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8 Z/ N: J3 Z8 A9 l, [名詞 : × + さえ ~ ば, M1 m2 L8 d7 S+ C1 R& \ J
格助詞:に・で・と・から・の( l1 H; [/ e' G' B% v
(注:動詞・形容詞接続の場合については解説部で説明する). `8 E8 \2 A% b" Y
1 ~/ j9 z6 @0 m+ R. h0 F李 :部長は社長の信任が厚いから、部長さえ説得できれば、ゴー・サインは決まったようなものさ。$ U6 Q+ u4 A2 n, s- }" ~& B+ `
山田:購入予約さえあれば、生産に踏み出せるのになあ。いつもあと一歩のところまで行くのに・・・。+ S7 i! N( F- z
李 :部長も見通しさえ立てば、あんなに躊躇しないよ。製品スペックを見直してみようか。
: P. c0 t7 Y( j ?0 A& B' D1 w0 ^' o
「~さえ~ば」文型は「そのひとつの条件が満たされれば~」という意味で、それが駄目なら他は全て駄目だという判断が常に裏側にあります。なお、この文型は「~すら」が使えませんから注意してください。ここでは次の形を覚えてください。→例題1)2)イ形 :おもしろい→ おもしろくさえあればナ形 :元気だ → 元気でさえあれば動詞 :飲む → 飲みます → 飲みさえすればする :努力する → 努力さえすれば/努力しさえすればている:飲んでいる→ 飲んでさえいれば/飲んでいさえすれば
# l/ F2 ~- p6 ? \
& [. L7 `! W3 ]$ G# j1.自分さえよければ、他人はどうなってもいいというのか。
# a1 Y: S# c" I" x# n4 T2.あなたさえよければ、私は別にかまいません。; ^9 P% A b; o5 r: _
3.多少品質に問題があっても、安くさえあれば何でもいいです。7 o4 d, p8 f3 E% {, A4 M
4.私としては息子に高望みはしていません。元気でいてくれさえすればいいんです。
7 U/ M" v# u" J$ T* P1 r. }5.金さえあれば何でもできるという風潮が支配的だ。+ g, w' I1 n6 F7 r
2 S. t5 G! v# S3 e# E
1) うちの主人は、お酒を飲んでさえ(すれば/いれば/あれば)ご機嫌で、まあ酒さえ(すれば/あれば)幸せな人なんですが、夫の健康が気(に/を)かかります。
* D2 f- D1 p% O/ l) U2 J2) あなた( )協力して(くれる→ )さえ(する→ )ば、私は百人力です。
7 f9 t6 n7 R/ W+ z
- E3 [, ?+ e- b0 P
g7 Z' Q' X B5 o2 |4 e2 Q0 S: T
1) に(移動Vの「に」目的地は)/乗ってさえ/かかる(自V). w& q$ `9 @/ z9 N7 E
2) で(×も可)/食べられない(副詞「ろくに~ない」)/が(自V)
* W4 c$ R3 D$ ~& Y- |
' d0 d$ K5 j- { ^9 X 8 p9 Q, i7 W# M/ [& y* i
( w- \' A6 e0 I8 c; e# k
動詞の使役形:て形 + やる/あげる/さしあげる$ O. y, ]: U" x
もらう/いただく
5 z2 u: E s& Z くれる/くださる
+ [( X; M8 I' D" n3 {4 R" v; r: q- z
) P6 r0 B+ x$ Q! _9 B6 O6 r+ K李 :例の試作車に乗らせてもらったんだけど、印象の薄い車だったよ。発売されても僕は買わないな。7 B3 ~9 W [* U
木村:自動車部の仲間のよしみで紹介したのに。それじゃあ、僕の顔が丸つぶれじゃないか。$ D- b+ f) D/ {
李 :僕のとっておきのブランデー、もう残り少なくなったけど、君に飲ませてやるから、機嫌を直してくれよ。
3 d9 H# \( r5 c3 ?. Y( Y+ J) Z9 T4 w$ f0 [0 t2 `
この文型は動詞の使役形と受給表現が結びついた形で、許容・許可の表現を作ります。会話では例文1~3のように「~(さ)せてください・~(さ)せてもらえませんか・~(さ)せていただけませんか」などの許可の依頼表現が一番よく使われます。
" ^& K% a q. F' J: `9 m 私が ここで 働く。
