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楼主: simatuya

[其他翻译] 不夜城 翻譯練習

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发表于 2012-7-17 00:20:47 | 显示全部楼层
好厉害!!
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发表于 2012-7-22 13:53:21 | 显示全部楼层
加油!很有趣!
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 楼主| 发表于 2012-12-22 01:03:24 | 显示全部楼层
不夜城



馳 星周



6
 東通りの端っこ、深夜営業のスーパーの斜め向い、助平客目当ての精力剤を売りにしている薬屋とヤクザが経営しているポルノショップに挟まれた路地――とりあえずセンター街という名がついているが、お笑いだ――を入ってすぐに、おれの店はある。戦後建てられた古い木造の三階建て、一階は焼き鳥屋、その上二階がおれの店だ。焼き鳥屋の入り口の脇に蛍光色のけばけばしい看板が〈カリビアン〉という店名を派手に宣伝しているが、容れ物の割にはつくりが頑丈なスティール製のドアには店名はもちろん窓もなく、「会員制」という素気のないプレートが張ってあるだけだ。看板に引き寄せられた酔っぱらいは、たいてい、このドアを見て中に入ろうとすることを諦める。このあたりはまだ物騒な雰囲気がありありと残っているし、看板だけでは〈カリビアン〉がどんな店なのか見当をつけることすらできないのだ。それに、ふりの客は絶対に中に入れないようになっている。
 おれはドアの脇に目立たないように設置されたインタフォンを押した。一拍間を置いてから「今、開けるっすぅ」という志郎の声と、ドアのロックが開錠されるカチリという金属音が同時にした。
 この店を手に入れたとき、最初にやったのがこのドアを改装することだった。分厚いスティールのドアは青竜刀を持った喧嘩《けんか》っぱやい福建人が何人おしかけようとビクともしない。二階の窓の外に、ドア付近をアングルに収めた隠しカメラがセッティングされてあり、インタフォンが鳴るたびにおれか志郎がモニタをチェックしてドアを開けるかどうかを判断するようになっている。絶対に安全だとはいいきれないが、少なくとも逃げる算段をつけるまでの時間稼ぎにはなるはずだった。
 おれは重いドアを開け、階段をのぼった。階段は人ひとりがやっと通れるという狭さで、何人もの人間が一気に駆け上がることなど到底できない。左側の壁はぶち抜いてボトルの棚をつくり、吹き抜け風に改装してある。歓迎されない客が来たときには、頭の上にラムのボトルを落としてジッポのライターを投げてやれはいいことになっている。薄ぐらい店内には、陽気なラテンのリズムがやかましいほどに鳴り響き、がたのきた階段がたてるきしんだ音をかき消していた。
「おはようっす」
 志郎はカウンターの――といっても、二、三人が座れるスペースしかないが――ストゥールに腰かけ、なにやら雑誌を読んでいた。短く刈りこんだ頭はいつものようにツンツンと跳ねあがり、左の鼻の穴と耳に突き刺した安全ピンが店の照明を受けて七色にきらめいていた。どんよりと濁った目と、その下にできた隈がなければ、とても三十路《みそじ》を超えた男には見えない。
