| 
 | 
 
| 041 *~かと思うと/*~かと思いきや/~かと見ると  |  
  
+ X1 B$ a4 F7 W# o5 n: y名詞    :    ×     + かと思うと/かと思えば 
- P4 X# P7 A+ S/ o動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×>  かと思ったら 
8 V# f) P1 |5 q8 g# W                   かと思いきや6 |- g: U+ ~0 ? 
                   かと見ると/かと見れば/ j: x1 {/ m% s 
(注:「~(の)かと思うと」のように「の」が入ることもある) 
0 g: _2 {9 _+ c) Y6 F9 j' ?) T# q6 u1 _& R: W 
真理:さっきのお客さん、入ってきたかと思ったら、いきなり大声で文句を言い始めたんだから。 
* @3 g4 c8 t( K+ M5 R李 :ゆゆしき一大事かと思いきや、結局はどういうこともなかったね。よかった、よかった。/ c& x, }( v4 x% h9 t: o7 y 
百恵:そうかと思うと昨日みたいに、言葉少なでも迫力があって恐いお客さんもいるわね。9 T: s+ K. O1 ~3 p1 B& B( W 
- e" H# z+ o4 o. [ 
 これらの文型は「~(だろう)かと思ったら、意外にも~した/だった」という予想外の事態の発生を表します。どれも既定事実の表現なので、文末は完了形(「た」形)になります。「~かと見ると・~かと見れば」は視覚判断が強調されていますが、「~かと思うと・~かと思えば」と基本的な意味は同じです。なお、「~かと思いきや」は「~かと思うと」の文語的表現です。 
& E4 [0 P) R4 Y3 P  E 「か」のない「~と思うと/と思ったら/と思いきや」の形も使われますが、そのときの接続は次の通りです。0 B1 ?+ r  ^4 F 
 名詞 :   だ      と思うと 
+ K1 s. v$ s9 C1 j 動詞 :  普通形     + と思ったら7 t. [# u8 w1 V8 b2 V) a 
 形容詞:普通形<ナ形ーだ>   と思いきや 
- `8 V, h2 ?* q3 q2 H( f  l 
. W" f7 F/ ]. _. [7 s1.静かなので勉強してるのかと思うと、ぐうぐう寝ていた。 
( [; V- i7 j7 E2.右かと見れば左から、左かと見れば右から、そのボクサーは多彩なパンチを繰り出した。/ U5 L7 I' D0 k8 H& A 
3.怒るのかと思いきや、なんと笑い出したではないか。 
* K: h/ O: Z# ?. [  x+ N( {; l4.もう出かけたかと思ったら、まだ家でぐずぐずしていたのか。急がないと遅れるぞ。2 t* o7 i  m2 n$ j 
5.一つ解決したかと思うと、また一つと、次から次に問題が出てくる。 
* c9 g* r: z4 d+ V; W# h, {8 b0 B& G2 ~4 s/ ?- y 
1) この子(って/ったら)、さっき(まで/までに)泣いてたかと思ったら、(もう/まだ)笑ってるわ。 
6 ^0 }3 c) _: Q! }0 i1 J4 h, k2) 彼は(怒る→    )出した( )と思いきや、突然(立つ→    )上がり、私に握手を求めてきた。- X4 f. @8 s( {/ N! b. ^ 
 
