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楼主: Jennifer

[经验方法] 連載《天声人語》想看中文版请去看1590楼最新公告

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发表于 2007-11-7 18:49:33 | 显示全部楼层
各位辛苦了!
0 Z$ Z7 \8 N$ y/ `能坚持提供这么好的东西 ご苦労さまでした!
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发表于 2007-11-8 08:32:18 | 显示全部楼层

2007年11月08日(木曜日)付

北から南へ、山から里へ、紅葉がゆっくり下りてきた。例年にも増して四季の回りが遅い東京でも、街路樹や庭木の色調に動きがある。深い赤から薄茶へと最終章を迎えたのはハナミズキだ▼緑葉に朱の斑が舞い降り、全体を染めてゆく。色に重さがあるかのように、そろって葉先を地に向け、土にかえる時を待つ。なんとも言い難い赤である。飲んべえには、鮭(さけ)トバかビーフジャーキーの色といえば早い。春の花、秋の葉、赤い実と、今年も3通りの姿で楽しませてくれた▼きょうは立冬。「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」(暦便覧)の節目だが、温暖化のせいか、季節の曲がり角が以前より丸みをおびた気がする。この冬の入り口も暖かいらしい▼ハナミズキは大正時代、東京が首都ワシントンに贈った桜のお礼に、米国から渡来した。花言葉には「返礼」がある。多芸なこの花木と違い、桜は樹勢のすべてを春の一芸に注ぐ。この先、開花への刺激となる「寒の記憶」を花芽に刻み込ませる仕事が待つ▼家の近所に、80年愛される桜並木がある。周辺の人たちが「木の戸籍」を作り、50本ほどの保存に努めている。秋の調査によると、残暑で毛虫やキノコがつき、夏ばての木をいじめたそうだ。車の排ガスも大敵という▼戸籍の「27番」が交通事故に遭ったのは1年前だった。道に張り出した大枝を、引っ越しのトラックに折られた。消毒や胴巻きで養生を尽くした結果、新しい枝が伸び始めている。桜に好意が通じるのなら、春の「返礼」が待ち遠しい。
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发表于 2007-11-8 08:39:04 | 显示全部楼层
呵呵,也不辛苦啊!
9 ~9 _1 [8 T' E( e0 _' D我只是在每天早上看这些资料的时候,顺便拷贝一份给大家,举手之劳而已!
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发表于 2007-11-8 09:28:43 | 显示全部楼层
谢谢!
7 W0 j. a: R: n$ Q/ {我们公司总是打不开那个网页~我就天天跑过来看~
1 k/ l' ]) F( p! Y# A$ g:)谢谢啊!
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 楼主| 发表于 2007-11-8 10:14:11 | 显示全部楼层
原帖由 jmijmi 于 2007-11-8 08:39 发表   k4 X) h/ I9 ^5 u" M% Y! q
呵呵,也不辛苦啊!
  m2 u5 s5 ?) z+ u; i  t; q我只是在每天早上看这些资料的时候,顺便拷贝一份给大家,举手之劳而已!
6 U+ N6 K0 r! k/ g

! Y0 m( d* V8 ^2 r2 `: b- m; {. \( u! r
谢谢jmijmi了,每天早上总看到很早你就贴好了。) `1 q' n% u% E+ T$ Z
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发表于 2007-11-8 20:38:29 | 显示全部楼层
太谢谢楼主了。. i9 \8 D( Y8 K! U4 G% p, R4 X2 B
真是前人栽树,后人乘凉呀。
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发表于 2007-11-9 08:24:27 | 显示全部楼层

