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地方によって人々の処世術は違っていると思います。
私もいろんな所へ行って、いろんな人と付き合ってみましたが、地方によって人柄、人の考え、処世術が微妙に違っていることを感じました。
私はいま上海で勤めていますが、今の会社へ入って、最初の段階は非常に苦しい日々が続いていたのです。
最初は通訳として入って来ましたので、殆ど通訳の仕事をすれば良いのかと思いましたが、そうではありませんでした。会社という物は非常に複雑で、複雑な「人間関係網」があれば更に怖いことです。
最初は何も感じてないですが、時間が経ったら、隠れていた何かのものが現れてきました。事務室内の人口は7人しかいないのに、対立した二つの小グループがあって、その中の一つのグルプは部隊が部外まで拡大して、会社の第二組織を作っています。
そんな環境で総経理の通訳をするのは凄く大変なことでした。それゆえに、中国でも一番有名な40代の上海のおばっちゃんとおじちゃんたちの中で仕事するのは非常に非常に苦しいことでした。
みんな気が強くて、両グループが戦いする時は誰も負けようとしなく、さらに事務室の中で仕事時間に、大声でけんかをしていました。非常に壮観です。また、みんな総経理へ大昔の誰々の問題を披露したいと私に言ってくれました。「私は新入社員の為、昔のことについては根拠がないので、発言できません。できればご本人から経緯を書いて頂けませんか?翻訳させて頂きます。或はご本人が直接総経理へ報告し、その時私が通訳になって訳してあげます」と答えたら、みんな責任負うのが怖いので、誰も書かず、言わないんです。それで、私が自分達を助けてないので、「同僚ではない」と思って、私を非常に苦しめた時期がありました。
両グルプに挟まれて、中立しようと思うと、両グルプから苦しめるし、中立しないと、また良くないです。
初めてこんなに複雑な人間関係に巻き込まれて非常に困っていました。
中国人の人間関係が複雑と思ったら、今度はまた日本人達も二つのグループがありました。僅か10人しかいない日本人の間でも、見えないところで戦いが起こっていました。 |
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