5 X$ \8 q" P0 S! W3 d) R) [2 B% H →あなたが 私を ここで 働かせる。9 @" G" w( O( i
→ 私を ここで 働かせて ください。; c( T @: J9 k0 ?$ N- i4 p# _
なお、例文5のように恩恵の強調を表すこともあります。 h4 Y) |0 p! m+ Z
, @% `9 ]& u$ t
1.少し疲れました。すみませんが、30分ほど休ませていただけませんか。
' {% j8 a* W$ P8 g% }0 ^. O$ T2.どんなことでもいたします。給料はいくらでもかまいません。私をここで働かせてください。: E# F! i2 z+ Z- q1 l: |7 d$ a
3.その仕事は私も興味があります。私にも協力させてくださいませんか。
+ O7 p; H7 R# d x6 N4.今日は急用がありますので、お先に失礼させていただきます。
9 E k- p5 }3 \' l; C6 q5.あ~んと口を開けて、お母さんが食べさせてあげる。
/ r/ Z- w* t9 `% ]5 E5 K% Q i& C; m& w: B. [) T7 ^: b; o
1) おい、俺にも一言(だけ/さえ)(言って/言わせて)くれ。(言い/言われ)っぱなしじゃ、気がおさまらない。
7 z6 E% D6 A a& }2) これ( )もちまして、御挨拶( )(代える→ )ていただきます。( ~. u z9 y' S. a3 v3 \
8 t7 [' t; s2 M6 Q4 V1 m. K C. L4 o, F2 ~% l- b8 r$ K
0 \1 ]/ y8 W1 J2 i& _$ h/ q1) いれば/あれば/に(慣用語「~が気にかかる」)- F! t [ m6 @ m
2) が(従属句中の主語は「が」)/くれ/すれ' e$ u2 `; u3 l) M; u
: s2 U- w/ J( f! g0 K U2 Q
( G) T4 s6 {/ T. Z1 n- w& X# p9 x2 r2 H
動詞の使役形:て形 + おく
+ `. u1 M v3 q/ \1 S" q' U% j; ]) y( G
山田:よくもあんなに休まずに仕事ができるな。
; J# C- e: g! W佐藤:やりたい奴にはやらせておくさ。我々は一服だ!' F! p) B( W! D, ~9 S
李 :彼に任せておいても大丈夫だよ。どうせ、機械が勝手に作って、人間はほんの付属品に過ぎないんだから。
I9 T7 V; \. B$ r& x* R百恵:言わせておけば、好き勝手なことばかり言ってるわねえ。彼が気の毒よ。もういいかげんにしたら。
2 d6 `; f! B; h/ D* O# O& I3 W+ n2 D' [* Y' a5 M
使役形は行為の強制ですが、消極的強制から、消極的な容認へ、更に放置・放任へと意味は拡大していきます。0 J# |& P$ e8 o: @# _+ y
兄は妹に部屋を掃除させた。 <強制>- a7 d" ]4 F, R; l
その作品は人々に環境問題の重要さを考えさせた。<誘発>9 @& ? E+ ]/ w: S+ N
父は子供たちにやりたいことをやらせた。 <許容・放置・放任>* G% N. J. A" }6 C$ @( m
「~ておく」(→資料。)は事前準備の意味を表すほかに、状態保持や放置・放任の意味も表します。その許容・放置・放任の意味をはっきりさせるのが、この「使役形+ておく」文型です。→例題1)$ J3 G$ G7 k' J- C7 m
8 W' F: t! S! i1 Y5 O5 m. G( G
1.どうせ大した用事じゃないんだ。待たせておけ。& F2 Z: P7 P2 e" ]2 r
2.反対する奴には反対させておけ。結果よければ全てよしだ。
+ u/ ^4 L8 K" Z: t. n! R3.今日は疲れているんだろう。ゆっくり寝させておけ。 r- y9 k' A4 C0 Z+ i
4.今は泣きたいだけ泣かせておけばいい。
( G( E8 ]+ s( o5.あまりわがままにさせておくと、大きくなってから、ろくな人間にはならないぞ。, D# |' O* T) T/ {0 E/ Y
/ |7 w% ~& J" S' W9 |
1) がみがみ(言わないで/言わなくて)、そっとし(ていて/ておいて)やれ。今は ひとりで反省(して/させて)おいた方がいい。5 y) Y$ H1 T$ f8 d