2007年11月09日(金曜日)付

55年の「保守合同」は、日本民主党の三木武吉、自由党の大野伴睦、両総務会長の秘密会談から始まった。密議は経済人らが仲介したが、政治記者たちも連絡役など様々な形で、歴史的な政界再編にかかわった▼当時大野番だった読売新聞グループ本社会長(主筆)の渡辺恒雄氏が、回顧録(中央公論新社)で、金のやりとりを含む裏話を明かしている。氏は4年後、41歳の中曽根康弘氏を大野に引き合わせ、科学技術庁長官として初入閣させた。中曽根政権の実現に尽くした件もよく知られている。どれも昭和の昔話……ではない▼民主党の小沢代表は2カ月前、「さる方」から食事に呼ばれ、「お国のために大連立を」と迫られた。福田首相との会談を仕組んだこの「さる方」が渡辺氏だという。「大記者」健在である▼渡辺氏と中曽根氏は、騒動のさなかのテレビ番組で大連立の必要性を説いた。中曽根氏は「主筆なら政治家や国論を動かしていいんです」と、盟友の隣で言い切った▼渡辺氏はロマンチストなのだろう。実現したい夢があり、それに向けて現実を動かし得る立場だ。とはいえ、ありのままを見て聞いて、書くのが記者。当事者として、つまり現実の一部になって書いたのでは、観察者の「見る聞く」作業が甘くならないか▼わが身が一線の記者なら、偉大な上司が黒衣役で「出演」する政治劇を、さてどこまで自在に書けるだろう。よりよい社会を念じて新聞は影響力を競うべきだが、世の中は後ろからではなく、読者と共に正面から動かしたい。
4 H# V) P5 y' H$ O6 l- Q
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发表于 2007-11-11 23:13:25 | 显示全部楼层

不错不错

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发表于 2007-11-12 12:31:20 | 显示全部楼层

2007年11月10日(土曜日)付

先頃、友人が仕事で訪れたスペインで災難に遭った。乗っていたタクシーが止まった時、外からドアを開けられ、ひざ元のハンドバッグが消えた。海外ではありふれた手口らしい▼一番の心残りは、住所録と携帯電話だという。旅券やカードは再発行できるが、バイクと共に走り去った個人情報は戻らない。異国での不運を知らせるすべさえない相手もいる。結局、彼女は「本当の友からはいずれ連絡がある」と気持ちを整理したそうだ。この際、交遊の濃淡を顧みてみようと▼盗みに遭わずとも、住所録をふるいにかける時節が近づいた。今年の付き合いを振り返りながら、名刺の束から住所録に「定住」させる知己がある。目鼻立ちが浮かばず、パソコンの記録から退く名前もあろう▼お年玉つき年賀はがきが売り出された。民営化された日本郵政グループは、記念の年に、この伝統商品を39億枚さばく。「年賀状は、贈り物だと思う」と広告にある。なるほど、元日の郵便受けにはお義理の「送り物」も多かった▼50円で関係が1年延びるなら安い。5円乗せて「カーボンオフセット(温室効果ガス打ち消し)年賀」にすると、寄付金が風力発電などに回る。送受どちらにしろ、温暖化との闘いに参加した気分になれば、義理の賀状にもいくらか潤いが出る▼〈賀状書く一筋の縁続きをり〉飯嶋百合子(朝日俳壇)。年に一度のやりとりが、互いの安穏を告げもする。津々浦々、わが名が住所録の棚卸しを生き抜くことを祈りつつ、消去キーに置きかけた指を戻す。
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发表于 2007-11-12 12:32:48 | 显示全部楼层

2007年11月11日(日曜日)付

ソロンといえば古代ギリシャの七賢のひとりで知られる。諸国巡りの旅に出たとき、ある王に「世界一幸せな人物は誰か」と問われた。王は「自分こそ」のつもりだった。だが、ソロンが別人の名をあげたので怒る▼ソロンはあわてずに、答えて言った。「あなたに莫大(ばくだい)な富があることは知っている。だが生涯を終えるまでは何とも言えない。このうえに結構な死に方ができて初めて、幸福な人物と呼ぶに値するでしょう」。ヘロドトスの『歴史』(岩波文庫)が述べる逸話である▼功なり名とげた人生も、死に方ひとつで幸不幸の彩りは変わる。ソロンの言う「結構な死」とは、名誉ある死だった。いまなら尊厳ある死だろうか。それを大きく左右するのが、終末期医療だろう▼過剰な延命を望む人は、いまや多くあるまい。さりとて「自然な終わり」を迎えるのは簡単ではない。国などの音頭取りで、延命中止のルールづくりが進んでいる。だが素人目には、死にゆく人を主人公にした印象は薄い。医師による、医師のためのルールでは、という懸念がぬぐえない▼夏に封切られたドキュメンタリー映画『終りよければすべてよし』も、幸せな最期がテーマだった。生きることを支える力と、人の死への思想が、そのための両輪だと、羽田澄子監督はメッセージを込めている▼先ごろ、小紙「ひととき」欄で「95歳で天国に凱旋(がいせん)した母」という文章に出会った。「凱旋」の語にひかれ、結構な旅立ちは、両の輪がうまくかみ合ってのものだったろうと、独り想像した。
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发表于 2007-11-12 12:34:47 | 显示全部楼层