 客は二人。二丁目の店がはねた後にときどき顔を見せるおカマだ。志郎が仏頂面をして雑誌と睨めっこしているわけがそれでわかった。志郎は寛大な心というのを持ち合わせたことがない。おカマが心底嫌いなのだ。当のおカマたちは溶けてくっついちまったんじゃないかと思えるぐらいに身体をぴたりと寄せ合い、トロンとした視線を宙にさまよわせていた。おれは鼻をひくつかせてみたが、煙草の匂いしか嗅ぎ取れなかった。
「健ちゃん、おかえんなさぁい」
 小太りのおカマがダミ声――おカマの世界ではハスキィな声というらしい――を出し、海藻のように手を振った。痩せた方のおカマはちらっとこちらに視線をよこしただけで、すぐにマリファナがつくりだした桃源郷の世界に戻っていった。
「葉っぱはやらせるなといってるだろう」
 志郎の隣に腰をおろしながらいった。他人がどんな薬をやろうがおれの知ったことじゃない。だが、店の中では厳禁にしている。いまはガキどもが平気で薬に手を出す時代だ。ガキどもはちょいと脅されればすぐに歌いだす。ろくでもないガキどものドラッグ.パーティに店を使われ、おまわりたちに痛くもない腹を探られるなんてまっぴらだ。
「またそうやってすぐおれのせいにする。冗談じゃないっすよ、来たときにはすっかりへろへろだったんっすから。だいたいっすね、健一さんはろくに店に顔を出さないくせに文句だけ多すぎるんっすよ。他に客がいたら、あんなおカマ、叩きだしてやってもいいんすよ」
 志郎の目。赤く濁っていた。それでも、視線ははっきりしていた。いつものように、不必要なほどに舌を口の外に伸ばすしゃべり方だったが、声もはっきりしていた。なんでも、舌を長く突きだすのはパンク.ロックのヴォーカリストには必要不可欠なテクニックだそうで、志郎はそのテクニックに磨きをかけることをなによりも大切にしている。見ているこっちが疲れてしまうのでやめろといっているのだが、志郎は気にとめる素振りすら見せない。一度、身体障害者みたいだとからかったことがあったが、そういう差別的な発言を続けるんなら仕事やめるっすよ、と酷い剣幕で叱られた。
 おれはカウンターの端に手を伸ばし、アブソリュートをグラスに注いだ。
「暇だったのか?」
 グラスに氷を放りこみながら、志郎を見た。
「あいつらで五人め。シケてますよ」
 志郎はおカマたちの方に首を傾げた。目が不機嫌そうだった。〈カリビアン〉の客足は確実に下降線を辿っている。ほとんど客の来ない店に、夜の七時から明け方までいなければならない志郎のストレスは反比例的に上昇線を描くばかりだ。だが、志郎には気に入らなければいつ辞めてもいいといってある。志郎の不機嫌をおれが受け止めなければいけない謂れはない。
「電話は?」
「変な中国人から一本。名前は聞き取れなかったっす」
 ウォツカの入ったグラスを見つめた。胃の奥に不快な感覚が込み上げてきた。
「どんな感じだった?」
「健一はいるか、って。すげー訛った日本語で、聞き取りにくいったらなかったすよ。で、いないって答えたら、いきなり中国語でわめきはじめて……めんどくせぇから、途中で切っちゃいました」
 富春に違いなかった。あの馬鹿は、本当に戻ってきたのだ。ウォツカを一気に飲み干した。不快な感覚が増しただけだった。おれはその感覚の正体を知っている。恐怖、だ。
「なんか、ヤバいことでもあるんすか?」
 志郎がおれの顔色を覗きこんでいた。
「いや、なんでもない。どうせ、頭のイカれた中国人だろう」
 おれは恐怖を押し殺していった。グラスに触れる指の先がかすかに震えていたが、目立つほどじゃなかった。
「健一さんが中国人と付き合うのをやめれば、もっと客だって来ますよ」
 志郎は視線を正面に向けた。唇が尖っていた。おれは自分が中国人社会と抜き差しならない関係にあると客に宣言したことはない。暗闇の海を漂う海月のようにひっそりとやっている。おれが中国人と付き合っていると客にいいふらしているのは志郎なのだ。
