朝日新聞出版の「週刊昭和」が昭和37年の巻で吉永小百合さんを特集している。この年の映画「キューポラのある街」に16歳で主演した。鋳物の町の貧しい人々を描いた名作だ。撮影に入る前、浦山桐郎監督にひとこと「貧乏について、よく考えてごらん」と言われたそうだ▼まだ多くの人が貧しさに甘んじていた。しかし時代は右肩上がりだった。奇跡と呼ばれた経済成長をへて、一億総中流という安定期を迎える。そこを過ぎていま、浦山監督のひとことが再び突きつけられる時代へと、この国は転がってきた▼先日の小紙は、生活保護の受給者が1月に過去最多になったと報じていた。最近は非正社員が職を失い、たちまち困窮するケースが目立つという。今日の勤労が明日の暮らしの保証にならない。殺伐たる雇用の風景である▼給食費や授業料に事欠く家庭も増えている。数日前はNHKテレビが、医者にかかるお金がなくて学校の保健室に駆け込む子らを伝えていた。「治療」を受けに熱を押して登校する。その姿は切なく痛々しい▼映画に話を戻せば、監督に言われて吉永さんは、貧乏ならよく知っていると思ったそうだ。〈小学生の時は給食費が払えませんでした……貧乏は得意中の得意なんです〉と自著『夢一途』につづっている。だからだろう、「キューポラ」は見事な人間のドラマだった▼あのころの貧乏と今の貧困が似て非なるように思われるのはなぜか。希望への処方箋(せん)をどう書けばいいのか。「よく考えてごらん」の声を聞くような、半世紀の後である。
朝日新闻出版的<<昭各周刊>>在昭和37年的版面里专门报道了吉永小百合. 她在16岁主演了这一年的电影<<化铁炉之街>>.这是一部描写了铸物街的贫穷的人们. 在拍摄前,浦山桐郎导演说过这样一句话:”关于贫穷,请好好思考一下”.
依然有很多人满足于贫穷.但是,时代在不断进步发展.经过了被称之为奇迹的经济成长期,迎来了安定期. 在此后的现在,这个国家又倒退回浦山导演说那句话的时代.
前日的小报里报道,接受生活补助者在一月份已达史上最多.最近, 非正式员工失业,穷困的事件立刻变得倍受关注. 今天的辛劳,不能保证明天的生活. 正是一片杀气腾腾的雇用景象.缺乏生活费,学费的家庭在增多. 几天前,NHK报道了没钱看病蜂拥着去学校保健室的孩子们.为了看病而如此狂热地去上学.看到这样的情景,真让人万般难受心痛.
回到电影的话题,我想,也许导演说的吉永,是非常理解贫穷的人吧.她自己写过一本<<梦一途>>的书,写到”小学生的时候,交不起生活费……贫穷.是我特长里的特长”.所以啊, <<化铁炉>>是非凡人们的电影.
为什么我认为那时候的贫穷与现在贫穷看似相似其实不同呢? 是开一张给予希望的处方就可以了吗? 仿佛听到一个声音:”请好好地思考一下”,在半世纪末.
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