2) (言う→ )たい奴( )は、(言う→ )ておけばいい。君は君の道を行け。6 R; v9 z) I' @4 f
- [. O3 Z- s7 O; t6 R
6 ~' x/ z: R3 W$ U
; ]# r/ S) n0 C* }1) だけ/言わせて/言われ(受身形&「~っぱなし」→文型173)
0 L$ z" x) K N P1 Q1 w2) を(「~をもって」の丁寧語→文型480)/に/代えさせて( L6 f! K% a: S5 }
% \& _: \5 I$ h1 _7 h2 m
; U* y) {; c2 C- `+ Q: }( c
/ c p% ?& e5 `
動詞の使役形: て形 + しまう
% D4 z% [5 v$ x* M( E/ Z" q, Y
0 A9 z$ S9 n* {; g李 :山田さんが馬鹿なことばっかり言うから、百恵ちゃんをかんかんに怒らせてしまったじゃないか。4 [ i& R) Z* H& A& X0 L: }
佐藤:君がそれとなく注意して、山田さんを黙らせてしまえばよかったのに。3 J/ H, y# U8 v
李 :事ここに至っては、なんとかこの場をまるく収めるしかないよ。山田さんには、いつも手を焼くよ。
% n9 O* ~, J6 A' r, Z9 e
$ v1 u! Y0 K4 q9 `# e- x1 h 「~(さ)せてしまう」は「あ~あ残念だ」「あ~あ、失敗した」という感情を込めた不本意の表現です。前に来る動詞は感情や心理、また自然・自発の生理自然現象を表す動詞が多いでしょう。& v. Y. a& h) l, k( F6 Y2 E
もし前に来る動詞が意志動詞の時は、会話中の「黙らせてしまえばよかった」のように、「完全に・徹底して~させる」という強制の文ともなりますが、用例としてはあまり多くありません。& u' |# x. V+ Q3 Q
5 p' o F: x% [$ \
1.待たせてしまったね。ごめん、ごめん。その償いに食事をおごるよ。
: x; U; {: ^$ w2.水をやり忘れて、花を枯れさせてしまた。
4 A- C( E, ^. }) c# G" z# D3.ちょっとしたミスが、全体の計画を挫折させてしまうことがある。" Y# o- {' a2 b8 ^1 U9 T4 t
4.軽い冗談のつもりで言っただけなのに、彼女を怒らせてしまった。
# f w, k8 X: {/ w6 _5.ふとした運命のいたずらが、彼の人生を狂わせてしまった。
3 T- P) ^3 T' ?' }6 f( c$ f; M
) e6 G5 u: N4 ?3 B3 \1 Z# @' @1) 僕が非行(に/を)走った(だけに/ばかりに)、親(を/が)悲しませ(てしまった/ていた/ておいた)。
' k4 \9 M1 c2 a- ^2) 君( )何もかも(やる→ )しまってごめん。この償いはいつ( )きっとする。* r( U4 p+ r' G+ i
+ ]' U9 o+ [8 K7 A1 c: y
0 P8 D% z% w2 x3 M3 P3 z0 X# d% d" e; u
# j, @1 B3 g% [$ v' h- i+ \1) 言わないで(→文型257)/ておいて/させて, U8 Q$ Y F! o& `; ~4 A
2) 言い(V〔ます〕形+たい)/に(使役文「が→に」)/言わせて
4 P& H, P2 g6 x: e# w @ : Y# }/ E' K3 Q; Z2 r
- X& _6 O. N/ z
0 Q( z9 }9 z6 v% l動詞使役形:~(さ)せる → ~(さ)せられる! y6 P; u- s4 J( P' D f, x3 U
:~(さ)す → ~される
6 L% e% O9 ]# T# l# ~3 `; K6 \7 x j* x; e l L, Y
<注:「~される」の形は「する」と「~す」で終わる動詞を除く>+ T& \, p u0 u6 M! T+ b! S
山田:人の不始末の尻拭いで、毎日遅くまで残業させられたんじゃたまらないよなあ。
& j4 p7 L8 m; o百恵:残業させられる人の身にもなってほしいものだわ。若い独身の女性がこんな時間まで残業してるようじゃあ、いい人に巡り合えないわ。
; c# F: L9 a- L/ D: Z* ]8 u3 U2 d山田:独身男性がここにも一人いるのをお忘れ?
