惜しかったわね
人物:真美 知子(大学2年の女子学生)
場面:弁論大会で入賞を逸した友人を励ます
真美:惜しかったわね、知子。あと一息だったね。
知子:壇の上に立ったら、もう上がってしまって、何を言っているのか自分でもわからないの。やっぱり練習不足よ。惜しいわ。
真美:途中でちょっと言葉が途切れなければね。あれが痛かったわね。
知子:こんなことなら、もっと人前で練習しておけばよかったわ。
真美:そうね、弁論大会って度胸をつけて上がらないことも大事よね。
知子:みんな応援してくれたのに、全国大会へ出場できないなんて残念だわ。
真美:あの途中の数秒間の沈黙がなければ絶対大丈夫わったわよ。発音もよかったし、声もよく通っていたし。
知子:ああ、惜しい!
真美:でも、また来年があるじゃない。もう一回チャレンジしなよ。今度こそ、知子なら大丈夫よ。
知子:うん。来年もう一度挑戦してみるわ。 |