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つい、この頃話題になった国産映画の「手機」を見てきた。今年、国内で興行収入がトップだと聞いてきたが、全体的にみても、冯氏のレベルを保ついい出来だと想う。ただ、ちょっと物足りないところがあった。例えば、主人公の厳守一は円満の結婚生活が破滅になったことを、なんだか、すべてが手機のせいにしたように想われるんだ。現に、手機によってこそ、厳守一が妻を内緒に、ほかの女と不倫に走っていたことが発覚できたわけだ。ここはまだ、観点と角度のことになっちゃいますけど。不倫関係はわが国では、やはりいけないことになっているし、そういう意味では、手機がまさに、純潔な伝統恋愛の衛士ではなかろうか?もちろん、いい発想も結構見れました。若いときの厳守一が兄貴の妻と町に行って、その地域での唯一の電話を長いこと待たされて、こう言った。「兄貴、最近、家に帰るか」というシーンだった。通信技術や設備などが非常に遅れてい時代にならではの話だ。そこに、ずるい人間が一人もいない、むしろお人よしでありすぎている。でも、それだからこそ、素朴で、飾りのない言葉に、至真の人間真情がある。逆に、現在の男女の会話をきいてみると、どうかすると、「愛してる、あなたがいないと、人生に未練がないなどなど、、、」まさに、今現在の男女交際会話での決まった成句になっているよう感じられるんだ。インスタントフートのように、「美味しい」と想うときもないでもないが、いつまでも食べると、段々飽きがくるどころか、嫌にさえなってしまうんだ |
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