# P6 H. h; k& _4 w1 ^; v9 a" e 
; O7 U/ d2 K+ |) d; u# l% m: C9 U9 I% K 
1) か否か/のみ/みなくちゃ(口語:~ちゃ=ては/~たって=ても)8 I. k  |) r/ N" ^* z 
2) か/か/ある(~まい→文型398)  ~) Q' `3 Q; n: S3 A  l 
 # V4 w4 K0 b9 h. n8 i* ]/ Z 
 + t* ^$ v& ^0 ]) d- b7 ^; A4 Q: i 
| 042 *~か~ない(かの)うちに/~か~ないかに  |   9 }- G2 R9 I" y) ~* L 
動詞:原形  +  か、動詞:ない形  +  かのうちに* {+ ~) k6 m9 Y1 K5 S+ `0 V3 B 
                        うちに 
1 g, w6 C4 W/ H& n* K& {; Y& L; P! R                        かに& V, k9 |+ k' \ 
# f0 Q: G. L; X6 @0 j 
小平:あれ、まだ八時か。夕御飯から一時間たつかたたないかなのに、なんだかお腹が空いたなあ。" D# `( l" @! ~6 ~- \  H 
良子:今、食器を洗い終わったばかりなのに・・・。6 n8 t' Y$ [% W3 j: J' f 
小平:口に入る物なら何でもいいから、何かないの? 
. {+ |: d" v3 ^# U- Q良子:あ~あ、片づくか片づかないうちに、またそんなことを言われてもねえ。これじゃ気が休まる暇もないわ。4 |4 D1 I' T/ _$ G 
0 G. M8 C9 h" c( s' Q 
 これらの文型は「~すると、すぐ~した」(連続発生)という意味を表します。既定事実なので、習慣を述べる場合以外は文末は完了形(「た」形)になります。同時発生を表す文型は多くあり、「~が早いか」(→文型046)、「~なり」(→文型280)、「~とたんに」(→文型 148)や「~そばから」(→文型 127)、「~や否や」(→文型428)などですが、各項を参照してください。* `1 I7 [: M6 x( w: J7 w# b 
 注意してほしいのは、上記の文型はどれも「~と、すぐ~」のグループで、後件で「~たい・~つもりだ・~だろう」などの意志・推量表現は使えません。これは条件を表す「と」と「たら」の違い(→資料・)から発生したものです。○ 帰ったら、すぐうがいをしなさい。× 帰ると、すぐうがいをしなさい。 
& \" u: i4 x+ K$ Q5 T4 Z. q, s" q6 N2 B) Z, h 
1.ホームに着くか着かないかに、発車のベルが鳴り出した。 
! e* C9 k+ N! ^! w0 o) n7 |2.彼女は、会社から送られてきた不採用の通知を読むか読まないうちに、わっと泣き出した。5 j& a- w2 ^: Q" B# ~2 k+ R 
3.彼はベットに横になるかならないうちに眠ってしまった。. X) ]) a* ?2 L( s& J2 v 
4.黒い雲が現れるか現れないうちに、激しい突風が吹き荒れ、その妖怪は姿を現した。, D, M$ p! s- u  E0 E- P% q0 Y 
5.この店のパンは、店頭に並ぶか並ばないかのうちに、飛ぶように売れていく。* U7 y/ N! e) J  L! Z 
 
( s2 w0 @$ w* F1) 夜(が/を)明けるか(明ける/明けない)うちに、母は台所に立って朝御飯の支度(が始まった/を始めた)。 
( W1 @( F4 D' {2) 解答を(書く→    )終えるか(終える→    )かのうちに、試験官の「そこまで」という声( ) した。- ^! ~8 u# U" O7 o 
3 P. j7 a0 g0 ~ 
 
  s8 m. \4 s/ U) \2 c# E* N( R' Y8 b1 ^/ ]% | 
1) ったら(「~と言ったら」の口語→文型219)/まで/もう( U( o( C  |, ~+ u# e 
2) 怒り(→文型137)/か/立ち(→文型003) 
0 i0 t; Z( u2 b! G! B9 ~- c' E # ^! m  y6 E, ^4 y' G 
0 t3 i, I' h# ], L; | 
 0 |$ v8 E; U6 e4 { 
 
