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[分享] 关于日语现代语法的一篇小論文

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发表于 2004-6-14 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
        伝統的文法から新しい文法へ! C; k* V+ N* v; x: J
 
8 L7 P& p: Z; |+ B! W# u8 v 「新しい」と言っても、実は新しくない。3 r0 Z- h& s7 q8 S
 日本語教育ではずっと前から行われている。; R, e- t1 I0 p8 _/ R
 日本語教育のことを知らない人には新しい文法かもしれないが。; E, j; O0 P  ^, o" t
 伝統的文法と新しい文法の違いが最も顕著に現れているのは“助動詞”の扱いである。一口で言うと、新しい文法は“助動詞”を認めない。日本語教育では“助動詞”のない文法がずっと行われている。(一部に例外があるが。)日本語教育の文法だから「助動詞」がなくてもいい、と言っているのではない。理論的に正しくすっきりした体系の文法がよく、それが、日本語教育に適用されていると言っているのである。 9 `, W) N& d5 `5 L- Y
 この辺の事情を知るために伝統的文法の「活用」から見ていこう。活用の種類から言うと、日本語の動詞は五段活用の動詞と一段活用の動詞に分かれる。略して「五段動詞」「一段動詞」と言う。それにただ2つの不規則動詞がある。不規則動詞は「来る」と「する」だけである。五段動詞、一段動詞にも例外的な変化をするものが少しある。 ※これらの例外的なものについては別の機会に考えることとする。
5 F8 H, j# m3 b2 {' b 伝統的な日本語文法で動詞の活用形を唱えるとき  S; l9 D9 `7 k8 R9 T( M. U
 「書かない 書きます 書く 書くとき 書けば 書け 書こう」: B% X9 U/ s' ~( ~
と言う。活用形の名称は「未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 志向形」である。活用形は「書か 書き 書く 書く 書け 書け 書こ」である。「か-き-く-け-こ」と五段にわたって変化しているので、これを五段活用の動詞と言う。- u& l0 \+ z* b+ R7 S. n
+ L! |& P/ H( z- h+ o1 `) {# g8 v
未然形  連用形  終止形  連体形  仮定形  命令形  志向形; ^; H  G" O4 r: n1 Y! H, ~
書か   書き   書く   書く   書け   書け   書こ% e" G0 o# F8 y7 b  X8 j* Y& a3 M7 H

& V! |" N  A0 p$ S6 M 終止形と連体形は同じ形である。また仮定形と命令形も同じ形である。形が同じなら、活用形の欄を2つも設ける必要はないはずだ。 7 J! m+ V% R5 ~) k4 ?
 志向形を未然形の欄に入れる説明もある。つまり、未然形に「書か」と「書こ」という2つの形があるとするのである。しかし、これはおかしい。2つの形があるのなら、欄を2つ設けるべきである。 : V: V3 H: m9 V/ ^
 一方で同じ形の欄を2つ設けておきながら(しかも2組も)、同じ欄に違う形を入れるというのは、全くおかしなことである。現代かなづかいが施行されてからそうなったのだが、それなら文法も変えるべきであった。 % m) z+ H1 {9 [& V1 m
次に「見る」の活用表を見てみよう。
3 g, m  Q1 q: [5 A, D8 h7 e( H- L; x- _0 R/ A! P0 V/ A( Z
未然形  連用形  終止形  連体形  仮定形  命令形  志向形( B! P% h" D# k4 @8 p) W% T
見        見        見る   見る   見れ    見ろ   見0 v, D! ?5 s+ d$ t
3 n% g# i4 i$ }5 `0 F
(命令形は「見よ」という形もある)8 t" h; `, D. S1 V1 B/ \1 ?
これは一段動詞である。一段動詞では、未然形、連用形、志向形が同じ形(「見」)になる。また、終止形と連体形も同じ形(「見る」)である。 8 R( \' [0 d( Z% a
活用形の欄は、形の種類の1番多い場合に合わせて、それだけ設けなければならない。それにしても、動詞の終止形と連体形は同じ形である。
- I8 T2 d8 p: |7 ~実は、形容動詞の活用形では終止形と連体形が異なるので、それに合わせて、終止形と連体形の欄を設けてあるのである。 & f' b: v7 I1 R, u6 U  ^( {
新しい文法ではこのような活用表は用いない。3 `$ ^0 S4 A& b% g