「生きるためだ。しかたないだろう」
 おれはとぼけた。志郎のこのての話にいちいち付き合っちゃいられない。
「この店を真面目にやってけばいいじゃないっすか。ここは日本なんだ。中国人とつきあわなくったってちゃんと生きていけますよ。だいたいっすね、健一さんは台湾人かもしれないけど、日本で生まれて日本の国籍を持ってるんじゃないっすか。ちゃんとした日本人なんっすよ」
「どうだっていいじゃないか、そんなこと」
 笑いながら酒を注ぎ足した。志郎は日本人にしてはずいぶんとマシな方だが、なにもわかっちゃいなかった。歌舞伎町は歌舞伎町だ。日本人が思っているような「日本」じゃない。少なくとも、日本の法律は歌舞伎町じゃほとんど無意味だ。おまわりたちは中国人たちの組織に関してまったく無知だし、ヤクザたちもいまじゃ怯えながら暮らしてる。歌舞伎町に台湾マフィアしかいなかったころは、やつらもそれなりの顔をして步いていた――ってことは、おまわりたちもヤクザから情報を得ることができてたってことだ。だがそれも、国にいた方が金を掴みやすいと悟った台湾マフィアの連中がいなくなるまでだ。台湾の連中が消えた後には、大陸と香港、それにマレーシアのやつらが大挙して押し寄せた。連中には上海人と香港の人間の区別もつきはしない。はした金で人を殺すやつらとまともにやり合っちゃいられない。ヤクザだって命は惜しいし、バブル時代の楽な生き方がすっかり身体にしみ込んでいる。おまけに新法がやつらをがんじがらめに縛っちまった。遠からず、夜の歌舞伎町のルールは中国人のルールに置き換えられるだろう。つまり、日本じゃなくなるってことだ。
「おれは、中国人ってなに考えてんのかわかんなくて、嫌いなんすよ」
「おまえが好きなのはアメリカ人とヨーロッパ人だ。あとは、中国人も朝鮮人もフィリピンもタイも嫌いだ。はんとのことをいえば、ラテン.アメリカも嫌いだ。そういうことだろう? いわれなくったってわかってるよ、右翼のパンクだもんな」
「バッドだよなぁ。からかわないでくださいよ。おれは天皇制には反対なんっす。絶対、右翼なんかじゃないっすからね」
 もちろん、志郎は右翼なんかじゃない。骨の髄までパンク野郎だ。ただ、他の日本人と同じで、自分自身の目で物事を見る方法を教わってこなかっただけなのだ。
「わかったよ。おれが悪かった。中国人との件は考えておく」
 おれは腰を上げた。
「適当に上がっていいからな」
「健一さん」
 志郎は慌てたように立ちあがった。なんだ、というように見てやると、唇に愛想笑いを張りつけ、曇った伏し目がちの目をおれに向けてきた。
「今月苦しいんすよ。少し、いいですか?」
 志郎には毎月三十万を給料として渡してある。志郎はその金の大半をバンド活動と薬に注ぎこんでいた。薬をやることは体制に反抗するパンク.スピリットの現れなのだそうだ。初めてあったときにそう聞いた。トルエンをやりすぎて前後不覚になった志郎が店の前に倒れていたのを拾ってやったのだ。以来、志郎はよく店に顔を出すようになった。その時の店の名前は〈カリビアン〉じゃなかった。おれがオーナーになる前は、この店はジャズの古いレコードを聞かせるバーだった。「ジャズなんてださいっすよ」という志郎に店を任せてみる気になったのは、おれ自身、「健一さんは好きっすけど、中国人は嫌いなんす」というなにかの映画の台詞《せりふ》をそのまんまパクって平然としている志郎を気に入っていたせいだ。
 ロックはガキが集まるようになるからだめだといったおれの言葉に、「じゃ、ラテン.ミュージックなんかどうっす? ノリがいいんっすよ、ノリが」と答えた志郎の節操のなさが無性《むしょう》に好ましく思えたのだ。おれは節操のない人間が好きだ。それが日本人であれば、なおさらだ。
