ＷＴＯに関するよく聞かれる質問と回答

不殆

　ＷＴＯは様々な事項に関する大量の質問を受けています。もし迅速な回答をご希望であれば、あなたの質問したい事項がここにないか確認してみて下さい。





１．ＷＴＯの機能、目的、構成、歴史、成果はどのようなものですか？



　ＷＴＯは国際貿易に関するルールを取り扱う唯一の国際機関です。ＷＴＯの目的は、貿易の流れがルールに基づく貿易体制の中で円滑に行われることを助け、政府間の貿易紛争を解決し、貿易交渉を開催することです。



　ＷＴＯは政府間国際機関です。主要な意思決定機関はＷＴＯの全加盟国により構成される理事会や委員会です。邌邮聞栅浼夹g支援についてはジュネーブにあるＷＴＯ事務局が行っています。



　ＷＴＯは１９９５年に設立されました。ＷＴＯの前身はガット（関税と貿易に関する一般協定）ガットですが、ガットの諸協定は現在ＷＴＯ協定の一部になっています。ガットがモノの貿易を、サービス貿易に関する一般協定（ＧＡＴＳ）がサービスの貿易を、貿易関連知的所有権協定（ＴＲＩＰＳ）が著作権、商標権、特許権、工業デザイン、貿易上の企業秘密などを扱っています。



　１９９５年の設立以降、ＷＴＯは成功裏に電気通信分野と情報技術産品の市場開放についての交渉を成功させました。ＷＴＯは１５０件以上の貿易紛争の解決に携わり、１９８６－９４年のウルグァイ・ラウンド交渉の結果合意されたＷＴＯ協定の適用を監督しています。ＷＴＯの設立はウルグァイ・ラウンド交渉において決定されました。

不殆

２．いまＷＴＯでは何が行われていますか？



交渉

　基本電気通信や情報技術産品に関する交渉は１９９７年のはじめに終結しました。金融サービス交渉は１９９７年１２月に終結しました。現在ＷＴＯでは、１９９９年末に立ち上げられる、サービス及び農業に関する次の大きな交渉の準備を行っています。近いうちにＷＴＯ加盟国が行う決定によっては、他の分野も交渉対象に含まれ得ます。これらの新たな交渉の議題は、１１月３０日－１２月３日にシアトルで開催される第３回ＷＴＯ閣僚会議において決定されます。



ＷＴＯ協定の見直し

　ＷＴＯのいくつかの理事会や委員会では、現在ＷＴＯ協定の各担当部分の見直しを行っています。例えば、地域貿易協定に関する委員会では現在、地域貿易協定について規定しているガット第２４条の見直しを行っています。また、紛争解決機関では現在、紛争解決の具体的な手続について規定している紛争解決手続了解の見直しを行っています。



ＷＴＯ協定が適用されているかの検討

　ＷＴＯ加盟国は各理事会や委員会において、農業分野や繊維分野の自由化約束から著作権や特許権の保護立法に至る、個々の加盟国の様々な活動について検討を行っています。



紛争解決

　ＷＴＯが１９９５年に設立されて以降、１５０件以上の紛争案件がＷＴＯに持ち込まれています。そのうち約３０件は紛争当事国による協議がまとまって取り下げられました。１００件以上が協議手続の後、小委員会（パネル）の裁定ないし上訴の手続中です。約２０件が解決策の適用という最終段階にあります。４件が解決策の適用を終えて解決しました。７件は特段の行動の必要なしとして解決しています。



分析

　加盟国の貿易政策は、定期的に貿易政策検討の対象となります。ＷＴＯ事務局はまた定期的に貿易及び貿易に関連する事項に関する分析報告を行っています。



訓練その他の技術支援活動

　これらは主に加盟国政府関係者、特に開発途上国や中央計画経済からの移行国の政府関係者を対象に行われています。



特別行事

　１９９９年３月、ＷＴＯは貿易と環境、及び、貿易と開発についてのシンポジウムを開催しました。１９９９年１１月３０日－１２月３日にはシアトルにおいて第３回閣僚会議を開催します。