8 p* {9 n) Q7 Q8 s( O+ O( \$ N7 A; k' w0 Z/ J# r/ f
「~(さ)せられる」は「使役の受身」と呼ばれています。使役形には「~(さ)せる」と「~(さ)す」の形がありますから、使役の受身形も二通りあります。意味の上では「~ことを強制される」という強い被害感を表すときと、感情・感覚を表す動詞について「自然に~になる/になってしまう」という自発・誘発を表すときに分かれますが、用例としては自発・誘発の方がはるかに多いでしょう。
3 C; n' \. N5 o- x# f7 y 私が 歌を 歌う。<使役文> 部長が 私に 歌を 歌わせる。
/ E, e. [" F7 r 歌わす<被役文> 私は 部長に 歌を 歌わせられる。
, t' T4 s: s5 b- r( g4 _ 歌わされる。
1 F, R/ P7 S& m* w' @/ }0 p
5 Q; J1 y4 G ?! r% q5 ~1.上司に飲めない酒を無理矢理飲まされて、立って歩くこともできなかった。
* \8 f$ A0 K; \) i& v2.食べたくもないのに食べさせられるのは、ほとんど拷問に近い。8 A: B& L4 d/ j# \& V: w
3.父親に雨の中をタバコを買いに行かされた。
/ G0 o+ y7 u. J: g4 n8 O4.昨日の空中ブランコは見ていてはらはらさせられた。" u9 n# v. r; K9 U/ V# X
5.糠味噌の腐るような部長の歌を何曲も聴かされても、「もう一曲」と拍手しなければならない身の辛さ。! t' }9 G% u6 P
$ r1 M, B" d$ T/ M& ~, o9 N1) 小さい妹の世話を(するし/したり)、食事の支度を(するし/したり)、本当にあの子には感心(する/させられる)。
+ z7 U5 }: B- U" m1 m2) あの先生( )はいつも本文( )暗記させられたが、今思えば、それが会話力( )つける一番の近道だった。
9 p! Q3 E+ R9 s; k2 G' H+ _4 h7 ]
* c `# Y" g2 v7 R
[9 N) k$ a r0 V7 t8 t: l# h( u
) F3 S9 t u& y+ R1) に/ばかりに(→文型364)/を(自Vの使役文)/てしまった
; L1 n' J$ _- L9 Z* Z- R; V9 @0 E2) に(他Vの使役文)/やらせて/か(「誰か・どこか」などの「か})
, w/ n* Z6 A9 s" _7 c8 |* Y . l( n7 H2 W5 x n3 y/ [
' m {# ^% y+ S( q
* }6 M I) y D/ L9 w動詞:[ない]形 + ざるを得ない
9 _+ \) J/ g4 w1 C& C" ]. o3 ]* f
7 E+ Z2 \; O/ u( P* F. a<注:「する」→「せざるをえない」。可能形や「ある・わかる」などの状態動詞、「疲れる・困る」などの状態性の動詞にはつかない>
1 D5 [2 P: w3 _. y* c4 B% p: L李 :あれだけの証拠を突きつけられたのでは、流石の彼も自分の落ち度を認めざるを得なかったようだ。! y0 [4 `* x% B% ~% i; {+ b- s I/ }
山田:ぐうの音も出ないとは正にこのことだね。その直後のリーダーとしての再指名とあっては、彼も名誉挽回のためにも死にもの狂いで頑張らざるを得ないだろう。/ G* I. Z! j) `, a* @8 y
李 :部長の人使いのうまさには脱帽するよ。
