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――何度も死にそうな目に遭っておられますが、間一髪で危険をすり抜ける「秘訣」は何ですか。問われたアラファト氏は、秘訣などありませんと答えつつ、「なぜか危険に対する勘がある」とも言い、実例をあげたという。
几度与死亡擦肩,却在千钧一发之际躲避危险的“秘诀”是什么?被问及该问题的阿拉法特回答没有秘诀,还说“不知为何对危险有预感”,并举了个实例。
「ベイルートでパレスチナとレバノンの指導部の合同会議がありました。私は会場に入ったとたん、『すぐに出ろ』といいました……五分と経たないうちにイスラエルの戦闘機がこの場所を爆撃していました」(『パレスチナ五十年の悲願』日本テレビ放送網)
在贝鲁特有巴勒斯坦和黎巴嫩的指导部的合同会议。我一入会场就说:‘马上离开’……五分钟不到以色列的战斗机就轰炸了该场所。”(《巴勒斯坦五十年的夙愿》日本电视放送网)
中東の不死鳥とも言われたアラファト氏が逝った。「睡眠時間3時間」の伝説もあり、パレスチナの象徴として人々を長く率いたが、ついによみがえらなかった。
有中东不死鸟之称的阿拉法特与世长辞了。有着“睡眠时间3小时”的传闻,作为巴勒斯坦的象征长期率领民众的他终于长眠了。
93年、イスラエルとの歴史的な和平協定調印で訪米した。記者会見で、今後は平和の指導者として軍服から背広に着替えたらどうかと問われ「私はカメレオンではない」と答えた。その後、和平とはほど遠い道が続いた。
93年因与以色列签署历史性的和平协议而访问了美国。在记者见面会上,被问及今后作为和平的指导者,把军装换成西服如何,阿拉法特答道:“我不是变色龙”。之后,和平就踏上了慢慢征程。
――あなたにとって希望とは何ですか? 彼は「一日として希望を失ったことはありません」と言い、アラビア語の詩を引いた。私は心を期待で慰める/生きることはいかに困難であろうか/この一縷(いちる)の望みなくして。
对你来说希望为何物?他说:“我每一天从未失去希望”,还引用了阿拉伯文的诗句。我借期待安慰内心/生存是如此困难/连这一丝希望都化为乌有。
和平協定で、ノーベル平和賞を共に受賞したイスラエルのペレス外相が、後に首相として語るのを聞いた。「私たちは、和平の実現という湖に漕(こ)ぎ出し、その真ん中まで来て疲れている状態だ。しかし更に漕ぎ続け、あらゆる犠牲を希望に変えてゆかなければならない」。一縷の望みを、未来へつなぎたい。
因和平协议以色列外交部长拉宾也同时获得了诺贝尔和平奖。日后成为首相的他闻悉此话,便说:“我们在叫和平实现的湖中划船,到达湖心时已经精疲力竭。然而继续划下去,所有的牺牲必定会变为希望。”希望这一丝希望延续到未来。 |
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