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栃木県・中村風花(ふうか)さん(高2)からの質問
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! G2 R2 A0 ?, F2 A8 H8 j ◇ののちゃん わたしの勉強机(べんきょうづくえ)の明(あ)かりは蛍光灯スタンドで、ベッドでマンガを読(よ)むときは枕元(まくらもと)の電球のスタンドなんだけど、光の感(かん)じがずいぶん違うねえ。 8 T- m2 }2 M; l! E3 M1 P0 U; y2 }
◆藤原先生 電球の光は黄色っぽいのに対して、蛍光灯の光は、白色とか昼光色(ちゅうこうしょく)と呼(よ)ばれるわね。 & @! W7 n# {2 O
◇ののちゃん 同じ電気を使った照明(しょうめい)なのに、なぜ?
4 D2 T- `3 G+ j5 @9 ]" K+ ? ◆先生 光る原理の違いによるのよ。蛍光灯では、まず、蛍光管(かん)の電極(でんきょく)から飛びだした電子(でんし)が、管内に封(ふう)じ込(こ)められている水銀(すいぎん)の原子(げんし)に衝突(しょうとつ)するの。すると紫外線(しがいせん)が出て、これが管の内面に塗(ぬ)られた蛍光物質(ぶっしつ)に当たって、蛍光が発生(はっせい)するの。 % q4 l: l6 X" W# \( F5 V6 V
◇ののちゃん ふ~ん。 # n1 v! x( U" a5 }- m" O: |, G
◆先生 赤、緑、青と「光の3原色(げんしょく)」を出す蛍光物質がまぜてあり、この結果(けっか)、明るい白色光(はくしょくこう)が出るの。 " `5 W0 S8 k: o& ~
◇ののちゃん 電球が光る仕組みは? $ C; M! c1 c7 R* K4 T# ~
◆先生 ひとことでいうと「ヒーターの発光(はっこう)」ね。物は熱(あつ)くなると光るの。トースターなどのスイッチを入れて、だんだん熱くなると赤く光り始め、さらには黄色っぽく輝(かがや)くのを見たことがあるでしょ。 v* V5 [6 G# M" e# J% S
◇ののちゃん あるある。
0 I& i9 O4 k( ^' f ◆先生 電球の中には、ヒーターにあたるフィラメントという部分があって、同じことが起(お)きているの。 7 D! f' I- D( L6 k
◇ののちゃん だから電球に手を近づけると、とても熱いんだ。 - X- H% _- D- o! x: {, m* F
◆先生 電球は、電気エネルギーのうち熱になる部分の方が多く、光になるのはわずか6~7%よ。一方の蛍光灯は、約25%が光になるわ。
& B' r. E: p/ c2 S5 v ◇ののちゃん でも、電球の光にはあったかみがあるよ。効率(こうりつ)が悪(わる)いからって、捨(す)てがたいなあ。 4 a4 ]. o P' k6 t* G% v& J
◆先生 そう感じる人は少なくないのよ。だから、蛍光物質の配分(はいぶん)を工夫して、わざと「電球色」が出るようにした蛍光灯も販売(はんばい)されているわ。 & Z( i/ G4 ]4 G2 C1 c
◇ののちゃん やっぱり、そういう需要(じゅよう)があるんだね。
+ ?! _0 Z/ [+ ^* ?' s* H2 h& B ◆先生 ほかにも、ケースに陳列(ちんれつ)した食品がおいしそうに見えるように、とか、ものが引き立つような色の光にするために、蛍光物質の配分を変えているそうよ。
, P! c W" k& x# F' m ◇ののちゃん そういう蛍光灯まであるんじゃ、そのうち電球の出番(でばん)は無くなっちゃうのかな? 9 |" g7 U W- D
◆先生 でも電球は安いのが強みだわ。しばらくは両者が照明の世界の2大勢力(せいりょく)じゃないかしら。でも、第3の勢力が立ち上がりつつあるの。
6 A, M) k% u* n$ i ◇ののちゃん それって? ; P2 V) n+ a8 g, _
◆先生 聞いたことないかしら、白色LED(発光ダイオード)って。電気を光に変える効率が上がって、値段(ねだん)が下がれば、躍進(やくしん)するわよ。
8 D- {+ H! C; T" e5 i (取材協力=松下電器産業広報グループ技術担当・柴田淳さん、構成=武居克明) |
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