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まず、⑧-①、②、③をやってから、この問題に挑戦してください。
「男は仕事、女は家事と育児」という役割分担が伝統的家族の形態である
と思い込んでいる人間が多いが、実態は違う。そうした役割分担は、近代化の
産業化と都市化が作りだしたものである。上層の武家(注1)や公家(注2)
の家族は、伝統的家族の典型ではない。庶民の家族の場合、生業(注3)
を維持するために男と女が協力して働くのが当たり前であった。
(注1) 武家:武士の家
(注2) 公家:天皇家に仕えていた家
(注3) 生業:暮らしを支えるための仕事
問 この文章の内容と合っているものはどれか。
1近代化に入ってから、男女が協力して働く家族形態が、
武家や公家から庶民に広まっていった。
2近代化より前は、男女が協力して働き、
生活を維持するのが庶民の典型的な家族形態であった。
3産業化や都市化が始まる前から、
庶民の間では男女分業が典型的な家族形態であった。
4産業化と都市化によって、武家や公家にも
男女分業の家族形態が広まっていった。
※ まず、自分で解いてみてから、答え合わせをしてください。 |
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