  D4 e9 R1 c5 Z動詞:[ます]形  +  兼ねない 
. a8 e. J. m! d0 i* a! G8 w! B% y7 k8 M2 h8 T: w; ~ 
課長:李君もずいぶんと危ない賭けをやったものだ。うまくいったからいいようなものの、一歩間違ったら取り引き停止になり兼ねなかったぞ。 
# V0 a. i$ |& N( Z, Q係長:私が商いの「いろは」から教え直します。 
% B# n3 s( }* Y; {5 M山田:しかし、話し方に注意しないと、誇り高い彼のことですから、辞めるなんて言い出し兼ねませんよ。, [7 a  ~8 C2 o- m) N' j 
% v9 l( ~8 {2 a4 K9 u( [5 G: h: V 
 「~兼ねない」は不確実な推量を表す「~かもしれない」系の表現で、「(良くない事態が発生する)可能性がある」という意味を表します。「~する恐れがある」(→文型020)とほぼ同義の推量表現です。この二つは常に悪い事態にしか使えませんが、「~かもしれない」と同じく、事態の良し悪しに関係なく使える表現に「~ないとも限らない」(→文型264)があります。 
% [: [  v( u8 g1 t6 U2 s( z. ^  秘密が漏れるかも知れない。 
* q' r' h6 E8 d; D" R  秘密が漏れ兼ねない。* f& i1 [$ l1 n 
  秘密が漏れる恐れがある。 
+ J3 R+ Q9 P# \& a& q4 d# Z  秘密が漏れないとも限らない。 
& L5 T# C) X, j) i, b* p: {0 I) n4 ?3 g$ C 
1.会社命令に背こうものなら、首にされ兼ねない。 
) q" N" N- i/ f$ `2.あいつは金のためには人殺しだってやり兼ねない男だ。 
: t/ N( c2 {1 B( k4 `3.そんなにスピードを出したら、交通事故を起こし兼ねない。% I- a0 N: H! g( i: U6 I- | 
4.部下を無能呼ばわりするなんて、人を傷つけるひどい言い方だけど、あの部長なら言い兼ねないね。 
' ]3 v* F) w! C4 }8 ~5.このままでは両国の国境紛争は、全面戦争に発展し兼ねない。まさに一触即発の状態と言えるだろう。3 e0 Y, G8 Q' P- j5 `( M- T: J 
 
7 h4 V; }0 N- x! x1) 旅先(に/で)は飲み水に注意しなさい。そう(する/しない)と、食あたりを(起こり/起こし)兼ねない。# H/ W8 x+ o1 C7 {5 F4 M 
2) 過ち( )( )学ぶことが(ない→   )ば、再び同じ過ちを(繰り返す→    ) 兼ねない。* C( v+ S+ o. H$ \, M 
 
* p' [1 Y! s8 q5 X. f 
6 ~7 }+ v' {+ D' `1) が(「明ける」は自V)/明けない/を始めた(自Vか、他Vか)2 t! e4 g$ P& c* n 
2) 書き/終えない/が(~がする→文型031)0 j+ {: q# w  h3 C- z' h# @  p 
 ) y4 b1 n4 v% F* z; Y 
 ; a4 c1 B% A; j8 r9 G6 I, C) P 
; l: j0 L8 g, r% x 
動詞:[ます]形  +  兼ねる2 r5 Q; q8 z1 Q- K% W; Y 
 
5 z. U; n. U' f( ]4 z4 z) q李 :今回の措置は少々理解し兼ねますので、よろしければ、説明していただけないでしょうか。7 C4 S# K! F& {! k& s 
課長:色々と事情があってねえ。私の口からは説明し兼ねるから、佐藤君から聞いてくれよ。5 W) C5 N& R9 m3 ~+ J% Z 
佐藤:およその事情は存じておりますが、私には説明役は少し荷が重過ぎます。0 Z# x  s1 h$ `! @ 
# L! g$ N% {* Y( p9 r# a* s# J8 t- r% _ 
 「~兼ねる」は「心理的・感情的理由で~できない」を意味する表現です。「~できない」を意味する可能表現は下例のように色々ありますが、各項を参照してください。下例の中で「~得ない」は「~する可能性がない」を表すので、第三者のことでないと少し不自然ですが、意味の差は別にすれば、どれも使えます。→例題2)' I# f( L# H- Y9 A/ S/ K8 A 
 お世話になった人の頼みだから、 
" `, n- j0 Z9 P) R  断れない。 
9 d% J& L& c6 L" h  断り兼ねる。2 l& \5 h, @4 V; q- `2 J 
  断り得ない。     (→文型017)+ I& }, _: _/ q7 X* [# M 
  断るわけにはいかない。(→文型457) 
5 d6 I% k, a) A& N: c/ e  断り難い。  (→文型034) 
& c' x; l+ s1 z& d- V7 l; [0 k1 `2 L' A 
1.あなたの意見には、どうしても賛成し兼ねます。 
% i/ G1 a. R3 Q" \* s2.その種のことは、同僚の僕の口からは言い兼ねるね。 
# r! q5 z# {/ D4 `) h3.今か今かと子どもの帰りを待ち兼ねて、何度も玄関口まで見に行った。 
9 g/ E  }6 x( D8 t5 B4.彼は能力はあるが、協調性がなく、私には扱い兼ねる存在だ。" `0 O% ^; z9 S* A 
5.当館では、傘の保管には責任を負い兼ねます。各自ビニール袋に入れてお持ちください。(張り紙から)! V. R! O' _. R, u& L$ ? 
 
