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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(324)

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发表于 2017-10-7 21:31:51 | 显示全部楼层 |阅读模式
38(3)
「胃はまだ痛い?」と僕は訊いた。
「まだ少し」と彼女は答えた。
「じゃあもう少しここでじっとしてよう。寒くはない?」
「大丈夫。雨に濡れてた方が気持ちいいから」
釣り人たちは相変わらず太平洋を睨み続けていた。魚釣りのいったい何処が面白いんだろう、と僕は思った。たかが魚を釣るだけじゃないか?どうしてそれだけのために雨の日に一日波打ち際に立って海を睨んでなくちゃならないのだろう?でもそれは好きずきというものだ。神経症的な十三の女の子と海岸に並んで座って雨に濡れているのも物好きと言えばそれまでだ。
「あの、あなたのお友達だけど――」とユキは小さな声で言った。妙に固くこわばった声だった。
「友だち?」
「うん、さっきの映画に出ていた人」
「本名は五反田君っていうんだ」と僕は言った。「山手線の駅と同じだよ。目黒の先、大崎の手前」
「彼があの女の人を殺したのよ」
僕は目を細めてユキの顔を見た。彼女はひどく疲れた顔をしていた。息が乱れ、肩が不規則に上下していた。まるで溺れかけたところを助けあげられたばかりの人のように見えた。彼女が何を言っているのか、僕にはさっぱり見当がつかなかった。「殺した?誰を?」
「あの女の人。日曜日の朝に彼と一緒に寝てた人」
僕はそれでもまだわけがわからなかった。僕の頭はどうしようもなく混乱していた。状況のどこかに間違った力が加えられている。そのおかげで本来の流れが損われている。しかしその間違った力がどこからどのようにやってきたのかを把握することができなかった。僕は半分無意識に微笑んだ。「あの映画じゃ誰も死なないよ。君は何か思い違いしてる」
「映画の話じゃない。実際のこの世界で、本当に殺したのよ。私ちゃんとわかるの」ユキはそう言って僕の腕をぎゅっと握りしめた。「怖かった。胃の中に何か重いものをぐっと突っ込まれるみたいだった。息が出来ないくらい苦しかった。怖くて息ができないの。ねえ、例のアレが来たのよ。はっきりと。あなたのお友だちがあの女の人を殺したのよ。嘘じゃないわ。本当よ」

“胃还痛吗?”我问道。
“还轻微痛着。”她回答道。
“那么还在这里继续呆一会吧。不冷吗?”
“没关系的。被雨淋了心情倒会好起来。”
钩鱼的人们还继续望着太平洋。我想,钩鱼到底什么环节有兴趣呢?肯定不是单独钩鱼?为什么就为此在雨天的一天中站在波浪边必须看大海呢?那是因为喜爱过度而已。和神经质的十三岁的女孩并坐在海边挨着雨淋,也可以说自己喜欢的好事吧。
“你的那个朋友——”雪小声地说。很奇异的僵硬的声音。
“朋友?”
“是的,就是刚才演电影的那位。”
“他的真名叫五反田。”我说。“与山手线的车站相同。在目黑的前面,在大崎的这边。”
“是他把那个女人杀了。”
我迷上眼睛看着雪。她的脸色显得疲惫不堪。气息混乱不稳,肩也不规则地上下摆动。看起来就像挽救溺水的人那样。她刚才说什么了呢?我完全没有听明白。“杀人了?杀谁了?”
“就那位女的。在星期日的早晨和他一起睡觉的人。”
她说到这里我也还没有明白。不知道怎么回事,无论怎么做我的脑子一片混乱。对状况的不同角度施加不同的力量。为此原来的流动受到了损伤。可是那种不同的力是从什么地方以什么方式施压下来的?还真没有掌握。我半分无意识地微笑。“在那电影中谁也没有死。你怎么会那样想什么。”
“并不是电影故事本身之事。是在在实际的世界之中,真的杀了。这个我很清楚的。”雪这样说着紧紧握住我的手臂。“太可怕了。有什么很沉重的东西突然沉到胃中。让人喘不过气来,很难受。因为害怕也喘不起来。就像那种东西又来了。我很清楚。你的朋友杀了那位女人。不是假的,是真的。”
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 楼主| 发表于 2017-10-7 21:45:57 | 显示全部楼层
终于,她终于说了出来。
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