僕が自分の部屋で、たまりにたまった夏休みを宿題をしていると、誰かが窓をノックした。
椅子から立ち上がって窓を開けると、タケシ君だった。急いでやって仱盲郡韦㈩啢蛏蠚荬丹护葡ⅳ蚯肖椁筏皮い搿
「ねえねえ、さっきすごく面白いことがあったんだ!」
「面白いこと?」
「うん。あっ。ごめん、勉強してたんだね。」
「うん、まあ、それがいいんだけど……あのね、タケシ君……」
「まあ聞いてくれよ。さっき川沿いを自転車で走ってたんだけど、なんだか可笑しいんだ!」
「何か?」
「何がかは分からないんだけど、どうも何かを忘れているような……」
「ふーん、それより、タケシ君……」
「まあ聞けって。仱盲皮霑rは全然気づかなかったんだけど。自転車を止めてみて、やっと分かったんだ。何だと思う?」
「さあ……」
「チェーンがかけっ放しだったんだよ!」
「チェーン?チェーンってあの、止めてる時に後輪にかけとく……」
「そう。盗まれないように、数字を四つ合わせないと開かないようになってる、あのチェーン。あれがかかったままだったんだ。」
「でも走ってたんでしょ?」
「そうなんだよ。降りて初めて気づいたんだけど、僕はチェーンをかけっぱなしで自転車を走らせてたんだ。」
「どうやって?」
「さあ でも、とにかく走ってんだよ!」
「その後、その自転車走らせてみた?」
「うん、けど、もうチェーンがひっかかって走らなかった。きっと、気づいたらできないんだよ!」
「気づいたら?」
「そう、気づかなかったら、いつまででも走れたんだけど、気づいちゃったからできなくなったんだ。」
「けど、どうやって走ってたのかなあ……」
「それは分からないけど、でも、面白いと思わない?」
「まあね、それよりタケシ君……」
「ん?」
「ここ八階なんだけど、どうやってそこに立ってるの?」
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