皆さん、『ココシリ』という映画を見ましたか、すごく感動的な映画だと思います。
内容は、チベットカモシカの密猟者と
民間で結成したパトロール隊との戦い。
ちなみに政府は援助金などをだしてくれず、すべて自費。
パトロールする自動車やトラックがボロかったのもそのせいか。
映像は、美しいところがあったり壮絶なところがあったりと見所いっぱい。
(高地なので人間が走るだけですごく苦しそうだった)
しかし、チベット族は確かに勇敢的な民族だ、感服したよ、俺。
チベットカモシカを保護
――中国西部に生息する野生希少動物のチベットカモシカはその毛が黄金のように高価であるため、狂気じみた乱獲でむごたらしく殺されている。中国はチベットカモシカを保護するため乱獲者との闘いを繰り広げている。
汪孝宗
血なまぐさい虐殺
以前、生存に必要な狩猟の外、牧畜民はチベットカモシカが生息している非常に寒い地帯に入るのはめったになく、狩猟およびチベットカモシカのカシミヤに対するニーズはきわめて少なく、チベットカモシカの群れの生存を危くすることはまったくなかった。
1984年、ココシリの馬蘭山金鉱が発見されたことによって災害をもたらした。最初のうち、砂金採取者たちはほとんどが砂金などの鉱物資源に目を向けていた。1990年以後、国際市場に刺激されて、チベットカモシカの皮を買収する人は高い値段を出し、チベットカモシカの皮を売る利潤が砂金採集の利潤を上回ったこともあった。そのため、多くの人は砂金採集をやめて狩猟をし始め、もっぱらチベットカモシカを乱獲する犯罪活動をするようになった。
チベットカモシカは群体意識が強く、群れの中に「負傷者」が現れると、チベットカモシカの群れは走るスピードを落として負傷者がついていけるようにし、猛獣に食われないように負傷者を守っている。ほかでもなくこの習慣は乱獲者に利用された。夜になると、狩猟者は車を哕灓筏匹隶佶氓去猊伐稳氦欷颏幛堡皮浃撙猡送护Mみ、同時に狂気のように銃で掃射する。乱獲の現場で数百頭のチベットカモシカがすべて殺され、地面のいたるところが血だらけで死体がころがっている情景がよく見られる。
関連部門がここ数年来押収したチベットカモシカの皮、毛の数量と関係各部門がチベットカモシカの生息地で発見したチベットカモシカの遺骨の状況から分析すれば、2000年以前は毎年平均約2万頭のチベットカモシカが乱獲された。
ほしいままに乱獲する直接的な結果として、チベットカモシカ群れの数が急速に減っている。現在、青海・チベット高原のチベットカモシカの頭数は10年前の10万余頭から5万余頭までに急速に減り、2000頭以上のチベットカモシカの群れはもはや見られなくなった。以前チベットカモシカが集中して生息したところでは、今ではチベットカモシカをまばらに見ることしかできない。この古い種はすでに絶滅の瀬戸際に瀕している。 |