" w* B4 k7 ~) f& X7 t& l2 ^: _# |6 G2 E1 O j w
「~ざるを得ない」は少し硬い言い方ですが、例文1~3のように「(何か事情があって)~するしかない/~しなければならない」という意味を表します。また、例文4、5のように、「諸事情を考えると/いろいろ賛否はあっても~という結論に至る」という婉曲な断定の用例も生じてきます。
& x6 j6 }" @7 q) |2 Z7 r どちらの場合でも「そうしたくはないが、しかたなく~」という感情を込めた不本意な選択で、積極的な選択ではありません。類義表現に「~よりほかない」(→文型391)や「~ないわけにはいかない」(→文型457)などがありますが、日常の会話で多く使われるのはこちらの方でしょう。* X) _( ], l' z, b6 A4 u7 m e; H% Y
やらざるを得ない。
0 i# J T$ K9 h, u2 f =やるしかない/やるよりほかない。
. }3 s2 z% U% b0 p. W, I =やらないわけにはいかない。1 u: T/ m6 s. R! h& `5 u' a0 O
6 U: m1 g$ N3 H6 l7 O1 D) z1.君がしないなら、僕がやらざるを得ないだろう。
+ F. r8 r$ w7 h5 s2.風邪気味なので休みたいのだが、社長命令では出社せざるを得ない。
H4 w, W4 c. y5 f3.したくなくても、せざるを得ないことはあるものだ。# s; V* Z: Y/ B% }, v
4.今回の原発事故の責任は、単に現場担当者だけでなく、政府にもあると言わざるを得ない。
2 p% v0 p/ C% q n& y7 b1 m5.いろいろな医学データーから見て、タバコは癌の原因になると言わざるを得ない。" k' H2 | ^# O- r: C l6 G* W
+ L, ], r; _$ t/ N9 V9 t. L
1) (こんな/こんなに)雨が(ひどくては/ひどくて)、野外パーティは中止(せざる/しざる)を得まい。
# P7 ~: d: v _' A$ a; J+ k2) 君一人の責任ではないが、君( )も非があると(言う→ )ざる( )得ないだろう。, _& f+ u! P0 B/ b* I3 |% x
7 g, @8 I% v$ G# P
0 v' d: W/ [* P p# M% `3 ?/ n
0 Z: w3 R$ u9 F/ K* u. Z- a1) したり(→文型158)/したり/感心させられる(自発・自然)
c. Q% r' C, ]% C2) に/を(他Vの使役文「~に~を~させる」)/を(他V)
- N7 }( e9 A5 l5 @8 _% J. h$ d ; k- j* u) l7 C" Z( ~2 r
: Z, X4 J. X- _5 t1 b
0 i% X0 @/ E5 g6 O' s" [- m
名詞 : だ + し、~" r: h# t. J* D$ B! b( c, q# H
動詞・形容詞:普通形 <ナ形ーだ> し、~も~し~
( n) I6 Y$ @3 }4 y1 \: D/ B4 _6 }( q" U) P5 {
李 :体はだるいし、頭も痛いし、今日は会社を休みたい気分だなあ。 ]3 D* j% b6 i
良子:たまには年休をとって、のんびりしたら?働き詰めじゃ、体が持たないわよ。
* c2 f4 Y: i# n7 V+ ]" ?: ?% a5 f& A: }李 :そうしようか。出世の階段を上るためにあくせくするより、自分の時間を大切にしたいし。
5 X5 M9 i9 V: i9 @' l; e% n. l7 |- R, F; X+ y K8 ]
