
人類は台湾経由で南太平洋へ ピロリ菌と言語で判明
从幽门螺杆菌和语言知晓,人类经台湾去往南太平洋
2009年1月27日12時50分
【ワシントン=勝田敏彦】人類は約5千年前、ユーラシア大陸から台湾を経て南太平洋の島々に移り住んだらしいことが、人の胃に寄生し、胃がんなどの原因と考えられているピロリ菌の遺伝子の解析と、南太平洋の400の言語の解析という異なる方法で判明した。両方の論文が米科学誌サイエンス最新号に同時掲載された。
【华盛顿=勝田敏彦】人类可能大约在5千年前从欧亚大陆经台湾向南太平洋诸岛移居的,该论点通过对在人胃里寄生、被认做是胃癌病因的幽门螺杆菌的基因的解析,和对南太平洋的400种语言的解析这样不同的方法揭示出来。双方的论文在美国科学杂志《科学美国人》最新一期上同时刊登。
ピロリ菌分析グループの山岡吉生・米ベイラー大准教授は「全く別の手法でほぼ同じ結果が出たのは驚きだ」と話している。
研究幽门螺杆菌小组的美国贝勒大学山冈吉生副教授,Baylor University说:“令人吃惊的是几乎完全不同的方法得出了近乎相同的结果!”
ピロリ菌の遺伝子の解析をしたのは独マックスプランク研究所などの国際グループ。台湾やオーストラリア、ポリネシアなどの原住民の胃の粘膜や胃液からピロリ菌を分離、培養して七つの遺伝子の変異を調べた。
解析幽门螺杆菌的基因的是德国的马克斯•普朗克研究所等国际性组织。调查了从台湾、澳大利亚、玻利尼西亚等原住民的胃粘膜和胃液中分离、培养的幽门螺杆菌的7个基因的变异。
地域的に離れている生物集団では長い間に遺伝的な違いが出てくる。その生物の遺伝子の変異の程度や分布から、集団がいつごろどこで分かれたかを推定できる。ピロリ菌遺伝子は人間の遺伝子より変異が速い。人間の遺伝子の解析ではほとんど差が出ない比較的最近の集団の違いも、胃に寄生したピロリ菌の変異で追うことができる。
被地域长时间隔开的生物群落中,会发生遗传性的差异。从该种生物的基因变异的程度与分布入手,可以推测出群落是在何时何地分开的。幽门螺杆菌基因比人的基因变异速度快。在解析人类基因时几乎没有差别的较接近的人群中,也能追踪到在胃里寄生的幽门螺杆菌的变异。
その結果、約5千年前、台湾から大海原に出てフィリピンを経てニュージーランドやポリネシアなどに渡った人たちがいたことがわかった。また、約3万7千~約3万1千年前にも、氷河期の海面低下で陸続きになった島づたいにニューギニア、オーストラリアなどへと渡った先行グループがあったこともわかった。
其结果是知晓了约5千年前有人从台湾出发渡过大洋经菲律宾到达新西兰、玻利尼西亚等地。另外,确认了在约3万7千年至3万1千年前,有因冰河期海面下降,通过与陆地连接的岛链来到新几内亚、澳大利亚的人类先遣团体。
一方、ニュージーランド・オークランド大のグループは、南太平洋の言語の特徴の解析から、やはり約5千年前、台湾ルートによる移住があったことを明らかにした。
另一方面,新西兰奥克兰大学的团队解析南太平洋语言的特征揭示,有通过台湾通道移民的事情。
人類の祖先はアフリカで誕生し、6万年前にアフリカを出て世界中に広がったとされる。
人类的祖先在非洲诞生,6万年前走出非洲遍布到了世界各地。
[ 本帖最后由 阿茂 于 2009-1-28 23:17 编辑 ] |