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发表于 2011-3-7 09:10:40
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「金時(きんとき)の火事見舞い」といえば赤ら顔である。ニコニコ顔にも「えびす様がアンパン食べてるような」という愉快な例えがあるそうだ。随筆家の戸板康二(やすじ)さんが、幼い頃におばあさんから聞いたと紹介している。もらい笑いを催す破顔が浮かぶ
说起[红头涨脸]就是指红脸膛。对于笑嘻嘻的脸听说也有个愉快的比喻,[就像财神在吃加馅面包一样]。随笔作家戸板康二说这都是儿时从祖母那里听来的。我脑海中浮现出一张受别人笑声感染而笑逐颜开的脸。
▼えびす様に負けず、その「笑顔」も強烈だ。奈良県桜井市の茅原大墓(ちはらおおはか)古墳で見つかった武人の埴輪(はにわ)である。人の形をしたものでは日本最古、4世紀末の作という。下膨れの顔は口と目が笑っている、いや、笑っているように見える
这张[笑脸]给人留下的印象也很强烈,不亚于财神。这就是在奈良县樱井市茅原大墓古坟中发掘的武人土俑。这些人形土俑据说是日本最早的,诞生于4世纪末。下巴宽宽的脸上嘴巴和眼睛都绽露出笑容,不,是看上去在笑。
▼〈喜怒哀楽のほかに/説明されても/もう我々には分からない感情があっただろう〉。川崎洋さんの詩「埴輪たち」の一節にうなずいた。武人も、表情を四つに整理する私たちの習いを拒むかのようだ
<喜怒哀乐之外/即便说明/还会有我们不懂的感情存在吧>。我很欣赏川崎洋的诗作「土俑们」中的一节。武人似乎也拒绝接受我们将表情归为四类的习惯。
▼かぶと姿で盾を構え、墓を守る役目らしい。墳丘から転げ落ちたとみえ、数百のかけらになっていた。墓守としては笑える状況ではない。にわかに元の姿に戻され、照れているようでもある。赤い顔料のせいか
头戴头盔、手持盾牌的武人的职责好像是守墓。似乎是从坟堆上掉落下来,摔成了数百块碎片。作为守墓者表情不应该是笑着的。专家们立即使其恢复原貌,土俑的表情似乎还带着点羞赧。莫非是由于红色颜料的缘故?
▼『埴輪の微笑』(川島達人〈たつひと〉編著、新人物往来社)によると、その魅力は古拙美、素朴で巧まざる美しさにある。「媚(こ)びることなく、何の主張をするでもなく、ただ無心に埴輪であり続けている。埴輪が表情を変えるのは、見る人の心の投影にほかならない」
据《土俑的微笑》(川岛达人编著、新人物往来社)所载,土俑的魅力正在于它散发着一股古拙、淳朴不做作的美感。[不谄媚、也没有什么意见,只是天真无邪地当一尊土俑。改变土俑表情的,惟有观赏者的心灵投影]▼だとすれば、この武人に笑いをもらえる人はそこそこ好調といえようか。太古の「幸せ測定器」である。それではと、改めて切り抜きの尊顔を拝してみた。眺めるほどに攻守は逆転、こちらの胸中を見透かされているようで落ち着かない。
如果真是这样,那么让这武人微笑的人可以说是时运不错啊。土俑就是上古的[幸福测量仪]。既然如此,我决定重新瞻仰剪报上的尊容。可是,越看越觉得立场转换,仿佛被土俑看透心事,让我无法淡定。 |
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