「~し」は事物を累加するときに使う接続助詞です。一度しか「~し」が使われていないときにも、同類の何かがあることを暗示しています。多くの場合は副助詞「も」と呼応し「~し、~も~し~」という形で使われますから、そのまま覚えておきましょう。この場合、「~も~ば、~も~」文型(→文型427)と同義表現になります。また、「~し/~し、~し~」が文脈上、原因・理由を表すときは、「~て~て~から/~て~て~ので」と同義表現になります。→例題1)
" x1 l3 H) t: q1 Q9 o5 G% N/ B お金もないし、暇もない。 <添加>
4 p+ X, ^& p8 `5 j& e9 C =お金もなければ、暇もない。
$ G0 A# c% J. a9 I お金もないし、暇もないし、家で寝ているしかない。<理由>9 h" }! ~, l/ y9 @# Z
=お金もなくて、暇もないから、家で寝ているしかない。
/ ?$ [9 T+ M+ c, s
% j% T: U2 M, I4 C1.もう時間も遅いことですし、そろそろ失礼いたします。/ ^# ~ b; S# e: S) Q* i
2.急に残業しろと言われたって、こちらにも都合があるし、困ったなあ。* C( Z0 u0 b9 j3 ~% ^ ~% U8 x7 `
3.雨も降っているし、風も強いし、最悪の天気だ。
3 Y9 I4 n" j: a! O4.彼はスポーツ万能だし、ハンサムだし、女の子にもてないわけがない。
; e1 d* _9 E& u* @1 u5.瀬戸内地方は気候も温暖だし、魚もうまいし、果物も豊富です。
% D2 w' J" u% S" W# _( Q: p7 O6 P/ K! i1 y
1) どんな場合に(は/も)、賛成者もいるし、反対者(は/も)いる。反対を恐れるのは何(を/も)しないのに等しい。( K3 D5 _' i1 V
2) 人( )はそれぞれ事情というものがある( )、余り無理強い(する→ )方がいい。
% b7 h4 z! r9 \1 U1 o
0 D# |, c) q( g3 P( ]! |. u1 f1 m5 d& u% D1 l
% ?$ D: m, Q/ ? n, j! C8 {- S1) こんなに/ひどくては(~ては→文型188)/せざる
9 [' @+ E+ p) y8 W% `+ c$ I2) に/言わ/を, O+ R+ p9 P# ~" S
" r8 m0 F) I+ g8 ? ; s8 T8 {: u. W& a# Z7 F' P$ K
; M0 J7 x5 a* n% P! G
名詞/数詞 : × + しかない
( o5 ~" h& _. @, i4 J. S |- Yこれ・それ・あれ: × しか ~ ない
8 z2 |1 B6 e% V4 `# g; W- A+ d# d格助詞 : ×
) X- A2 i! g3 d$ [ F! @' L動詞 :原形/ている形/て形
; b1 z+ M3 y3 _5 o' C; B2 C# n" R" L1 a, c
李 :このディジタル・カメラは予定外の買い物だよ。現金が1万円しかないので、カードを使うしかないな。
0 C, Z: R- D- X/ d& E% h% N( m8 R1 @小平:ママ、僕、お腹が空いたよ。早く何か食べようよ。
0 r. j% \6 {( y7 [3 }: E* x: i; s良子:今日は外食は取りやめて、お家で食べましょうね。あなたも節約よ。愛しい恋女房の手料理では、まずくても食べるしかないわよね。それとも、カメラ、諦める?
