|
本帖最后由 reiuka2 于 2011-5-19 12:54 编辑
神奇的金钱
2011-5-19
被災地にある日銀の支店は修羅場である。泥で固まった紙幣とさびついた硬貨が、地面から湧き出るように途切れなく持ち込まれてくる。汚れを落として1枚ずつ鑑定し、きれいな現金に交換する作業は、わずかな間違いも許されない。
位于受灾地的日本银行的分店就如战场一般。被泥浆得硬邦邦的纸币和生了锈的硬币就像从地里涌出来一般源源不断地送来。工作人员必须将钱上的污垢清除,一张一张进行鉴定,然后更换成新的现金给顾客。这工作容不得丝毫差错。
支店がない盛岡には臨時の窓口も開いた。「明日までに支払わなければならない」と、陸前高田から半日かけて大金をかついで来た人がいた。一円玉ばかりの貯金箱を、涙目で差し出す子供もいる。これまでに計15億円分を引き換えたそうだ。金額の大小にかかわらず持ち主にとっては、どれも大切なお金である。
日银在没有分店的盛冈也开设了临时窗口。“明天前必须要给人交钱”有人花半天时间从陆前高田抬着巨款赶来时这么说。也有流着眼泪递上里面全是一日元硬币储钱罐的小孩子。无论金额多或少,这些钱对于其主人来说都是极其重要的。
震災は、お金の不思議を考える機会かもしれない。冷めた物理学者の目で眺めれば、ただの汚れた紙切れであり、腐食した金属である。それが価値を持ち続けるのは、人々がその価値を信じて疑わないからだ。通貨の信用力のカラクリは、人間の心の内にある。世の中の全員が、共通の夢を見ているようなものだ。
地震也许是让我们思考金钱之神奇的机会。在一个冷漠的物理学家的眼里,这些东西只不过是弄脏了的纸片和锈蚀了的金属而已。这些东西之所以一直拥有价值,完全在于人们对其价值深信不疑。货币信用力的机关藏在人们的心里。就如同全世界的人都在做同一个梦一样。
その夢の現実感を日常の中で支えるのが、紙幣や硬貨の役割かもしれない。時間と戦いながら、ピンセットを片手に現金鑑定を続ける日銀の職員は、通貨の価値を守る縁の下の力持ちだ。荒れ果てた光景が世界に流れても、円相場は崩れなかった。この国の現場がしっかり機能していると保証する市場の声である。
也许,纸币和硬币的作用就是在日常生活中营造出这个梦的现实感。一边跟时间赛跑,一边一只手拿着镊子不停地做现金鉴定的日银工作人员,就是屋檐下保卫货币价值的大力士。尽管这次日本受灾惨重的画面在全世界流传,日元外汇市场却没有崩溃。因为市场在说:我保证这个国家的金融机构会稳健地履行他们的职责。 |
评分
-
1
查看全部评分
-
|