学校裏サイト―いじめの芽を削除しよう
校园内幕网---消除校园欺负的萌芽
「ウザイ」「死ね」。自分を名指しで非難する言葉が突然、携帯電話の画面に出てきたら、どんな気がするだろうか。しかも、だれが書いたのかわからない。
如果手机屏幕上突然出现“烦死人了”、“去死吧”等指名中伤自己的词语,会是什么感觉呢?而且还不知道是谁发来的。
これが、インターネット上の「学校裏サイト」に現れるいじめである。その実態についての初めての調査結果が文部科学省から公表された。
这就是出现在“学校内幕网站”上的校园欺负现象。文部科学省公布了首个有关校园欺负现状的调查结果。
裏サイトとは、中学や高校の公式ホームページとは違って、生徒が自分たちで作ったものだ。今回つかんだだけでも、小学校分を含めて3万8千を超える。「2ちゃんねる」のようなネット上の掲示板に、テーマごとに書き込む形式が9割を占める。
内幕网站不同于初、高中的公开网页,是学生们自己制作的。仅本次调查就发现,包括小学在内共有三万八千多个这样的网站。其中,90%以上就像“第2频道”留言板一样,分了很多论坛。
深刻なのは、「キモイ」などと言って特定の個人をやり玉に挙げる記述が、抽出調査で全体の半数から見つかったことだ。「死ね」「殺す」といった暴力的な表現も約3割あった。
令人堪忧的是,在此次抽样调查中发现半数以上的内幕网站都有“好恶心”等表述,把特定的某人作为攻击对象。其中“去死吧”、“杀死你”等暴力语言约有30%左右。
たった一行がのろしとなり、次々と記述が増えていく。匿名のため、加害者がだれかわからない。自分を嫌っているのはだれなのか。もしかしたら、いつもは笑顔で接してくれている友達かもしれない。疑心暗鬼がつのる。
仅1行挑头的表述,下面跟的帖子就不断增加。因为是匿名,根本不知道谁是加害者。讨厌自己的人到底是谁?或许就是平时对自己笑颜以对的朋友,心中猜疑不断。
ネットでのいじめが日常生活でのいじめに移っていく例も少なくない。
网络上的欺负转变为日常生活中的欺负,这种例子也不少。
この陰湿な世界から、どうすれば子どもたちを守れるのか。
怎么保护孩子,使他们远离这阴暗潮湿的世界?
携帯電話各社は今年から、未成年者が携帯電話を購入する際には、原則として有害サイトへ接続できないようにした。しかし、「有害」として網にかかるサイトは限られている。
各大手机公司从今年开始,在未成年人购买手机时,原则上会将手机设为不能连接有害网站。但是,被查到的“有害”网站却很少。
まずサイトの管理人などが、学校ごとの裏サイトをきちんと監視してもらいたい。特定の子どもを中傷するような記述があれば、削除するとともに、ただちに学校に連絡すべきだ。
首先,希望网站管理人员严格监视每个学校的内幕网站。如果看到中伤某一特定孩子的言论,删除相关言论后,还应马上与学校取得联系。
群馬県の中学校では、教師たちが教育委員会から貸与された携帯電話でネット上のパトロールを今年度から始める。こうした動きも広げたい。
群马县初中的老师们从近年开始将使用教育委员会配发的手机在网上进行巡查。希望这样的举措能推广开来。
被害にあった生徒がいた場合、学校はどんな対応を取るべきか。その生徒の心のケアをするのはもちろんだが、次のような福岡県の中学校の例が参考になるかもしれない。
发现被害学生时,学校应该采取怎样的对应措施呢?当然必须要对该学生进行心理辅导,或许还可以参考一下如下福冈县初中的做法。
この中学校では、1人の生徒が裏サイトでのいじめにからんで、クラブ活動に姿を見せなくなった。学校は裏サイトのもたらすいじめの残酷さについて特別授業をしたり、父母会で裏サイトの実態を説明したりした。
此初中有一名学生在内幕网站上被欺负了,不再参加俱乐部的活动。学校开设了特别课程来讲解内幕网站欺负的残酷性,在父母见面会上也介绍了网上校园欺负的现状。
自分の子どもがネットでいじめにあっていないか。保護者も目配りをしなければならない時代になった。
自己的孩子有没有在网上被人欺负呢?监护人也是时候关注此事了。
危ないサイトに囲まれた子どもたちである。ネット上でいじめを見つけたら、すぐに学校に知らせよう。面と向かって、いじめを止めるのは勇気がいるかもしれないが、知らせることぐらいはできるんじゃないか。それがいじめの芽を摘むことになる。
现在的孩子们整日被危险网络包围着。如果发现网上欺负现象,就马上通知学校吧。面对面制止欺负行为或许需要勇气,但通知学校大家还都可以做到吧?只有这样,才能防患于未然。 |