 おれは上前のポケットに手を突っ込み、くしゃくしゃになった金を掴みだした。金額を確かめもせず、その金を志郎の手に押し込んだ。
「すんません」
 志郎の目は相変わらず暗かった。歌舞伎町を步いていれば、同じような目をした男たちにいくらでも出くわすことができる。中途半端にヒモをやっている男たちは、みんなこんな目をしている。傲慢と自己憎悪と開き直りが入り混じった複雑な目。中国人に金を恵んでもらうことの屈辱と、それを当然のことなのだと開き直る自己弁護。自己弁護は心の奥底に沈んでいき、屈辱だけがそこに残る。屈辱はやがて憎悪へと簡単に変貌する。志郎は、暗く沈んだ憎悪の目でおれを見つめていた。
 志郎に、鏡を見ろよ、といってやろうと思ったが、やめた。
「明日も頼むな」
 代わりにそういって、店の奥に足を進めた。そこには、もう一つ階段がある。階段の上には、トイレと、おれのねぐらがあるのだ。
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 楼主| 发表于 2012-12-22 01:05:02 | 显示全部楼层
本帖最后由 simatuya 于 2012-12-23 19:27 编辑

6
 在東大街路邊,一家24小時營業的超市斜對面,有一條夾雜在給色鬼們兜售強精劑的藥鋪和黑社會經營的桃色店面之間的小胡同(時下稱之為中心街區,真可笑),走進小胡同內沒多少路,便是我的店面。那是一幢戰後建起的,陳舊的木結構三層建築,一樓是家做雞肉烤串的,二樓便是我的店了。在烤串店入口旁邊,一塊花花哨哨的螢光色廣告牌上浮華地宣傳著店名“加勒比”,而在比房屋的木質結構看上去要結實多的鋼製大門上卻既沒有窗洞,當然也沒有店名。只張貼了塊寫著“會員制”的樸樸素素的小牌子。那些被廣告牌吸引過來的醉漢們,在看到這扇大門后大多會打消光顧的念頭。加之這一帶仍然明顯的殘存著動亂的氣息,且光憑廣告牌,也看不出“加勒比”究竟是家什麽店。另外,本店也不對生客營業。
 我按了按大門旁不起眼的對講機按鈕。不一會兒便傳來了志郎“這就開”的應門聲,同時門鎖裏也傳出了開鎖時的金屬聲。
 在得到這家店的時候,我所做的第一件事便是改裝了這扇門。這扇厚厚的鋼門,就算是幾個手持青龍刀,好鬥的福建仔們一擁而上,也不動分毫。在二樓窗外的一個角落里我設置了一個針孔攝像頭,通過它來判斷每次對講門鈴響起后志郎是否都會先查看監視器,然後后再去開門。這樣雖不能完全說是絕對的安全,但至少應該能為我的出逃贏得少許時間。
 我打開沉重的大門,走上階梯。階梯的寬度剛好能讓一個人通過,幾個人一擁而上到底還是不可能的。我曾打通左邊的牆壁,將其改裝成了通風道,并安裝了一個酒架。有不速之客到來的話,只需放倒其頭上的朗姆酒瓶,再扔個zipo火機就完事了。昏暗的店內,歡快的拉丁舞曲喧鬧般轟鳴,完全遮蓋了破樓梯發出的嘎吱聲。
 “早”
 志郎正坐在吧臺的(說是吧臺,其實也只能容納兩三個座位)踏腳凳上,看著雜誌。剃得超短的光頭尤為顯眼,穿在左邊鼻孔和耳朵上的別針在店內的照明下,五彩斑斕地閃爍著。要不是那對灰暗渾濁的眼睛,和下面的黑眼圈。志郎完全看不出是個過了三十的男人。
 店裡有兩個客人。都是在二丁目那家店打烊后時常光顧這裡的同性戀。這下我算搞清楚志郎為啥繃著個臭臉直勾勾地看著雜誌了。志郎不是個擁有寬大胸懷的主。他打心眼裡就討厭同性戀。這兩個斷背男像是溶化了粘在一起似的互相靠得老近。惺忪的視線徘徊在上方的空間內。我使勁地嗅了嗅,但除了菸草味啥也沒能聞到。
 “阿健,你回來啦”
 其中一個微微發胖的斷背男發出娘味十足的聲音(在同性戀的世界中稱之為哈士奇之聲),手揮動的跟海藻似的。瘦瘦的那個只是朝我瞥了一眼,立馬又回到了由迷幻藥創造出的世外桃源中。
 “我說過別讓他們在這搞大麻!”