: _* {6 f* Q7 e: F* R1) たとえあなたの頼み(なら/でも)、こんな歴史を歪曲する(ように/ような)本は推薦し(得ない/兼ねる)。) F: u2 {1 G- @4 t 
2) 当店( )いたしましては、申し訳ございませんが、その種のご相談( )は(応じる→    )兼ねます。 
' x) T. F- u! H+ v 
( g/ I' \& d. Q7 n$ y( C' d1 T' V% `5 h) I8 ^3 f0 f) H/ O, l0 u( M 
 
# p% o4 `* V4 \# b1 I( \& b  r1) で(動作の場所)/しない(→文型203)/起こし(他V)% t) Z9 h) R6 t 
2) から/なけれ/繰り返し 
& N$ _2 a( W* M6 n- I4 U3 ?9 v  
+ }% z/ a# U/ J) e# ]! W 
" S" x, S  ~; ]5 K5 Q% t( @: O % |3 ?3 P& m/ `: E 
0 e& `* ?( j7 d. T# A' h- L( S 
名詞    : ×  / である    +   かのようだ 
6 T! T5 c$ k2 y% H3 o1 C動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×>4 G4 k4 v$ n# G) t+ Z6 ]# K 
 
' X9 l4 f: v6 w5 A9 l8 ~4 z) d5 Q5 y祖父:自分の家での昔ながらの披露宴もいいもんじゃ。皆が集まると、昔に戻ったかのようじゃ。* W7 i' D4 l7 `# \* w# h 
祖母:でも裏方はもう大変。台所は盆と正月がいっしょに来たようでしたよ。- \( ]/ [( i! V. ? 
祖父:次男と末っ子にも、もう結婚相手が決まっとるかのようじゃったが、時が経つのは早いものじゃのう。( s, X- d0 i/ u: k! x0 o0 p% G 
 
1 T- z, P3 j. C# a) Q% C, q 「~かのようだ」は「<実際はそうではないが>まるで~ようだ」(類似)を意味します。実際はそうではないことが暗示されているため、「~ふりをする」という意味や非難・軽蔑の感情を込めるときはこの文型がぴったりです。その際は「あたかも・さも」という副詞と結びつことが多いでしょう。例えば、「さも知っているような態度 」は「知っているふり」とほぼ同義です。なお、例文5のように「~ようだ」のかわりに古語「如し」(→文型083)が使われることもあります。7 K- M6 R$ T$ e+ R) T) f; G% N 
 
7 i& @( L7 l% l+ R0 y3 v* w1.寒いなあ。もう3月なのに、真冬に戻ったかのようだ。 
, ~6 d  }. Z% j3 m, a2.新宿は不夜城の名にふさわしく、毎晩が祭りであるかのようににぎわっている。" o; n1 r  R( E  I 
3.彼女はペットの猫を、あたかも実の子であるかのように可愛がっている。 
2 A' Y* c$ j" N' R; j; h4.彼は毎日エネルギッシュで、疲れを知らないかのようだ。! o" D4 [5 b  u" `( `) f1 B0 g 
5.この度の金融破綻が、全て政府・与党の無能無策から生じたかの如き主張は、我が党としては受け入れ難い。 
2 T6 F  D+ `9 P+ W* @4 k8 Y5 e, A) H; Y1 Q7 A3 M 
1) (ただ/ほん)の風邪なのに、(あたかも/実に)重病人であるかの(ように/ような)大げさに騒いでいる。 
$ A. K8 U* p+ D6 j, \+ i2) 彼( )きたら、さも何でも(知る→     )かのような口振り( )話す。 <044の例題解答>8 X! i% B- q& X# u- e  k8 Z( _+ B 
1) でも/ような(~ような+N)/兼ねる(~得ない→文型017) 
1 c# J+ y2 b) r2) と(「~としては」の謙譲の形→文型237)/に/応じ" \2 P  `! R+ d+ ]% t 
 # m( u! ]$ R# t4 _ 
; Y$ f$ T+ D2 j9 _$ F6 M' ]! N! A 
   
