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发表于 2011-11-21 12:11:20
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▼歌人の宮英子(ひでこ)さんの一首を拝借する。〈係恋(けいれん)に似てとしながく思ひたる青いケシ(メコノプシス)をブータンに訪(おとな)ふ〉。係恋とは心にかけて恋い慕うこと。長いあいだ恋い続けてきた、という意味だ。かの国を象徴するその花は、息がつまるほどに青い
在此要借用歌人宫英子女士的一首诗。“日久寄系恋,不丹访蓝芥。”所谓的系恋是指,寄情思恋,也就是长期恋念不舍的意思。象征彼国的蓝罂粟,真是美得令人窒息。
▼ヒマラヤの雪嶺(せつれい)のふもとには他にも多くの高山植物が咲く。その二輪咲きを見るような、ブータンからのお二人だった。〈男雛女雛(おびなめびな)の国王夫妻〉は朝日川柳の☆印の入選作。素朴でつつましく、かくも好印象を残した国賓はあまり記憶にない
喜马拉雅雪岭之麓还盛放有许多其他的高山植物。从不丹而来的国王夫妇看上去就好像是并蒂莲一样。“国王夫妇,男女偶人”,朝日川柳栏中有这么一首☆级的入选作品。朴素并且谦恭有礼,留有这么好印象的外国来宾在笔者的记忆中还真是绝无仅有。
▼福島県相馬市の小学校でワンチュク国王(31)は語りかけた。「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとって経験を積むほど竜は大きく強くなります」。被災地の子らは忘れまい。竜もかの国のシンボルで、国旗に描かれている
旺楚克国王(31岁)在福岛县相马市的一所小学如此说道,“你们心中都有一条叫做人格的龙存在。随着年岁增长经验累积,这条龙会越变越大越变越强。”受灾地的孩子们恐怕永远都不会忘记这番话吧。描画在国旗上的龙,也是彼国的象征。
▼金閣寺では雨に降られた。有馬頼底(らいてい)住職に傘を差していた寺僧が、邪魔にならぬよう場を外すと、国王はすっと自らの傘を住職に差し掛けた。人格という竜は、ささいなところに顔を出す
金阁寺骤雨留人。为了不对现场造成妨碍,为有马赖底住持撑伞的寺中僧人中途离开,这时国王便悄悄地用自己的伞为住持遮雨。所谓的人格这条龙,总是在细微之处显露人前。
▼ブータンという国に、中国の古い詩人陶淵明の「桃花源記(とうかげんき)」を思う。ある男が渓谷をさかのぼって、俗界を隔てた桃源郷に迷い込む話だ。帰った男は再び訪ねようとするが、道は二度と見つからない
不丹这个国家,让人不由想到了中国古代诗人陶渊明的《桃花源记》。男子缘溪行,误入与世隔绝的桃花深处,离开又复返的男子想要再度寻访桃源时,已找不到去路。
▼グローバル化の時代、物質に頼らぬ幸福を追う国そのものが奇跡の青いケシに似る。孤高を保ちゆく難しさは想像がつく。ともあれ、幸せとは何か、絆とは――。震災の年に来日された巡り合いを思いつつ、彼我のたしかな友情を誓いたい。
在全球化的时代,不追求物质幸福的国家,其本身就几是一朵奇迹之蓝罂粟。要保持这种遗世独立的艰难可想而知。那么,所谓的幸福,所谓的羁绊,又是什么呢?笔者一边回想着国王夫妇震灾之年的访日之旅,一边在心中祈求彼我之坚实友情地久天长。
PS:嘿嘿嘿,这篇喜欢,来凑个热闹~~~ |
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