2 j* \- t3 I9 ]) z# C☆“助動詞”は要らない[/COLOR]
3 Q3 J7 {7 X, |/ D) E
5 ^: ~: [% x/ o# @$ W/ D9 p次に、伝統的文法の活用表に沿って、いわゆる「助動詞」の要らない理由を述べる。以下の説明の便宜のために番号をつけておく。
7 r! a, \" D! a. _5 U.       
1 W' K5 O; }4 s& J. n% ]未然形        連用形        終止形        連体形        仮定形        命令形        志向形
8 g" F* m+ j& F) B, o1 I0 L1 D書か(1)        書き(2)        書く(3)        書く(4)         書け(5)        書け(6)        書こ(7)
$ d# C4 L) T# K( N, F9 I0 c. f3 l7 N0 ^! _9 R4 ^+ @6 E
「書か(1)」" ~8 E( }- n3 A9 S1 M$ e
$ Y% q0 N2 V9 H
 唱えるとき「書かない」と言うが、未然形は「書か」だけである。しかし「書か」という単独の言い方はしない。(ワープロで「かか」を変換しても「書か」は出てこない。)
0 j$ H3 N( j/ l0 ] 「書かない」の「ない」は助動詞と呼ばれているが、新しい文法では「書かない」全体で1つの形と考える。これは「否定形」の代表的なものだが、新しい変化表のどこに位置するかは、後でまとめて述べる。※動詞につくこのような「ない」は助動詞、単独で使われる「ない」は形容詞と考えられている。. ]+ L& X8 T2 ^( e, q) n5 K

: j) m# [' O: ?% w/ h5 p, X「書き(2)」; u: W; y3 s6 e: |, `' N" U. }

2 ~$ N8 y1 U9 ^6 I2 Q 唱えるとき「書きます」と言うが、連用形は「書き」だけである。「書きます」の「ます」は助動詞と呼ばれているが、新しい文法では「書きます」全体で1つの形と考える。新しい変化表のどこに位置するかは、後でまとめて述べる。 ※「書き」というこの形は、単独で使われることもある。 連用形の中止用法である。
4 R3 Y! q2 d7 }9 Q      手紙を書き、ポストに投函した。
9 Q5 L' n& G+ A% E2 M/ t: }, f+ d
「書く(3)」6 m0 E: A' r7 }; x, L( R2 J8 [
9 B" t8 ^( F+ E+ ?
 新しい文法では「基本形」である。この形は辞書に載っている形ということから「辞書形」とか「辞書の形」とも言われる。
4 N5 ?8 J" S2 \# [4 a) T, K, h0 o. X  O3 q1 Z
「書く(4)」
0 A. F7 g: u: ^) J9 g% M% C' q$ O$ u# k' }* _# ^, E
 唱えるとき「書くとき」と言うが、連体形は「書く」である。この形は終止形と同じである。新しい変化表での位置については後で述べる。
: X' n; e- s4 C! F7 ~; y: Y! L- m" C) y$ L
「書け(5)」8 M/ p/ j7 f4 `( T6 G  q% o# E& [

3 Q3 p. ^/ L2 I0 ? 唱えるとき「書けば」と言うが、仮定形は「書け」だけである。「書けば」の「ば」は助詞と言われているが、新しい文法では「書けば」全体で「仮定形」である。「バの形」とも言う。新しい変化表での位置については後でまとめて述べる。  T/ p3 Z7 R& n1 h; M8 G; C9 G

/ M9 n  ]3 ]' }0 L! b; f0 V「書け(6)」! Z: k# X, T0 k' {

" L3 {+ e8 J) \! v 命令形は新しい変化表にもある。新しい変化表での位置については後でまとめて述べる。
! z: I$ W" m& V% N8 u
" R; ^" C1 b+ k% p& a6 X* v「書こ(7)」
# }9 e6 b' d! t% _) |' k' f+ D& C; m' G4 o  T8 ^# s
 唱えるとき「書こう」と言うが、志向形は「書こ」だけである。しかし「書こ」という単独の言い方はしない。(ワープロで「かこ」を変換すると「過去」が出る。「書こ」は出ない。)「書こう」の「う」は助動詞と言われているが、新しい文法では「書こう」全体で「意志形」あるいは「ウの形」と言う。 6 i: t& a; X1 u( R7 ~
 単独の言い方をしない「書か」「書こ」は独立の単語ではない。それにつく「ない」「う」も独立の単語ではない。これらはいっしょになって1つの単語(動詞)である。動詞の変化形である。したがって「ない、う」は変化語尾と考えるべきである。「書き」は、前に述べたように、連用中止用法があって、この場合は単独で(つまり、語尾や“助動詞”をつけずに)使われるが、「書きます」というときの「ます」は独立の単語ではなく、やはりこれも変化語尾と考えられる。 0 j' d- [, `( B' q

- W. o0 K4 X  e1 K# U( t: m結論:「(書か)ない、う、ます」は変化語尾である。助動詞ではない。+ n! Z6 b  h' ~1 ~4 e

