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【转】「知らない」と「知っていない」

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发表于 2008-4-9 02:59:31 | 显示全部楼层 |阅读模式
自己觉得比较好,放上来给大家作个参考.

■前置き
「知る」という動詞は「~ている」という形式をとる動詞の中では例外的な動詞であることは周知のとおりである。つまり、主体変化動詞は「~ている」を付けて、その変化後の状態を表し、その否定は「~ていない」の形式で表現される。
ところが、「知っている」の否定は、通常「知っていない」ではなく、「知らない」という形式になる。これはなぜかということについて理論立てて説明されてものは私の知る限りでは少ないと思う。その一つに『新日本文法研究』久野 すすむ(:「すすむ」は『日』+『章』)大修館書店がある。しかし、ここでは「知らない」をとることを基本として、どのような場合に「知っていない」が使われるかということが分析されている。だから、なぜ「知る」は基本的に「知らない」となるのかについては十分に説明がされていない。ただ、「知らない」と「知っていない」が(i)構文的な要因 (ii)意味的な要因でどのように現われるかについて整理されて記述されており、問題を解くための手がかりにはなる。
■「知る」という動詞のグループ
まず、考察を始める前に確認しておかなければならないことがある。それは、「知る」という動詞が多くの動詞の中でどこに位置しているのかということである。
通常、ある動作・作用の結果の状態を表すためには
(1)自動詞+「ている」
(2)他動詞+「てある」
という規則が適用される。ここで注意するべき点が2つある。まず、自動詞がすべて「ている」を付けて状態を表すわけではないこと。つまり、「歩く」は自動詞であるが、「歩いている」は動作進行中の意味である。
ここで、「ている」がついて状態を表すのは、<主体変化動詞>の場合であると考える。「歩く」はそれに対して、<主体運動動詞>である。自他動詞のペアがあるものは、通常、自動詞は<主体変化動詞>になる。
さて、他動詞の場合は「てある」をつけて状態を表すということには問題はなさそうだが、「着る」という動詞を考えたときにそれが適用されないことに気が付く。つまり、「~ヲ着る」のように他動詞でありながら、「~ヲ着ている」のように「ている」を付けて状態を表す。
ここでは、他動詞の中には<主体運動>であり、かつ<主体変化>を表す特殊なグループがあると考えなければならない。
つまり、「~ヲ」という目的語をとるという意味では<主体運動>の側面を持ち、その一方で「着る」という行為によって、自分自身の状態が変化するので、<主体変化>の側面ももつわけである。<主体変化>の側面をもつために、(1)と同様に「~ている」をつけて状態を表すこともでき、(2)のように「~ている」をつけて動作進行中の意味も表すことができる。
例)「今日は赤いセーターを着ている」(結果状態)
  「今、急いでセーターを着ている」(動作進行中)
そうすると、「知る」という動詞は「~ヲ知る」のように他動詞でありながら、「知っている」となるので、「着る」と同じグループと言える。つまり、「知る」というのは『知識・情報がない』状態→『~がある』状態への<主体変化>の側面を持っていると考える。他には「覚える」、「持つ」、そして身に付ける関係の動詞は「着る」と同じように考えられるので、同じグループである。
■「知る」の例外性
「知る」の位置付けが済んだところで、「~ていない」の形式を考えてみると、上に挙げた同類の動詞ではすべて「~ている」に対して「~ていない」という形式が使われることがわかる。つまり、<主体運動>+<主体変化>ということで特殊な動詞のグループにありながら、さらに、そのグループでも唯一「~ていない」が通常は使われないということである。
なぜ、この「知る」だけがこのような例外的な振るまいをするのだろうか。
これは「知る」という動詞の”意味特徴”と、私たちが「知る」に抱く”イメージ=認知の在り方”に原因があると考えるのが妥当だと思う。
■「知らない」がなぜ基本形なのか
1. 「知る」の意味特徴・イメージ
 「知る」をイメージする上で、それが表す知的活動を『情報の注入』とする。
        頭          頭
      −−−−−−     −−−−−−
  情報 |      |   |      |
  ◯→→→→◯    | =>|  ●   |
   X | Y    |   |  Z   |
     |−−−−−−|   |−−−−−−|
   このイメージ図が示すように「知る」というのは他動詞であり
   その知的活動は『情報(=◯)を注入する』ことである。
   だから、出来事の順番として次のようになる
   (X)「知る」:情報を注入する
   (Y)「知った」:情報が注入された
   (Z)「知っている」:その結果が残っている
2. 「知らない」の意味特徴・イメージ
 「知らない」をイメージすると上の図との対比で次のような(ア)と(イ)の二つの場合が考えられる。
       (ア)         (イ)
      −−−−−−     −−−−−−
  情報 |      |   |      |
  ◯→→→→×    | =>|  ×   |
   X | Y    |   |  Z   |
     |−−−−−−|   |−−−−−−|
  結論を先に出すと、
 (ア)のように事態がイメージされる場合には「知っていない」となり
 (イ)のように事態がイメージされる場合には「知らない」となる
  通常、<主体変化動詞>は(ア)の部分が(イ)に繋がり
  「~ていない」で表されるが、「知る」は(ア)と(イ)を繋ぐ「=>」の部分で
  切り離されて別々に処理されるようである。
  それはどのようなことを意味しているのか、「来る」と比較して考えてみる。
  「知る」のイメージ図で「情報」の部分が人、「頭」が「部屋」になっている。
       部屋(ア)     部屋(イ)
      −−−−−−     −−−−−−
  人  |      |   |      |
  ◯→→→→×    | =>|  ×   |
   X | Y   ★|   |  Z  ★|★は話者
     |−−−−−−|   |−−−−−−|
  「来る」「来た」        「来ている」
      「来なかった」     「来ていない」(=4A)
                 ※「いない」(=4B)  
      