0 d! f" ~9 C# U1 @' S9 b" e7 l動詞:原形  +  が早いか 
* _7 x" i: a6 q, {. Q' n 
6 s+ F5 j0 l. W" U! c李 :小平のしつけがなってないなあ。座るが早いか、「いただきます」も言わないで夕食に食らいついたぞ。 
; R* {. x# y  ~( u6 k良子:あなたって家に帰ってくるが早いか私に小言ですか。あなたにも半分は責任があるのよ。 
& f7 n% Y* b. ]6 ?5 ^* X$ I李 :坊主、雲行きが怪しいと思ったのか、食事が終わるが早いか逃げ出していったよ。, Z/ \( H: S* W9 [* {! Z$ {! b 
5 Z1 ^3 X( N$ q# B- G( S 
 「~が早いか」は「~すると、すぐ~」を意味します。「~が早いか」は動作の同時発生を強調する点に特徴があり、以下のような自然現象や状態発生に使うと不自然になります。また、現実に起こった既定事実描写なので、後件で「~たい・~つもりだ・~だろう」などの意志・推量表現は使えません。→例題1)' p3 P- L5 k8 i' J7 p, B 
  家に帰るか帰らないうちに(?帰るが早いか)、雨が降りだした。 
, H" ^3 ]+ E  U  帰ったとたんに(×帰るが早いか)、涙が出てきた。8 K* O  H9 b2 ~) f 
 同義表現は多くありますから、「~か~ないかのうちに」(→ 文型042)の項を参照してください。 
" Z2 N2 F, u! a" `* I2 V5 Z4 t3 o' A 
1.ベルが鳴るが早いか、彼は教室を飛び出した。 
- D. V& t* o* \! B2.彼女は卒業するが早いか、結婚してしまった。% D5 S/ n( `: a& @ 
3.バスが着くが早いか、乗客は先を競って乗り込んだ。 
, _0 s: z$ U5 g" {4.主人の足音を聞くが早いか、子犬は駆け寄ってきた。 
# Q' ]6 k: L7 Z! X  i& y7 V0 |5.店が開くが早いか、お客はバーゲン会場に殺到した。 
( ^# D/ `+ O& o- O) R/ e1 z6 e" U, M4 b1 t  |3 J% d( w" r9 n& t% D 
1) (まもなく/ただちに)取引先からの電話がある(はず/つもり)なので、(入ったとたんに/入り次第/入るが早いか)、(まもなく/ただちに)教えてください。 
5 t2 k. A" e* u6 b2) 隊員たちは「○○地区で火事が発生!」( )の連絡を受けるが早いか、消防車に(乗る→    )込み、現場( )と急いだ。 
* t6 w% @3 I0 t( R. M& x% C% _+ t' J- f' j 
 