- f& @% L) f  {" Q☆「書いた」や「書いて」は[/COLOR]" k, {  o& l8 G

2 L9 i9 z  H# N7 D 伝統的文法の活用表には「書いた」という形がない。あれ?過去形がないぞ、これはおかしい、と思った人がいるにちがいない。そういう人は「新しい文法」も理解が早いはずである。「新しい文法」の表には「過去形」があり、体系的にしかるべき位置に存在している。(→新しい文法の変化表) ! }: O) m& i6 J2 C) c; Y( _
 ともあれ、伝統的な文法では「書いた」や「書いて」という形のよってきたるところを「音便」という概念で次のように説明している。
1 y# k7 V, T( |% V 「書いて」というのは、連用形「書き」に「て」がついて「書きて」となり、それが音便によって「書いて」となったものである。: G- n# q( d0 }& r" v. `: r
 同様に、「書いた」は、連用形「書き」に「た」がついて「書きた」となり、それが音便によって「書いた」となったものである。
0 F0 T$ v) T6 p8 [5 R音便というのは「発音のしやすさから音が変わること」である。動詞に関しては、イ音便、促音便、撥音便があり、 " ^: M6 O! ?" i( e+ ^; F  u2 _9 i: y
  イ音便 書きて → 書いて4 B* W$ U1 {0 G/ w+ P3 Q3 y
   促音便  取りて → 取って
& G" L1 g" Q0 d& v   撥音便 読みて → 読んで
6 D1 }: {- [* h% ], }形容詞に関しては、ウ音便がある。 7 f, m4 ]8 h- m0 p- W
     ウ音便 新しい → 新しゅう(ございます)+ ^  R: m; s: _; _" [
3 a+ a1 R( y. ^( }2 U7 \0 a. i
☆日本語の学習者にとっては「音便」は関係ない[/COLOR]
& _) @8 j: z1 H" k# @, Y
) x8 E% V! q# o しかし、日本語の学習者にとっては「音便」は関係ない。とにかく「書く」から「書いた」が出来ると知ればいいことであり、間に「書きた」という形があったとかということはどうでもいいことである。 / t) i+ A. j' X0 I  C+ Q
 そこで、日本語教育では音便とは一切 言わずに辞書形からテの形あるいは過去形(書いた)を作る規則はこれこれです、と示している。具体的には『日本語文法入門』(アルク)を見てください。
- Y/ r5 ]. ]& Y: } 「書き」につけたその「て」とは何か。これも助動詞と言われている。新しい文法では「書いて」で1つの形、つまり「テの形」である。「書いた」の「た」とは何かというと、これも助動詞と言われている。そうではなく「書いた」で1つの形である。過去形あるいはタ形と言われる。 ' [+ k$ c( x- x" m! a2 v* I1 Y
再度 示す。
  G& \, P- u9 C; p' D' i$ ?
6 k) @/ g5 w  \結論:「(書か)ない、う、ます、て、た」は変化語尾である。助動詞ではない。 7 C5 o) G! m/ q
. x6 x* c9 \) W$ M7 y
 日本語教育はテの形を導入して文法を体系的に示すことができた。つまり、伝統的文法では日本語教育をするのに不便だったから、新しい変化表を考え、テの形というものを導入したのである。日本語教育の事情をよく知らない人はテの形とか TE FORM と聞くと「なんだかわけの分からないもの」と思うようだが、そうではない。
' a1 w  @& H( V4 f* v4 K" ?" K8 H9 V: P* {
新しい文法の変化表[/COLOR]% [& U% e1 [* {9 G. p
 伝統的な活用表は体系的とは言えない。それしか知らない人は「日本語は体系的ではない」と言うが、実は、日本語は非常に体系的に整った言語なのだ。7 ^/ N/ W& ^" \, d! h+ M
 それでは、新しい変化表を示そう。 . J( g" e, T+ _; E6 u! M
            普通形             丁寧形
! G4 o1 U* o* `% H          肯定形         否定形          肯定形           否定形
  L- o/ \+ H/ ~' y! B叙述形 現在形 書く         書かない          書きます  書きません: [- Y) O" j2 l7 z( X+ ?3 ]6 y
    過去形 書いた 書かなかった書きました 書きませんでした7 X2 R/ |" U& A
連体形 現在形 書く 書かない          書きます  書きません6 t5 g- u  t' H9 n' G; N
    過去形 書いた 書かなかった書きました 書きませんでした
6 N, t$ D; U. z2 _7 y7 @9 L% o意志形           書こう          書きましょう         / [# l: W% S# ~/ A) H
命令形           書け  書くな                  
' ]( M2 J+ M1 @  S1 e# }中止形           書き  書かず                  
