆子将松木片插在楼板缝里,两手搭在刚才打量过的那具尸体的脑袋上,跟母猴替小猴捉虱子一般,一根一根地拔起了头发。头发应手而落。

看着头发一根根被拔下来,那下人的恐怖也在一点点地散去。与此同时,对这老婆子的憎恶,却在一点点地升起来了——不,说是对这老婆子,也许不太妥当。应该说是对一切恶的反感,瞬息倍增。此时如有人向这下人重提刚才他在门下想过的,是饿死还是当强盗的问题,恐怕他将毫不犹豫地选择饿死吧。他那恶恶之心,正如那老婆子插在楼板上的松木片似地,熊熊燃起。

 自然,他还不明白老婆子为什么要拔死人的头发。论理,也不知将此归于善或恶是否妥贴。不过他觉得单是在风雨之夜的罗生门上拔死人头发这一点,已经是罪不可恕的了。当然,他早已将自己刚才还有当强盗之心的事忘得一干二净了。

于是,那下人双脚用力,猛地一个箭步从楼梯上跳了上去,手按木柄长刀,大踏步走近那老婆子。不用说,老婆子自然是惊恐万分。

老婆子一看到那下人,吓得像弹弓似的跳了起来。

“呔!哪里走。”
  
那下人大声吆喝着,挡住了在死尸体间磕磕绊绊、慌不择路地要想逃走的老婆子的去路。老婆子还想把他撞开,好溜之大吉。那下人不依不饶,将她一把推了回去。于是,俩人一时便谁都不吭声地死尸堆里扭结起来。胜败当然早已注定,最后那下人抓住了老婆子的胳臂,硬将她按倒在地。那条胳臂瘦嶙嶙,如同鸡脚一般。

“你在干吗?老实说!不说,瞧这个!”
 
 那下人摔开老婆子,“嗖”地拔刀出鞘,将雪白的钢刃直递到她眼前。可是,老婆子默不做声。她两手发抖,气喘吁吁地耸动着双肩,两眼瞪得溜圆,眼珠子都快要从眼眶里蹦出来了,顽固地沉默着,像个哑巴。见此光景,那下人才清楚那老婆子的死活已全操在自己手的里,刚才那烈火般的憎恶感,不知不觉之间也冷了下来。剩下的只有如同差使办利落后的那种洋洋自得和满足。于是,他低头看着老婆子,稍稍放缓了口气,说道:

   “俺可不是什么捕快差人。是经过这门下的行路人。所以不会缚你送官的。只消告
诉俺,这个时候你在门楼上,到底干什么,也就罢了”

于是,那老婆子将本来就已经睁很大的眼睛睁得更大了,眨也不眨地盯着那下人。那眼睛的眼泡发红,眼光就像食肉鸟的眼一样凶。然后,像是在嚼什么东西似地,动了动满是皱纹几乎已和鼻子挤在一起的嘴唇。从她细细的喉咙上,看得见发尖的喉结在动。此时,从那喉咙里,有一个上气不接下气的,乌鸦叫似的声音,传到了那下人的耳朵里。

“拔了这头发,拔了这头发,是去做假发的。”
  老婆子的回答,平淡无奇,令那下人非常失望。失望的同时,刚才的憎恶又同冷酷
的蔑视一起涌上了心头。他那神情,大概老婆子也看出来了。于是,她一手还捏着一把
刚从死人头上拔下的长头发,用癞蛤蟆嘀咕似的声音,磕磕巴巴地又说出一段话来。
“要说呐,拔死人的头发,好象也不对。不过呐,这儿这些死人,遭此报应也一点儿不冤呀。就说我拔了她头发的这个女人,活着时就把蛇切成一段段四寸来长,晒干了拿来当鱼干卖给宫里头那些佩刀的。要不是害瘟病死了,这会儿还卖呢。都说她卖的鱼干鲜,那些佩刀的没了她的鱼干还吃不下饭了呢。俺觉得她干那营生也不算坏事。要不干就得饿死,不是没法子么?一样,我干的这些也不叫坏事。不干就得饿死,也是没法子呀!这种没法子的事,她最清楚了,她不会怪俺的。”
  
老婆子的话大致就是这些意思。

那下人把刀插进鞘里,左手按着刀柄,冷冷地听着。右手自然也没闲着,一直摸着脸上那颗红肿的粉刺。听着听着,他胸中升起了一股勇气。这正是他刚在门洞里所缺乏的勇气。而这与他上得楼来,逮住老婆子的勇气全然是两码事。他不仅不为是饿死还是当强盗的问题而烦恼了,去饿死的念头甚至想也不会想了,已被抛到九霄云外去了。

