あるNHKの番組で、「中華人民共和国の三分の二は日本語である」というすごいテーマは用いられました。
つまり、中華という言葉を除いて、人民・共和国という言葉は日本が英語から翻訳された和製漢語であるという見方です。ちょっと大げさないいかたですけど、どうやら事実でもあるのです。
これだけでなく、多くの和製漢語は今の中国で普遍的に使われています。もっとも有名なケースは、厳複氏が英語から徳先生、賽先生という言葉を作り出しましたが、結局、日本側が翻訳した民主、科学という言葉は漢語に採用されたそうです。
それは当時において日本の欧米思想文化についての研究は急速に進んでいたので、我が国の知識人も積極的にその先進的な文化を国に持ち帰りたかったです。蒋介石だけでなく、孫文も、魯迅も、周総理も、などなど、だからアジア最初の共和制国は中国に誕生できるのです。
もちろん、中国の古語には、和製漢語とかぶるケースも幾多あります、和製漢語も明らかにそれを参考するはずに違いないです。民主を民を主になるや、共和国は共に平和安泰な国作りという中国風的な説明も問題ないですが、前世紀初頭のあの頃には、中国は日本と漢語の帰属問題を争うなんか考えにくいものです。民主的、先進的な国作りに力を尽くすことこそ、当時両国の知識人たちの抱負ではないでしょうか。われわれ現代人はその歴史を忘れるにはいけないと考えています。
正でもない、反でもない、歴史は常に真二つに分けているのですから、どちらでも知っておいて、適当な判断をなさっていただければ幸いでございます。
ちなみに、普通話と漢語との関係は同等ではないです。どっちかというと、普通話は国、つまり民族差異をとりあえず置いとく中国の妥協的な言葉です。言い方はそれぞれですが、簡単に言うと、国の言語なんです。
[ 本帖最后由 江户彼岸 于 2008-4-16 11:33 编辑 ] |