ハク:おじいさん
カマジイ:ん...うーんおっ、ハク、気がついたか。
ハク:おじいさん、千は何処です?何があったのでしょう。教えてください。
カマジイ:お前、何も覚えてないのか。
ハク:切れ切れにしか思い出せません。闇の中で千尋が何度も私を呼びました。その声を頼りにもがいて、気がついたらここに寝ていました。
カマジイ:そうか、千尋か。あの子は千尋というのか。いいなあ、愛の力だな。(湯バーバの部屋)
湯バーバ:これっぽかしの金で如何埋め合わせするのさ。千の馬鹿が、せっかくの儲けをふいにしちまって
青蛙:で、でも、千のおかげで僕達助かったんです。
湯バーバ:お黙り!皆自分で蒔いた種じゃないかそれなのに勝手に逃げ出したんだよ。あの子は自分の親を見捨てたんだ。親豚を食べる頃だろう。ベーコンにでもハムにデモしちまいな
ハク:お待ちください。
蛙男:ハク様!
湯バーバ:なーんだい、お前、生きて多のかい?
ハク:まだ分かりませんか。大切なものが摩り替ったのに。
湯バーバ:ずいぶん生意気な口を利くね。何時からそんなにえらくなったんだい?(気づき始めた)
頭共:(元に戻された)オイ、オイ、オイ、(逃げる)
湯バーバ:坊...ああ、んギヤー坊ー
青蛙:(カオナシのくれたお金を拾い上げ)土くれた!
湯バーバ:坊ー!何処にいるの?坊ー!出て来ておくれ、坊坊坊(ハクを見て)おのれー言えー!あたしの坊を何処へやったー?
ハク:ゼニーバの所です。
湯バーバ:ゼニーバ?:ああ。。。なるほどね、性悪女め。それであたしに勝ったつもりかい?ひひひ。。。で如何するんだい、
ハク;坊を連れ戻してきます。その代わり、千と両親を人間の世界へ戻してやってください。
湯バーバ:それでお前はどうなるんだい。その後私に八つ裂きにされてもいいんかい?
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