080516走访护理

华南虎

080516走访护理

風薫る５月だが、明治の俳人正岡子規は毎年、この月がめぐると不安にかられた。脊椎（せきつい）カリエスで長く伏し、５月にはきまって病気が悪化したからだ。

熏风五月，明治时代的俳人正冈子规，每逢是月份就忧心不已。他患脊椎骨疡长期卧床，而五月里的病情恶化是如期而至的。

自らを励まそうとしてか、１９０２（明治３５）年５月から、随筆『病牀（びょうしょう）六尺』の新聞連載を始める。苦痛に耐えてつづった中に、「悟り」をめぐる一節がある。悟りとは、いつでも平気で死ぬことだと思っていたのは誤解だった、と子規は言う。逆に〈如何（いか）なる場合にも平気で生きて居る事であつた〉と境地を述べている。

或许是出于自我激励的缘故吧，自1902（明治35）年起，他开始在报纸上连载随笔《病床六尺》。在他强忍病痛写下的文章中，有关于“彻悟”的这么一段。他说：认为彻悟就是随时都能坦然赴死乃是误解。相反，他认为该是“不论何种境况下皆能坦然而生”的境界。

寝たきりの子規は、母と妹の献身的な介護をうけた。自宅で「平気で生き」ながら、３５歳で没するまで、病床から盛んな筆をふるった。現代のお年寄りに置き換えれば、母妹に代わる在宅福祉のささえは、訪問介護ということになるのだろう。

卧床不起的子规得到了母亲和妹妹无私的照料。在自己家里“坦然而生”，直到35岁去世，他一直在病床上恣意挥毫。若是现在的老人，则取代母亲和妹妹的该是“在家福利”所提供的走访护理了吧。

だが、子規の心境で過ごすのは難しい時代になっている。在宅サービスの中心になる訪問介護の事業所が、減っているという。介護保険制度の崩壊を招きかねないと、心配する声も聞こえてくる。

然而，子规的境界在当今时代也很难行得通了。据说，在家服务的核心项目——走访护理，日趋式微。甚至有人开始担心，这势将导致护理保险制度的崩溃。

２年前に介護報酬が引き下げられた。経営が悪化し、ヘルパーの賃金が減り、離職が増える。使える金の限られる中、負の循環が「安心」を細らせているようだ。だれもがいつかは老いるし、病む。そのときのために、医療も含め、手を打つには今しかない。

2年前，护理报酬被削减。致使经营恶化、护理工工资降低、离职人数增加。有限资金范围内，恶性循环使得“放心程度”每况愈下。无论是谁都将衰老、患病。而以备该时的，包括医疗在内的种种措施，现在不做有更待何时呢？

手厚い支えもあってだろう、子規は明るさとユーモアを失わなかった。〈枝豆ヤ三寸飛ンデ口ニ入ル〉などと病床で詠んでいる。平気で生きられる――。その穏やかさが、だれの日々にも必要なのは言うまでもない。

子规未失去其爽朗和幽默，可见他是得到深切关怀的。在病床上他吟出了“毛豆跃三寸，飞入吾口中”的诗句。坦然而生——。毋庸赘言，这种安宁，是谁都需要的。



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正冈子规 (1867～1902)日本歌人、俳人。



            



本名常规，别号獭祭书屋主人、竹之乡下人。生于爱媛县，父亲是松山藩士。东京大学国文学科中途退学后，入日本新闻社。最初有志于哲学和政治,后受幸田露伴所作《风流佛》的影响，从事文学创作。早期作品有小说《月亮的都城》（1892）、《花枕》（1897）、《曼珠沙华》（1897）等。1891年冬，着手编辑俳句分类全集的工作，1892年开始在报纸刊载《獭祭屋俳话》，提出俳句革新的主张。1893年发表《芭蕉杂谈》，对芭蕉作出独特评价。1895年从军参加日俄战争,因肺病恶化而退伍。1898年出版的《俳句诗人芜村》，对主要吟咏风景的与谢芜村给予高度评价。他还主持出版同人俳句杂志《杜宇》。发表《致歌人书》(1902)，推崇《万叶集》，贬低《古今和歌集》，为此曾同与谢野宽发生激烈论争。

子规认为俳谐连歌缺少文学价值，主张使发句（起句）独立成诗,定名为俳句,为后世沿用，俳谐连歌随之衰落。他的著作还有随笔集《松萝玉液》(1896)、《墨汁一滴》(1901)、《病床六尺》(1902)、《仰卧漫录》(1918)等

abyssthinice

“１９０２（明治３５）年５月から、”中的“５月”漏译。:)