 我說道。一邊坐到志郎身邊。別人愛搞什麽藥跟我沒干係,但就是容不得在我店裡搞。現今是個連小毛娃子都能無所顧慮地染指毒品的時代。只需稍作威脅,小娃子們便啥都能抖摟出來。把店供給這些遊手好閒的小娃子們搞毒品派對,要引來條子查東問西的我可受不了。
 “開玩笑!又是那一套,啥都往我身上推。他們來的時候就已經是那副軟手軟腳的樣子了。說開了,健一,你都沒咋正兒八經的回店裡露過臉,牢騷倒是特別多!要有其他客人在的話,那種斷背男,我完全可以把他們給轟出去”
 志郎的眼睛紅紅地有點渾濁。即便如此,視線仍然非常堅定。說話的方式也與往常一樣,不必要地將舌頭伸的老長,不過話還算說得清楚。據說伸舌頭好像是龐克搖滾歌手不可或缺的技術,志郎對於那種技術的磨練比任何事情都來的重視。搞得我看著都覺得吃力,讓他別老這樣說話,可他卻沒表示過一點上心的樣子。一次,我逗著說他像個殘疾人,結果反倒被志郎叱責說要再繼續說這些歧視的東西,他便辭了這份工作。
 我從吧台一端拿了瓶酒給自己倒上。
 “今天店裡很空嗎?”
 我一邊往杯子里放冰塊,一邊看著志郎。
 “他們是第五個客人。慘澹啊”
 志郎朝斷背男們歪了歪脖子。眼神顯得有點不高興。《加勒比》的客流量確實走向了下坡路。志郎卻不得不在這個幾乎沒什麽客人的店裡,從晚上七點呆到次日凌晨。與之產生的壓力倒與客流量成反比,勾畫出一條上升的曲綫。但我也跟志郎講過,做得不開心,無論什麼時候都可以走人。沒有理由非得讓我去理解志郎的不順心。
 “今天有電話嗎?”
 “有一個,古怪的中國人打來的。名字沒來得及問”
 我盯著倒入伏特加的酒杯。胃裡湧上一股不愉快的感覺。
 “是通怎樣的電話?”
 “他問健一在嗎?一口口音很重的日語,超難懂。完了我跟他說不在,緊接著他就開始用中文嚷嚷起來...麻煩死了,沒等他嚷嚷完我就挂了”
 絕對是富春。那個蠢蛋果真回來了。我一口悶了手裡的伏特加。只感到心裡的不快感在膨脹。我知道那種感覺的源頭。是“恐懼”!
 “有什麽糟糕的事情嗎?”
 志郎打量著我的臉色。
 “不,沒什麼。也就是個腦子有問題的中國人吧”
 我壓抑著心裡的恐懼感。握著酒杯的手指雖有些微微發顫,卻也並非那麼顯眼。
 “健一要是停止和中國人來往的話,那就會有更多客人來了”
 志郎撅著嘴,將視線投向正前方。我不曾向客人宣揚過自己跟中國人圈子的那種進出兩難的關係。只是如同漂浮在漆黑的大海中的水母般那樣,靜悄悄的經營著我的店鋪。到處跟客人爛說我跟中國人打交道的是志郎。
 “爲了生存,那也沒辦法吧”
 我隨口糊弄了一句。要一句一句地去應付志郎這套話題,我可受不了。
 “踏踏實實的去經營這家店鋪不也很好嗎。這兒可是日本。不跟中國人打交道,日子也照樣過啊。我說啊,雖說健一你可能是個台灣人,但你不是生在日本,拿著日本國籍嗎?這就是堂堂正正的日本人啊。”
 “那碼子事兒,隨便咋樣,不都沒啥大不了嗎。”
