朝日社论080326 修订道路财源法案

一心一译

道路財源修正―両党首に決断を求める
修订公路经费法案——呼吁两党领袖作出决断

ガソリンの暫定税率を含む租税特別措置（租特）の期限切れまであと１週間を切ったというのに、与野党の話し合いがいっこうに始まらない。
距离修订包含燃油暂定税率在内的租税特别措施(租特)的最终期限还不到1周，而执政、在野两党却依然
没有动静。


　与野党がぶつかっているのは、いくつもある租特のうち道路特定財源の問題だけだ。しかし、このままつっぱりあいが続けば、土地売買の登記や国際的な金融取引など、すべての租特が３月末で期限切れになってしまう。影響はガソリン値下げにとどまらないのだ。

两党的意见分歧只是在租特法案中公路特定经费的问题上。但是，如果一直这样相持不下，包括土地买卖登记、国际金融交易等在内的所有租特在3月底都将面临过期。其中的影响将不止表现在燃油降价上。


そうなれば、国民の暮らしや企業の活動が混乱するのは間違いない。迷惑を被るのは国民にほかならない。

如此一来，势必会造成国民生活及企业活动的混乱，受烦扰的只能是国民大众。

ここまでこじれてしまった事態をどう解きほぐすか。衆院第１党の自民党、参院第１党の民主党は、打開する責任をともに負っている。両党首はいまこそ、譲歩に踏み出す勇気を示すべきだ。政治への国民の信頼をつなぎとめるためには、それしかない。
如何去消除如此糟糕的事态？对此，众议院第一大党自民党和参议院第一大党民主党都应负有责任。两党领袖在这个时候必须拿出勇气作出让步。为了使民众信赖国家政治，只能这样做。


　福田首相が譲るべきは、政府の租税特措法案から「道路」関係を外した民主党の対案を受け入れることだ。
福田首相必须让步的是，接受民主党的对立草案。从政府的租特法案中剔除与“公路”相关的内容。


道路財源を除く租特については、民主党も賛成する方針だ。すぐにも成立させられるではないか。
剔除公路经费内容后的租特法案，民主党也应表示赞成。这样法案不就马上能成立了？


それができないのはなぜか。与党の対応に問題がある。民主党の対案が参院で可決されれば政府案の否決とみなし、政府案を衆院の３分の２ですぐに再可決するとの構えをちらつかせているからだ。
为什么不能这样做呢？因为执政党在此事对应上存在问题。只要民主党的对立草案在参议院一通过，他们就以此认定政府草案被否决，然后再以众议院3分之2的票数重新通过政府草案。

あまりにも常識からはずれた拡大解釈だ。憲法の規定からそこまで読み込むのは無理がある。
这种对宪法规定的放大解释太偏离常理，十分牵强。


首相みずから「みなし否決」による再可決はしないと約束する。あるいは衆参両院の議長を交えて与野党で確認する手もあろう。そのうえで、まずはすみやかに民主党の対案を成立させるのだ。
首相自己要保证不重新通过“被认定否决”的法案。或者也可以通过交换众参两院议长在两党进行确认。在此之上首先要赶快让民主党的对立草案成立。

そうした方向が定まれば、こんどは小沢民主党代表が譲る番だ。
定好这样的方向后，接下来就该轮到民主党领袖小泽作出让步了。


まず首相が呼びかけた「道路」についての与野党修正協議のテーブルにつく。趣旨説明さえ行われていない租税特措法案の参院審議にただちに応じることも当然だ。その際、「年度内に結論を出す」とした衆参両院議長のあっせんに立ち返ることは言うまでもない。
首先要出席修订首相提出的“公路”方面协议的两党会议。当然也要对参议院审议租特法案的宗旨作出积极说明。到那时，为“在年度内拿出结论”众参两院议长将重新展开斡旋也是不言而喻的。

　日銀総裁のポストが野党の反対で空席になった翌日、首相はメールマガジンで「唯一正道を歩まん」という浜口雄幸元首相の言葉を引いた。戦前、軍部に屈せず軍縮を主張した浜口氏に、民主党と無原則な妥協はしないというみずからの決意を重ねたようにも読める。

在野党的反对致使日银行长席位成为空缺的第二天，福田首相引用前总统浜口雄幸的话在网上杂志发表说“走唯一的正道吧”。前首相浜口在二战前不屈服于军部，主张缩减军队。而从这句话，我们也可以看出他已决意不与民主党做无原则的妥协。



だが、道路財源では多くの無駄遣いや利権が浮かび上がった。これを正すことこそが「正道」ではないのか。対野党のメンツや自民党道路族への配慮にこだわらず、果敢な決断を求めたい。
然而，公路经费上暴露出很多无端的浪费和特权问题。现在改正这些不正是“正道”所在吗？希望福田首相不要考虑在野党前的面子和本党道路一族，果断地作出决定。


朝日新聞の世論調査では、ほぼ６割が一般財源化に賛成し、政府の法案に反対している。首相は国民の声に率直に耳を傾け、法案修正に向けてもう一度、民主党に踏み込んだ提案をすべきだ。
在朝日新闻的舆论调查中，大约有60%的人赞成将公路经费转为一般经费，反对政府法案。福田首相应该认真倾听民众的心声，针对法案修订向民主党重新提出经过深思熟虑的草案。




[ 本帖最后由 一心一译 于 2008-3-28 09:18 编辑 ]