“确实如此?”
  老婆子的话音刚落,他便以嘲弄的口吻钉了一句。然后,他上前一步,右手已然从粉刺上移开,出其不意地一把揪住老婆子的衣领,恶狠狠地说:
  “如此说来,俺剥了你的衣服,你也不要恨俺。不这样,俺也得饿死。”

那下人不容分说地扯掉了老婆子的衣服。猛地一脚将扑上来的老婆子踢翻在死尸堆上。三步并作两步窜到了楼梯口,腋下夹着夺来的棕黑色衣服,一眨眼便下到了楼梯下的夜幕之中了。

过了不多一会儿,死一般躺倒了的老婆子从死尸堆里撑起赤裸裸的身子,嘴里哼哼唧唧地呻吟着、借着还未熄灭的火光,爬到了楼梯口,倒披着短短的白发,向门下张望着。外边,只有黑洞洞的夜。

那下人的去向,也是无人知晓。
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发表于 2007-8-1 09:10:44 | 显示全部楼层
原文意思似乎完全传达出来了,就是有些措辞方面好象不太到位.不过,楼主的水平还是非常高的.赞一个!
有机会互相探讨探讨.
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发表于 2007-8-1 10:52:55 | 显示全部楼层
みんなすごいですね。
私もやって見ましょう。
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发表于 2007-8-7 10:21:57 | 显示全部楼层
我毕业论文就是这个....

  看看鲁迅或楼适夷的翻译吧
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发表于 2007-8-8 15:40:09 | 显示全部楼层
看过。
并不好。
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 楼主| 发表于 2007-8-13 14:44:39 | 显示全部楼层
我也看过搂适夷的译稿,觉得很生硬。可能跟那个年代的语言有关系吧。所以才决定自己翻译的。比如“家将”的说法,没有几个人能够听明白是什么样子身份的人。
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 楼主| 发表于 2007-8-13 14:51:10 | 显示全部楼层
华南虎的译文,读起来很紧凑,有些语言像武侠小说里出来的。我在翻译的时候,也有考虑过这方面的问题。后来改用接近口语的方式翻译的。
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发表于 2007-8-15 10:52:36 | 显示全部楼层
有时候挑文章小段翻译。..居然全翻成类似古文性质了...那个汗啊
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发表于 2007-8-15 21:52:59 | 显示全部楼层
都是强人啊!太强了!

让我又回味了好几遍我比较喜欢的日本名文啊!
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发表于 2010-5-31 10:38:06 | 显示全部楼层
看看我的。

罗生门
某日黄昏时分,一位佃农,在罗生门下避雨。宽阔的城门下别无他人。只在朱漆剥落的大圆柱上,停着一只蟋蟀。罗生门既在朱雀大道,除佃农外,按理该会有两三个戴斗笠或乌帽子的避雨男女,但是没有,除此以外别无他人。

说起原由,原是这两三年,京都不断发生地震、龙卷风、火灾、饥馑这样的灾荒。致使洛中破败不堪。据记载,佛像佛具被砸得碎片满地、朱漆的、镶嵌金银箔的木头被堆放路旁当柴火叫卖。洛中沦落到此地步,谁也顾不上罗生门的修缮,一任罗生门日益荒凉,成了狐狸和盗贼的居所。渐渐更有甚者,将死后无人收殓的尸首,也丢弃到罗生门来,并渐成习惯。因此一到日影西下,谁都感到毛骨悚然,不愿向城门附近涉足。

倒是不知从哪里来了很多乌鸦,大群地集聚于此。白天,几只乌鸦在高高的城门头上的挑檐边聒噪盘旋。当城门上方的天空被夕阳染红的时候,乌鸦的黑影,就像洒上的点点芝麻。不用说,乌鸦是来啄食城门上的腐尸的。今天,大概是时日已晚,一只也不见。却在断裂的石缝里长着长长野草的石台阶上,看得见一点一点白花花的鸦粪。佃农坐在七级台阶的最上方,屁股下垫着洗得掉色的藏青色夹衣下摆。他右边脸上长了一个大大的粉刺,正茫然对着雨幕出神。

上文写到“佃农在罗生门下避雨”,其实,即使雨停了,这个佃农也无处可去。要在平时,当然该回主人家,但是四五天之前,他被主人解雇了。前面写到的,当时的京都已是满目疮痍,眼下,这个佃农,被常年的雇主辞退了,其实也不过被这衰败的小小余波所涉及。所以,说“佃农在罗生门下避雨”,不如说“佃农被困雨中,穷途末日,无处可去”更为恰当。况且今天的天气,也影响了这个平安朝的佃农的Sentimentalism(情绪)。申时开始下起的雨,到现在还没有要停的迹象。无论如何,眼下最重要的明天的生计,这确实是件令人费思量的事,他似听非听地听着落在朱雀大道上的哗哗雨声,思来想去毫无头绪。