 我一邊笑著,一邊又給自己倒上了酒。志郎作為一個日本人算是很不錯了,但還是什麽都沒搞清楚。歌舞伎町是歌舞伎町。並不是日本人眼裡的“日本”。至少在歌舞伎町里,日本法律基本管不了用。條子對於中國人圈子是一無所知,現今,本土黑幫也過著唯唯諾諾的日子。當初,在歌舞伎町還只有台灣勢力的年代,本土黑幫還得得瑟瑟的。說明條子們那會兒還能從本土黑幫手裡拿到點消息。但那也僅僅是在台灣黑道覺悟到故鄉賺錢來得容易而開始返鄉以前。在台灣勢力退出之後,大陸、香港、以及馬來西亞那些傢伙便大舉湧入了歌舞伎町。條子們連上海人跟香港人都分不清。跟那些為點零錢都能殺人的傢伙們根本無法真面對抗。本土黑幫也照樣怕丟腦袋,他們早已掌握了在這個泡沫時代中安穩的生存方式。加之新法對他們捆手捆腳似的束縛。不久,夜晚的歌舞伎町規矩一定得被中國人所篡寫。也既是說,歌舞伎町將不再屬於日本。
 “中國人不知道腦子里在想些什麽,真可惡。”
 “你喜歡的是歐美人。除此之外,中國人、朝鮮人、菲律賓人、泰國人,你都覺得可惡。要細分版圖的話,拉美你也覺得可惡,是吧?你不說我也知道,你就一個十足的右翼朋克。”
 “你是在說我的樂隊吧,別開玩笑。我可是反對天皇制度的。絕不是什麽右翼分子。”
 當然,志郎也並不是什麽右翼分子。打骨子裡就是一個臭朋克。只是,他和其他日本人一樣,沒人教過他如何用自己的眼睛去分辨事物。
 “好了好了,是我不好。關於中國人的事,我會考慮的。”
 說著我一邊站了起來。
 “你也適可而止啊。”
 “健一先生~”
 說著,志郎也慌忙站了起來。我回頭看了看,都沒來得及問,只見志郎嘴角堆笑,朝我眯著眼睛。
 “這個月苦逼了。能稍微給點嗎?”
 我每個月給志郎三十萬日幣的薪水。其中一大部份都讓志郎給用在了樂隊活動和藥丸子上。初次遇見志郎那時他便告訴我說嗑藥正是反抗體制的龐克精神的體現。當時,志郎藥磕多了,我把暈頭轉向,倒在我店門口的志郎摻進了屋。自此,志郎便經常會跑我店裡來轉悠。那時,店名還不是“加勒比”。在我接手之前,這是一家專供欣賞老爵士樂的酒吧。志郎曾嚷嚷說爵士俗氣,可我會將這家店面交給他打理是由於他能很坦然地告訴我說他喜歡我,但討厭中國人,雖然這聽著像是某隻電影中的臺詞。
 我讓志郎別在店裡放搖滾樂,那樣會招來很多小屁孩子。對此,志郎回應說:“那拉丁樂咋样?那玩意兒很容易被接受。”,他那吊兒郎當的腔調讓我很是中意。我就喜歡這種吊兒郎當的人,加之是個日本人的話,那就更不用說了。
 我將手伸入上衣口袋,掏出一把亂七八糟的紙幣,數都不數就塞給了志郎。
 “真不好意思。”
 志郎的眼神依舊如此昏暗。走在歌舞伎町的路上,能碰到無數個帶有如此眼神的男人。時不時吃吃軟飯的男人們都會帶有這樣的眼神。那是一種傲慢、自責與順應相互交雜的眼神。為受惠于中國人賺錢所感到的羞辱、亦或是索性將其理解為“理所應當”的自我辯護。自我辯護的感覺慢慢沉入心靈深處,最後,唯獨剩下屈辱感。此種屈辱感轉而變為一種憎惡感。志郎看著我的便是這種暗沉的,憎惡的眼神。
 我想對志郎說,讓他去照照鏡子。可最終還是沒能開得了口。
 “明天也好好看店啊。”
 相應地,我丟下一句,便朝著店堂深處走去。在那裏面還有一段階梯,上了階梯,有個廁所,另外還有我的,窩。
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发表于 2012-12-24 01:15:27 | 显示全部楼层
楼主很厉害,继续努力,加油,看好你
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