2007年11月12日

新聞休刊日のため、「社説・天声人語」ページの更新はありません。
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发表于 2007-11-13 15:25:58 | 显示全部楼层

2007年11月13日(火曜日)付

山形県鶴岡市のため池で10月末、外来魚のブラックバスが駆除された。池の水を抜き、底を網でさらった50人は「恐ろしく単純な生態系」に驚いた。6年前の水抜きではコイやフナもいたのに、今回は駆除した1400匹以外の生き物が、ほとんど見つからなかった▼外来の生物は、時に在来種を押しのけて日本の自然に定着する。淡水魚では北米原産のブラックバスとブルーギルが有名だ。全国の湖や池で、生態系を回復するための駆除が続いている▼ブルーギルは1960年、皇太子時代の天皇陛下が訪米時に贈られ、持ち帰った。養殖の研究をしているうちに各地に広まったらしい。雑食で生命力が強く、在来種の脅威となっている▼この日曜、琵琶湖のほとりで「全国豊かな海づくり大会」が開かれた。陛下は「お言葉」で、琵琶湖の漁獲減の背景として水質汚染やご自身の米国土産に触れ、「このような結果になったことに心を痛めています」と述べた。ずっと気にされていたのだろう▼この夏、滋賀県庁の食堂にブラックバス料理が登場した。秋に金沢市であった催しでは、ブルーギルのバーガーが試食された。もともと食用目的で渡来した異国の魚たちが、敵役を脱する日が来るかもしれない▼人類の営みが自然界に及ぼす影響は、この惑星の将来にかかわる。まず、外来種に食べられる小魚の命を気にかけることから始めよう。湖の豊かな生態系を保つことは、地球を長生きさせることにつながる。最強の生物ゆえ、弱いものの境遇には敏感でありたい。
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发表于 2007-11-14 08:28:29 | 显示全部楼层

2007年11月14日(水曜日)付

きのう70歳で亡くなった稲尾和久さんは、西鉄ライオンズの黄金時代を鉄腕で担った。入団の年から巨人と日本一を争い、3連覇した1958(昭和33)年。大型新人、長嶋茂雄との初対決が面白い▼稲尾さんはじっと目を見たが反応は何もなく、戸惑いながら得意のスライダーを放る。「ぼーっと立っていた肢体が突如反応し……打たれたことのないコースを打てるはずのないフォームで打たれた。味わったことのない恐怖を、私は覚えた」(日本経済新聞社『私の履歴書』)▼長嶋は何も考えていないらしい、と気づくのは3連敗の後である。本能で反応してくる天才打者を相手に、それならと、ノーサイン投法で挑んだ。ここからの4連勝は語り草だ▼自由な空気の球団では、型破りの個性が勝手に、しかし強烈にはじけた。内野に中西太、豊田泰光、仰木彬、外野には「青バット」の大下弘。そしてベンチの知将、三原脩(おさむ)。そこに鋼の腕が加わる。野武士軍団のきら星が、男の子たちを午後の空き地に走らせた▼現役生活は太く短く14年。最初の8年で234勝という密度に驚く。投げて投げてまた投げる。疲れを知らぬ機関車は、時代が違えば海の向こうでも「神様」になっただろう。だが、本人は一切を「バカになれた時代の幸せ」とくくった▼「戦後の復興を果たし、成長し続ける日本……そうした時代のエネルギーが西鉄ライオンズに、私の右腕に注入されたのだ」(同)。時代に熱をもらい、時代を熱くした。昭和30年代の「馬力」がまた伝説になる。
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发表于 2007-11-15 08:29:38 | 显示全部楼层

