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楼主 |
发表于 2005-6-22 14:25:13
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蝸牛角上の争い ?+ u& r, E6 f0 o4 H7 W
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戦国時代は中原の諸侯が覇権を争い、弱肉強食の武力抗争に明け暮れ# R y7 ^; }# w; |% I
した時代である。この血みどろの現実をひややかにうち眺めて、蝸牛の
+ Y. D2 P9 e0 ~) L, `8 k角の上での争いにも似たおろかしい行為だと断じ去るのは、同じ時代に5 e! j- m) c' V- R+ R
生きた諷刺哲学者荘周(荘子)である。だからその著書「荘子」の「則陽
& _: @+ W7 q) c3 Y% r* J篇」にあるこの話、発端はまともな歴史的事実を借りているし、登場人, r' U$ _/ ^6 j+ |
物もおおむね実在の人物ではあるが、結局はやはり荘子一流の寓言――
$ l l5 Z- d/ ~作り話として味読すべきである。
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9 _, ^% j6 y7 v) [' s: g: B 梁の恵王は斉の威王と盟約を結んだが、のちに威王がこれに背いたの
' b4 R% _5 B7 h% u; }' Qで、怒ってひそかに刺客を放ち、威王を暗殺しようと計った。恵王の家- i9 p# W+ S1 S! `, X) r' `4 r
来の公孫衍はその計画を耳にすると、暗殺などは恥ずべき卑怯な行為だ+ l. h: |" v! C, S( G8 L' I3 H
と考えて、王の前に罷り出で、堂々と実力をもって斉の国に攻め入りこ
4 ~* J# w6 [+ q+ t% F$ C7 sれを伐ち懲らすべきだと主張した。もうひとりの家来の季子はその議論
8 r% o" X/ |& U' P/ `+ E* cを耳にすると、兵端をひらいて人民を苦しめるのは恥ずべき無道の行為
7 W) @; O, x1 [2 @0 ]; Z! Pだと考えて、王の前に罷り出で、. |- [/ Z, ?- I. o. [* H( @3 w# E
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「戦を好む者は国を乱す者、お聴きいれになってはなりません。」; K5 s7 C. k- b# p, l
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と反対した。もうひとりの家来の華子はそれを聞くと、また眉をひそ- X e2 n. K! ~* n: v1 R
めて王の前に罷り出で、こう申しあげた。: V: i' [1 o5 n2 c. F7 x( w
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「これらの論者はともに国を乱す者でありますし、
# ~, q; O( j" ~$ O1 @ これらの論者を評して国を乱す者という者も、
1 d' |) T% d* V! e i( E+ D2 V# C: Y なお是非の分別にとらわれている点において同じく国を乱す者と
1 A3 d1 c6 K, x8 |4 P 言わねばなりません。」# v9 X; _, q9 j1 r" F! `" I" t3 K
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「ふうむ。するとどうすればよいのじゃな。」
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. [3 w8 v5 q) j: k9 f ` 「是非の分別を去った『道』の立場から. {1 R+ ~7 a+ \. ^, I
ものをお考えになることです。」
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その話をきいた宰相の恵子は時期よしと見て、賢者の聞え高い戴晉人を恵王に引きあわせた。賢者はさっそく王に向かって語りはじめる。
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「蝸牛というものがございますが、
8 I$ v) i @& b% L/ f* C ご存じでいらっしゃいましょうな。」: q" q0 N* X8 q. N8 i8 |
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「知っておるとも。」+ ^" s' E( V% C" w3 ]
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「その蝸牛の左の角には触氏という者が、. G" I# M( d0 P' C) I
右の角には蛮氏という者が国を構えておりましてな。
7 K# |( R6 r6 U, C& e( ?7 c( e) i お互いに領土を争って戦争をはじめ、死者数万、
7 Y+ n- O H: e" o 逃げる敵を逐うこと十五日にして
$ {/ @- e8 \7 g# Y8 P はじめて鉾を収めたということでございます。」
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$ C, a4 \. T8 v, F M# { 「なんだ馬鹿馬鹿しい、嘘っぱちの話ではないか。」( l1 R. C) u9 v* P6 k
8 ?1 x2 h* V+ R K6 @0 ^ 「左様。ではこれを真実の話に引きあてて御覧にいれましょう。
* |1 W# l" m& ^3 G- S 一体あなた様は、; D+ V: _+ l5 ]' `
この宇宙の四方上下に際限があるとお考えになりますかな。」
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「いや際限とてあるまいな。」
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「なれば、心をその無窮の世界に遊ばしめる者にとっては、
, n8 {8 F* \: S8 ? 人の往来交通する地上の国々など有るがごとく9 B0 d& o; q! q' r0 @, o) y
無きがごとくのとるに足らぬものとも言えましょう。」
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「うむ、なるほど。」
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「その国々の中に魏という国があり、魏の中に梁という都があり、$ L/ ]8 C: P: W% d+ \
梁の中に王がおられる。宇宙の無窮に比すれば、
; \# _- u, C3 y0 w( `; { 斉を伐とうの伐つまいのと思い迷われる王と、- l1 ^8 ]' a% ]
蝸牛角上の触氏・蛮氏とに
5 j a9 b8 S0 n どれほどの相違がございましょうかな。」( N" T9 r: ~: Z. v+ K; A4 `8 \; C5 A
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王は苦笑して言った。. u- Y- w4 Y. x+ k" y8 r
7 ^1 ^2 W) h* j% p. w 「なるほど、同じことかもしれぬわい。」
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2 i+ \- K( a0 [, J 戴晉人が退出すると、さすがに恵王もがっかりして気の抜けたような( r! Q. Y/ b! }2 Y# v& v
有様。後から御目通りに出た恵子に向かって、& S" m8 f. ?$ {( \4 K1 Y
. \3 T( o3 m: j8 p1 M* N: e. { 「あの男は大した人物じゃ。聖人といえども及ぶまいな。」6 G! C" b3 a0 j) G3 R+ {
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と嘆息まじりに呟いた。そこで恵子はすかさずこう言った。
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+ [* s# v( f# e* T0 o; t 「左様でございます。笛は吹けば[ひゅう]と音を発しまするが、
8 n; Z' v1 [* y2 q' M 剣の柄の小孔は吹いても[すう]と息が抜けるだけでございます。
- {+ M- B2 v, b0 x 世間の人は堯・舜を聖人としてほめそやしますが、4 P, T2 Z$ D$ P2 \+ t) A2 x9 [
これをあの戴晉人の前に出しますれば、
, E! [9 n* d3 R0 \+ j それこそ[すう]の一息に似て、とてもくらべものになりませぬ。」 |
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