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地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが今のペースで排出され続けると、北極の氷がどんどん解けて、二〇四〇年の夏には小さな氷が残る程度になってしまう--。アメリカの研究者たちがこんな予測をまとめました。
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アメリカ国立大気研究センターとワシントン大学などの合同チームが、地球物理学という学問の専門雑誌に発表しました。( r- C( s2 a$ y& V J
4 ]( d3 Q- r2 C- F! [7 q! B 研究チームは、北極の毎年九月の様子をスーパーコンピューターで探りました。九月は北極の氷が最も薄くなり、面積も一番小さくなる時期です。( _5 {9 X, u0 [, p# \5 [: ]/ @
. K+ s5 s' @1 O% ?+ p9 M, G ◇これまでの4倍の速さに+ a/ J( T7 j1 p" ], S5 ~
5 f& C: T0 W F! C9 N. t 温室効果ガスが現在のペースで排出され続けるとして計算した場合、北極の氷はこれまでの四倍の速さで小さくなります。十年後には北極を覆う氷の面積が三分の一になり、二〇四〇年の夏には、グリーンランドやカナダの北部沿岸に小さな氷が残る程度になるそうです。冬場も氷の厚さが四分の一程度まで薄くなってしまいます。
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. y8 C- m. w" s$ j, P) n! a+ x 氷の解け方がなぜ、スピードアップするのでしょう。研究チームは▽海面から氷が減ると、太陽の光で海水の温度が上がる▽地球温暖化で海流が変わって、暖流が流れ込んでくる恐れがある--などを挙げています。 |
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