雨幕包裹了罗生门,刷刷的雨声由远及近汇集过来。暮色渐渐把天空压得更低,抬头看,罗生门屋脊上斜斜突起的甍的尖顶,像是努力撑住头上浓重的微微透出些光亮的暗云。

生存,这不得不考虑的问题、选择用何手段生存,其实已无暇顾及。如果能选择的话,唯有选择在墙根下或路边饿死。然后像死狗一样,被人丢弃到这城门上来。如果,不做选择的话----佃农愁肠百转,最终做出了“不做选择”的决定。但“如果”终究只是“如果”。佃农虽肯定了“不做选择”的想法,却无勇气对以后“不得不成为强盗”的命运做出积极的肯定。

佃农打了一个大大的喷嚏,有气无力地站起。京都傍晚袭人的寒意,已经使人迫切地想要点上火桶了。沉沉暮霭中,风在城门的柱子间毫不留情地穿梭。朱漆柱上停留的蟋蟀,此时也不知去了哪里。

佃农棠棣色单衣外罩着藏青的夹衣,他缩着脖,耸着肩,往罗生门四下张望。巴望着能找到一处免受风雨侵袭,又不招人耳目,能安心对付一晚的处所,好歹也捱到天明。果然看到也是朱漆斑驳的一张梯子,梯子很宽,直上到城门上去。城门上即使有人,也不过都是些死人吧!佃农这样想着,一边扶住腰间挂着的长刀的木柄,不至于刀身出鞘,一边将穿着草鞋的脚,迈上了梯子的第一阶。

几分钟后,在通往罗生门城楼宽宽的梯子上,出现了一个男人的身影,他像猫一样拱着身,屏住呼吸,悄悄向上窥视。从楼上照过来些微的火光,隐约可见男人的右脸颊,短胡拉茬,有一个红肿化脓粉刺的模糊侧影。起初,佃农本以为楼上只是些死尸,待爬上梯子两三级一看,好像有谁在上面点着火,并且那火像在到处游弋。那浑浊昏黄的微光,在四处蛛网缠绕的天棚上映照摇曳。佃农立即断定这里有人。在这样的雨夜,来到这样的罗生门城楼上明火之人,定非等闲之辈。

佃农不敢发出声音,他像壁虎一样蹑足而行,沿着陡峭梯子攀爬,好不容易爬到最后一级。然后,他尽可能地伸直身子,尽可能地探头向前,战战兢兢向楼内窥视。眼前的情形正如传闻中一样,有几具被胡乱丢弃的遗骸。火光所及空间比想象狭窄,因此到底有几具也无从知晓。但在依稀中可知,死尸中有裸体的,也有穿衣的。不用说,死尸是男女混杂的。而且,这些死尸都像土做的泥人一般,张着大嘴,伸着手臂,横七竖八倒在地板上,甚至让人怀疑他们过去是否真的有过生命。昏黄的火光映照在死尸的肩部及胸部的突出部分,使得低处的黑影更加浓重。死尸以及暗色,就像哑巴般永不会发声。

腐尸发出的臭气使得佃农不由自主捂住了鼻子。但是,接下来的瞬间,掩鼻的手忘了掩鼻,因为一股强烈的情绪,使这男人已无暇顾及这嗅觉了。

死尸中间蹲着一个人。一个穿柏树皮颜色衣服,矮小精瘦、花白头发,像猴子一样的老婆子。这老婆子右手持点着火的松木片,眼睛死死盯住一具尸骸的脸。从那死尸的长头发看,应该是个女人吧。

这佃农被六分恐惧四分好奇驱使着,紧张得连呼吸都忘了。借用旧时作者的话就是“紧张得毫毛变粗”。那老婆子将松木片插入地板的缝隙,向所盯着的尸骸头部伸出手去,然后就像老猴给小猴捉虱子似的,一根一根开始拔那长长的头发。头发也似乎随着她手的动作被拔下。

随着尸骸的头发被一根一根拔下,那佃农心头的恐惧,也一点一点地消除了。与此同时,对那老婆子强烈的憎恶之情,却在心头一分加一分地涌动。--不,说对老婆子,可能是语病。不如说,是对所有“恶”的反感,在此刻一分更加一分地汹涌而来。这时,如果有谁重新提起这佃农刚才在城门下思考的,是饿死还是去做强盗的问题,恐怕这时的佃农会毫不犹豫地选择“饿死”吧!此刻这男人心头的憎恶,就像老婆子插在地板上的松木的火焰,燃得噼啪作响。

佃农不知这老婆子拔死人头发是何缘故,自然,就不知如何归结这行为到底属好是坏。但对佃农而言,这样的雨夜,在这样的罗生门城楼上,拔死人头发这件事,这件事本身,就是一宗无法饶恕的恶。当然,此时的佃农,对自己刚刚才想要做强盗的事,早已忘得一干二净。

当下,这佃农两脚发力,猛地从梯子上跳出,一手执住木柄长剑,大步迈到老婆子跟前。老婆子大吃一惊。

她一眼看到佃农,立即象被弓弹出一样跳将起来。

“呔!往哪里去!”