2 P9 A/ |6 H- i7 [, z1 w
0 N- s: e- g* O1 w0 G: k! o 「しか~ない」は「だけ」と同じ限定の用法ですが、語感の違いが生じます。「~だけ」は感情を含まない限定ですが、「~しか~ない」は「不足・不満・残念」などの話者の感情が強く現れます。この「~しか~ない」を更に強調したのが「~だけしか~ない」(→文型065)です →例題1)% k/ @1 u# N3 O' a" Y6 z8 k
5000円だけあります。<客観事実>
G) L5 B6 x/ N/ d$ Z F6 G! _1 Q( i 5000円しかありません。<不足・不満・残念>
1 \5 ?6 T0 T* L7 F 動詞と結びつくときは「遊ぶしかない/遊んでしかいない/遊んでいるしかない」、形容詞と結びつくときは「美しくしかない/不幸でしかない」のようになるのですが、形容詞の用例は少ないので取り上げませんでした。/ T" \& d+ u2 u) \
# w8 F; ^3 a1 t* E
1.試験まで、泣いても笑っても、あと一週間しかない。, H' }( y& C' B% I
2.これはこの店でしか手に入らない品物ですよ。
U" _/ T* [1 G3.あなたって人は、自分に都合がいいことしか覚えていないのね。" {' V& W2 v+ O0 H- B9 p
4.人は過去には戻れない。辛くったって、前に歩くしかないんだよ。 g2 {+ |( D/ E/ @ [0 V
5.進むも地獄、退くも地獄、こうなったら、なるようになれと開き直るしかない。# {0 i2 J1 X6 e/ o# r* }! t, d
m# S6 u6 `/ Y1) 頼れる人は、私には(もう/まだ)あなた(だけ/しか)(いる/いない)んです。! i" {* W( t' u5 h' ]) a8 ?3 I; S
2) この世( )は、その人( )しか(できる→ )ことが一つあると言われている。* @1 H- t/ F6 L, `; f
; }$ r4 Z D& k; U9 c
& ? {7 n; u5 @* U. ~. z" z
* V/ q& {- a5 p1 H+ r( I: ?. w1) も/も/も3 X! i, w, w) F; N# P% W
2) に(「~には(こと)がある」文/し/しない(→文型388)6 r, ~4 g$ [ N* e L# z1 ]
5 g) g0 H+ N4 h8 x$ G/ T: {
2 w# W) `: u9 ?
* J3 p8 O) t; f- xこれ・それ・あれ: × + しき
. E! q7 [" N1 r. I/ x( E しきの + 名詞
0 Z' H# Y3 ~" {2 o% }
) E. K: n) D+ ]$ J& \9 Q李 :神社の前の坂道、なんのこれしきと思ったけれど、途中で息切れがして、やむなく自転車を押して登ったよ。" O2 H: ]4 C, i5 j. a* U
良子:お腹も出てきたし、何か運動を始めたら?学生時代はあんなにスリムだったのに、今は見る影もないわ。
k9 h2 s" w3 H李 :よし、心を入れ替えて、毎朝ジョギングしよう。
8 R) s" H1 h$ P: g5 o7 z+ |- O, ?4 z良子:三日坊主にならないでね。. S* L6 j6 V/ w3 c# N6 x$ t" i
; G! H" n7 `% S: w 「~しき」は希に数詞につきますが、「これ・それ・あれ」と結びつく場合がほとんどです。「~しき~ない」は「~だけしか~ない」に相当し、「~しきの+名詞」は「この程度/その程度/あの程度」や「これぐらい/それぐらい/あれぐらい」を使って表すことができます。用例としては「~しきの+名詞」が一番多いでしょう。どの場合も「(程度や量が)とるに足りない/とても簡単だ/とても僅かだ」という感情が強く現れる表現で、残念・失望・軽蔑・軽視といった気持ちが強く現れます。! ^$ Z. z: O; q$ U( Q( ~
; S; t; j; K u& E7 ?