不殆

３．なぜガットはＷＴＯになったのですか？ 両者の違いは何ですか？



　ここでは協定としてのガットではなく、組織としてのガットについて述べています。ガットは確固とした法的根拠を持たず、常に暫定的な組織でした。１９８６－９４年のウルグァイ・ラウンド交渉は、国際貿易ルールの範囲をモノ（物品）のみならずサービスや知的所有権の分野にも拡大しました。ＷＴＯはこれらの協定を含め貿易問題全体をカバーする、確固たる法的根拠をもった国際機関として設立されました。協定としてのガット（関税と貿易に関する一般協定）は現在もＷＴＯ協定の一部として存続しています。

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４．最恵国待遇とは何ですか？



　ＷＴＯにおいて最恵国待遇とは、いずれの加盟国も他の全ての加盟国を同じように取り扱わなければならない、つまり加盟国間で差別をしてはいけないという原則です。もし加盟国が他のある加盟国に対して有利な待遇（特定産品に対する関税引き下げなど）を行った場合、他の全ての加盟国に対しても同様の待遇を与えなければ、最恵国待遇の原則が守られたことになりません。このような形の無差別原則は、ＷＴＯ貿易体制の最も重要な原則の一つです。但し、特定の条件を満たした場合には各種の例外が認められています。

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５．ＷＴＯが世界貿易に与える影響はどのようなものですか？



　ＷＴＯにより、交渉を通じてのより自由な貿易、ＷＴＯ協定の原則に基づく世界各国のより予測可能な貿易政策、貿易の増大、資源のより適正な配分などがもたらされます。



　ＷＴＯや他の機関の経済専門家は、ＷＴＯ協定が完全に適用された場合にどのくらい世界経済が拡大するかについての膨大な試算を行っています。正確な数字の算出は困難ですが、１９９４年、ガット（当時）の経済専門家は、ＷＴＯ協定により世界経済は２００５年までに１８４０億ドルないし５１００億ドル（訳注：約２０兆円ないし６０兆円）拡大すると試算しました。

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６．１９４７年以降これまでのラウンド交渉で何が行われましたか？



　ガットの当初５回のラウンドは関税引き下げ交渉が中心でした。第１回のラウンドは１９４７年に２３カ国の間で行われ、世界貿易額の約５分の１にあたる１００億ドル相当の貿易をカバーする４万５千品目の関税引き下げを行いました。この２３カ国はまた、国際貿易機関設立の試みが失敗に終わった後、これに代わるものとしてガット（関税と貿易に関する一般協定）に合意しました。



　その後のラウンドは更なる関税引き下げ交渉に専念していましたが、６０年代半ばに開催されたケネディ・ラウンドではダンピング防止協定を策定しました。７０年代の東京ラウンドでは初めて非関税障壁（関税以外の形態の貿易障壁）への本格的な取り組みを行い、貿易体制を強化しました。第８回目のラウンドとなった１９８６－９４年のウルグァイ・ラウンドは、最近行われた過去最大規模のラウンドです。ウルグァイ・ラウンドではＷＴＯの設立と、物品とサービスの貿易、知的所有権、及び紛争解決手続を含む新たな協定を策定しました。

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７．ＷＴＯについての根拠法は何ですか？



　ＷＴＯの正式な根拠法はウルグァイ・ラウンド多角的貿易協定の結果を収録する最終文書であり、この本文自体は約１ページの文書です。



　主要文書は世界貿易機関を設立するマラケシュ協定及びその附属書であり、これは約４３０ページの文書です。



　附属書一は物品の貿易に関する多角的協定（ガット及び、農業、繊維、ダンピング防止、補助金など多数の個別協定からなる）、サービス貿易に関する一般協定、及び貿易関連知的所有権協定からなります。



　附属書二は紛争解決手続了解です。



　附属書三は貿易政策検討制度に関するものです。



　附属書四は複数国間協定（ＷＴＯ加盟国の一部により署名された協定）です。そのうち２つは１９９７年末に終了し、現在２つが存続しています。



　最後に、閣僚決定及び宣言が含まれます。



　更に、２万ページ以上にのぼる、鉱工業品の関税、農産品の関税及び補助金、外国サービス提供者に対する市場アクセスその他の条件に関する各加盟国の約束表があります。

ophelia

不殆的WTO专辑很不错哦。

不殆

谢谢，我正打算全部归类一下，你看如何？

ophelia

好啊好啊。怎么个归类法？