幽默:   やぶ医者

大禹

   やぶ医者
/ @. |, H% X+ Y0 P2 [1 J    
* }: B! Y; F/ D" E    むこうから、お医者がやってきました。
4 ]% O. I' R; j* U, p1 l
/ @: [2 S4 y' y% ?) T; sそこへ見せの小僧が、かけて着てぶつかり、医者は、弾みで転でしまいました。

   ｢ああ、危ないではないか、これ。」

   医者は立てあがって、小僧の襟首をつかまえ、手をあげて叩こうとしますと、小僧が、

/ U7 M' u6 s: B    ｢足です来るのは構えいませんが、手でぶつのだ下は、ご勘弁ください。」といいます。
, D! k% t& v) `- k9 `
   医者は、可笑しな事をいうものだと思って、

  Q4 `: A5 M. D2 M    ｢はて、なぜ、そのようなことを言う？」

4 w2 |0 g8 b7 ^; g, s$ L3 xと聞くと、小僧、
3 X0 m: Q, {* C, |2 Z
  ｢足でけられても、命はなくなりませんが、お手にかかると、とても輔からないと、持つパラノ評判でございますから」