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受灾的鱼类
2012-2-6
魚にも「十匹十色」の処世がある。大海を群れ泳ぐマグロやイワシが転勤族なら、底近くに居ついたカレイなどは個人商店か。才覚ひとつで太れるが、あたりが生きづらくなっても逃げ場がない。
不同鱼类的生活方式也是“百花齐放”的。像喜欢在大海中集体游动的金枪鱼和沙丁鱼好比是工作地点不停更换的人,而一直定居在靠近海底的鲽鱼就相当于个体户了。虽说单靠一种技能也能活得不错,可如果那附近生活环境变糟也无处可逃。
福島県沖でとれたアイナメ、ヒラメ等の底魚(そこうお)から、国の基準値を超す放射性セシウムがいまだに検出されている。放射能はしつこい。福島の漁師たちは、汚染調査のためだけに空しく船を出しているそうだ。
从在福岛县外海捕获的六线鱼、比目鱼等深海鱼身上检查出的放射元素铯依然超出国家标准。放射能生命力非常顽强。据报道,福岛的渔民现在空船出海,目的只是为了做放射污染调查。
よからぬ物を取り込んだプランクトンが海底に沈み、ゴカイや小魚を介して底魚に至る。セシウムはいずれ排出されるが、餌が汚れている限り魚の受難は続く。海底の土はあまり動かない。陸地のような除染も難しいという。
吸收了不纯物的浮游生物沉入海底,通过沙蚕和小鱼等最后进入深海鱼的口中。虽然铯最终会被排出体外,但只要食物受污染,放射元素就会一直在深海鱼身上存留。海底的土不怎么移动,据说很难像在陆地那样清除放射物质。
〈鮟鱇(あんこう)の骨まで凍(い)ててぶちきらる〉加藤楸邨(しゅうそん)。底魚の宝は旬のアンコウだ。幸い基準値を超えた例はないが、大食らいの胃袋が気になる。確か国語の授業で、吊(つる)し切りを描いた村野四郎の詩「さんたんたる鮟鱇」を知って以来、悲しい魚と思うようになった。
“鮟鱇骨也鲜,冻后刀砍碎。”(加藤楸邨)。现在正是深海鱼之宝鮟鱇上市的季节,所幸还没检出放射元素超标的报道,但其食量惊人的胃口还是让人担心。自从在学校的语文课上读过村野四郎描写鮟鱇鱼被吊起来切的诗《三叹鮟鱇》后,就一直觉得鮟鱇是很可怜的鱼。
〈顎(あご)をむざんに引っかけられ/逆さに吊りさげられた/うすい膜の中の/くったりした死/これはいかなるもののなれの果(はて)だ〉。降り注ぐ異物を知らずに食(は)む底魚にも、くったりの形容が似合う。
“下巴被狠命扯开/倒吊起来/在薄薄的塑料袋中/精疲力尽的死状/这是所有东西的最终下场。”对于从海上沉下的东西不分好歹一律吞吃的深海鱼,精疲力尽这个形容可谓恰到好处。
原発事故は生活の場を奪い、汚染は深山深海に及ぶ。人類のはるか前から、この列島の沖で種をつないできた魚介類にも、とんだ災難だ。福島発の電気を無邪気に使ってきた当方、海の仲間にも謝らねばならない。食べ物ではなく、生き物としての魚たちに。
核电站事故夺去了人们生活的家园,其污染甚至波及深山深海。这对于远在人类出现之前已经在这个列岛四周的海中繁衍生息的鱼贝一族来说也是飞来横祸。我们这些一直心安理得地使用福岛核电站发出的电的人,必须要向我们海里头,不是作为食物,而是作为生物的鱼类伙伴们道歉。 |
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