1.それしきのことで、君はもう諦めるのか。
9 U9 d6 G* C: k2.だらしないぞ。これしきのことで音を上げるな。8 [; P: j2 n5 g# \' B
3.汗水たらして働いて、わずかこれしきの給料とは情けなくなる。
% B! N' v: T% }1 @4.私にとってそれしきのこと、何でもありません。三日もあれば、やって御覧にいれます。2 a, O) v- o/ u' K* i( T
5.「あれしきのことなら、俺にだってできるよ」「だったら、やってみせてよ。口先だけなら何でも言えるわ」; t% |' Q( p% o
2 y( V. ?5 u& J; |7 F9 _1) 男(のくせに/にもかかわらず)、(あれ/それ)しきのけがで泣いたりする(んじゃない/んじゃないか)。4 g5 m. s2 z9 y9 _% |# `
2) 試合はまだ(始まる→ )ばかりだ。これ( )( )の点なら挽回できる。決して勝負を投げる( )。
) S9 `$ L; c+ I9 ]" a6 @" ?& d
% n0 L2 C( W* e% Y8 r# Y$ ]
1 [/ g# H8 d/ T& a
0 J7 `# ], j0 n1) もう/しか/いない5 [$ {: o7 y: y. X" ]3 f3 |
2) に(「~には(こと)がある」文/に(~に~できる)/できない2 ]9 J7 H* I) L+ O' a
' E, P8 J; N" V1 Y# C, ~/ z$ A & ?% S$ o2 k6 x3 g
/ Q+ J- r! k3 ~
( E# Q# ]' p: Z& C0 ~$ q/ k. W: d
動詞:[ます]形 + 次第 ~ する# }5 Q: k* Q' Z0 J, e8 t1 l
2 e0 i8 M0 T: ^7 @& R% J. O G+ z良子:支度はすっかりできたから、小平が帰り次第、出かけましょ。車は大丈夫?6 w' t2 [: L4 k: S' x4 F
李 :いつでも大丈夫だよ。最近、寝不足気味だから二階で寝てるよ。仙台まで、ちょっと距離があるからねえ。
7 ^' i; r2 R" _( h3 H( g# s1 U+ r% \7 E良子:あなた~、母から電話で、仙台手前のサービスエリアに着き次第、電話をかけてくださいだって。7 z4 b" J8 |) P3 m; v, s6 g$ b
4 e9 B" C& _- p I& p# p 「~次第」は「~たら、すぐ~」に相当する丁寧な表現で、電話の応対などでよく使われます。改まった会話では「~ 次第」の方が適切です。なお、例文5の「手当たり次第」は慣用語なので、そのまま覚えてください。( Q# c; @8 ?/ V- D
文法上注意するのは、「~たら、すぐ~」と「~と、すぐ~」の用法の違いです。条件の「と」と「たら」の違い(→資料・)があるため、「~と、すぐ~」の後件では、「~てください/~なければならない/~ほうがいい」などの意志表現ができませんから、この項の例文はどれも「~と、すぐ~」が使えません。
/ V# q: ^' z. U 荷物が ○着いたらすぐ 連絡してください。& b) ~6 v& e( n; z5 ~, ^5 D
○着き次第、7 f" a/ o+ I3 f& d& e0 |# r
×着くとすぐ
- H9 D% x' |% y0 i. [; m% ^ |0 S3 F4 X# M# c: m2 t! j& n5 c3 i
1.調査結果がわかり次第、そちらに御報告いたします。0 R+ B$ t: i' }& U
2.犯人を見つけ次第、逮捕せよ。
* s8 A0 c3 o h/ s% d9 z! }3.先方から矢のような催促がきてるので、食事が終わり次第、ただちに仕事に取りかかってくれ。5 Q# D# a; ^, Z% N) b9 T
4.今、主人はあいにく留守にしておりますが、帰り次第そちらにお電話させます。+ u' b/ ~ u9 Z; r
5.夫の浮気を知った妻は怒りの余り、手当たり次第に物を投げつけた。8 Y: v& |; @' G
8 C$ t& O# X8 _6 j2 s# w
1) 社長の了解が(得られる/得られ)次第、(たちまち/ただちに)この計画(に/を)着手する。
5 a, W5 U3 }, C) ~( O2) 原稿が(書く→ )(上がる→ )次第、至急、編集部に送って(もらう→ )ませんか。: X. N1 p6 X" u- J2 r5 L6 V7 d
, S) v* x/ Z/ s9 [% E2 t+ H* b
# D/ E. ^. {0 |7 u6 h7 l+ D# w
1) のくせに(非難→文型070)/それ/んじゃない(禁止→文型190)
# f- z* m) s8 A' _. w. k2) 始まった(→文型146)/しき/な(禁止命令:V原形+な) |
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