佃农边堵住老婆子在死尸上磕磕绊绊,惊慌失措想要逃走的去路,边喝道。老婆子仍粗暴地推开佃农想逃开;佃农又把她按牢堵住。两人就在这死尸堆中互不言语地扭打起来。但是不用说,胜负在开始就已明了。最后,佃农抓住老婆子的手腕,硬生生把她扭倒在地。那手腕像鸡爪一样,只是皮包着骨头。

“在干什么!说,不说的话就这下场!”

佃农放开老婆子,猛然抽刀出鞘,刀刃的白光一闪,直逼眼前。但老婆子并未作声。她两手哆哆嗦嗦地抖动着,肩膀随呼吸起伏不定,大睁着眼,眼眶里的眼球像要掉出来一般,哑巴一样执拗地默不作声。见此情形,佃农这才意识到,这老婆子的生死,全由自己支配着呢。于是,这意识,不知觉间冷却了之前阴险险燃烧着的憎恶之火。剩下的,只是圆满完成一样工作后的,闲闲的得意和满足感。当下,他蔑视着这老婆子,声音柔和了许多。“我并非衙门检查厅的差人,只是方才经过这城门下的路人。所以不会把你绑起送官怎样的。但是,你在这时分的城门上做什么,说出来便饶了你。”

于是老婆子大睁的眼睁得更大了,她眼眶通红,用像食肉鸟一样锐利的眼光,一动不动地直盯着佃农的脸。因褶皱使得几乎和鼻子成为一体的嘴唇,像在咀嚼什么似地蠕动着。细细的脖颈上,看得见尖尖的喉结在动。从这喉咙里,发出老鸦叫一般的,夹杂着喘息的声音。

“拔这头发,拔这头发,是打算用来做假发。”

佃农因为老婆子的回答意外的过于平常而感到失望。在感到失望的同时,之前的憎恶以及冷冷的蔑视,也一起涌上心头。这情绪大概也被对方感觉到了吧,老婆子一只手还握着从死人头上抢拔来的长发,用蛤蟆似的咕咕声,结结巴巴地说道:

“说也是的,拔死人头发这样的事,可能是件坏事。但在这里的这些死人,他们,也基本上做过差不多的营生。刚才,我拔她头发的那个女人,生前就专门把蛇切成四寸大小晒干,当作鱼干,卖给皇太子侍卫队的兵们。她要不是得了疟疾死了,恐怕这会儿还在卖呢。还有,这女人卖的所谓的鱼干,据说味道不错,那些兵们少了这菜还不行。我可不觉得这女人这么做有什么不好,如果不这么做,就只好饿死啦,所以是没办法的事。再说,我刚才做的事,我也没觉得不好,这也是不做就会饿死的,没法子的事。想必我这么做,这女人也能体谅我,大概不会介意吧!”

佃农收刀入鞘,左手握住木柄刀把,冷冷地听着这话,一边用右手掩住脸上红肿化脓的大粉刺。听着这老妇的说辞,佃农的心头,忽然生出某种勇气来,正是方才在城门下,这男人所欠缺的。然而这勇气,却是和刚才上这城楼捉住老婆子时的勇气,完全朝着相反方向去的。是饿死,还是做盗贼,佃农不是没有犹豫过。只是捉住老婆子那时,那男人的心境,对饿死这事的考虑,已完全被赶出了意识之外。

“哦?是吗?”

老婆子的话一说完,佃农就用嘲笑的口吻追问了一句。然后向前一步,松开捂粉刺的右手,冷不防抓住了老婆子颈后的头发,咬牙切齿地说:“那么,我剥掉你的衣服,你也不会恨我?不然,我也会饿死。”

佃农三下五除二剥去了老婆子的衣物。并飞起一脚将过来紧抱住腿的老婆子踢翻在死尸堆上。距离梯子口仅五步远,佃农腋下夹着剥下的柏树皮色衣物,转眼就消失在了陡峭梯子下的夜色里。

不一会,像死人一样倒下的老婆子,从死尸堆中直起身子,口中分不清是喃喃自语还是痛苦呻吟,借着还燃着的火光,爬到了梯子口,她倒垂着白色的短发,向城门下张望。外面,只是黑洞洞的夜。

佃农的行踪已无人知晓.
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