$ n$ I2 i9 I/ z+ n( |+ R. l+ K. f8 p# y3 R. Y. s 
1) ただ(副詞の語義)/あたかも/ように 
1 K6 B) _2 q* j4 l) x3 e$ t( {& |5 l4 _2) と(~ときたら→文型229)/知っている/で 
  N4 _8 g: }6 B/ z- B  
% T) T: y# |' W/ \  
  o, Y0 Q8 v3 m6 V. M5 w$ Z: n7 N名詞    :  ×       +  かもしれない 
5 B9 A% c, g5 @, Z9 b動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×>   かもわからない 
- Q) }- h/ M* O$ O 
! B: b0 V( n. l+ T小平:難しいかもしれないけれど、私立の○○中学を受験してみようかと思うんだ。お母さん、いい? 
) V6 }& n. Q0 z, ]7 |良子:えっ?あの有名な○○中学? 
2 @; r& L- e9 c6 A小平:もしかしたら、合格の可能性もあるかもわからないと、先生が言ってくれたんだ。+ D7 A* B- N) G! G" S 
良子:わかったわ。駄目でもともと、やってみたら? 
8 R# \4 B& O0 d  F1 m, V! W/ \- w. h- v 
 「~かもしれない」は初級文型ですが、「~かもわからない」の形もあって意味も用法も変わりません。関連表現を挙げれば、可能性が高いと思えば「~だろう」、ほぼ確実だと思えば「~はずだ」が使われます。 
$ ^% D1 @8 d. b0 _  明日は雨が降るかもしれない。 
9 }3 R9 @3 |0 P7 I2 Z  明日は雨が降るだろう(60~80%)5 N& Z. N) w$ K1 Z5 O' a 
  明日は雨が降るはずだ(95~99%)2 y5 e& T5 r4 e) d* d6 M4 u9 u 
 以上は知的推量に属しますが、人間の五感に基づいて感覚的に推量するときは「~ようだ/~そうだ/~らしい」(→資料「)が使われます。例えば、人の額に触って「熱があるようだ」とは言っても、「熱があるだろう」とは言えません。, C6 E- x) c( m' ? 
 
$ C2 z! z/ Z% k) T& Z  ^9 A  L1.帰りが遅すぎる。娘の身に何かあったのかもしれない。 
) h1 f: m0 `; H7 f+ N6 Q4 h1 p2.そう言えば、そんなことを言ったかもしれないなあ。 
1 p6 c+ \, m& Q1 ~4 `3.ずいぶん勝手な奴だとお思になるかもしれませんが、先日の話は一旦白紙に戻していただけないでしょうか。1 O- \: L& m& q0 { 
4.一時父は重体で、もう助からないかもしれないと思ったが、どうやら峠は越したようだ。 
9 B& q" P  I5 z4 D& p# A2 o9 e$ m5.ひょっとしたら、行方不明の息子が帰ってくるかもしれないと思って、部屋はそのままにしてあるんです。( y$ D; a. ^% w4 L6 G+ M 
 
& Q0 N0 k9 |4 N. O1 M1) 机上の理論(として/にとって)は成立する(はずだ/かもしれない)が、現実から(は/が)遊離した空論だ。 
5 f  r6 h* m: z$ V0 g4 \2) 旅先( )何があるかもわからないから、その際はここ( )電話を(入れる→     )なさい。 
  ~9 d- I& ^! b% N: m* V# D4 z+ c 
7 |2 y9 J& w6 H+ x1 \. g; y0 c# O% D- S9 }0 D( l 
1) まもなく/はず(→文型367)/入り次第(→文型111)/ただちに8 ?7 e$ ~( O5 A% P 
2) と(内容の引用)/乗り(→文型094)/へ(~へと→文型387)5 d& q/ u  r( v- z 
8 |) r, _6 Z+ C+ U 
 
