悪霊シリーズ(あくりょうシリーズ)は、 小野不由美の小説。1989年から1992年まで講談社X文庫ティーンズハートから刊行された。全7作。
概要
普通の女子高校生・谷山麻衣が、ナルシスト美少年の渋谷一也(ナル)をはじめ、変人揃いの霊能者たちと怪事件に挑むシリーズ。少女小説家としてデビューした小野不由美の出世作である。5年続く長寿シリーズとなり、今でも幅広い年齢層から支持されている。当時の少女小説は、「主人公の一人称で書かなければならない」「主人公は普通の女の子でなければならない」「恋愛小説でなければならない」という暗黙の了解があったが、小野不由美はそのハンデを逆手に取り、三人称では書くことのできないミステリを、ホラーをベースに描き出した。続編では文章が三人称に変化している。
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