% Y8 B. ]/ e- R& ^テの形           書いて 書かないで 書きまして 書きませんで
1 u, ~* x5 p& M            書かなくて        : `9 N7 d5 ?3 ]* w0 @- a8 V
バの形           書けば 書かなければ       
: X4 q+ W! v. ^: n& q7 c8 C: K           , |8 b5 u7 @8 q2 q4 t: h3 ]6 @2 i( f; q
叙述形だけを取り出すと次のようになる。特にこれを基本8変化と言う。
1 V: P8 @& a4 o7 p1 ~3 u2 @/ A. @3 _! j4 T$ \, s5 o* y" S& F
              普通形         丁寧形! V/ i4 B% K. `; ^' x; V) S
           肯定形  否定形    肯定形  否定形
6 _! B8 x7 i  K! _6 C/ v8 w- K叙述形 現在形  書く  書かない   書きます 書きません
  d4 V9 W/ M# K    過去形  書いた 書かなかった 書きました書きませんでした
3 @  P: q/ o- [( d/ M
( k8 c+ D2 C9 i( ]0 l. |6 J☆伝統的な活用表にあるものは新しい変化表ではどこにあるか[/COLOR]% r! O2 s* Q! J1 @' i9 g
! a7 d! e) a8 _! c" r+ Q7 b( a
 伝統的な活用表を唱えるとき「書かない 書きます 書く 書くとき 書けば 書け 書こう」と言った。これらの形は新しい変化表ではどこにあるか。「書かない」「書きます」「書く」はこの表の一番上(現在形)の横の欄にある。これらは「書いた」「書きました」などとともに上のような体系をなしている。 ' W% ?* D+ M: b% f% B
 「現在形」「過去形」というのは形の名称であって、「現在形」「過去形」がつねに現在、過去を表すものではない。それぞれ、「ル形」「タ形」と言う場合もある。
) `- |: S/ P  S5 b3 H 現在形(ル形)と言った場合は「書く」だけでなく、その横1列のすべての形「書く」~「書きません」を指す。過去形(タ形)と言った場合も、同様に、「書いた」だけでなく、「書いた」~「書きませんでした」を指す。
1 L7 _; h& i1 l/ a: c5 J& d 連体形「書く」はどうか。基本8変化のすべての形がそのまま連体形である。普通は「ます」のついた形は名詞を修飾しないと考えられており、初歩の日本語教育ではそう教えているが、実は、そうではない。
5 p6 `" B8 D9 N; T) }% n1 l% K  次にまいります電車はこの駅には止まりません。
7 m; B; S+ _! Aのような文はある。ただし、少ない。前の表で右側2つの「ます」のついた形は連体形としては括弧付きである。 . y7 X# ^( b# `7 {6 k
 「書けば」はバの形の欄に、「書け」は命令形の欄に、「書こう」は意志形の欄にある。しかも、それぞれ否定形、丁寧形とともに表のように体系をなしている。
6 G" q$ W  B1 i8 z% Z3 w8 {0 u( S; j) D% f9 {, e# Z4 G
☆「書かれる」「書かせる」は[/COLOR]5 D$ |7 d( z1 V8 Z* z+ ?
) U% R0 b6 j+ A. `, F
 「書かれる」は受身形である。伝統的文法では「れる」は未然形につく、と説明する。それだけである。新しい文法では「書く」の基本形から受身の基本形「書かれる」が導かれ、さらにこの「書かれる」からいろいろな形が導かれることを説明する。このことは重要である。
2 Q  f+ a& Q" V" M4 P + I; k3 r5 u! [
 「書かれる」の基本8変化を示せば次のようになる。
& H7 U  M7 i9 c4 c% Y書かれる        書かれない            書かれます        書かれません
2 b( F9 K9 k7 R; }2 w7 W* ?書かれた        書かれなかった  書かれました 書かれませんでした: U" K3 k# p5 j; r* t) |

5 ~+ d2 Z$ L  ?' g 「書かせる」は使役形である。伝統的文法では「せる」は未然形につく、と説明する。それだけである。新しい文法では「書く」の基本形から使役の基本形「書かせる」が導かれ、さらにこの「書かせる」からいろいろな形が導かれることを説明する。このことは重要である。
6 _0 u9 f+ i/ X, a
% F# X9 `5 i4 m& d「書かせる」の基本8変化を示せば次のようになる。
: o. U) Y' g3 H0 y, p6 J書かせる        書かせない           書かせます        書かせません* n$ S# [  v# l/ b, {9 \1 I
書かせた        書かせなかった 書かせました        書かせませんでした3 X7 k- @, Y- R

3 n) |0 ^' W& l. ], Y/ U' y) e
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