% A. ~. p$ k3 c7 R+ Q. v. I 4 |* a1 O+ W- g/ L! c- F/ H2 | 
 
" R" E5 [0 u- E$ @: }; l$ m数詞: ×  +  からある          からする          からの + 名詞 
, h9 t' I, ?0 p 
) `0 f2 \. P$ Z9 |5 _# {山田:例の他社から引き抜かれて来た彼、懸案だった○○物産を見事に開拓しちゃったよ。やはり凄腕だよ。' b4 }3 ]* M# y2 m 
李 :「営業の鬼」と言われる人物だけあるねえ。今まで10人からの営業が当たっても無理だったのにねえ。 
3 V; k1 b+ _# i山田:その報賞として、社長から金一封と50万円からする時計をもらったそうだ。 
( _+ c+ K& K# U/ ]: o 
6 z9 `( v" y- Y( p0 s( s これらの文型の用法は「~を越える~」「~以上ある~」という意味を表します。話者とって数量がとても多いと感じられるとき使われる文型で、距離・重量・高さなどには「~からある」、金額には「~からする」、人数には「~からの人」が使われます。$ g: p9 s% u5 I, k6 { 
 例えば実際は二万円でも、その数量をどう感じるかで表現は異なります。: `" j; ?$ _3 M6 F% e+ s+ l) i 
  二万円ぽっちの時計 <その時計をとても安いと感じている> 
$ g9 f# q! ^* x; q  二万円しかない時計 <その時計を安いと感じている>1 |" f5 w; A6 H* L1 E0 v 
  二万円ばかりする時計<その時計を少し高いと感じている> 
2 `7 x; [( p' T  二万円からする時計 <その時計をとても高いと感じている>+ u, i( _# |7 S% Y7 F3 d9 c; X 
% l9 A( m$ h$ { 
1.彼は50キロからあるバーベルを軽々と持ち上げた。0 Q( ~8 y) _* }6 C! j 
2.この骨董品は明代の物で、買うとなると50万円からします。 
9 ^+ v3 d) c6 u8 f) d$ Y' {3.この前の地震では、二万人からの人々が家を失い、五千人からの人が死にました。 
8 O, _7 ^) B( v* U" p) Z3 `( N4.この湖は、深いところは三百メートルからあります。0 w' C& T) Z' X8 H! C3 q; n! P 
5.数名しか採用しない会社の社員募集に、五百人からの人が応募した。 
6 @7 h% ?) k3 N7 P/ Z: ], w# b0 x7 f# W 
1) 二億円から(ある/する)絵画をぽんと買っていく(なんか/なんて)、一体どんな人なん(だい/かい)?+ M4 `2 N4 ]5 \' {3 H; `- } 
2) 日本人が中学まで( )習う教育漢字だけで881字からある。非漢字圏の学生たちから、とても(覚える→   )切れないという悲鳴( )聞こえてくる。 
  ]5 N" P$ D  E3 b( y; z' g 
( a2 s# b2 x6 R6 @% X% ]" K0 o! n' O. F0 M  ] 
6 S$ G* R% }: D# H, ^3 C 
1) として(→文型237)/かもしれない/は 
+ @# ^' V0 v% }; K3 S  \2) で/に(「へ」も可)/入れ(V〔ます〕形+なさい) 
# O1 q, ~, K3 P# I0 \ # p3 p) Z4 D: y 
 ' K8 _4 d# j  F: j 
| 049 *~から言うと/*~から言えば/*~から言って  |   2 J# ?) I# J: l! K' } 
名詞: ×   +  から言うと 
8 @8 Q$ {) u. a) o/ @           から言えば$ [4 F, Q# e: s3 H" {& V 
           から言って0 G4 s0 n3 r* [' C+ N 
 
9 A, r' T! F0 k李 :営業担当として言わせていただくと、新製品の開発はできるだけ急いでいただきたいです。! W: w7 _' J0 P 
佐藤:今一歩のところまで来てはいるんですが、現状から言って、もう一ヶ月程度はみてください。/ F  {( |! P" c6 {1 Q1 {& {  F+ W 
課長:他社に先を越されては困るし、かといって品質に問題があっても困る。とにかく、部長の指示を仰ごう。 
! J: ^6 p* b: r/ k# e* p1 J( {' w7 `) V 
 「~から言うと/*~から言えば/*~から言って」は「~ の観点から判断して言えば ~」という意味で、用法の差はありませんが、仮定の「と/ば」がないため、「~から言って」は断定に近い語感になります。/ j" o' M5 k0 ^1 V5 Z- C 
 同義表現に「~から見ると/~から見れば/~から見て/~から見たら」(→文型059)、「~からすると/~からすれば/~からして」(→文型052)がありますから、各項を参照してください。3 p: e9 u- n7 Y) o" b 
( D  I- T8 Q4 N1 f% |( V 
1.A社の製品は、デザインから言えばB社に勝るが、実用性から言えば劣っている。: ~2 z7 }! m" O. Q 
2.彼の性格から言って、その程度のことでくよくよしたりしないでしょう。 
! J7 [$ [& Y4 ~* y5 ?& w3.健康という観点から言えば、激しい運動は「百害あって一利なし」です。 
) S9 r$ B) k2 X& E2 o9 i4.この成績から言うと、○○大学は少し無理かと思う。 
8 o+ F% ]1 b; U2 Q6 |) Q5.交渉の進展状況から言って、今夜が山場になるだろう。 
( Q& a" o8 h% G2 u 
3 ]# U/ `. R3 x6 \9 X1) 親の気持ち(から言えば/からと言って)、血を分けた自分の子供(ほど/しか)大切なもの(は/が)ない。8 i9 M+ M* W# y9 X 
2) 気候( )( )言うと、北海道の方( )北京より寒いんじゃない( )と思える。 
5 ~/ m  Q1 r  B) G% m2 E$ ^- T+ w: v/ X1 t/ k. V, X% Y 
+ z, k8 E8 N. ~& G, ]" h% ] 
 
