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道警の裏金疑惑はついに特別監査です。高橋はるみ知事は過去6年間、道警の全ての部署を対象に捜査報償費や旅費などの経費について特別監査を要求しました。
特別監査は、道警が不適正な予算執行を認めたことを踏まえ、高橋知事に代わって山口副知事が要請しました。知事の特別監査は7年ぶり、2回目です。道警本部や各方面本部、さらに道内68全ての警察署などが対象で、98年度から6年間にわたり、捜査報償費だけでなく旅費や、食糧費などが適正に使われているかどうかを調べるよう求めています。道警の裏金疑惑を巡っては旭川中央署の報償費について道警の協力が得られず住民監査請求が退けられた経緯があります。知事が求めた特別監査では旭川中央署のほか道警の元幹部が告発した弟子屈署の会計処理について早めに結果を出すよう求めました。当初、疑惑の解明に消極的で道民の批判を受けた高橋知事にとって今回の請求は「起死回生」の意味もあります。道民が求めているのはポーズではなく道警の膿を出し切る強い姿勢です。捜査報償費についての知事による特別監査は宮城県に続き2例目です。16日は道議会で道警の中間報告に対する質疑が行われ、裏金疑惑を巡る追及はまだまだ続きます。
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