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[天声人语] 天声人语 2011.11.21 高山奇葩不丹王国

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发表于 2011-11-21 10:56:20 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 zdenny0001 于 2011-11-21 10:58 编辑

▼歌人の宮英子(ひでこ)さんの一首を拝借する。〈係恋(けいれん)に似てとしながく思ひたる青いケシ(メコノプシス)をブータンに訪(おとな)ふ〉。係恋とは心にかけて恋い慕うこと。長いあいだ恋い続けてきた、という意味だ。かの国を象徴するその花は、息がつまるほどに青い。
   我想借用和歌诗人宫英子的一首诗歌作开场白:“在不丹见到魔怔般长久痴迷着的蓝花绿绒蒿”。魔怔般痴恋,指的是全身心地迷恋着某样事物,很长一段时期内痴心不已。象征着不丹王国的蓝花绿绒蒿,美得令人窒息。
▼ヒマラヤの雪嶺(せつれい)のふもとには他にも多くの高山植物が咲く。その二輪咲きを見るような、ブータンからのお二人だった。〈男雛女雛(おびなめびな)の国王夫妻〉は朝日川柳の☆印の入選作。素朴でつつましく、かくも好印象を残した国賓はあまり記憶にない。
 喜马拉雅山麓绽放着许多其他的高山植物。近期来日访问的不丹国王夫妇,正如一对绽放的花朵。本报的川柳诗歌专栏评选出的一首星级作品这样写道:“国王夫妇,如同娃娃般精致。”我印象里还从未见过如此朴素谦卑,给人留下美好印象的来访国宾。
▼福島県相馬市の小学校でワンチュク国王(31)は語りかけた。「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとって経験を積むほど竜は大きく強くなります」。被災地の子らは忘れまい。竜もかの国のシンボルで、国旗に描かれている。
 不丹国王夫妇访问了福岛县相马市的一所小学,31岁的旺楚克国王这样告诉小朋友们:“大家心中都住着一条名叫‘人格’的龙。你们的年龄越大、人生经历越丰富,这条龙就会变得越发强大。”这番话语想必受灾地区的小朋友们会铭记在心难以忘怀。龙作为不丹王国的象征,也出现他们的国旗上。
▼金閣寺では雨に降られた。有馬頼底(らいてい)住職に傘を差していた寺僧が、邪魔にならぬよう場を外すと、国王はすっと自らの傘を住職に差し掛けた。人格という竜は、ささいなところに顔を出す。
  国王夫妇造访京都金阁寺时正逢下雨。为住持有马赖底打伞的寺僧为避免打搅退出场外时,国王静静着用自己的伞为住持遮雨。人格魅力这条龙,往往现于细微之处。
▼ブータンという国に、中国の古い詩人陶淵明の「桃花源記(とうかげんき)」を思う。ある男が渓谷をさかのぼって、俗界を隔てた桃源郷に迷い込む話だ。帰った男は再び訪ねようとするが、道は二度と見つからない。
 不丹这个高山小国,让我想起中国东晋诗人陶渊明写下的名篇《桃花源记》。一位男子逆流而上无意间闯进了一片与世隔绝的桃花源。等他日后重访时却再也无法找到入口。
▼グローバル化の時代、物質に頼らぬ幸福を追う国そのものが奇跡の青いケシに似る。孤高を保ちゆく難しさは想像がつく。ともあれ、幸せとは何か、絆とは――。震災の年に来日された巡り合いを思いつつ、彼我のたしかな友情を誓いたい。
  在这个全球化的时代,不追求物质幸福的国家本身就像是一朵奇迹般的蓝花绿绒蒿。要保持这份孤傲清高的困难可想而知。不管怎么说,国王夫妇在日本发生大震灾的2011年来日访问,我一边思忖着这份邂逅之缘,一边想着什么是幸福、什么是亲情的羁绊,衷心誓愿日本与不丹两国的友谊天长地久。

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发表于 2011-11-21 12:11:20 | 显示全部楼层
▼歌人の宮英子(ひでこ)さんの一首を拝借する。〈係恋(けいれん)に似てとしながく思ひたる青いケシ(メコノプシス)をブータンに訪(おとな)ふ〉。係恋とは心にかけて恋い慕うこと。長いあいだ恋い続けてきた、という意味だ。かの国を象徴するその花は、息がつまるほどに青い
在此要借用歌人宫英子女士的一首诗。“日久寄系恋,不丹访蓝芥。”所谓的系恋是指,寄情思恋,也就是长期恋念不舍的意思。象征彼国的蓝罂粟,真是美得令人窒息。
▼ヒマラヤの雪嶺(せつれい)のふもとには他にも多くの高山植物が咲く。その二輪咲きを見るような、ブータンからのお二人だった。〈男雛女雛(おびなめびな)の国王夫妻〉は朝日川柳の☆印の入選作。素朴でつつましく、かくも好印象を残した国賓はあまり記憶にない
喜马拉雅雪岭之麓还盛放有许多其他的高山植物。从不丹而来的国王夫妇看上去就好像是并蒂莲一样。“国王夫妇,男女偶人”,朝日川柳栏中有这么一首☆级的入选作品。朴素并且谦恭有礼,留有这么好印象的外国来宾在笔者的记忆中还真是绝无仅有。
▼福島県相馬市の小学校でワンチュク国王(31)は語りかけた。「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとって経験を積むほど竜は大きく強くなります」。被災地の子らは忘れまい。竜もかの国のシンボルで、国旗に描かれている
旺楚克国王(31岁)在福岛县相马市的一所小学如此说道,“你们心中都有一条叫做人格的龙存在。随着年岁增长经验累积,这条龙会越变越大越变越强。”受灾地的孩子们恐怕永远都不会忘记这番话吧。描画在国旗上的龙,也是彼国的象征。
▼金閣寺では雨に降られた。有馬頼底(らいてい)住職に傘を差していた寺僧が、邪魔にならぬよう場を外すと、国王はすっと自らの傘を住職に差し掛けた。人格という竜は、ささいなところに顔を出す
金阁寺骤雨留人。为了不对现场造成妨碍,为有马赖底住持撑伞的寺中僧人中途离开,这时国王便悄悄地用自己的伞为住持遮雨。所谓的人格这条龙,总是在细微之处显露人前。
▼ブータンという国に、中国の古い詩人陶淵明の「桃花源記(とうかげんき)」を思う。ある男が渓谷をさかのぼって、俗界を隔てた桃源郷に迷い込む話だ。帰った男は再び訪ねようとするが、道は二度と見つからない
不丹这个国家,让人不由想到了中国古代诗人陶渊明的《桃花源记》。男子缘溪行,误入与世隔绝的桃花深处,离开又复返的男子想要再度寻访桃源时,已找不到去路。
▼グローバル化の時代、物質に頼らぬ幸福を追う国そのものが奇跡の青いケシに似る。孤高を保ちゆく難しさは想像がつく。ともあれ、幸せとは何か、絆とは――。震災の年に来日された巡り合いを思いつつ、彼我のたしかな友情を誓いたい。
在全球化的时代,不追求物质幸福的国家,其本身就几是一朵奇迹之蓝罂粟。要保持这种遗世独立的艰难可想而知。那么,所谓的幸福,所谓的羁绊,又是什么呢?笔者一边回想着国王夫妇震灾之年的访日之旅,一边在心中祈求彼我之坚实友情地久天长。

PS:嘿嘿嘿,这篇喜欢,来凑个热闹~~~

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发表于 2011-11-21 13:43:52 | 显示全部楼层
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