  O+ f3 p5 Z3 {, X! N1) する/なんて(→文型274)/だい(→文型129) 
0 Z9 [% F: Z+ G2) に(→文型402)/覚え(~切る→文型067)/が(自V) 
/ f0 @& ]: I. D; L: m$ t2 w. X" q3 b& M, j1 B+ \3 m. M+ B; ?' f 
 1 @2 G! E  r. |! e( N# i 
/ F2 _5 l. H5 h/ t3 p7 Y0 Q 
  
1 p' C- C' M8 P- K: l0 F8 L 
1 \# H0 D1 B% ]; A# O名詞    : だ/である         +  からこそ 
  y, k8 v1 o6 V2 }) m7 D動詞・形容詞:普通形<ナ形ーだ/である> 
3 ?0 e. T2 x! m) o名詞    : であれば/なら       +  こそ 
+ p! B  {" X- V  B3 H1 L動詞・形容詞:仮定形<ナ形ーであれば/なら>! W& W. l2 W. I 
4 T  ~- p7 n1 @: ^# p1 z 
良子:心配してると思えばこそ、こうして電話してるのに、いきなり怒鳴りつけることもないでしょ。  |8 N6 \0 J$ i3 ~  w2 U  |: ^ 
李 :一体全体、今何時だと思ってるんだ。帰りが遅すぎるから、何かあったのかと心配してたんだぞ。 
) ^# E9 |# |- b, |良子:それにしても、もう少し優しく話してくれたっていいんじゃないの? 
/ Y+ N& _; [- `; A& e! G6 J( o5 `6 z- _2 p( G 
 「~からこそ/~ばこそ」は、どちらも「正に~だから~」と原因・理由を強調する表現です。副助詞「こそ」と結びついて、文末が「~んです」と呼応するのが特徴です。「~からこそ」と「~<仮定形>ばこそ」の多くは置き換え可能ですが、仮定形の「~ば」は文末に完了形(「た」形)がとれない制約があるため、例文4、5のような場合は不自然になります。 
3 C, f2 J! A( D 君が来いと ○言ったからこそ 僕は来たんだ。$ k6 }, a0 _+ ^  z 
       ×言えばこそ% }! R: m$ V1 J  S& v, U 
 
! R+ y4 X1 k( ]5 T. i1.親は子を愛するからこそ、厳しくしかることもある。& @+ h' j$ B. H. g! b6 Z) K8 [# w 
2.健康だからこそ、幸せな日々が過ごせるのよ。 
4 |: f( b. Q- y2 Y( q) t) W3.君のことを心配すればこそ、注意しているんです。: p; l# d" c7 i: o/ \ 
4.この作品は、妻の協力があったからこそ完成したのです。 
7 B( T( \5 F% K  o- j5.私の話に耳を貸さなかったからこそ、失敗したんだ。こうなっては、もう取り返しがつかない。 
5 N6 X5 F. v+ @( e8 X; {0 J  q6 e  d& t: y! \- G0 o 
1) 苦し(さ/み)が多いほど、また喜びも大きい。そして、悲し(さ/み)が多いほど、人に優しくなれる。このように人生は、表裏一体だ(からこそ/からには)おもしろいんじゃないか。 
  e) K/ N$ z; |& Q  [- ?" ^* W2) 希望が(ある→    )ばこそ、人は(生きる→       )いけるんじゃないでしょう( )。" L) a5 V+ W5 Z9 { 
. l7 `& y2 e6 r" W) ~ 
: l9 v/ s( Q6 S) H1 Y) z3 o 
1) から言えば/ほど/は 
2 V5 j, |/ L# S& C/ z2) から/が/か |   
 
 
 
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