 さて、ここで自分(=★)がいる部屋に友達が来て、次のように尋ねたとする。
 (3)「山田君、来ている?」
 (3)の答えとして、次の二つが考えられる。
 (4A)「うんん、来ていないよ」
 (4B)「うんん、いないよ」
 ここで、重要なことは、4Bの答えには二つの側面を持っていることである。
 ひとつは、「ここにいない」ということは「来ていない」ことを意味するものであること。
 つまり、(イ)の状態を述べながら、それは(ア)の事態を前提にしているということである。
 もうひとつは、「(山田君がここに来ることになっていることは知らないし、)
 自分はここに随分前からいるから、山田君はここに「いない」と言える」という意味である。
 つまり、「来た」結果として「ここにいる」ことを否定するのではなくて、
 「存在」そのものを否定しているわけである。
 「存在」そのものを否定するというのはどういうことかと言うと、視点を変えれば、
 この部屋の「属性」として、「ここは山田さんがいる場所ではない」ということである。
 変な言い回しではあるが、ポイントは<「~た」→「~ている」>というアスペクトではなく、
 アスペクトから解放されて、純粋に「ある/ない」の状態表現になっているという意味である。
■「知らない」がなぜ基本か?
 上のイメージ図で示したように、「知る」という動詞はその意味特徴から
 一つの側面(=<主体変化動詞>)として、頭の中に『情報がある』ことを表現する場合には
 「~ている」を使うが、
 もう一つの側面として、頭の中に『情報がない』ということを表現する場合には
 ”わざわざ”<「情報の注入がなかった」→「知っていない」>のようなアスペクトの解釈を
 せずに、ストレートに、『それが今ない』と宣言するのである。
 このような側面はこれまでの用語を援用するれば、
 <主体運動動詞>+<主体変化動詞>+<状態動詞>と、3つの側面を持つことで
 その例外性が生まれると考えられる。
 通常は最後の<状態動詞>という側面まで持ち合わせることはないが、「知る」は
 上のイメージ図で示したように(ア)と(イ)を事態が成立する際には
 「=>」で繋げるながらも、事態が成立していない時には切り離して(イ)を単独
 表現すると言える。
■補足
 「知る」と同じグループであった、「着る」「持つ」などは基本的に<状態動詞>の側面を
 積極的に発揮することはないようだが、同じグループであるからにはどこかで接点がある
 はずである。
 例えば、次のような例はそれを示唆していると思われる。
 (5)「クレジットカードを持っている?」
    「いや、おれはそういうもんは持たないよ」
     比較「いや、持っていないよ」
 (6)「今日は靴下、はいているの?」
    「うんん、私、靴下ははかないの」
     比較「うんん、今日ははいていないよ」
 (5)(6)の「~ない」の答えのほうは、「知らない」の用法と全く同じではないが、
  繋がりがあるように思う。
 どちらも、『自分は・・・・者である』という全体をひっくるめて「属性」を述べている
 からである。
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 楼主| 发表于 2008-4-9 03:00:51 | 显示全部楼层
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发表于 2008-4-9 20:53:30 | 显示全部楼层
纯日语 纯支持
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发表于 2008-4-10 09:56:30 | 显示全部楼层
真是好东西,谢谢楼主,辛苦了。
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 楼主| 发表于 2008-4-10 15:24:47 | 显示全部楼层
原帖由 yuehe2 于 2008-4-10 09:56 发表
真是好东西,谢谢楼主,辛苦了。

呵呵,细节也不能忽视
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发表于 2008-4-17 19:51:52 | 显示全部楼层
よい文章とは、思わないんですね。
すみません。
すうと頭に入らないんですから。
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发表于 2008-4-17 20:18:52 | 显示全部楼层
复习了。谢谢楼主
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发表于 2008-4-19 11:32:02 | 显示全部楼层
嗯咳...写得太长了...
其实很简单的,一两句话就可以概括.

知る  能知道,会知道
知らない 不知道, 不管
知っている 知道(的状态)
知っていた (过去,以前)知道

知っていない 不知道(并且将持续下去)
知らなかった  以前不知道(听你这么一说,知道了)
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