咖啡日语论坛

 找回密码
 注~册
搜索
查看: 8559|回复: 3

求助 《鼻子》的读后感

[复制链接]
发表于 2008-3-2 12:51:52 | 显示全部楼层 |阅读模式
哪位高人有芥川龙之介作品《鼻子》的日文读后感?多谢!!!
回复

使用道具 举报

发表于 2008-3-17 12:09:09 | 显示全部楼层
 私は、机に置いてあった読みかけの本を手にとった。引っ越しの時に、広くんがくれた芥川龍之介の

本。もう、四ヶ月になるっていうのに、私はその中の『羅生門』しか読んでない。むずかしい漢字にはカ

ナがふってあったけど、知らない言葉がたくさんあった。でも、きょうは『鼻』というお話をがんばって

読んでみる。ひとつ、声に出して読んでみよう。

「禅智内供の鼻といえば、池の尾で知らない者はない。長さは五、六寸あって上唇の上から顋の下まで下

がっている。形は元も先も同じように太い。いわば細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中から

ぶらさがっているのである。……」

 まあ、そのあとのお話の内容は、だいたいこんなものかしら。

 ――主人公である内供は、人から笑われる長い鼻を、弟子である僧の言うままに、熱湯で蒸して、両足

で踏みつけさせ、鼻の毛穴から毛抜きで脂を抜き出させる。鼻は短くなって、内供も、もうだれも、笑う

ものはないにちがいない、と思ったのもつかのま、長い鼻を知っている者たちは、内供の顔を見て、前よ

りもいっそうおかしそうな顔をして笑った。その態度に、内供は人間には矛盾したふたつの感情があるこ

とに気がつく。他人の不幸に同情する感情と、他人が幸福からぬけ出すことをよろこばず、むしろもう一

度不幸に突き落とすような敵意の感情。このどうにもできない他人の感情に、ふさぎこんだ内供は、日ご

とにきげんがわるくなる。ある朝、目をさましてみると、鼻は一夜のうちに、またもとの通り長くなって

いた。内供は、不思議にも鼻が短くなった時と同じような、はればれとした気持ちになり、もとにもどれ

ば、もうだれも笑うものはないにちがいない、と心の中で自分にささやいた。――

 読み終わって私は、パタンと音をたてて本をとじた。途中からは、声を出すのはよして、目だけで活字

を追っていた。なんだか笑いごとではすまされないような、惨めな悲しさがこみあげてくる。ああ、おも

しろいお話だこと、と言ってる場合なんかじゃない。自分のことのように身につまされて、ますます憂う

つな気分になってくる。

 だれが見ても笑ってしまう長い鼻。顔の真ん中にあるのだから、決して隠しおおせることはできない醜

い鼻を、始終、気にして、悩んでいながら、その感情を、人に知られるのが嫌だという内供の気持ちは、

わかりすぎるほどよくわかる。外見を笑われるより、内面の惨めな気持ちを、見透かされたくないとい

う、その感情。それは、いじめられていても、いじめられているのを気にして、おろおろうろたえ、悩ん

で、苦しんで、もがいているという内心を、ひとには絶対知られたくないという、私の気持ちと同じだも

の。

 その姿勢は、見え透いたそぶり。むなしい虚勢。から元気の意地っ張り。――私の考えうる限り、どう

表現しても消極的なものしか浮かばない。結局は、だれもがお見通しなのだから、あわれなピエロを演じ

るしかないのよね。

 でもね、この気持ちが大切なのよ。この微妙な気持ちが、この世に生を授かって生まれた人間としての

証なのよ。やせ我慢っていうか、ううん、そんなせっぱつまったダサイものじゃなくて、もっと本能的で

無視できない、そう、人間であることの誇り、と言えばいいのかしら、邪悪な感情に対して、意識的に言

葉や暴力で反抗するのではなくて、無意識に尊厳を示して抵抗する。それが、誇り、プライドなのよ。そ

のプライドがあるからこそ、たとえ大勢の前でバカにされ、いじめられていても、こたえたそぶりを見せ

ない。平然としている。どうどうとして胸を張る。それが笑ったものを許さない無言の抵抗。実際、バカ

にされているのは、みんなが見ているんだから、それは打ち消すことはできない事実よ。でも、そうじゃ

なく、大切なのは心なのよ。バカにされても、全然こたえたそぶりをみせず、心の動揺を見透かされない

ようにする。それが生きる力、プライドなのよ。こたえたそぶりを見せてしまえば、負けになる。

 でも、そのプライドって、すっごく重いのよね。重くて、自分自身がおしつぶされるような気がする。

もし、プライドをかなぐりすてて、すべてが解決し、悩みから解放されるのだったら、私は、自分がいじ

められていることを認めて、クラスのみんなに、私は悩んでいるんです、もういじめるのはよしてくださ

い、すみません、すみません、って泣きながらお願いするかもしれないのに、(って、やっぱり『お願

い』するっていうのは、おかしいし)現実はそんなにあまくはないことが、『鼻』を読んでわかるなんて

――。

 結局、禅智内供は、他人が不幸からぬけ出して幸福になることに敵意を抱く人たちに屈してしまったの

よ。そうに決まっている。もうこれで誰も笑うものはいないだろう、って呑気に言ってるけど、まわりの

人間は、見慣れてしまって笑わないだけで、内供が幸福になることを許さないし、初めて会った人は、そ

んな腸詰めみたいな長い鼻を、やっぱり笑うだろうし、私としては、普通の鼻になって、そのことに敵意

を抱く人たちと戦ってほしかった。

 神様は、なぜ、いまの私に、このお話を読ませになったのかしら……。私が、神様を信じてないから?

それとも神様はサディストだって思ったから? その罰として、辛い気持ちにさせようとされたのかし

ら……。確かに私は、年に一度、お正月にしか神社に行って手を合わせないけれど、お賽銭はお小遣いの

なかから十円出して、お願いごとも三つまでにしているのに――。神様、近いうちに、必ずお参りに行き

ます。そして、もうサディストだなんて思いません。だから、お怒りにならないで、どうか迷えるこひつ

じを、正しい道へとお導きくださいませ――。

 ああ、『鼻』なんて小説を読んだのがいけなかったのか、私は、じっとイスにすわっていることすら、

堪えられなくなってしまった。
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2008-3-17 12:10:32 | 显示全部楼层
以上来自网络。。。。
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2008-3-17 14:29:06 | 显示全部楼层
MS我也写过
回复 支持 反对

使用道具 举报

您需要登录后才可以回帖 登录 | 注~册

本版积分规则

小黑屋|手机版|咖啡日语

GMT+8, 2024-4-25 04:55

Powered by Discuz! X3.4

© 2001-2017 Comsenz Inc.

快速回复 返回顶部 返回列表