2007年11月15日(木曜日)付

1977年の11月15日を、具体的に記憶している人は少ないだろう。最近、あの頃の日記を引っ張り出した。〈15日(火)奨学金入る/明日のバイトはきつい/前期の成績も心配〉。東京で一人暮らしの学生にとって、ありふれた一日だった▼その日の夕刻、新潟市の中学1年生、横田めぐみさんが行方不明になった。両親の滋さん、早紀江(さきえ)さんには、忘れたくても忘れられない、特別な日になった▼帰りが遅い娘を案じた母は、部活のバドミントンが長引いているのかと学校に急ぐ。体育館から漏れる照明と女性の声に安心するが、ママさんバレーの練習だった。東京の学生が、アパート近くの中華料理屋で野菜炒(いた)めか何かを食べていた時刻だ▼新潟の母親は遥(はる)かに正確に、作りかけの夕食を覚えている。鶏のホワイトシチューは、ジャガイモが煮え切る前に火が止まった。転勤家族の平穏も、そこでぷつりと断たれた。多くの日本人にとって、この悲劇が「同時代の体験」となるのはずっと後のことである▼早紀江さんは、娘の夢をめったに見ない。最後は小泉再訪朝の前だった。長い長い下りのエスカレーターに、20歳ぐらいのわが子がいた。声は届くが手が届かない6段先、赤いシャツで、赤ん坊をおぶっていた。その残像さえ宝物だ▼「私たちができることは全部しました。早く静かに、普通の人になりたい」。自分の名が難しいからと選んだひらがな3字。いつの間にか、国家犯罪を告発する記号になった。親子の30年を奪ったまま、極東を次の冬がつつむ。
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发表于 2007-11-18 12:21:00 | 显示全部楼层
2007年11月16日(金曜日)付) D* d* C: Q4 e/ _! T0 k/ g% G/ k- B
% t8 p  b5 x0 |, A  h& u+ r; Y
 明治維新の前夜、長州藩の豪商、梅屋七兵衛は身分を隠して長崎に向かう。藩の密命を帯び、倒幕の武器を仕入れるためだ。長崎から上海へと渡り、1年半後に七兵衛が持ち帰った英国製の鉄砲千丁は、日本の近代をこじ開けた▼歴史の節目に時代を回すこともあった武器商人だが、今は事情が違う。権力との深い仲は国を誤らせる。軍需商社の元専務と癒着した前防衛事務次官、守屋武昌氏の行状も、国防への信頼を葬りかねない▼守屋氏はきのうの参院で、ゴルフ接待漬けについて「私が特殊」と、涙を浮かべて組織や職員をかばった。そこは能弁だったのに、疑惑の核心は三つの「ません」でかわした。いわく、記憶にありません、覚えておりません、承知しておりません▼その代わり、元専務との宴席に同席した政治家として、元防衛庁長官2人の名を挙げた。久間章生氏は六本木、額賀福志郎氏は神田の料亭だったという。防衛族の国会議員や役人への接待ぶりが、ほんの一端にしろ生放送で垣間見えた▼手を尽くして取り入る御用商人と、家族ぐるみで墜(お)ちたお役人、ちらつく大名の影。安い時代劇のような、身もふたもない構図である。国庫から軍需商社に支払われ、守屋夫妻の遊興費に化けたのは、私たちの税金だ。この流れのどこかで、犯罪が成立しないわけがない▼七兵衛が今の世に現れたら、命がけで持参した小銃や弾薬を持て余すことだろう。なにしろ、託すに値する相手がいそうもない。志の怪しい皆々様に、お国の明日は任せられませんと。
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